ユキユキさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

ユキユキ

ユキユキ

大学生です。完全自己満の感想メモと化してます。冬は観たことないような映画に出会いたいです。

灼熱/灼熱の太陽(2015年製作の映画)

3.6

日本人には無い歴史と感覚。だけど人間の本能的な部分が描かれていて全く理解できないわけじゃない。
特にレイブシーンからの海のシーンが良かった。「音楽」は自我の葛藤を描き、「海」は覚悟として描かれるのか。
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花様年華(かようねんか)(2000年製作の映画)

4.1

恋は必然だと思うのです。
当の二人が気づかぬだけで初めから恋する環境は出来ている。
それを微細に描くカーウァイ監督の感覚は簡単に真似できるものじゃないな。
数年前に観た時とやっぱり感じるものは変わって
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ビースティ・ボーイズ 撮られっぱなし天国(2006年製作の映画)

4.4

ビースティーボーイズとお客さんの垣根が描かれないところはこの作品の醍醐味だな。音楽はやっぱり皆んなで作り上げるものだと思うのです。
それに今みたいに、観客がスマホ掲げたライブではなく、赴くままに体を動
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他人の顔(1966年製作の映画)

3.8

包帯の隙間からギョロッと光る目が生々しく気持ち悪い。まさに「生き物」としての人間が映し出されてた。
ストーリーは原作を読んだ方が良いかもしれないが、さすが勅使河原さん、意味を持たないショットやカメラの
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フィフティ・シェイズ・ダーカー(2017年製作の映画)

1.5

ロマンポルノの世界観が好きな私にとってこのシリーズは観逃せないですね〜
映し出される映像はラグジュアリーなのにそれに負けないこの安っぽ〜いセックス…でもそこが面白い、というかその雰囲気メインだよね…
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隣人(1952年製作の映画)

4.0

素人が今では簡単に作れてしまいそうな演出だけど、これは完全に芸術作品として成り立っている。
50年代に作られたという時代性や音楽との相関性、ストーリーの起承転結、そしてやはり「動き」のデザインが計算さ
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ピアニスト(2001年製作の映画)

3.3

閉塞感のある毎日から自分を解放したいが故の自傷行為。でもいざ自分を解放しようとしても、結局その毎日から逃れられない憂鬱。
痛々しいくらい病的で、見るに耐えない。でもそれを「狂ってる!」と安直に表せない
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JUNO/ジュノ(2007年製作の映画)

3.5

妊娠の奮闘記かと思うが本題はもっと違うところにある映画。
親になることが大人になるきっかけかもしれないが、結局誰も大人になんてなれないし、大人になりたい人なんてそもそも居ないんじゃないかな〜

生きる(1952年製作の映画)

4.7

ボロボロ泣いてしまった。
「いや、それはその…」しか言えないような男が、自分に命があると気付いてから彼の中に一種の狂気が生まれ、周りの人は彼の空気に呑まれていく。
ヒーローみたいに世界中に認められる存
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シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア(2014年製作の映画)

4.0

タイカ・ワイティティ監督の作品は初めてだったんだけど、この方ユーモアが最高だね。
割りとエゲツないし一人で観るには勿体無かったなぁ。

ハドソン川の奇跡(2016年製作の映画)

4.5

映画館で観れば良かったと後悔。
人間の感覚に勝るものは無い。事実を検証するような物語の展開はいかにもジャーナリズム的で、でもこのジャーナリズムの姿勢こそ古くからの映画の姿勢であるようにも思える。そこを
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ニュースの天才(2003年製作の映画)

2.3

なんでこんな子供染みた人が中立な立場で真偽を裁く記者になったのか分からんな〜それを擁護する人たちもおかしいな〜
仕事でも何でもそうだけど、人柄の良さだけに固執するのはよろしくないね〜

ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)

3.6

婚約者の皮肉具合が最高ですね。
どんな時代も美しい部分だけ美化されて、あの頃は良かったなんて言うけど、結局未来に進むしかない。こんなアツいメッセージもユル〜く描くウディ・アレン、流石だなぁ。

ビフォア・アイ・フォール(2017年製作の映画)

3.8

なんとなく観てみたのにも関わらず、号泣してしまうという…
良い日は作るものですね。明日も頑張ります。

マイ・ブラザー(2009年製作の映画)

3.2

題材的にもパッとするものはなく、観終えた後も残るこのモゾモゾ感。終始、居心地が悪い作品だった。
まぁこのモゾモゾはトビーさんの怪演によって作られているといっても過言ではない。だがもう観たくはないな…

忘れられた人々(1950年製作の映画)

4.3

貧困による愛と欲の入り乱れ。
身を削って養うには困るけど人恋しけりゃ求める。ペドロのお母さんが一番皮肉である。
ブニュエル作品特有の太ももショットはやはり最強。下手なヌードより太ももの破壊力を理解して
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軽蔑(1963年製作の映画)

