ゆきゆきさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

ゆきゆき

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トップガン(1986年製作の映画)

3.5

初めてちゃんと見たけど、単純にトム・クルーズかっこいい戦闘機かっこいいでむちゃ盛り上がる映画ですね。話としては単純なんだけど、戦闘機の空中戦には惹きつけられてしまう。そしてあの事故のシーンではつい声が>>続きを読む

害虫(2002年製作の映画)

3.5

ナンバーガールの『I don't know』は何回も聴いているのに、この曲が使われてた映画の方は見てなかったな、と思いリバイバル上映に合わせて鑑賞。

宮崎あおい演じるサチ子が周囲の人々を破滅させてい
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機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

30分のTVアニメを2時間の映画にするんだから、てっきりククルス・ドアンの過去を掘り下げるのかと思ったら、意外とそうではない。子供たちと暮らす経緯も回想の1シーンのみで、ジオン時代の活動もサザンクロス>>続きを読む

ZAPPA(2020年製作の映画)

3.5

天才作曲家にして個性的なギタリスト、不世出のミュージシャンのフランク・ザッパの生涯を追ったドキュメンタリー映画。

ミュージシャンのドキュメンタリーであるが、主にザッパの思想や信念、生き様を題材にして
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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

幾度もの公開延期を経てついに来たぞ、われらのシン・ウルトラマン。

冒頭のウルトラQ怪獣のオンパレード。シン・ゴメス、そうくるか。迫りくる禍威獣の脅威に、人類が知恵と勇気で撃退していくが、ついに限界を
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ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022年製作の映画)

3.8

IMAX3Dで鑑賞。時空を飛び越える演出など、3Dで見てよかったな。『ワンダヴィジョン』は未見。見てなくてもこれまでのMCU作品見てれば、本編中の流れでなんとなく分かる。

スパイダーマン3部作でも思
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TITANE/チタン(2021年製作の映画)

3.8

事故に遭って頭に金属が埋め込まれた少女の話という前情報だけで見たので、序盤のあのシーンで「え、こういう映画なの?」と面食らった。と思いきやストーリーはどんどん予想外の方向へと転がっていく。前作の『RA>>続きを読む

劇場版 RE:cycle of the PENGUINDRUM [前編] 君の列車は生存戦略(2022年製作の映画)

3.5

冒頭から新作パートで、これはただの総集編ではないとわかり、そうきたかーとなる。
リアルタイム以来の鑑賞だけど、結構展開とか覚えてたな。トリプルHによるARBカバーも新録&新曲で嬉しい。

登場キャラの
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

3.9

序盤でセックスで物語を紡ぐ話かと思って「うーん」となったが、見終わってみれば人の喪失と再起を描いた普遍的な話であった。

見ていて思ったのは、自家用車の中ってのは運転手にとって限りなくプライベートに近
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ザ・フォッグ(1980年製作の映画)

4.5

久々に心底怖かった映画。これが40年前の作品とはさすがジョン・カーペンター監督。

真夜中を過ぎて静まり返った港町が霧に包まれ謎の来訪者が人々を襲う。この来訪者たちの演出が実にJホラー的で怖いんだ。家
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リトル・ショップ・オブ・ホラーズ(1960年製作の映画)

3.2

見終わってなんじゃこりゃなブラック・コメディ映画。ドジばかりの花屋の店員シーモアが育てていたオードリージュニアという花は実は食人植物。店のマスコットとなったジュニアを枯らさないためにシーモアは人をエサ>>続きを読む

サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)(2021年製作の映画)

3.8

1969年の夏に行われた「ハーレム・カルチュラル・フェスティバル」のドキュメンタリー映画。同時期の「ウッドストック・フェスティバル」に因んで「ブラック・ウッドストック」と呼ばれることもあるようだけど、>>続きを読む

モービウス(2022年製作の映画)

3.2

この手の映画としては平均的な出来かな。スピード&スローモーションなアクションはスクリーンで堪能できて良かった。

ザ・ブルード/怒りのメタファー(1979年製作の映画)

3.2

虐待の連鎖をこの上なく不快に描いた作品。
クローネンバーグ映画にしては生理的な気持ち悪さを感じる所がないな、と思ったら出産(?)シーンでオエェとなった。

オーディション(2000年製作の映画)

3.2

海外でも評価が高い三池崇史監督のホラー映画。

前半は妻に先立たれた主人公の男が再婚相手として理想の女性を探す話。普通にお見合いをすればいいのに、プロデューサーという立場で映画の主演オーディションをし
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ナイトメア・アリー(2021年製作の映画)

4.2

アウトサイダーな人物を描き続けてきたギレルモ・デル・トロ監督にとって、そういった人々の集まりであるカーニバルを題材にした映画を作ることは必然だったのでしょう。時は1939年、カーニバルに流れ着いた男・>>続きを読む

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.0

ろう者の親を持つ聴者の少女・ルビーを主人公とした映画。そういった立場の存在を「CODA」と呼ぶことをこの作品で初めて知りました。

父、母、兄がろう者で1人だけ聴者であるが故に、家族内でもどこか疎外感
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スケアリーストーリーズ 怖い本(2019年製作の映画)

3.9

ギレルモ・デル・トロ製作・脚本、『ジェーン・ドウの解剖』のアンドレ・ウーヴレダル監督のホラー映画。原作はアメリカでトラウマ量産な児童ホラー本らしいですね。

物語の中に描かれた出来事が現実に侵食してい
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ウルトラマントリガー エピソードZ(2022年製作の映画)

