YukiSanoさんの映画レビュー・感想・評価

YukiSano

YukiSano

SFが好き。

映画(341)
ドラマ(6)

Junior(原題)(2011年製作の映画)

3.6

RAWの監督処女作。
ネットで検索すると字幕なしで見られる、とても瑞々しい青春作品。
RAWの元ネタであり、これを後にホラーリメイクしたのがあの作品。

町山さんのRAWの有料解説でストーリーの説明を
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デヴィッド・リンチ:アートライフ(2016年製作の映画)

3.0

リンチの創作の原点に迫るドキュメンタリー。

意外と幸せな家庭で育っていたことが明かされて、それが一番の驚愕だった。トラウマと不幸の塊かと思えば、そうではなく大切に育ててもらいながらグレていったことや
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E.T. 20周年アニバーサリー特別版(2002年製作の映画)

4.5

約30年前全く乗れなかった作品。
今こそ、本当に心に響く。

フランソワ・トリュフォーに「子供のために映画を作ってみなさい」と助言されたスピルバーグが比較的低予算で作ったヒット狙いではない作品。公開し
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スター・トレック(2009年製作の映画)

4.0

理想的なリブート。
無個性だけど天才のJJテクニックが異様に光っている。

戦闘するスタートレックというコンセプトにショックを受けて、劇場公開時には好きにはなれなかったのだが新シリーズにも慣れて見直す
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RAW〜少女のめざめ〜(2016年製作の映画)

4.0

少女が大人になる時の戸惑いと嫌悪感をホラーとして表現したメタファー映画。

性とホラーがここまで上手く融合していると感じた作品は珍しい。

全部がメタファーなので筋が通ってまいが、心情が理解できなかろ
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アントマン&ワスプ(2018年製作の映画)

3.9

誰も死なないヒーロー映画。
子ども向けと言ってしまえば それまでだが、心から観客を楽しませようという信念が貫かれて、ニコニコしながら観られた。

マイケル・ダグラスとミシェル・ファイファーの共演って今
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猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)(2017年製作の映画)

4.3

猿版「許されざる者」
重厚な西部劇SFの傑作。

復讐に囚われたシーザーが、自己の中に相対する敵と遭遇する。それは前作で憎しみに囚われた同族コバの影。

そして同じリーダーという立場でありながら、マジ
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タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密(2011年製作の映画)

3.6

スピルバーグの自己模倣映画。
レディ・プレイヤー1で示されたイースターエッグを探し求めて、彼の中でも未見作品の1つをようやく観ることが出来た。

驚くことに彼は30年ほど前から、タンタンとインディ・ジ
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今日、キミに会えたら(2011年製作の映画)

3.4

ハリウッドをこれから支えるであろう新星たちが出ているので、ずっと観たかった作品。

色んなビデオ屋回っても見つけられ無くて、ついにAmazonで見つけた頃には、フェリシティ・ジョーンズはスターウォーズ
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マチェーテ・キルズ(2013年製作の映画)

2.4

寒い。スベってる。
この作品の正しい表現な気がする。

もともとバカ映画を作ると宣言してる作品に、出来をどうのこうの言っても仕方ないのは百も承知。

ただ、そうである以上は笑わせてほしいし、予想を越え
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スワロウテイル(1996年製作の映画)

4.8

心の底から愛してる一品。
好きすぎて客観的に観ることができない。

16歳という青春ど真ん中で観た、この作品はどの日本映画よりも鮮烈でスタイリッシュに映った。観たことない映像と世界観。MVのように流れ
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三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船(2011年製作の映画)

3.4

突っ込みどころ満載エンターテイメント。

空飛ぶパイレーツ・オブ・カリビアンまんまで、他愛もない話だと割り切れば許せる。

小さい頃は突っ込みもせずに、ド真剣にこの手の作品を愛していたなぁ、と感慨深く
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15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)

3.8

スクリーンの中とこちらの現実を繋ぐ点。凄い映画はそんな特異点を発生させて、こちらの次元に侵食してくる。

イーストウッドは、最近事実を映画化することで現実と虚構の境目を極限に薄くすることに挑戦し、また
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ミッション:インポッシブル/フォールアウト(2018年製作の映画)

4.3

トム・クルーズ人生の最高峰を目撃した。

彼は何者なのか?
もはやスーパースターではなく怪物である。

いつものトムのナルシスト映画か?
イエス。

しかし極限まで研ぎ澄ましているためにアートとして昇
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リバーズ・エッジ(2018年製作の映画)

3.7

90年代とは何だったのか?
多感な十代を過ごした時代。
あの時生きてる実感を皆が虚ろに探していた。

テレビをつけると病的な事件ばかりで、組まれる特集もセンセーショナルなものが多く、死体愛好本なんかが
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万引き家族(2018年製作の映画)

4.0

とても嫌な感覚と愛しい気持ちが、ない交ぜになって襲ってきた。

是枝監督の作品を見るとき、必ず味わう感情だ。

同じ場所に傷を持った偽りの家族。
孤独に押し潰されてしまいそうになるのを必死で堪えながら
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

4.5

究極の自主映画。
そして最高に幸せな劇場体験。

大阪の700人以上入るTCXスクリーンの劇場が満員の中で爆笑と拍手が起こる。帰りのエレベーターは長蛇の列で終電やばくなるほど。

かつて自主映画をやっ
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ジャック・リーチャー NEVER GO BACK(2016年製作の映画)

2.7

トム・クルーズのナルシスト全開映画。

夏の納涼リンチ祭をし過ぎて精神の迷宮に陥ったので真夏のトムクル祭に切り替えたら、思ってたより雑な脚本でゲンナリした。

逃亡しながら疑似家族を形成していく物語と
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アルファベット(1968年製作の映画)

