YOU5521さんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

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スプラッシュ(1984年製作の映画)

3.5

トム・ハンクスが若い。
若いころから「いいひと」だ。
SMAPの草彅みたいなもんか?
「いいひと」は人魚と出会える
ということだろう

太っちょの兄。
20年前、子供時代は、
わざとお金を落とし、拾う
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モネ・ゲーム(2012年製作の映画)

3.6

印象派のモネ。
教養として、モネに詳しくなるかなと思ったが、
そういう内容ではなかった

さすがのコリン・ファースと
キャメロン・ディアス。
安心して見てられる。面白い!
性悪な人物は出てこない。
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トゥモローランド(2015年製作の映画)

3.6

なんかメチャ展開が軽快だなと思ったら
ディズニーものだった。
G・クルーニーが出てる映画は大体面白い。
ちょっと子どもっぽい感じはあるが、
さすがディズニー、破綻のない完成度の高さだ

「子どもたちの
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大統領の陰謀(1976年製作の映画)

3.9

今般この映画を観る価値は高い。
権力者の「書類裁断」「口封じ」「もみ消し」
「隠蔽」「偽証」「司法妨害」が行われる。
現在の安倍政権の「森・加計」「桜を見る会」を
見ているようだ。
いつの時代も権力者
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グッモーエビアン!(2012年製作の映画)

3.5

グッモー・エビアンとは
グッドモーニング・エブリワンのこと。
冒頭英語教師役の小池栄子が
この言葉を使う。
パンクな話を期待したが、
それほどではなかった

麻生久美子は大好き。
表情がいい。
娘役の
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翔んで埼玉(2018年製作の映画)

3.7

なんか話題になったし、
いろいろ賞も貰ってるみたい。
作中、現実とフィクションが並列で描かれ、
使い分けられていて巧みだ

井上章一著「京都ぎらい」という本で
京都の見えざる壁が書かれてあった。
その
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舞踏会の手帖(1937年製作の映画)

4.0

フランス映画の名作

モノクロの古い映画だが
まず第一に女優の美しさに驚かされる。
そして至るところに
人生(と恋)の深淵とエスプリが
散りばめられている。
フランス人がよく口にする「セラヴィ」とは
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ハンナ・アーレント(2012年製作の映画)

3.8

20世紀最大の哲学書と言われる
ハイデガーの『存在と時間』。
プラトン以来の西洋哲学が
幻想、砂上の楼閣であることを喝破した。
非常に興味深く、いろいろ調べてたら
ハイデガーの生涯において
何度もハン
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東京ゴッドファーザーズ(2003年製作の映画)

3.8

『パーフェクト・ブルー』『パプリカ』
に続いての今敏監督作品だ。
お得意のサイコパスとか妄想とかSFとか
歪んだ、どぎつい内容を想像していたが、
SFのないドタバタの人情ものだった

雪の東京とか、街
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パプリカ(2006年製作の映画)

4.0

遅ればせながら、いろんなことに気づく。
もうとっくの古さなのかも知れないが、
自分にとっての新しい発見に心躍る

映画で
「夢」といえば『インセプション』、
「時間」いえば『インターステラー』、
「人
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ダンサー・イン・ザ・ダーク(2000年製作の映画)

3.8

突然踊りだす映画って好きだ。
ゴダールの『はなればなれに』
ハル・ハートリックの『シンプルメン』。
邦画『モテキ』もそうだった。
この映画もそう。
夜勤の工場で作業服の強面が軽快に踊りだす。
林間の鉄
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トレインスポッティング(1996年製作の映画)

3.8

おしゃれな映画は?と訊かれたら
ソフィア・コッポラ監督の『SOMEWHERE』と
ギャロの『バッファロー'66』をあげるだろう。
そしてもう一つあげるならこれかな。
(観る前から)そんなこと思いながら
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ミスト(2007年製作の映画)

