演劇評論家のモルティマーが狂った親族に振り回される映画。舞台劇の映画化。段々誰がおかしいのか分からなくなってくる...というかたぶん皆どこかしら狂っているのである。
ピーター・ローレ出てるの嬉しい。
ギャング映画を代表する作品。チンピラからギャングのトップに成り上がっていくリコ。全てを疑う生活の中で唯一信頼できるのは昔からの相棒。でも彼はギャングにはなりたくなくて...ダグラス・フェアバンクス・ジ>>続きを読む
ジェームズ・ディーンの雰囲気を出そうとしすぎて無理してる感。話し方と顔があってなくてちぐはぐな印象。音の入れ方とかはお洒落だけど...雰囲気だけで乗りきろうとした映画。
3.11後のドイツの諜報活動。秘密裏の裏諜報部を率いるフィリップ・シーモア・ホフマンvs表の諜報部vsCIAの三つ巴の構図。そしてそこに巻き込まれる1人の男。実際のスパイ活動ってこういうことなんだろう>>続きを読む
アンソニー・ホプキンスのヒッチが可愛すぎる。もっと憎たらしい顔なんだよなぁ。今では奥さんのアルマの功績はかなり評価されているし、癖が強い彼を支え続けた根性も凄い。
金か愛か。金持ち男の意地に振り回される幸薄なヒロイン。最後に彼との間に出来た赤ん坊が死ぬことで訪れる幸せって切ない...ハッピーエンドとは言えないラスト。
オフュルスのハリウッド時代最後の作品。あの自在なカメラワークは好きだけれど、ヒロインが好きになれない監督。
オフュルス映画のヒロインは変わり種のファム・ファタールであるという論を読んだけれどなんだか>>続きを読む
ハワード・ホークスの航空映画。男たちの友情とそこに無理矢理入り込んでいくヒロイン。ただ楽しいだけでなく、飛行機乗りの世界の厳しさも描いた作品。あのコイン私も欲しいなぁ。
言わずと知れたボガート×バコールのフィルム・ノワール作品。おしゃべりなボガートと低いハスキーボイスがセクシーなバコールが繰り広げる駆け引き。結局結末がよく分からん。
ユニバーサル製作の反戦映画。第一次大戦をドイツ人新兵たちの目線から捉えた作品。意気揚々と戦地に赴いた彼らが経験した地獄。
1930年という時代にドイツ側に立った戦争映画は珍しい。やっぱり当時ユニバー>>続きを読む
バーバラ・スタンウィックがファム・ファタールを演じるフィルム・ノワール。さすがビリー・ワイルダー、会話がいちいちお洒落。追い詰められていく男と徐々に本性を現していく女の対比がたまらん。
スタンバーグのギャング映画。銀行強盗に入った男とそれを目撃してしまった男の奇妙な友情。序盤のコミカルな関係から徐々にシリアスになっていく物語展開が◎
バザンが言うところの戦後「超西部劇」を代表する1本。必要とされないヒーロー役にゲイリー・クーパーという絶妙な配役。誰にも協力してもらえないのは可哀想だけど、確かに町から出ればいいのでは?とも思える。後>>続きを読む
登場人物皆にいらいらする映画。自己中な姉、超マイナス思考な妹、姉と妹の間で揺れ動く優柔不断な男。田中絹代だからまだ見れる。
マギーチャンのチャイナ服姿が美しすぎる大人のラブ・ストーリー。お互いのパートナー同士が不倫していることを知った男と女は強烈に惹かれあうが...詩のような映画。全編に渡って流れるQuizas, Quiz>>続きを読む
恋の四角関係。溝口が描くとなんだかドロドロせずにさらっと見れてしまう。対称的な女性像の主役2人。
スウェーデン映画の巨匠シェーストレームとアメリカ映画のスターリリアン・ギッシュのタッグに心ときめく。風の吹き荒れる町にやって来たリリアン・ギッシュの運命は...従兄の奥さんに目の敵にされ、言い寄ってき>>続きを読む
ジャック・ベッケルによる大人の恋愛劇。夫の浮気を知った妻はエストラパード街に部屋を借りる。そこには若くて憎めない青年がいて...私は勝手に部屋に入ってくる奴とか嫌だなぁ。