3.3

ディビッド・リンチの邪悪なEテレ。
歌のお姉さんが悪夢のABCの歌を血塗れで歌ってくれる。アニメ部分など60年代とは思えないほどに斬新。

ツインピークスreturnが凄すぎて、リンチ熱に浮かされて観
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インランド・エンパイア(2006年製作の映画)

3.3

リンチの無限悪夢。
何重層にもなっている構造でメタ的要素満載で混乱する。

ミニDVで撮られ、音声なども素人レベルな時もある自主映画に近い作り。リンチが思い付いたら好きな時に俳優呼び寄せて撮り上げたと
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テイク8(2015年製作の映画)

3.5

カメラを止めるな!を早く観たいのに観れない状態なのでYouTubeで監督の短編を観る。

カメ止めを観てないから何とも言えないけども、メタ構造の物語が効いていて面白いのが特徴。

映像的に安っぽいし、
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ザ・マスター(2012年製作の映画)

3.7

信仰心とリビドーいわゆる勃起力との葛藤の物語。

これはブギーナイツやマグノリア、ゼァウィルビーブラッドでも描かれた狂気と自己のぶつかり合いと、父性への憧憬と別離が描かれている。

ポルノやカエル、石
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インポッシブル(2012年製作の映画)

4.0

災害体験映画。
体験するのは津波そのものよりも、家族を失う恐怖や、避難所での絶望的な状況、そして人々の優しさと希望。

阪神淡路大震災の体験や東日本大震災の時に長いことボランティアで関わったりした身か
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アイ・オリジンズ(2014年製作の映画)

4.0

瞳に宿った魂を追う、切なくも美しい物語。

何の予備知識もなく見たので展開に面食らったスピリチュアルSF。

作家で女優ブリット・マーリングが気になりすぎて観賞。アナザープラネットの監督らしい内省的な
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ザ・イースト(2013年製作の映画)

3.7

作家性を持つ女優ブリット・マーリング主演。自ら企画し脚本を書くこだわり派の彼女が気になる。

彼女はSF的題材を使ってスピリチュアリティを探求する作家のようだが、このイーストは環境テロリストに潜入する
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悪女/AKUJO(2017年製作の映画)

3.8

昼ドラ+超バイオレンスアクション

スタントアクション映画の歴史に新たなを足跡を残す超絶アクション映画。ヒロインもカメラマンも生きているのが不思議なレベルで文字通り体当たりしてる。

同時期に出たアト
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ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー(2018年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

フェチズムの足りないスターウォーズ。

このシリーズは監督による何らかのマニアックなこだわりが偏って変なバランスになるシリーズだと思っている。メカニズムよりだったり、フォースの描き方だったり、政治的要
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美女と野獣(2017年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

定番のディズニーもの。
興味ないのに家族のために借りたら、誰も見ないから一人で見た…

ところが凄まじい作り込みと飽きかけたら仕掛けてくる歌と踊りで目を離させない。これが超一流の仕事なのか、と感心して
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アウトレイジ 最終章(2017年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ソナチネの高齢者リメイクバージョン。

一作目の残酷ギニョールから、二作目は仁義なき戦い、三作目はやはり自己回帰。

ブルーが抜けた北野死生感。
何度も見た、あの風景へ最終的に回帰した時にアウトレイジ
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デッドプール2(2018年製作の映画)

4.5

ハリウッド版ポプテピピックなのに、愛と感動の超大作でもあった!

まさか、こんなに笑って泣けるとは!
期待してなかったので不意を突かれた。

前作のXmenメンバーが絡むと途端に漫画っぽさが出すぎてデ
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GODZILLA 怪獣惑星(2017年製作の映画)

3.1

意外と拾い物なSF映画になっていた。動画配信サービスで暇潰しに見るのに最適な感じ。

こんなゴジラがあってもいい。昔、ゴジラをテーマにした短編漫画集を持っていたが、あれと同じようなノリを感じる。

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アウトサイダー(2018年製作の映画)

2.4

素晴らしい美術や衣装と時代考証で見せられる戦後日本。まるで深作監督が復活したかのような迫力の演技を披露する日本俳優陣。

これは凄い時代の日本映画の復活か‼と思わせておいて、凄まじいコケっぷり。脚本が
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クローバーフィールド・パラドックス(2018年製作の映画)

3.1

物凄く面白くなりそうなのに、どんどんこんがらがって行くSF。

クローバーフィールド・ユニバースに共通している抜き身の刃物みたいなヒリヒリ感がないので、ハラハラもせずに状況を理解することばかりに頭がい
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オクジャ okja(2017年製作の映画)

3.7

とても不思議な映画。
韓国の少女が巨豚を救うためにアメリカに乗り込む大冒険ムービー。

韓国映画とハリウッド映画のハイブリッドなのは間違いないのだけど、今までの既存の商業映画とは、在り方が違うと感じた
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アメリカン・スリープオーバー(2010年製作の映画)

3.6

瑞々しい子ども時代から大人になる、ちょうど狭間の一晩を描いた青春映画。

何かが起こりそうな予感に満ちていて、不安になる焦燥感がある。これからホラー展開になるのかとドキドキしてしまうのは、監督がイット
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グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

4.0

凄まじい多幸感。

口コミで広がって超ロングランしてるので全く興味なかったけど観てみた。GWの1日ってこともあるだろうけど、半分くらい劇場が埋まっていて、その人気ぶりに驚かされた。きっと何度も足を運ぶ
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