3.8

知人大学生に勧められて、特に前知識なしで観た。
『魔法少女まどか☆マギカ』の時間操作とか
『シックスセンス』の衝撃のラストとか
『涼宮ハルヒの憂鬱』の裏にあるものとか
『バタフライ・エフェクト』の繰り
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タバコ・ロード(1941年製作の映画)

3.6

題名がシンプルでカッコいいなと思ったが
モノクロの古い映画、
ドタバタでコメディだった。
でも貧乏を描いた作品は面白く、
勢いがあって一気に観てしまう。
娘役のジーン・ティアニーが色っぽい。
40年代
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巴里の屋根の下(1930年製作の映画)

3.9

赤塚不二夫の漫画『おそ松くん』の登場人物イヤミ、
「シェー」のポーズが可笑しい。
名前のとおりちょっと鼻持ちならないところがある。
口癖は「ミーはおフランス帰りザンス」。
お高く止まってる。
昭和のこ
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エド・ウッド(1994年製作の映画)

4.0

ティム・バートンの映画は
なかなか感情移入出来ないのだが
この映画はモノクロということもあってか
すんなり入り込めた。
映画愛がにじみ出ていて好感が持てる。
オーソン・ウェルズが登場し
映画監督の苦労
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ジャンヌ・ダルク(1999年製作の映画)

3.7

ジャンヌ・ダルクといえば
イングリッド・バーグマンが有名か。
またデンマーク無声映画の巨匠カール・ドライヤー監督の
『裁かるるジャンヌ』は映画史に残る傑作だ。
ゴダールの『男と女のいる舗道』で
アンナ
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オペラ座の怪人(2004年製作の映画)

3.8

冒頭、廃墟と化したモノクロのオペラ座が
全盛期に
時間をさかのぼって
変貌していくシーンは圧巻だ

美しい歌声とオーケストラは凄い迫力。
その両方と、さらにバレエも併せ持つオペラが
最高のエンターテイ
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ロミオとジュリエット(1968年製作の映画)

3.8

この映画の最大の功績は
オリヴィア・ハッセーの美しさを
発掘したことだろう。
まさに日本人好みする初々しさだ。
髪を下ろした顔は板野友美,
表情は綾瀬はるかを彷彿する。
豊かな乳房のバストアップは官能
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バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)(2014年製作の映画)

3.8

驚異の全編1カットだ(編集してるらしいが)。
「カメ止め」どころじゃない。
でもそれにどれほど意味があるかは微妙。
好き嫌いもあるだろう。
前衛的、実験的な試みは評価できるし、
臨場感もある。
鏡に映
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シャイニング(1980年製作の映画)

4.0

リスペクトしてやまない天才キューブリック監督。
超名作『2001年宇宙の旅』『時計じかけのオレンジ』。
最もセクシーな映画だと思う
『アイズ・ワイド・シャッド』。
意外と良かった『バリー・リンドン』。
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太陽の季節(1956年製作の映画)

3.4

あまりに有名な
石原慎太郎の芥川賞作品。
あまりに有名な
石原裕次郎のデビュー作。
あまりに有名な
後のおしどり夫婦長門裕之と南田洋子の共演。
あまりに有名な
流行語「太陽族」を生んだ映画だ

長門裕
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カリートの道(1993年製作の映画)

4.0

昨日『マネーモンスター』を観た。
一昨日は『アダムス・ファミリー2』。
今日は『カリートの道』。
だから?
自分でこの偶然にちょっとドキッとしたのだ。
何が偶然か。
ちなみに『カリートの道』は
監督が
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マネーモンスター(2016年製作の映画)

3.5

あの切れ者ジョディ・フォスターが監督ということで
観る価値はあると判断。
G・クルーニーとJ・ロバーツ共演だから
間違いはない。
冒頭、映画『スティーブ・ジョブズ』みたいな
テンポの速さ。
畳み掛ける
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アダムス・ファミリー2(1993年製作の映画)

