Haruyukiさんの映画レビュー・感想・評価

Haruyuki

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女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

3.7

アン王女の躁鬱としたキャラクターと時代背景がマッチしていて役が際立っていた。アビゲイルとサラとアン王女のそれぞれが、思うようには進まずに終着していく様が良かった。権力を得るにつれて、人の内面の醜さや脆>>続きを読む

バビロン(2021年製作の映画)

4.0

マーゴットロビー演じるネリーが初めての映画出演が決まり、歓喜して外へ飛び出すシーンがとても綺麗で印象的だった。作品時間が3時間という長丁場だが、体感的には3時間よりも短く感じるくらい最後まで飽きさせな>>続きを読む

グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1997年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

何年経っても色褪せず、また見返したくなる作品。ウィルがショーンとの対話の中で少しずつ心を開いていく様が、表情や彼の人間関係から滲み出てくる所がとても良かった。作品中のセリフも名言が多く心に響く作品だと>>続きを読む

BAD LANDS バッド・ランズ(2023年製作の映画)

3.4

個人的には曼荼羅のキャラが好きだった。ちょい役だけど岡田准一が出ていたりと出演者達の顔ぶれが豪華だった。

ザ・キラー(2023年製作の映画)

3.5

セリフ数が本当に最小限に抑えられており、その分演者の表情や動きだけで淡々と魅せていく映画だと思った。派手さはないがデビッドフィンチャー監督の拘りが盛り込まれているのかなと思った。

リップヴァンウィンクルの花嫁(2016年製作の映画)

3.5

一人一人のキャラクターが、リアルさとフィクションの狭間にいそうな不思議な魅せ方だと思った。何でも屋の存在、離婚までの流れなどはリアルと少しかけ離れていそうな設定に感じるが、演者さんの演技がとても自然な>>続きを読む

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

オープニングから画面一杯に宮崎駿監督の創造性とバイタリティを感じられ、まだまだ現役なのだと嬉しかったと共にとても感動した。繰り返しみてしっかりと内容を味わってから色々解釈していきたいと思う作品だった。>>続きを読む

誰も知らない(2004年製作の映画)

4.2

是枝作品はキャストの采配がいつも抜群に素晴らしい。子役達の台詞の言い回しやカメラワーク一つ一つが、普段の日常を覗き見ているような自然さがある。その自然な部分が際立っている事で、映画であっても実際のドキ>>続きを読む

母性(2022年製作の映画)

3.5

母と娘の視点で物語が進むため、観ている人によってそれぞれ見解が分かれるという面白い構図だった。メインの二人だけではなく、その周囲にいる人達の色々な形の母性も織り交ぜて描いていた所が良かった。

セント・オブ・ウーマン/夢の香り(1992年製作の映画)

4.0

アルパチーノの盲目の演技が素晴らしい。それだけで観る価値ある作品だと思う。歩き方や振る舞い方、香りに敏感な表現などを細かに描写している所に拘りを感じた。見終わった後温かい気持ちになれる作品。

ブルージャスミン(2013年製作の映画)

4.1

ケイトブランシェットの演技が素晴らしく、それだけでも観る価値ある作品。作品の構成も素晴らしく飽きずに観れる。特に最初と最後のジャスミンの独語のシーンが対比されていたのが良かった。

ザ・ロストシティ(2022年製作の映画)

3.2

出演者たちが豪華なのでそれだけで観たいと惹きつけられる作品。短いながらもブラッドピットの存在感が大き過ぎて主演が霞んでしまっていた気がする。

エルヴィス(2022年製作の映画)

3.8

内面的な魅力や弱さも丁寧に描かれていたのがよかった。
エルヴィスプレスリーが生きていた頃に自分は存在していなかったが、この映画を通してエルヴィスの開拓した音楽が今のロックやポップミュージックに受け継が
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漁港の肉子ちゃん(2021年製作の映画)

3.5

声優がどのキャラクターも馴染んでいて違和感なく鑑賞できた。絵のタッチも綺麗で独創的で良かった。

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.7

新海誠作品の特徴の一つでもある空の描写が今回もとても綺麗で引き込まれた。主題歌を今回もRADWINPSが手がけていたが、前2つの作品に比べるとRAD色がやや抑えめだった気がした。それによって以前とは違>>続きを読む

(2020年製作の映画)

3.3

色々話題になっていた為鑑賞。葵の暗い過去からの立ち直りや内面の葛藤をもう少し具体的に映して欲しかった。もっと影のある大人に成長するのかと観ていて想像したが、以外にも真っ直ぐで素直すぎる役な印象だったの>>続きを読む

MOTHER マザー(2020年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

想像よりも毒親要素が弱かった気がする。もっと精神的に共依存しているというシーンがあったら良かったと思った。鬱々とした雰囲気は醸し出されているが、親に置いて行かれた時の必死さや縋り付く感じなど、感情の抑>>続きを読む

あのこは貴族(2021年製作の映画)

