YukiIrikuraさんの映画レビュー・感想・評価 - 21ページ目

淪落の女の日記(1929年製作の映画)

3.8

パプスト×ブルックス2作目。社会派ドラマ。ブルックスのチャーミングな笑顔と時折見せる憂いを帯びた表情が魅力的。

レイプされて妊娠し、未婚の出産。子供は取り上げられ更正施設へ送られる主人公。そこから逃
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プレステージ(2006年製作の映画)

3.5

ファンタジー×ミステリー。いつものノーラン的難解さはそこまでないけどキャストが良い。

砂の惑星(1984年製作の映画)

3.3

今年リメイクが公開される大作デューンのデイヴィッド・リンチ版。色々気持ち悪いの出てきた。

007/私を愛したスパイ(1977年製作の映画)

3.3

007シリーズ10作目。ロジャー・ムーア主演。ソ連側の女スパイXと恋に落ちる。Xは恋人をボンドに殺されたのになぜかラストはハッピーエンド。

パンドラの箱(1929年製作の映画)

3.8

パプスト×ルイーズ・ブルックス。後年の彼女のインタビューを読んで聡明な女性だなぁ興味を持ち鑑賞。

生粋のヴァンプ、ルル。悪気なく周りを巻き込んでいく吸引力。人々は男女関係なくその魅力に惹かれ、不幸に
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審判(1963年製作の映画)

3.6

ウェルズによるカフカの映画化。ある日意味も分からず突然被告となった男の奮闘。異常に天井が低いKのアパートや無機質な銀行、入り組んだ裁判所など
独特の美術設計が圧巻、かつなんだか気持ち悪い。

ジャージー・ボーイズ(2014年製作の映画)

3.3

実話にしか興味のない人イーストウッド。実話ベースとはいえミュージカルの映画化は意外。綺麗な音楽映画。

嵐を呼ぶ男(1957年製作の映画)

3.4

4Kリマスター版。物語はよくある親子の確執と恋愛。石原裕次郎の歌がよい。

スワロウテイル(1996年製作の映画)

4.0

英語、中国語、日本語が入り交じる不思議な世界観。Charaの演技初めて見たけどキュート&セクシーで破滅的なグリコぴったりだった。

模倣の人生(1934年製作の映画)

4.0

ダグラス・サーク版が有名だけど、ジョン・M・スタール版もよい!こちらはパンケーキビジネスで財を築く。1934年製作だからプロダクション・コードの運用が始まった頃。

誰も悪くないのに、誰も幸せにならな
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バグダッドの盗賊(1924年製作の映画)

3.8

全編ほぼ上半身裸なダグラス・フェアバンクスを愛でる映画。王妃に恋に落ちる前編と魔法の小箱を探し求める冒険を描く後編。圧倒的なセットと幻想的で美しい映像にこの時期のハリウッドの凄さを感じる。

ドリンキング・バディーズ(2013年製作の映画)

4.0

男女の自然な会話劇。異性の飲み友達は恋人になり得るのか?こういう感じ好き。

ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

3.7

オリヴィア・ワイルドって監督も出来る人だったのね。テンション120%で駆け抜ける青春映画。何事もバランスが大事。

ギーク系女子を描くのがグレタ・ガーウィグなら、イケイケ女子(主人公はガリ勉タイプだけ
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フォックスキャッチャー(2014年製作の映画)

3.6

静かに静かにチームの関係が崩れていく様が描かれる。スティーブ・カレルの物腰が不気味。

裸の島(1960年製作の映画)

4.0

無人の島に住むある家族の日常。淡々としたタッチで描かれまるでドキュメンタリーのよう。

マルタの鷹(1941年製作の映画)

3.5

ハンフリー・ボガートの探偵もの。伝説の宝マルタの鷹を巡る騙し合い。ピーター・ローレ演じる謎のエジプト人カイロが気持ち悪くて好き。

破戒(1962年製作の映画)

3.8

被差別部落出身の主人公。自身の出自を隠して生きねばならぬ苦悩。岸田今日子の凛とした強さが素敵。

音楽が扇情的なのが...

ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

3.6

カー・アクション×ボニー&クライド的な。ケビン・スペイシーの親玉感とジェイミー・フォックスのチンピラ感がよい。

幕末太陽傳(1957年製作の映画)

4.0

フランキー堺の怪演。居残りさんと呼ばれる町人男がテンポ良く問題を解決しお金をせしめていく。当時の東京から始まるオープニングも面白い。製作陣と俳優陣も豪華。

モガンボ(1953年製作の映画)

3.5

短パン姿のクラーク・ゲイブルが見れる。エヴァ・ガードナーとグレース・ケリーの女の戦い。エヴァ・ガードナーのウエストの細さやばい。

ガートルード/ゲアトルーズ(1964年製作の映画)

3.6

ドライヤーの遺作。交わらない視線と永遠に交わされる愛の問答。ゲアトルーズの異様な存在感。

007/黄金銃を持つ男(1974年製作の映画)

3.3

ボンド9作目。悪役スカラマンガが味があって◎乳首3つの意味が全くない。

奇跡(1954年製作の映画)

4.0

信仰に厚いデンマークの農村に暮らす一家を描いた室内劇。宗派の対立を乗り越えて若い恋人たちは結ばれる。

完璧に作り上げられたセットや振り子時計の演出がドライヤーっぽい。

アイネクライネナハトムジーク(2019年製作の映画)

3.7

伊坂幸太郎の映画化は、不思議な世界観のせいかあまり上手くいく印象がないのだけれど、これはよかった。原作の雰囲気もきちんとある。後になってこいつを選んだ私よくやった!って思えればいいのかぁ...思えるか>>続きを読む

むかしむかし(1922年製作の映画)

3.6

ドライヤーには珍しいおとぎ話の映画化。作り込まれたセットや衣装が美しい。

海辺の映画館―キネマの玉手箱(2019年製作の映画)

3.8

大林監督の遺作。大林ワールド全開。映画に出来ることは何か、を問続ける3時間。案外あっという間。

透明人間(2019年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ユニバーサルのセルフ・リメイク。名前は『透明人間』だけど原作とは全然違うフェミニズム映画になってた。サイコ野郎は殺すしかないっという爽快感あるラストに笑

劇場(2020年製作の映画)

3.9

アマプラで鑑賞。男の幻想だよなぁと思いつつ...何だか涙が出てしまった。恋愛面で見たら本当に駄目男...だけど自分の好きと才能が比例していない事に気づく虚しさや、自分にとって安心できる場所は成長できる>>続きを読む

グロムダールの花嫁(1926年製作の映画)

3.8

ドライヤーにとって『牧師の未亡人』(製作はスウェーデンだけど撮影はノルウェー)に続く2本目のノルウェー映画。脚本も作らず、セットもほぼなく、あっという間に取り上げた作品らしい。それにしては良い出来。>>続きを読む

レイニーデイ・イン・ニューヨーク(2019年製作の映画)

4.2

ウッディ・アレンらしい恋愛群像劇。あり得ない設定だし皆自分勝手なんだけど...どこか憎めなくて、自分を見ているような気になる。

キャスティング最高。ティモシー・シャラメ、ディエゴ・ルナ、ジュード・ロ
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光のほうへ(2010年製作の映画)

3.5

冒頭の幼少期のシーンが最後に綺麗に回収される。

有りがたうさん(1936年製作の映画)

4.0

上原謙演じるバスの運転手ありがとうさんと彼のバスに乗り合わせた人々の人間模様。厳しい経済状況の田舎の人々の話なのにほっこり。