YOU5521さんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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ドニー・ダーコ2(2009年製作の映画)

3.5

ドニーの事件から7年後。
家庭は崩壊し、事件は闇に葬られたらしい。
良い家族だったが…
やっぱりあの事件が理由かな。
未来からの落下物、隠蔽、
説明できないもんな。
あのドニーの幼かった妹が主人公。
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青い麦(1953年製作の映画)

3.7

少年の(年上女性との)初体験物語。
多分その類いの元祖的な作品だろう。
モノクロのフランス映画,
官能シーンはない

避暑地の海岸、
自転車のシーンが心に残る。
ひと夏の体験…って甘美だ。
こういうシ
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若草物語(1949年製作の映画)

3.8

「雛形」とは原型になるもの、お手本のこと。
映画でも小説でも「名作」とは
そういう存在たりえる。
この映画は四人姉妹ものの元祖、
その後の流れを作った、源だ

最近ファンタジー系のアニメをよく観るが
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独裁者(1940年製作の映画)

3.9

冒頭の戦場シーンはかなり本格的だ。
『モダン・タイムス』もそうだが
メカに妙にこだわってる。
機械マニアかな?

何言ってるかわからない独演シーンは秀逸。
マイクが曲がったり、メチャ笑える。
ドリフな
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ビリー・リンの永遠の一日(2016年製作の映画)

3.8

調子に乗って浮かれてると
足をすくわれる。
そんな話かと思ったが
風刺と抑制の効いた硬派な良品だった

戦争の悲惨な現場と病んだ現代社会。
美人の姉は事故で顔と体に傷がある。
弟はヒーロだが心に傷があ
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涼宮ハルヒの消失(2010年製作の映画)

4.5

アニメが好きな理由の一つは
多様性が自然なかたちで
受け容れらていることだ。
異世界では人も女神も魔法使いも
騎士も壁を作らず交流している。
(『このすば』イメージ)
お互いの存在を認め、
当たり前の
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天国の日々(1978年製作の映画)

3.7

テレンス・マリック監督は
『ツリー・オブ・ライフ』を観て以来
リスペクトしている。
まさに「映像の魔術師」
唯一無二の存在だと思う。
どのシーンを切り取っても絵になる。
構図が素晴らしい

「そのほう
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ドニー・ダーコ(2001年製作の映画)

3.8

いまはなきロックバンド
ミッシェル・ガン・エレファントの
「世界の終わり」を今年の正月
知人に教えてもらった。
知る人ぞ知る名曲だ。
この映画では何度か「世界の終わり」という
言葉が出てくる。
危なさ
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ナチュラル・ボーン・キラーズ(1994年製作の映画)

3.0

なんだか知らないで観たけど
ハチャメチャだ。
クレージーでアナーキー。
モノクロ、アニメ、竜巻、極彩色、
コメディドラマ仕立て…
タランティーノ的だと思ったら
原案は彼らしい。
ジュークボックスでの踊
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スミス都へ行く(1939年製作の映画)

3.8

#検察庁法改正案に抗議します

「もうこれ以上、保身のために都合よく
法律も政治も捻じ曲げないで下さい。
この国を壊さないでください」(5月10日)

俳優井浦新のツイッター投稿だ。
井浦新は映画『ピ
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イングロリアス・バスターズ(2009年製作の映画)

3.6

たとえば
第1章フランスの牧歌的な村。
娘たちが初々しい。
端役のレア・セドゥーがいい。
そこへユダヤ人狩りのドイツ兵が。
ナチ親衛隊ランダ大佐が素晴らしく嫌な役だ。
映画通はこういうとこ好きっぽい。
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スナッチ(2000年製作の映画)

3.8

現在大好きなアニメトップ4の
一つが「デュラララ!!」だ。
オープニングもカッコいい。
そのことを話していたら情報通の仲間が
映画『スナッチ』のオマージュだと
教えてくれた。
あのアニメがオマージュし
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カクテル(1988年製作の映画)

3.6

友人の映画好きな大学生(男性)が
トム・クルーズは無条件にカッコいい
と言っていた。「今どき?」
その時はへーっと思った

個人的に
心惹かれて何度も観たり、
身振りを真似たり、憧れたり、
影響を受け
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アポロ13(1995年製作の映画)

3.7

トム・ハンクスは『ハドソン川の奇跡』みたい。
やっぱり「いいひと」だ。
70年代な感じがよく出てる。
『ゼロ・グラビティ』もそうだが
宇宙での危機って緊張する。
高所、閉所が苦手な人は
閉塞感半端ない
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蝉しぐれ(2005年製作の映画)

3.5

藤沢周平原作、黒土三男監督が
15年構想を練り、
満を持して作り上げた作品らしい。
松本幸四郎(市川染五郎)と木村佳乃を軸に
緒形拳、原田美枝子など名優が脇を締める

基本あまり時代劇は観ないが
「時
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傷だらけの栄光(1956年製作の映画)

3.8

小津映画はそれ以後の映画が
避けて通れないほどの影響力があったという。
小津に限らず
それ以降に多大な影響を与えた作品は偉大だ。
不良ものならマーロン・ブランド『乱暴者』や
ジェームス・ディーン『理由
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グランド・イリュージョン(2013年製作の映画)

3.6

『ソーシャル・ネットワーク』で
ザッカーバーグ役だった
ジェシー・アイゼンバーグが出てる。
やっぱり早口だ。
個人的に、
フランス女優のメラニー・ロランが好き。
顔もスタイルも。
アメリカの女優と違っ
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48時間(1982年製作の映画)

3.6

『ビバリーヒルズ・コップ』で一世を風靡した
エディ・マーフィー。若い。
小顔だし、姿勢いいし、スーツ姿も粋だ。
身のこなし、表情もいい。
女性の口説き方がうまい

昔のアメリカ感がよく出てる。
道路の
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女と男の名誉(1985年製作の映画)

