ふるえゆうきさんの映画レビュー・感想・評価

ふるえゆうき

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オーディブル: 鼓動を響かせて(2021年製作の映画)

3.7

ドキュメンタリーと思えない、物語として自然と見れてしまうような映像。

映像の内容はもちろんだが、
選手たち、スタッフ、家族に対してどんな向き合い方をしてこの映像を作ったのかがとても気になる。

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.2

当たり前の日常、ではなくて、ある1人の男性の日々、という方がしっくりくるのかな。

その人の日々には理解できることもあるし、理解できない、釈然としないこともあるし、全てが説明できることで構成されてるわ
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コロンバス(2017年製作の映画)

4.3

細やかな心の動きと画面隅々まで絵画のように見渡せる構図

普通な物語だけど、普通をちゃんと普通に、美しく、細やかに表現しているところが好き。

気持ちがわかるようでわからなかったり、説明されている状況
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Bico(2004年製作の映画)

4.0

足らない、もっと見たいと思うと同時に行ってみたいとも思わせる映像。すべてを説明的に映し切っているわけでもなく、イメージに、雰囲気に振り切っているわけでもなく、普通の距離感が心地よい。滞在して、おまけで>>続きを読む

ストレイト・ストーリー(1999年製作の映画)

3.8

シンプルで、勘ぐる部分もなくて、結末まで没頭できる。結末もシンプル。その分バチっと心に来る。余計なことは何も言わない、その間がリアルに感じるし、見ている側の想像を膨らます。

浮き雲(1996年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

最後までとことん悲しい分、最後の幸せがとっても嬉しい

街のあかり(2006年製作の映画)

4.1

どこまで行っても悲しい、けど、僅かに腑に落ちるとこもあったり、かわいそうな人という印象で終わらない。

バチバチと強い絵が、様々なプロップスから生成されていると感じる。

ニルマル・プルジャ:不可能を可能にした登山家(2021年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

まだまだビッグなことをやると、14座制覇を終えた後に言っていたことが一番印象的。

インターステラー(2014年製作の映画)

3.9

SFって難しい。より物語に自分の気持ちをフォーカスして、ありえないと思ってしまう箇所を無視しながら、気づかないようにしながら見ないと、途端に冷めてしまいそうになる。

物語自体はとても面白い。3部章を
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アテナ(2022年製作の映画)

3.8

永遠と気が抜けない。緻密な準備と演出に感動する。ワンカット長回しって、超絶計算されてないと、みてる側は冷めてしまうけど、それが完璧になされてる

容疑者Xの献身(2008年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

これだけ事実が固まった状態でおもしろくなるのがすごい。ほぼ堤真一で容疑が固まった状態で映画の時間はあと半分。ここからどんな展開が繰り広げられるのかという楽しみと、まだ自分に与えられていない情報があるの>>続きを読む

カルメンという名の女(1983年製作の映画)

4.1

起こる事象が過度に演出されない。展開に期待やワクワクをもたない。けれど常に美しく、時間が過ぎていく。余計なものがない。あとハイライトが綺麗。鼻筋にあたるハイライトとか特に。

フルートベール駅で(2013年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

記録と記憶。目を逸らさず見なければいけない。

同じように、私も祈ってしまった。結果が予想できるのにも関わらず。

9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019年製作の映画)

3.8

シンプルな構成で非常に見やすかった。
好きな人が多そうな作品。

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.0

淡々と、繊細に積み上げられていく物語。ただ、一つ一つのパンチが重く、受け止めるのが苦しい。目と耳を逸らしたくなるようにも感じる。

マイ・インターン(2015年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

揺らがないベンの信頼感、安心感。見ている私も物語の中で起こる事態、気持ち悪さを解決して欲しいと、助けて欲しいとつい言いたくなる。

シチュエーションはほとんど家、オフィスが7〜8割。壮大な場面転換はほ
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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

3.8

全編ワンカットでの撮影と聞いて、興味を持った映画。最初の2〜3分は、なんだかゲームをプレイしてみたいな感覚。そして撮影技術にばかり注目をしてしまっていたが気づけば息を殺して物語に夢中になる。カットなし>>続きを読む

つみきのいえ(2008年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

これだけシンプルに、セリフなしで物語を伝えることができるということに驚いた。シンプルなんだけど、設定はとてもおもしろい。海面が上昇する世界(細かくは描写されていない)で、積みあげられた家のてっぺんから>>続きを読む

グリーンブック(2018年製作の映画)

4.2

トニーの顔がだんだんだんだんだんだん抽象的だが、良くなっていった気がする。

四月物語(1998年製作の映画)

4.2

視聴者に対してのわかりやすさや説明的な部分や優しさがこれだけなくても映像はしっかりと"繋がる"のだなと。色と画角、カメラワークがとても気持ちいい。とっても冷めた目でみたら、不自然だと感じなくもない部分>>続きを読む

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