3.5

配信主体のせいか作品として小さくまとまってしまった感はあるけど、手堅い出来で好感もてるトリガー完結編。
ケンゴの存在の意味を見出して、後日談としてうまくまとまった話でした。
イーヴィルトリガーのキャラ
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THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

3.8

リドラーのキャラ造形は『ジョーカー』の流れを汲んでいる感じ。

闇の中で自身の正義を貫こうとするヒーローと持たざる者たちの復讐。最後のリドラーの計画はフィクションごとではなくて、ゾッとする。

仮面ライダーオーズ 10th 復活のコアメダル(2022年製作の映画)

3.5

パンフのインタビューを読むと、スタッフも演者も一丸となって真摯に取り組んだ作品なのが分かるし、自分はあの結末を受け止めたいとは思うんですが、ファンの思い入れの度合いによっては、これは堪ったもんじゃない>>続きを読む

ブラックボックス:音声分析捜査(2021年製作の映画)

3.6

BEAの建物が立派だと・・・?と、どうでもいい所が気になってしまうメーデー民。というわけで、ブラックボックスの中のフライトデータレコーダーが損失、残されたコックピットボイスレコーダーだけで凄腕航空事故>>続きを読む

フォーリング・ダウン(1993年製作の映画)

3.2

あらすじから小市民のサラリーマンが暑さでキレて大騒動、な話かと思ったらとんでもない。モラハラ夫が別れた家族の下に帰る、遮る者は全て「排除」して。あっちから絡んできたギャングは自業自得して、ハンバーガー>>続きを読む

10番街の殺人(1971年製作の映画)

3.5

ベンチャーズの曲とは無関係。1940年代のイギリスで起こった『ジョン・クリスティー事件』を映画化した実録犯罪モノ。

シリアルキラーのクリスティーを演じるのはリチャード・アッテンボロー。『大脱出』で見
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悪魔のいけにえ レザーフェイス・リターンズ(2022年製作の映画)

2.8

もう何度目か分からない『悪魔のいけにえ』の続編最新作。いい加減このキチ○イ野郎を葬ってくれ。

今回の話ではレザーフェイス以外の一家は亡くなってるようだけど、彼一人だけ老婆に匿われていたご様子。そして
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ガルシアの首(1974年製作の映画)

4.0

乾いたメキシコの風景、銃弾と血が飛び交うバイオレンスさ、一攫千金を夢見て泥沼にハマり破滅へと向かって行く男。いやー好きな映画ですね。

主人公たちが執着するのは、すでに死んだ男の首というのが面白い。面
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ジギー・スターダスト 2002年サウンドリミックス・デジタルレストア版(1973年製作の映画)

4.0

もし生でこのデヴィッド・ボウイの「ジギー・スターダスト」のステージを見ていたら人生変わってしまったかも・・・と思わせる存在感。妖艶なその姿は全ての観客を虜にさせる。Moonage Daydream~C>>続きを読む

樹海村(2021年製作の映画)

3.6

『犬鳴村』に続く『恐怖の村』シリーズ。これは自分が好みだけど、一方で生理的に受け付けなく、苦手なホラー映画です。感情のジェットコースター。

ショックシーンはその後の展開が容易に想像できてしまうだけに
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犬鳴村(2020年製作の映画)

3.3

都市伝説として有名な犬鳴村を題材にしたホラー映画。巷の賛否両論な感想とは裏腹に、個人的にはとても楽しめた(ホラーに楽しめるってのもどうかと思うが)。

地図や歴史から抹消された村、そこに入り込んだもの
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ゆりかごを揺らす手(1991年製作の映画)

3.2

手堅い出来のサイコスリラー。こういう家庭で第3者に妻が追いつめられる映画って、いつも土壇場で夫は無力化するよね。

オリエント急行殺人事件(1974年製作の映画)

4.0

アガサ・クリスティーの代表作の映画化。原作は何度か読んでるけど、映像では初めてみる。

事件現場のシチュエーションや真相の意外さは数あるミステリー作品の中でも随一だが、原作を読んだときは中盤の事情聴取
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ウエスト・サイド・ストーリー(2021年製作の映画)

4.5

マリア役のレイチェル・ゼグラー、この人ちょっとすごいですね。彼女の歌声を聴くだけでも劇場に行く価値があるのでは。

1961年の映画版では、決められた結末に向かって登場人物が動いているようなわざとらし
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県警対組織暴力(1975年製作の映画)

4.6

久しぶりに鑑賞。東映実録映画の常連俳優たちが、最も輝く役で出演した最高の一作。全編見所しかない。

ヤクザと警官がグルになって蔓延る組織暴力に、県警のエリート刑事が切り込んでいくのだが、そもそも県警の
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ザ・ビートルズ Get Back:ルーフトップ・コンサート(2022年製作の映画)

3.0

ルーフトップ・コンサートが終わった後で、その音源をメンバー全員とそれぞれのパートナーも交えて聴き返してるシーン。あの仲睦まじい感じでずっと続いてくれたらどんなに良かったんだろうね・・・。

大怪獣のあとしまつ(2022年製作の映画)

1.0

擁護できるところはなく、ネタにするには突き抜けるものもないという、個人的にはつらい映画。

つまらないのはギャグが滑っているからという感想を多く見るけど、根本的な原因はそこではないと思う。正直言って作
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ウエスト・サイド物語(1961年製作の映画)

3.9

ミュージカル映画を見るのは久しぶり。リメイク版に合わせて予習。

まず音楽の使い方が素晴らしいですね。ダンスパーティーでの「Mambo、 Cha-cha」、トニーとマリアが愛を囁き合う「Tonight
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