メタさんの映画レビュー・感想・評価 - 17ページ目

ビッグ・フィッシュ(2003年製作の映画)

3.8


優しいファンタジー。

「ビックフィッシュ」とは、何を暗示しているのか?

親子の関係、父と子の関係を描く物語は多い。けれど、今作の軸にあるのは「ほら話」。

嘘にはいい嘘もある、とはよく言われる。
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ミスター・ガラス(2019年製作の映画)

3.5


3部作、『アンブレイカブル』が1番好きかな。

黒幕。

その軸は、きっちり本作に受け継がれている。父と子の時間の経過を楽しむことができる。

「ヒーローとはなにか」

3部作かけて描いたその答えは
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REVENGE リベンジ(2017年製作の映画)

3.2


美しく残酷な景色。

この景色に触発されるように、人の残虐性が解放されていく。血が流れるにつれて、意識も変性し幻想的になっていく。

こんなベースがしっかりしているのが今作のいいところ。

そして、
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テリファイド(2017年製作の映画)

3.5


なんとも、説明しづらい魅力。たしかに、光るところがあった。

心霊ホラーかとおもったら、異次元系ホラーだった。内容的に、住宅街ではなく、宇宙船の中とかでも違和感ない。この映画では、ある住宅街一帯が変
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イット・フォローズ(2014年製作の映画)

4.0


 歩いてくる...

とても魅力的な映画。

ただひたすらに静か。
洋ホラーにありがちなうるさい怖さじゃない。

青春、性、恋愛。
ちょうどいいバランスで描けている。そして、そんな青春が侵食される。
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デスプルーフ in グラインドハウス(2007年製作の映画)

3.9


車と脚🦵


ひでえ笑

ラスト20分が狂いすぎてる。

タランティーノが送るスタントマンへの敬意。

本物のスタントマンが本人自身の役で登場する。そして、最高にはっちゃけたスタントを見せてくれる。
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ヘイトフル・エイト(2015年製作の映画)

4.0


好き。

ほとんど会話劇なのに、時間を忘れて没頭できる。そして、安定の時間軸のずらし。なによりも、先が予想できない展開なのがいい。

気の利いた会話のおかげで、キャラが生きる。一つの物語として魅力が
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ジェラルドのゲーム(2017年製作の映画)

2.9


さすがキング原作。
一筋縄にはいかない。

うーん、分からない。

生きて無事脱出できるのかというメインの軸とは、ずれた何かが見え隠れしている。

キービジュアルなのが「日食」。この演出は結構好きだ
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ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル(2017年製作の映画)

3.0


うん、このシリーズは安定しておもしろい。設定的に、無限に続編作れそう。

ドウェインジョンソンのフェロモンのくだりは、笑えるしかっこいいな笑

子どもから大人まで楽しめる映画といったら、こーゆうタイ
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ELI/イーライ(2019年製作の映画)

3.6


誰が嘘をついているのか?


好き。

ホラー演出も、なかなかの出来。

普通なホラーかと思いきや、何か謎が隠されている系の映画。謎がじわじわと拡大していく。明らかになる頃には、180度転換を求めら
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アクアマン(2018年製作の映画)

4.0


展開はやっ!
映像凄い!
アンバー・ハード妖艶すぎ!

監督ジェームズワンなのね。どうりで面白い。

水を生かしたアクション、映像美が見事。いろいろなアイデアが詰まってる。ヒーロー映画として、純粋に
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愛なき森で叫べ(2019年製作の映画)

3.2


うーん、どうしても『冷たい熱帯魚』と比べてしまう。そうなると、本作は微妙。

ラスト20分だけ面白かった。あの不思議さ、混乱さはグッド。このラスト付近だけ、ふつうのホラー、サスペンスとは違う園子温ら
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嵐の中で(2018年製作の映画)

3.2


選択、人生、愛。
何を何のために選択するのか。


高品質なタイムパラドクスもの。

監督の『ロストボディ』がかなり良かったので、今作も期待値が高かった。

嵐の中での事件というスタート地点がいい。
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パーフェクション(2018年製作の映画)

3.2


これは、強烈。

展開が力強いのに、全体のプロットが緻密。「音楽」というアナロジーも感じる。

まさに、二転三転するストーリー。
とくに、前半の訳のわからなさは秀逸。異国の地で始まるパニックは怖い。
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愛のむきだし(2008年製作の映画)

4.4

700本目のレビューは、とても印象的なこの作品。

「愛のむきだし」

タイトルからいい。唯一無二だ。

変態になるとは、真理に近づくことなのか...

もちろん、中身もとても独創的。盗撮から始まり、
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セブン・シスターズ(2017年製作の映画)

3.6


秀作。

7つ子が一人を演じるという舞台設定がいい。社会的な背景も、SFとしてグッド。

7人にそれぞれ個性がある。演じ分けられている役者がすごい。

内容は、予想よりもハードで、肉弾的アクションが
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ゾンビ・ガール(2014年製作の映画)

2.8


うーん、中途半端かな、、、
コメディ要素がやや足りない。

オッドトーマスやスタートレックのアントン・イェルチン主演。改めて、彼が亡くなってしまったのは惜しい。

今作の状況、よく考えてみるとかなり
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パニッシャー:ウォー・ゾーン(2008年製作の映画)

3.0


渋い、、、、
男臭い。

子どもには優しいところがまたなんともいい。げき強く無骨なのに、子どもに優しいおっさん。最高。

パニッシャーには、特殊能力があるわけではない。だからこその王道なガンアクショ
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.2