3.8

①新しく家族が増えた。男の赤ちゃん
②赤ちゃんはコウノトリが運んでくると
乙女発言な女の子に、ウェンズデーは
「親がセックスしたから」と素っ気ない
③善人面の世間に対し「邪悪」志向なのだ
④今回は巨乳
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アダムス・ファミリー(1991年製作の映画)

3.8

「おしゃれな映画は?」と訊いて、
結構な確率であがるのが『バッファロー’66』。
確かにセンスいい。
「おしゃれ」というより「クール」な印象。
あの背の低い、ぽっちゃりした娘
「どこがいいのかな?」と
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劇場版 ソードアート・オンライン オーディナル・スケール(2017年製作の映画)

3.8

人を苦しめる元凶を、ブッダや禅では「煩悩」と呼ぶ。
「煩悩」とは、脳が過剰に作り出した「妄想」のこと。
「幻想」といってもいい。
人類がかつて作り出した「幻想」の最たるものは
「お金」「国家」「時間」
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打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?(2017年製作の映画)

3.5

多分自分が中学生で誰か好きな人がいたら、
この映画は一生心に残ると思う。
好きなタイプの作品

ちょっと現実にはない「きれい」感。
キラキラしてる。夢の中にいるみたい。
まあ、すべては中学生男子の妄想
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ステキな金縛り(2010年製作の映画)

3.5

現在三谷監督の映画『記憶にございません!』
が上映中らしい。
それの記念にTVで『素敵な金縛り』と『清州会議』
を放映したので両方録画した。
『素敵な金縛り』は再見

『記憶にございません!』は中井貴
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清須会議(2013年製作の映画)

3.5

三谷映画は独特の面白さがある。
マニアック、おたく的。
映画のダイナミックさは少ないが、
それを目指さず、割り切って、
手のひらサイズに徹し、
箱庭的緻密な世界を作り上げている。
その潔さがいい

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溺れるナイフ(2016年製作の映画)

3.4

原作はジョージ朝倉の漫画。
ちなみに女性作家。美人。
連載中の『ダンス・ダンス・ダンスール』とか
『ピース オブ ケイク』とか読んでる。
スタイリッシュな絵柄だし、
全体に今風の抜け感があって、おしゃ
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冒険者たち(1967年製作の映画)

4.0

こういういい映画を観ると
心が洗われる。
ひとつも嫌なところがない。
甘酸っぱく、ほろ苦く、それでいて人生を語っている。
やっぱりフランス映画って素敵だ

冒頭、スクラップ場に重ねられた廃車が
芸術作
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砂の惑星(1984年製作の映画)

3.0

スタンリー・キューブリック監督の
『2001年宇宙の旅』は誰もが認める名作だ。
キューブリックにも劣らない才能の持ち主
デヴィッド・リンチ監督。
『2001年…』を意識しないはずがない。
そのへん楽し
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オーバー・フェンス(2016年製作の映画)

3.8

オダギリ・ジョーの粘っこい個性って
他に類を見ない魅力だと思う。
それと蒼井優。当代一の女優だろう。
特に印象深いのは『岸辺の旅』。
浅野忠信の不倫相手役で、そのふてぶてしさったらなかった。
深津絵里
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どんてん生活(1999年製作の映画)

3.6

題名がいい。
「どんてん」とは「曇天」のこと。
ひらがなにして「生活」を付ける。
「暮らし」よりは軽やか

デヴィッド・リンチ監督の
『インランド・エンパイア』の冒頭
「ある冬の曇り日と古いホテル」と
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ブラック・ダリア(2006年製作の映画)

3.7

DVD予告で観て、
デ・パルマ監督だし、S・ヨハンソンが出てるし、
面白そうだと観てみた。
冒頭、ああ以前観たな、と思い出す。
すっかり忘れてたけど。
不思議で、以前観たけど忘れてるものって
また観た
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