3.8

友人に勧められて鑑賞
全体的に台詞が少なく、表情や行動で伝える描写が多い。しかし一つ一つの台詞が際立っていて、頭に残る作品だと思った。英国と違い明確な階級制度はないにしても、日本にも脈々と受け継がれて
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スクール・フォー・グッド・アンド・イービル(2022年製作の映画)

3.3

善と悪の学校というストーリーに対して、美術や衣装で世界観をよく表していると思った。ソフィーを悪役に配役したのは大正解だと思う。
物語の展開的には予想を大きく超えたワクワク感が無かった所が残念だった。

リベンジ・スワップ(2022年製作の映画)

3.5

最後はこういう展開になるだろうと、ありきたりな内容だと思って観ていたが、終盤になるにつれ話が2転3転していく所が良かった。ファッション性も高く、現代のアメリカンスクールの様子を垣間見ることが出来る所も>>続きを読む

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

3.4

邦画ならではの日常の再現化が秀逸だと思った。恋愛の始まり方や展開の仕方、話題の内容等どこか一つは各々共感できるポイントがある気がする。それほどリアルに作られていると思った。また部屋のレイアウトが魅力的>>続きを読む

ミッドサマー(2019年製作の映画)

2.9

観終わった後に何を伝えたいのかも分からず呆然とした。解説を見てもあまりスッキリとしなかった。精神的にも視覚的にもかなり不気味でグロテスクな描写が多く、そういういった部分を表現する力は天才的だと思った。

なくもんか(2009年製作の映画)

3.4

宮藤官九郎脚本ということでコメディ要素もありながら、色々な問題が同時進行で進んでいくストーリーがオリジナリティがあって観ていて楽しい。ただ最後のまとまりが弱いため締まらない感じがしてしまうのが残念。

サマーウォーズ(2009年製作の映画)

4.9

夏になると見たくなる。日本の良さがアニメで秀逸に描かれていると思った。どこかしらのシーンで一度は懐かしさや親しみを感じる事ができると思う。古き良き日本の文化と最先端のAIという対極の存在が融合している>>続きを読む

耳をすませば(1995年製作の映画)

5.0

何度繰り返し見ても、見る年代によって楽しみ方が変わる気がする。小さい頃は歌のシーンがただただ好きだったが、今は甘酸っぱい青春のシーンや空気感があの頃とリンクして、見終わると胸がぎゅんぎゅんする。

ボーイ・ソプラノ ただひとつの歌声(2014年製作の映画)

3.6


所々ストーリーが不足していると感じる部分もあるが、少年の人間的な成長が丁寧に描かれていていると思った。変声期前の限られた時間の中でしか体験できない青春をぎゅっと詰め込んだ作品。

007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

3.8


ダニエルクレイグのジェームズボンド最終章。
あいかわらずレアセドゥが美しい。ボンドのアクションシーンが今までのシリーズの中で1番洗練されていた気がする。ラストは賛否両論あるだろうけど、私はボンドが
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.1


言葉がなくても手話と表情だけで人の思いや感情が理解できるポイントが沢山あり、改めて非言語表現の大切さを感じる。
途中の合唱発表会での演出は、聾者の立場から舞台を眺めている様な感覚にさせられる。聾者
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007 スペクター(2015年製作の映画)

3.8

ストーリーは前作と繋がりつつもダニエルクレイグの年齢を感じさせないアクションシーンが前作よりも際立っていた。レアセドゥの美しさも見所の一つ。一人一人のキャラクターより魅力的に描かれていて良かった。個人>>続きを読む

007 スカイフォール(2012年製作の映画)

3.8

ボンドの過去やMI6のチームワークを垣間見ることが出来た回だった。ボンドの背景について掘り下げられているため、ボンドの人間味がより感じられて良かった。物語導入のアデルの歌声も美しく映画の期待感が高まっ>>続きを読む

007/慰めの報酬(2008年製作の映画)

3.3

前作の方がアクションシーンやセリフにもキレがあり好きだった。ポンドの弱さや人間味が徐々に理解できてくる作品だと思った。

007/カジノ・ロワイヤル(2006年製作の映画)

3.7

ダニエルクレイグとマッツ・ミケルセンの画面から香りたつ色気が凄い。それだけでも見る価値ある気がする。
オープニングからテンポの良いアクションとストリーの展開、スマートな会話が印象的で全てにおいてクオリ
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

3.5

ティモシーシャラメの整ったお顔を最後まで拝める映画。それだけじゃなく映像や衣装、音楽が映画の世界観とマッチしていてどんどん引き込まれていくと思った。今後の盛り上がりに期待したい。

コンフィデンスマンJP 英雄編(2022年製作の映画)

4.0

毎回最後のネタ明かしが楽しい作品。コンフィデンスマンシリーズで過去登場したお馴染みのメンバーが勢揃いしている所も良かった。

Summer of 85(2020年製作の映画)

3.5

1980年代が舞台。少年たちの青春が詰まった物語。主人公のアレックスが恋愛を通してアイデンティティを確立していく姿が良かった。

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