前半は溝口流『駅馬車』。西南戦争に巻き込まれた2人の芸者と町の名士たちの家族は同じ馬車に乗り合わせ脱出を図る。蔑まれながらも高慢な同乗者に救いの手をさしのべる芸者たち。そして恩に全く報いない大人たち。>>続きを読む
人妻の香川京子と奉公人の長谷川一夫の不倫物。女の不遇を描く天才溝口健二にかかると美しい恋愛物語に。入水自殺しようとした時に茂兵衛に愛を告白され、生きたくなってしまう女の強さ、愚かさ。最後には一緒に磔刑>>続きを読む
大抵監督に自由を与えすぎると長すぎたり、謎のこだわりを見せたりして意味分からないものが出来るのだけれど...これは天才に好き勝手に作らせたら成功しちゃったレアなパターン。
『マンク』を見たので久しぶ>>続きを読む
『市民ケーン』の脚本を務めたマンキウィッツが脚本を書きながら過去を回想していく物語。思わず翌日に『市民ケーン』を見返した。回想シーンではサイレントからトーキーへと移行し、スタジオが巨大化していく193>>続きを読む
若くて美人なキティに騙される中年男クリスの悲劇。キティは彼が趣味で描いていた絵を無断で売り払う。その絵が批評家に絶賛され人々はキティが絵の作者だと信じこむが...彼女の愛情が偽りと知ったクリスはキティ>>続きを読む
フリッツ・ラングが作るとコメディーも一筋縄ではいかない。お互いに前科持ちのジョーとシドニーは結婚するが、シドニーは彼に自身の過去を隠していて...「何をするにもお金を払わなきゃ~」と歌う冒頭からラブコ>>続きを読む
山田五十鈴のりんとした美しさ。失業した父親、大学の学費が必要な兄のために妾になったのになぁ...誰一人として彼女に感謝しない、彼女を擁護しようとしないなんて。最後のショットが印象的。
今だったらフェミニストに怒られそうなスクリューボールコメディ。キャリアウーマンで才色兼備の主人公テスにキャサリン・ヘップバーン。可愛らしさと頭の良さが滲み出てて◎笑いは比較的少なめだけど、ラストのワッ>>続きを読む
ごみ捨て場に暮らしていたホームレスがひょんな事から名家の執事に。実は彼には秘密があって...執事ゴドフリーとパパ以外皆おかしい。天然の妹と勝ち気な姉、頭にお花咲いてる母親に途中からゴリラにしか見えなく>>続きを読む
勧善懲悪ではない西部劇。人々を追い出そうとする悪者ライカーたちにも言い分があって、シェーンは殺し屋稼業で稼いでいた過去を持ち、マリアンはシェーンに惹かれていく自身を抑え...時代が変わっていくことを受>>続きを読む
ケイリー・グラントが天使に扮するコメディ。大聖堂を建てることに奮闘する若い司教は家族を蔑ろにしてしまっている。そこに天使が現れて...なかなか天使を信じない司教、あの時代の特殊技術の楽しさ、スケートリ>>続きを読む
田中純一郎が「ブルーバード的」と称したグリフィス作品。相変わらず可憐で可愛いリリアン・ギッシュ。ケンタッキーのコーン畑の中で、ニューヨークへ行ってしまった恋人の帰りを待ち続ける...ラストの落ちはさす>>続きを読む
松竹キネマ研究所第一回作品。日本映画の演劇からの脱却、西洋化を目指した。監督は村田実。女優の起用、声色弁士を使わなくても通じる字幕の使用、クロス・カッティングなど、野心的取り組みが行われた作品。色々や>>続きを読む
主人公帆高にイライラした。とにかく世間に抗って、騒いで...若いなぁと。それでは大人に何も伝わらないよ。ラストもえーっ!?てなった。
映像は相変わらず美しい。
やっぱりミュージカルは劇場でみなきゃ!とってもアメリカ的でシンプルなメッセージ。差別駄目!絶対!
貫禄あるメリル・ストリープ、可愛らしいニコール・キッドマン、絶対良い奴ジェームズ・コーデン。