あなたも私も、みんなパラサイト。


・雨の中の訪問者のシーンが、最高にゾクゾクした。最近見た映画の中でもトップクラスの緊張感だった。

・土砂降りの中、トイレの蓋を押さえ込みながら一服するギジョン
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.4


ホラー映画ではない。

監督が思う「人間観」「宗教観」を見せつけられる。

多くの人間に当てはまる抽象的、本質的な宗教観と、監督の個人性からくる価値観の融合のような作品だ。

だから、合う合わないが
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ローズマリーの赤ちゃん(1968年製作の映画)

3.8


流石に面白い。

どんなラストに落ち着くのか、とても気になる映画。

今見ても面白いのは、やはり普遍的なテーマを上手に描いているからだろう。

自身の身体に、別の命が宿るという妊娠。
得体の知れない
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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

4.0


コッ!


すごく好みな恐怖シーンがある。そこが見れただけで高得点。

けっこう予想外な映画だった。

物語や流れとしては、そこまで新しいものではないかも。しかし、雰囲気、恐怖描写が見事。

後半に
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バスケット・ケース(1982年製作の映画)

3.1


ド変態映画。


バスケットケースの中に潜む、ヤツが凄い。

襲うシーンも酷すぎる笑
やられる人間をくどいくらい映す。

見る人によっては、酷い感想しか出てこないのかも。あえてこの映画を手に取る人は
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オッド・トーマス 死神と奇妙な救世主(2013年製作の映画)

3.8


名作!!

霊感映画。

ストーリーがしっかりしているのがいい。人物描写も丁寧だし、物語の運びもグッド。

主人公カップルの幸せ感がとてもいい。この二人なら、どんな困難でも乗り越えていけそう。とても
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海底47m(2017年製作の映画)

2.8


サメ映画でこれやるか!って工夫はあるのだけれど、、、


そこまで、没入できなかった。映画館で見たら、また違うのかな。


暗い海底での映像は見事。どうやって撮影したのだろうか。映画の進行上仕方がな
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トゥルーライズ(1994年製作の映画)

4.1


やっぱ、シュワちゃんかっこええ。

子どもの頃になんとなく見たであろう今作を再鑑賞。

妻に浮気されて落ち込むシュワちゃんを見れる映画。



スパイものだけあり、ド派手なアクションが楽しめる。金が
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シャザム!(2019年製作の映画)

3.9


いいヒーロー映画!

テーマは家族!!

ドラマで毎週見たいね。この暖かい世界観に、何周にもわたって浸りたい。

そろそろ飽和しそうなヒーロー映画。子どものままヒーローになってしまうというのも面白い
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30デイズ・ナイト(2007年製作の映画)

2.7


真っ白な雪景色と不気味な者たちの組み合わせは、なかなかいい。

ヴァンパイアの造形が不気味。ほぼ人だけど、いい感じにズレてる。

けっこうグロいよ!ちゃんとしたモンスターホラー。

何か一つでも、突
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レザーフェイス―悪魔のいけにえ(2017年製作の映画)

2.8


「悪魔のいけにえ」シリーズを何作か見てきたけど、今作はインパクトが薄かった。

精神病棟から逃げ出した若者たちの珍道中という側面はおもしろい。しかし、レザーフェイスがうまれる過程としては、やや弱かっ
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(r)adius ラディウス(2017年製作の映画)

2.5

うーん、中途半端かな。

設定がいいだけにもったいない。
エレベーターのシーンなど、設定を生かしたシーンはよかった。

展開の意外性のために、あんな展開にしたのだろうけど、中途半端な印象。

SF映画
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ファイナル・ガールズ 惨劇のシナリオ(2015年製作の映画)

4.0


おバカメタホラーの傑作

感動要素も、なかなかいい。


「ファイナルガール」とは、ホラー映画用語。清純な性格で処女のまま、最後まで生き残る女の子のこと。

こうしたホラー好きたちが楽しめる要素が、
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127時間(2010年製作の映画)

3.0



私たち観客には、彼の身に何が起こるのか分かっている。

今見ている画面の陽気な彼が、いつ事故に巻き込まれてしまうのか、、、、

この緊張感をとても感じさせられた。

「何が起こるかわかってる系の映
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unknown アンノウン(2006年製作の映画)

2.8


よくある監禁もの。

みな記憶を失っている。

つまり、自分のことが分からないし、誰も信用できない。

そうしたシチュエーションを活かした展開を期待すると、いまいち。ソウほど面白くはない。

けれど
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フライトプラン(2005年製作の映画)

3.3


子供の頃にぼんやりと見た記憶。改めて観賞。


予想以上に面白かった。

前半の緊迫感、怖さがいい。飛行機内というある程度のリアリティがあり、日常的な恐怖感がある。

設定は、とても良かったと思う。
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マーシュランド(2014年製作の映画)

4.1


いい。

高評価も納得。


まず、画の雰囲気が好み。田舎町の自然を写している。綺麗な風景と、事件の重さ、陰鬱さ、その両方がイメージとして伝わってくる。

ストーリーも上質。80年代という時代背景が
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グランド・イリュージョン 見破られたトリック(2016年製作の映画)

3.3


前作の完全な続編。先に前作を見るべし。

1の完成度が高かった分、同じパターンが繰り返されているように感じてしまった。意外性が薄まる。

ラストにオチはあるものの、やや理想的すぎるかな。前作ほどのイ
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