Kasumiさんの映画レビュー・感想・評価 - 23ページ目

Kasumi

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XX(2017年製作の映画)

3.5

1話目が1番好きだった。怖いおばけが出てきて驚きで怖がらせるタイプではなくて、じわじわストーリーが怖いっていうタイプのホラーなのは良かったけど、わからなさ過ぎて怖さより疑問が強かった。

パンズ・ラビリンス(2006年製作の映画)

3.5

ラストがよかった。ひとつの世界での死と引き換えに新しい世界で生を与えられる、ファンタジーにしてはただハッピーなだけじゃないところがイイです。事実を夢に解釈し直したみたいな

フランシス・ハ(2012年製作の映画)

3.2

すごく正直な映画だった。年齢とともにずっとヘラヘラもしていられない気がして物事に折り合いを付けていかないといけないこととか、自分で自分自身を認めてあげないといけないこととか。

この世界の片隅に(2016年製作の映画)

4.0

戦争映画はもっと悲惨な状況を映し出して感情に訴えかけるか、国家間の戦況とか政治軍事に関する話が出てくるものが多いけど、この作品はそれよりはもっとミクロな国民の"片隅"レベルでの日常を描いていて、よりリ>>続きを読む

インターステラー(2014年製作の映画)

3.9

主人公の生存力が見所(笑)前半の科学的細部の説明は私みたいに科学に疎い人間にも分かるようにきちんとしてくれてたのに、後半にかけてストーリーを完結させるために細部が雑になっていった印象を受けた。映画なの>>続きを読む

カミーユ、恋はふたたび(2012年製作の映画)

3.2

ストーリーはよくあるタイムスリップ。とにかくファッションが斬新で可愛くて魅せられた。登場人物の軽々しくて詩的な台詞たちも気に入った。

シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

3.9

ストーリーはよくある感じのもので、それ自体にはそれほど感化されなかったけど、音楽と映像、特に水の使い方が美しくて、これは小説ではなくて映画にしてこその作品だなあと思いました。

ぼくらと、ぼくらの闇(2017年製作の映画)

3.0

伏線ぽいものは沢山あったのにほとんど回収されずにおわったからびっくりしてその意味で後味が悪い。
2017年の映画なのに、子どもが誰もスマホ持ってなくて固定電話で話してたのが印象的だった。

告白(2010年製作の映画)

3.0

原作を読んだので内容は知っていたからストーリーに衝撃はなかった。クラスメイトや教師、犯人もみんな狂った演技が激しくて面白かった。個人的に犯人の生徒が二人でターゲットを話し合っているシーンでなぜかAKB>>続きを読む

我が闘争 若き日のアドルフ・ヒトラー(2009年製作の映画)

2.5

トム・シリングの演技は圧巻で、ここまで狂ったヒトラーを演じきっていたのは素晴らしかったし美しかった。
内容はカオス。ヒトラーの気性が荒く情緒不安定だったということを描きたいのは分かるけど、やりすぎでヒ
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ヒトラーを殺す42の方法(2015年製作の映画)

2.0

ヒトラー暗殺計画者たちを英雄とたたえ、大量虐殺を図ったヒトラーは殺されるべきだったと唱えるドキュメンタリー映画。暗殺計画のみに焦点を当てて様々な検証実験、推測を立てている。実際どれほど真面目にやったの>>続きを読む

怒り(2016年製作の映画)

3.5

前半の伏線とかストーリー設定はすごく面白いし、特に森山未來の演技に感服した。ラストの綾野剛の件はいかにも泣かせにきてる感じがあってもうちょっとひねりがほしいと思ったり、、サントラが全部坂本龍一なの知ら>>続きを読む

ルーム(2015年製作の映画)

4.2

監禁された親子の脱出劇だと思っていたけど、それに加えてその後の"世界"での生活や、メディアの批判的描写があってものすごく見応えがあった。ジャックの強さと演技力に魅了された。強いて言うなら、ラストにもう>>続きを読む

言の葉の庭(2013年製作の映画)

3.0

音楽が良い。柏大輔の挿入歌、坂本龍一っぽさがすごい。ストーリーはキザすぎて…。

コーヒーをめぐる冒険(2012年製作の映画)

4.0

冒頭から流れるジャズで一気に引き込まれる。トムシリングめちゃかっこいい。いまベルリンに住んでるからものすごくよくわかるこの感じ。コンテンポラリーダンスでの議論も後ろから覗く女性の目つきも無賃乗車のチェ>>続きを読む

トレインスポッティング(1996年製作の映画)

