ゆずさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

同監督ズによる「スイス・アーミー・マン」よりは理解できそうな気がする。(←気がするだけ)
あっちは本当に意味不明だったからなあ…。

"あらゆるものが、あるゆる場所で、いっぺんに"の題名に相応しく、終
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シャウト・アウト(2020年製作の映画)

5.0

タイガー・シュロフが裸一貫でコマンドー無双するアクション映画。終盤の火薬と爆破の勢いもさることながら、丁寧に描かれた兄弟愛のドラマも面白い。珍しく邦題が回収されるのも良い。

泣き虫で弱虫の兄ヴィクラ
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.5

ジャズの圧倒的な演奏をたっぷりと見せてくれるアニメ映画。ジャズに打ち込む若者3人が、日本最高峰のステージを目指す物語。疎い私にもジャズの魅力が充分以上に伝わってくる良作音楽映画でした。

主人公の大(
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バンバン!(2014年製作の映画)

5.0

ハリウッド映画「ナイト&デイ」のボリウッド・リメイク。
平凡なOLが偶然出会ったイケメンは、予測不能な危険人物だった!恋の予感は怒涛のパニックへと変わり、彼女は国宝のダイヤをめぐる命懸けの争奪戦へと巻
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映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争(リトルスターウォーズ) 2021(2021年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

タイトルに「2021」とあるけどコロナ禍による延期で1年後の2022年3月に公開された劇場版ドラえもん。
その結果、ロシアのウクライナ侵攻の直後となり、作品の内容と重ねる大人の鑑賞者も多かったみたいで
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EUREKA ユリイカ(2000年製作の映画)

4.5

あどけない宮崎あおいちゃん。(なんか"ちゃん"付けになってしまう)

バスジャック事件を生き残った兄妹と運転手。その日を境に目に映る世界が変貌してしまった者同士の奇妙な連帯。色彩を欠いたセピア調の光景
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少女革命ウテナ アドゥレセンス黙示録(1999年製作の映画)

5.0

TVアニメ終了後に作られた劇場版。続編や総集編ではなく、設定や展開を大幅に変更した"もうひとつのウテナ"。
学園は迷宮のように入り組み、主人公ウテナはショートカットのボーイッシュな出で立ち、ヒロインの
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エクス・マキナ(2015年製作の映画)

4.5

雰囲気が良いと思う。Silent Fear(静かなる恐怖)という意味での"SF"作品。
ドーナル・グリーソンの見た目も作品テーマに合致していて引き込まれる。
結末は衝撃的だったが、個人的には手垢の付い
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パーフェクト・ドライバー/成功確率100%の女(2020年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

「非常宣言」に続いてこれもとても楽しめた韓国映画。凄腕の運び屋ウナの華麗なドライビング・テクニックが気持ちいい。

"成功確率100%の女"は車から降りても強い。腕力ではもちろん男に劣るんだけど、なん
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非常宣言(2020年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

「航空機テロ映画で140分もなにすんの?」とナメた態度で観に行ったらけっこう泣かされました。ド傑作エンタメ映画です。なめててすいませんでした。
チェソンハムニダm(。>__<。)m

ソン・ガンホの捜
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アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

5.0

IMAX HFR 3Dにて鑑賞。スペック的に最高の映画体験だった。(※私史上)
HFRの効果は、被写体の動きをより細かく刻んで撮影するのでブレがなくなる、生々しく映るので臨場感が高まる、など。でも逆に
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影武者(1980年製作の映画)

4.0

約3時間と長いし難しかったので感想がまとまらないのだけど。とりあえず大勢のエキストラや何頭もの馬を使った合戦シーンは出色。たぶん制作費も抜きん出てると思う。

スカウトされ影武者になった罪人の男は、本
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劇場版ごん GON, THE LITTLE FOX(2019年製作の映画)

4.0

「ごんぎつね」のストップモーション・アニメ。
この原作を選んだ時点で傑作は決まったようなもの。
あとは監督の演出・映像技術の手腕だが、それらも文句なし。名作から名作が生まれた。

マッドゴッド(2021年製作の映画)

-

昨年の映画見納めとなった作品ですが…。

半分以上寝ました…すいません…。

最初の方で出てきた探索者っぽい人はどうなったんでしょうか…目が覚めた時にはもういなくて…汗( ; ᷄ᾥ ᷅ )

MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

邦題の「同じ顔の男たち」がなければ、一人数役だってことに気づかなかったかもしれない。実際中盤まで気づいてなかったズボラ観客が私です。
でも主人公だってそのことに言及しない(まるで意に介していない)し、
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ストレンジ・ワールド/もうひとつの世界(2022年製作の映画)

4.0

エネルギー枯渇の謎を探るため地底世界へ。そこには奇妙奇天烈な生態系が…!
この生き物たちがどれも絶妙にキモい。しかしこの世界の真実が明かされる時、その気持ち悪さの理由もハラオチする!そうかなるほどーで
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SPACE ADVENTURE コブラ(1982年製作の映画)

-

40周年記念の上映にて。コブラ作品は初見。
気合い入れて朝っぱらから映画館に行ったのに猛烈な睡魔に襲われた。断片的にしか見られてない。サイコガン、3姉妹、クリスタルボーイ…zzz
松崎しげるの声で眠り
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未来惑星ザルドス(1974年製作の映画)

3.0

ザードス…
ザードス…
ザードス…

生きるとはなんなのか、死があるのはどういう意味があるのか、そんなテーマをやってた気がする神秘系SF。
永遠の若さを手に入れたコミュニティにやってきたフンドシ一丁の
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.0

