悠緒さんの映画レビュー・感想・評価

悠緒

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スキャンダル(2019年製作の映画)

2.8

ムズムズする。

見てると、ムズムズする映画である。 しかしこれは明確な制作意図によるものと思われる。

この映画は、わざとムズムズするように作られている。 もどかしさ、やるせなさ、苛立ち、憤り、そし
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太陽は動かない(2020年製作の映画)

2.8

2023.9.18、WOWOWで視聴。
わかりやすいエンターテイメントでした。
金かかってるなぁ、という感じ。
藤原竜也の安定の叫び芸(誉めてる。好き。)が楽しいです。

インサイダーズ 内部者たち(2015年製作の映画)

4.5

2023.9.2、WOWOWで視聴。

最高。
ブラボー。
超私好み。

バリ面白かった……
もっと早く見ておくべきだった。

今さら過ぎるけど、イ・ビョンホンすげー。

もともと復讐譚が好きなので好
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岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)

3.2

2023.7.20 映画館で鑑賞。

序盤が原作とは異なる赴きで、映画オリジナルのシーケンスに初めは戸惑うものの、慣れてきたら楽しめました。
ドラマの世界観を敷衍して、ストーリーもロケーションも格段に
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ロスト・バケーション(2016年製作の映画)

3.0

2023.7.18 鑑賞。

類似系列の作品『海底47m』も割りと好きだったので(ラストのとある演出が素晴らしく鮮烈で、忘れられません)、これも見てみたという感じ。

まぁね、面白く見ました。

鮫パ
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ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

3.6

【ブレット・トレイン】 2023.7.17

「最悪が止まらねぇ」
(映画公開時のキャッチコピー)

伊坂幸太郎『マリアビートル』を、デヴィッド・リーチがデッドプールなアレンジで映画化、って自分で書い
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自殺サークル(2002年製作の映画)

3.7

もうさぁ……面白かったけどさぁ……これほどまでに「映画を見た記憶を消したい」と思ったことはない……いや面白かった……予想の何倍も何十倍も凄まじいものを見せられて、こっちのキャパが死んだ……途中、目を開>>続きを読む

リアル鬼ごっこ(2015年製作の映画)

2.1

もうさぁ……いや、これは自分が悪いんだけど、明日は休日という金曜の夜23時から既にアルコールでほろ酔いのコンディションでこれを見始めた自分が悪いんだけど、もう今夜安眠は無理だと冒頭で思い知った。でも、>>続きを読む

ANTIPORNO アンチポルノ(2016年製作の映画)

1.8

もうさぁ……AKB ……
天井から●●が●●してくるシーンが本当に怖くて自分が時々想像していた悪夢にそっくりで私の悪夢の実写化とか本当にやめてほしい。

ラストは好き。
出口はどこ。

劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)

3.0

劇場で見ました。
少し前に原作を一気読みしていたので、自分の中でキャラクターたちの解像度が高いコンディションで観賞することができました。
これも鬼滅と同様、原作では僅か数コマのシーンにめいいっぱいの動
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マトリックス レザレクションズ(2021年製作の映画)

2.3

「映画で衝撃を受けた」人生初の、まさに原体験が本シリーズの第一作だった。
シリーズの中ではリローデッドが一番好きで、こういうのを何本も作ってほしいな、と思ってたらその次で完結してしまって寂しさを感じて
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ザ・フライ(1986年製作の映画)

4.2

リメイクの方を見たんだけど、こっちに感想書いちゃおう。

これは、愛の物語だ。

先入観と予備知識に序盤は多少邪魔されたが、鑑賞中に姿勢が変わった。
凄いじゃないか、と思った。
プロットも練られている
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ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章(2017年製作の映画)

2.8

原作を偏愛しているので、見るのが怖かったです。
ほかの方の感想を見るだに、なおのこと。
言いたいことはあるけれど、まぁ、見ないでおくよりは見てよかった。
山崎くん、その相棒のあらたくん。
演技は上々で
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嘘喰い(2022年製作の映画)

2.6

原作を偏愛しているので、見るのが怖かったです。
ほかの方の感想を見るだに、なおのこと。
言いたいことはあるけれど、まぁ、見ないでおくよりは見てよかった。
横浜流星くんと、その相棒。
演技は上々です。

ジグソウ:ソウ・レガシー(2017年製作の映画)

3.0

このシリーズは、1から4までの流れが最高に好きで、かなり影響を受けました。
でも、その後の流れが、まぁ、ほら、ね?
そんなわけで、本作にも、どこまで期待してよいものか戸惑うところもあったのですが、さて
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音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!(2018年製作の映画)

2.9

これは、まぁ、うん、いや、面白かったんですけどね、誰に向かって言えばいいのか分からないんでここで言いますけど、なんなんだこれは、このタコ。
吉岡さんは文句のつけようがないです。
文句のつけようがないタ
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勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

3.0

これはもうラスト数分が最高です。
震えました。
主演の凄みに。
遡りまして、本作の例の演出、予備知識なしで観賞したので、「一体、何が起こっているんだ?」と訝しみつつも面白く見ていたので、そのあと、やら
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明け方の若者たち(2021年製作の映画)

3.8

ほかの人たちのレビューを見て、非常に気になっていました。
なんとなく後回しにしていたけど、満を持して観賞したら、とても刺さりました。
見終わったあと、「原作者は、どんな人なんだ?」という興味が湧いて、
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十二人の死にたい子どもたち(2019年製作の映画)