3.5

ジャック・ニコルソンの出ている映画は
不思議とどれも面白い。
ジョージ・クルーニも同じものを感じる。
出ているだけでその作品に
オリジナな味が出るのだ。
好き嫌いはあると思うが

マイ・インターン(2015年製作の映画)

3.6

ロバート・デ・ニーロと
アン・ハサウェイの組み合わせは
非常に興味深く、
構成も脚本も破綻なく
ほぼ完璧だと思う

ただ個人的には、あまりにもベタ過ぎた。
ロバート・デ・ニーロが
初出勤の日にITだら
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シンデレラマン(2005年製作の映画)

3.8

ラッセル・クロウが若い。
脂が乗ってるって感じだ。
目尻が下がって独特の可愛らしさがある。
くまのプーさんイメージ(笑)

個人的に、ラッセル・クロウといえば
『ノア 約束の舟』『レ・ミゼラブル』
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チャップリンの殺人狂時代(1947年製作の映画)

3.8

オープニングでやたらと
チャップリンの名が出てくる。
製作・監督・脚本・主演、
さらに音楽までもがチャップリン。
まさにこだわりの完璧主義者だ

おなじみのチャップリンを予想してると
その違いに驚く。
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オズの魔法使(1939年製作の映画)

3.8

お昼に起きて
 1時から仕事
ランチが1時間
 2時に仕事終了
楽しいね ハッハッハ
 ホッホッホ

ミュージカル(?)の古典的名作だ。
オズの世界になると
突然極彩色に変わる。
ライオンがいい味出し
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街の灯(1931年製作の映画)

4.0

喜劇王チャップリンの真骨頂。
ラブコメ、ヒューマン、アクション、サスペンス
すべてが盛り込まれていて驚く

花売り娘の目が不自由なことに気づくシーンは
何度見ても胸がキュッとなる。
直後捨て水がチャッ
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チャップリンの黄金狂時代(1925年製作の映画)

4.0

予想外のハッピーエンドだが、
チャップリン作品で一番好きかも

「黄金狂」というから
欲に目がくらんだ人間の
愚かさが描いてあるのかと思いきや
どちらかと言うと
ゴールドラッシュのアラスカを舞台とした
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モダン・タイムス(1936年製作の映画)

4.0

これはかなりの傑作だ

冒頭、牧場で追い立てられる
羊の群れが映り、
その構図のまま、地下鉄に吸い込まれる
労働者の出勤風景になる。
人間が羊と同じに見え、思わず苦笑いする。
何でもないオープニングに
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劇場版 Fate/stay night Heaven's Feel I. presage flower(2017年製作の映画)

3.8

アニメはほとんど初心者だ。
今作のシリーズとか全く知らない。
でもそれはどうでもいい。
これから少しずつ知って行けばいい。
昔NHKでやっていた眉村卓原作の
『なぞの転校生』を思い出す

教室で遠坂が
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地獄の逃避行(1973年製作の映画)

3.8

観る前にもう好きな映画だって分かる

①リスペクトしてやまないテレンス・マリック監督。
『ツリー・オブ・ライフ』観て驚嘆した。
突如パリに移住し、その後公衆の面前に
一切姿を現さない。
40年間で製作
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ル・アーヴルの靴みがき(2011年製作の映画)

4.0

大好きなアキ・カウリスマキ監督。
一貫して底に流れているのは「諦観」だ。
「悟り」と言うほどではない。
欲望や執着から距離を置いて
優しい何かに身を委ねている感じ。
多分それは心地いいのだ。
情けない
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ヒーロー 靴をなくした天使(1992年製作の映画)

3.8

ダスティン・ホフマンはやっぱり名優だ。
安心して見ていられる。
TVキャスター(ジーナ・デイヴィス)の
ブラウス越しの柔らかそうな胸に
目が釘付けになった。
若い女性弁護士もいい

養老孟司の本でこの
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勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

3.8

原作は綿矢りさ。
今の空気が感じられる作家といえば
綿矢りさと川上未映子。好きな作家だ。
「コンビニ人間」の村田沙耶香もいい

「今の空気」とは、身体よりも自然よりも
脳(意識)が先行してること。
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ジョーカー(2019年製作の映画)

4.2

今最も注目されている映画は
ポン・ジュノ監督の『パラサイト』と
今作だろう。「貧困」「格差社会」…
大好きなルーニー・マーラが婚約を発表した。
ルーニーは透徹しているから
選んだ男に間違いはない。
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

3.8

タランティーノを初めて観たのは、
『デス・プルーフ in グラインドハウス』。
当時は、しばらく映画から離れていて、
監督のことも作品のことも
何にも知らないまま映画館に立ち寄った。
席は若い女性が多
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ラッキー(2017年製作の映画)

4.0

老人が主人公で辛気臭くない映画は珍しい。
アメリカだからか?
日本ではなかなかこうはいかない。
笠智衆ならいけそうか?
松田優作が生きていればいい感じだったかも。
そして監督は森田芳光かな

主人公の
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IT/イット(1990年製作の映画)

3.3

最近アニメに興味ある。
特に「死に戻り」「時間操作」「異世界」もの。
現実にはないこと。だからこそ興味深い。
ピカソなどのキュービズム絵画や抽象画も
現実とは違うのにそれ以上に心に響く。
それでしか表
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戦場のピアニスト(2002年製作の映画)

4.0

最後まで観ていない作品に点数を点けるのは
おかしい。でも敢えてそうする。
名画の採点は4以上。そう決めている

多分すごい映画…それはわかる。
ロマン・ポランスキー監督は
『水の中のナイフ』『テス』、
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