未読で悪いか。
(キャッチコピーの真似)

漫画が動き出すってこういうことなんだろうな。一コマ一コマに命が吹き込まれ動き出したようなイメージ。
しかも写実的な描写の漫画が、誇張も省略もせずにアニメーシ
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天使にラブ・ソングを…(1992年製作の映画)

4.5

これ今見るとシスターたちが群れて移動するところがまるでミニオンみたいで可愛い。(逆にミニオンが修道服着てカジノで逃げ回ったり教会で歌ったりする回が見たくなってしまった。作ってくれイルミネーション)>>続きを読む

ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

タイトルが気になって観てみたんだけど、まさかザリガニ1匹も出てこないとは!詐欺では!?(笑)

私が普段見ないラブストーリーものだったという印象。サスペンスから始まる物語だけれど、その謎を解いていく中
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ブラックアダム(2022年製作の映画)

3.8

鑑賞して数日で話の内容ほとんど忘れてしまった。各キャラクターが戦ってるところはぼんやり憶えているのだけど、何故戦っていたのか、何と戦っていたのか、全然憶えていない…。

ヴィオラ(ヴァイオラ)・デイヴ
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グリーン・ナイト(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

物語に込められた深い意味までは分からなかったが、いろいろ奇妙なことが起こりまくるロードムービーで面白かった。キノコを生で食べた辺りから画面に映るもの全て疑って見てたけど、まあファンタジーとしてありのま>>続きを読む

ドラゴン・ブレイド(2014年製作の映画)

3.6

紀元前50年のシルクロードを舞台に、前漢の西域警備隊とローマ兵士たちの国境を越えた交流と友情、悪の執政官の陰謀が描かれる。
ジャッキー・チェンが警備隊長として、ちょっとファンタジー入ってるようなカッコ
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ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

「希望に溢れる物語――」みたいな宣伝から明るく楽しい雰囲気を勝手に期待したが、実際は真面目で暗くてつらかった。喪失感から「世界を燃やしてしまいたい」とまで宣う少女の再生への道程は、更なる悲劇と復讐の炎>>続きを読む

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.3

設定の甘さや雑な話運びが酷かったが、それを抜きにしてもなんだかなぁ(´・ω・`)な作品だった。ぶっちゃけこの秋観た他のアニメ映画と比べても特にパッとしない出来。

新海誠作品の独自性の最大のひとつは、
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アンチグラビティ(2019年製作の映画)

3.7

昏睡状態の主人公が目覚めたのは、記憶と非現実的な光景が入り混じる脳内の世界。黒い怪物に襲われた主人公は、同じく脳内の世界に生きる人間たちに救い出される。彼らの目的は怪物のいない場所を見つけ出し移り住む>>続きを読む

ウォーターワールド(1995年製作の映画)

4.0

海のマッドマックスだった!

海面上昇で陸地が消えた世界。伝説のドライランドをめぐり争う人々。主人公自慢のヨットがかっこいい。
ある海上集落で捕らわれた主人公は、ドライランドの鍵を握る母娘と共に逃げ出
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アポロ13(1995年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

じつは私はアポロ13号って事故で助からなかったと思い違いをしていた。そのせいで妙な緊張感を抱いたまま最後まで鑑賞できた。
ジム・ラベルの妻マリリンが指輪を排水口に落としてしまうシーンなんて死亡フラグに
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1984(1984年製作の映画)

3.4

有名な原作を未読で鑑賞。暗い。話が暗い。

全体主義国家の恐怖を描いている。思想の監視・強制や、歴史・記録の改竄などが行われるディストピア。
"真理省"というところに勤める主人公の仕事は、新聞記事を改
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王立宇宙軍 オネアミスの翼 4Kリマスター版(1987年製作の映画)

3.9

キービジュアルに例の婆さん(爺さん?)が描かれてて笑う。まさかの主要キャラ扱い。

9年前に初めて本作を見た時は微妙な感想を抱いた。今回改めて見返して、少しは本作の良さが分かるようになったかもしれない
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犯罪都市 THE ROUNDUP(2022年製作の映画)

4.2

ソクト刑事、ベトナムへ行く。

前作のことほぼ憶えてないけど、今作も面白かった。信頼と実績のマブリー。韓国で5人に1人が見たってことは動員1千万人ってこと?国民的刑事ドラマじゃんすか。

悪役がしっか
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シャイニー・シュリンプス!世界に羽ばたけ(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

聖書を引用して同性愛を否定する更生施設の女性所長に対して、同じく聖書を引用して「教会では女は黙るものだ」とやり返したグザヴィエ。
差別を容認することは、自分も差別されるということ。

相変わらずお下品
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ザ・セル(2000年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

「ザ・フォール 落下の王国」のターセム・シンの初監督作品はけっこうエログロだった。

シリアルキラーの倒錯した精神世界へと入り込む小児精神科医。誘拐された女性の監禁場所を聞き出さねばならない。
スロー
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RRR(2022年製作の映画)

4.0

映画2本分の面白さがあり、インターミッション前にクライマックスが来てもう映画終わるかと思ったら終わらなかった。インターバル後にもっと激しいクライマックスが。
主人公たちの持ち上げっぷりがすごくて終盤は
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MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

4.0

ハトです👐🏻

軽妙で面白かった作品。飽きそうで飽きなかった。
回りくどい方法なんだけど、そのお陰で部署の全員が活きてくる、ある意味で神脚本。
マキタスポーツの無駄に明るいオジサン部長もなんか可愛くて
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