3.5

うーん、ストーリーは苦手。疾走感とかはよいと思う。イギリス英語はちょっとだけ発音がドイツ語と似てるなあ。

ザ・ビートルズの世界革命(2017年製作の映画)

3.0

もうちょっと曲を聞かせてほしかった。解散後の話がほとんどなかったのが残念。

キャロル(2015年製作の映画)

3.8

テレーズのファッションとか髪型がタイプすぎてストーリー以上に目で楽しめた。彼女の凛としているのになにかもの寂しい感じの表情が美しかった。ニューヨークの町並みやこの時代の雰囲気も味わえて心地よい。

秒速5センチメートル(2007年製作の映画)

3.0

ナレーションで入る男の人の台詞が(すごく詩的なんだけど)ちょいと気恥ずかしかった。
山崎まさよしの歌が強すぎて単体で入ってきて映像と分離してしまった。

ヴァイブレータ(2003年製作の映画)

3.0

赤坂真理の原作を読んだときに感じた痛々しさと生々しさをそのまま感じたのでこの映画化はすごいと思う。小説で作者も寺島しのぶも映画の方を絶賛していたのがなんとなくわかった。わかる人とわからない人といるんだ>>続きを読む

わが教え子、ヒトラー(2007年製作の映画)

3.5

ヒトラーに関する映画の大抵は、ヒトラーを叫び怒り続ける悪者として描くものが多いけど、これはヒトラーを弱き人間として描写していたので、違う味方から見れて良かった。
これはフィクションコメディであって正し
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パレードへようこそ(2014年製作の映画)

4.0

すごくかっこよかった。踊りたくなる音楽がめっちゃ良かったダンスシーンがすき。

はじまりのうた(2013年製作の映画)

3.8

音楽がとても良かった。特にキーラ・ナイトレイの曲全部素敵だった。ストーリーよりは曲が後に残ってる。

カスパー・ハウザーの謎(1974年製作の映画)

4.0

これが実話に基づいているということがとても興味深い。
カスパーが言葉を覚えてから何度か口にする、牢で過ごしていたときのほうが幸せだったというセリフは、人間世界や神への信仰に純粋に疑問を持つ彼にとってあ
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きみといた2日間(2014年製作の映画)

3.0

アナリー・ティプトンが可愛かった。出会い系サイトで出会ってそんな気はなかったけど意外と気があったので交際を始めますみたいなタイプのロマンチックコメディ最近多くないですか?それが今のアメリカントレンド?

戦場のメリークリスマス(1983年製作の映画)

3.0

坂本龍一の音楽目当てで見たら、坂本龍一、北野武、デイビッド・ボウイが出てて濃すぎてびっくりした。
演技が下手とか英語が下手とかそういう他の映画ならマイナスになりそうな要素がこの映画ではプラスに働いてた
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スキン~あなたに触らせて~(2017年製作の映画)

3.8

すごく不思議で、見るのが苦しいところもあったけどとても重要な作品だと感じた。
体に奇形を持ちながら生きる人々の話をパステルカラーのピンクと紫の世界で描いている。
目に見えるわかりやすい特徴を持った人々
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アジャストメント(2011年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

いやまあそうなるんだろうなあ、と思っていた以上に結局そうなるんかいって感じのラストで笑った。笑
誰かが全人類の運命を書いているとすればこの映画の主人公みたいにそこから逸脱する人間は一体なんなんだ、筋書
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マイ・プレシャス・リスト(2016年製作の映画)

3.0

かわいかった。サリンジャーでつながるってロマンチックでいいな

フィラデルフィア(1993年製作の映画)

4.5

同性愛者であることや、病気になったことで他人に責められ、人格まで否定された時代があり、それは続いていて今もその日々の延長上にあるんだなあと感じた。
映画が制作されたその時代に見ることと、今見ることでは
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ワン・オブ・アス(2017年製作の映画)

3.5

この作品を特定の宗教に対する批判やマイナスイメージを植え付けるためのものではなく、ひとつの社会の事実として(one of us)見る必要性を強く感じた。だからこのタイトルなのかなと納得した。
不公平な
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食の真実(2016年製作の映画)

3.5

つい先日同じ食についてのドキュメンタリー「What the Health」をみたので比較的に見てしまったけど、こちらのほうが取り上げている問題の規模が大きかった。動物性食品が生産される過程で持つ動物に>>続きを読む

ジェラルドのゲーム(2017年製作の映画)

3.8

途中あまりに過激な映像に気持ち悪くなってしまったけど、ストーリーは非常に繊細で最後まで展開が読めず面白かった。幼少期のトラウマは抱え込むほどに一生引きずるものとなり得る、恐ろしさを感じた。