3.1

とにかく、この奇抜な設定が秀逸だ。見る前から、設定だけで気になっていたし、見てすぐに引き込まれた。

序盤の雰囲気すごく好き。冒頭から15分程度の間にさまざまな伏線が撒かれる。エレベーターの、とある描
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アズミ・ハルコは行方不明(2016年製作の映画)

3.3

なんなんだこれは、ひたすらそう思いながら観ていた。なにが起きているのか、どこに向かっているのか、このシーンとさっきのシーンになんの関係があるのか、私はいったい何を見させられているのか、さっぱりわからん>>続きを読む

恋愛寫眞 Collage of Our Life(2003年製作の映画)

3.1

十年以上ぶりに見返したけど、この頃の広末は紛れもなく人類最高峰の美人だったなと改めて思った。すなわち、本作は人類最高峰の美人を記録しフィルムに閉じ込めた映画であって、それだけでも充分に存在意義がある。>>続きを読む

ニセコイ(2018年製作の映画)

4.4

これはもう安心して見れる映画。
掛け値なしに楽しませてくれる。

前半と後半のギャップがすごい。
前半笑えて後半泣ける。温度差ヤバい。
後半はもう、中島健人劇場。

ロミジュリ結婚式の中條あやみが美し
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リベンジポルノ PAIN OF LOVE(2018年製作の映画)

4.2

やってくれたぜ。
マジ最低最悪で最高。
この後味の名状しがたいバッドテイストっぷりときたら。
ここまで振り切ってくれたら、なんも言えねぇ。
もはや、シリーズのテーマであったはずの「リベンジポルノ」部分
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冷たい熱帯魚(2010年製作の映画)

3.4

凄惨。
凄絶。
血なまぐさい。
画面から匂いたつような、血なまぐささだった。
人間をなんだと思ってるんだろうね、この監督。

でも、凄くエキサイティングな映画だった。
容赦無用の極悪悪逆バイオレンス作
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カノジョは嘘を愛しすぎてる(2013年製作の映画)

2.0

佐藤健くんがイケメンすぎて見てるだけでツラい。

ヒロインの大原櫻子さんは予想以上に良かった、すごい逸材を見つけたものだ。

演技が最も光っていたのは窪田正孝さん。彼いいわ、いい俳優だ。

相武紗季さ
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きみにしか聞こえない(2007年製作の映画)

3.7

本作は、乙一さんの小説を原作としている(言うまでもなく原作も既読)。

巧いなー、これ。

映画版で独自に追加されたアイデアがすごく活きている、利いている。

原作の構成の再構成の仕方も見事だ。

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容疑者Xの献身(2008年製作の映画)

3.5

ドラマでも感じたけど、福山さんの芝居がかった臭い演技が、あの独特の人物像にはまってて良いと思った

柴咲コウさんには私はあまり興味なし

堤真一さんと松雪泰子さんの演技はしっかりしているから安心して観
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KIDS(2007年製作の映画)

1.2

それほどでもなかった

台詞も演出も下手くそだな、と思った

わざとらしいとか、臭いとか、あざといとか、こなれていないとか、そういうこと

テレビドラマならともかく、映画でこれはちょっとね

脚本もい
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フィッシュストーリー(2009年製作の映画)

3.3

もちろん原作は既読。
悪くなかった。

濱田岳さんは冴えない三枚目を演じさせたら実に上手い。
ヘタレで、いくじなしで、でもそんな自分のままでいるのも嫌で、彼は勇気を振り絞る。
それが世界を救う
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ラッシュライフ(2009年製作の映画)

2.4

原作は言うまでもなく伊坂さんで、もちろんそちらも既読

さて内容は、小説が各人物のチャプターを断章化してシャッフルしているのに対し、映画のほうは視点人物ごとにシーケンスを整理して構成されていた
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デトロイト・メタル・シティ(2008年製作の映画)

3.9

加藤ローサ可愛いよローサ。大好き。なんであんなに可愛いの。
さて、主演・松山ケンイチさんの怪演は言わずもがな、聞きしに勝る素晴らしい演技だった。あの変身・変貌、いやさ豹変っぷりは、松山さんの役者とし
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ピューと吹く!ジャガー THE MOVIE(2008年製作の映画)

2.7

要潤さんのハッチャケっぷりが見事。
序盤、ステージ上でひたすら2本の笛を叩き鳴らす謎のパフォーマンスが笑えた。
北九州のみんなってどういうことだ(笑)
本筋がなんだったのかを見失いそうになるくら
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イキガミ(2008年製作の映画)

3.4

漫画では感じなかったけれど、実写にすると、「世にも奇妙な物語」みたいだなと思った。

松田翔太さんの役どころは言ってみれば「狂言回し」。

一つの話を一本道で描く前半より、二つの話が輻輳する後半の
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同じ月を見ている(2005年製作の映画)

1.0

これは駄目だった
私には駄目だった

正直、面白さが判らなかった
好みに合わなかったというか、趣味に沿わなかったというか

最初から最後まで作品世界にのめり込めなくて、登場人物たちに感情移入できなくて
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手を握る泥棒の物語(2004年製作の映画)

1.0

酷いねこれは。原作とは大分アレンジされている。そしてその余計なアレンジが、原作の持つ美点を根こそぎ殺している。変な捻りを加えず原作に忠実な脚本にしておけば良かったものを。なぜこんな改悪を施したのか理解>>続きを読む

トニー滝谷(2004年製作の映画)

3.6

非常に洒落てますね。抑制されたセンスの良さが物語全体を貫いている。宮沢りえさんの演技がよかった。本作で特筆すべき演出は、ナレーションの続きをいきなり作中人物が話しだしてしまうアレ。アレすごい。メタだよ>>続きを読む

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