3.4

男性は意外と後を引きずるものであり、その本質をただただ描いた作品。
ゴダールにしてはサクっと観れた。
しかしながらメロドラマチックな音楽の連続性は違和感しかなくて相変わらずゴダールだった。

汚れた血(1986年製作の映画)

4.2

夜の街並みに映える赤、どんな姿も捉える視線、青いガウン、ボウイの”Modern Love”…
初夏に観るカラックス作品は最高であった。

オクジャ okja(2017年製作の映画)

3.9

さすがNetflix。ドラマ性を保ちながら決してエンタメ作品として消費させないところにアッパレです。
ポン・ジュノ監督のドラマ作りの力量は勿論ですけど、ネトフリの自由な作品作りの姿勢が功を成していると
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突然炎のごとく(1961年製作の映画)

3.6

女性に散々振り回された男性が「もうこんな女に振り回されない!」と意を決して別れを告げるものの、その後ろ姿はなんとも情けなく見える。
女性は男性を翻弄させるものという性の根源を見させられた感じ。
まぁ、
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ハクソー・リッジ(2016年製作の映画)

3.7

映像表現について、メルギブソンは相当な変態だなの一言に尽きる。途中からこの破天荒ぶりをギブソン自身楽しんでるだろ感は否めない。
が、
そこがこの作品のいちばん良いところ。こんな惨い映像を、暗黒でしかも
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フェリスはある朝突然に(1986年製作の映画)

3.1

ドタバタのコメディ感をここまで青春ムービーに仕立て上げられるのはジョン・ヒューズだからだな〜

セコンド/アーサー・ハミルトンからトニー・ウィルソンへの転身(1966年製作の映画)

3.6

レイプシーンの不気味さといい、自分が自分じゃなくなっていく映像演出がすごい。
直接的なグロさは無いのに、居心地が悪くて観ていて気が詰まる。映像作品として面白いもの観た。
安部公房の『他人の顔』も観なき
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ナイトクローラー(2014年製作の映画)

3.5

デニーロの『キング・オブ・コメディ』と似ている。
正当な努力だけが成功を招くとは限らない。地頭がよければ、常識に囚われない精神があれば、皮肉なことに何だってできる。まぁ、所詮そういう人は長くは持たない
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これは映画ではない(2011年製作の映画)

3.7

映画政策を禁止されたパナヒ監督が政府から隠れて撮った映画。
パナヒ監督の内心的な心情が中心だけれど、この普通の日常感が小津っぽい映画になり得てる。

キング・オブ・コメディ(1983年製作の映画)

3.9

いるよなぁ、こういう人。
気持ち悪いくらい常識のないけど、それがプラスに転じてしまう人。で、変わってるが故にだいたい人気者になってしまう。
こういう生き方もあるとは知っていても、自分には出来ないような
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セトウツミ(2016年製作の映画)

3.1

映画化よりも深夜ドラマ枠で何話も観ていたかった感は否めない。
が、メッセージ性のある映画だけでなくこういう無心状態を味わえる映画があっても良いのではと。
あんなにはしゃぐ池松くんが久々で動揺してしまっ
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PERFECT BLUE パーフェクト ブルー(1998年製作の映画)

4.0

こわいこわい。
今敏作品に出てくる「この人ヤバそうだなぁ」って人は大体顔もヤバい。人の性格は顔にでるということかしら。
最後の「おしまい☆」みたいなノリが突然緊迫感のあるストーリーから突き放された感が
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裸足の季節(2015年製作の映画)

3.6

少女と女性の境目とは何か。大きく言えば子供と大人の境目とは何か。
涙を溜めながら、反抗心を隠しながら自由のために子供の自分を捨て結婚していく姉たち。そんなことで自分の人生を捨てたくないと反抗する妹。
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恋する惑星(1994年製作の映画)

4.0

ル・シネマ特集にて。
大衆的なカーウァイ作品。『天使の恋』より映像的な衝撃は無いけど、後半2人のストーリーに引き込まれる。
出てくるキャラが全員拗らせているけど、世の中だいたいこんな人ばっかじゃん!と
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天使の涙(1995年製作の映画)

4.2

ル・シネマ特集にて。
起伏の激しい映像の切り取り方、目が疲れるような原色とネオン、ブロンド女性のキンキン声やガチャンガチャンうるさい殴り合い…映像が襲いかかってくるような感覚になる。
でもそれがエロい
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そうして私たちはプールに金魚を、(2016年製作の映画)

4.7

どうしよう、最高だった。
久々にヤバいもん観たな〜とゾワゾワする。
短編という尺がこのポップな作風に適切だけど、どのシーンも遊び心があってむしろ短編じゃ物足りない。
「田舎はクソだ」とひたすら卑下して
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欲望のあいまいな対象(1977年製作の映画)

4.2

ブニュエルさんの作品に出てくる女性ってメロドラマチックで「鬱陶しいな!」てモヤモヤするんだけど、それに見事に翻弄されるキャラクター達が笑いどころ。今回もそんな感じで、プラスαでエロも増量。
結局何がし
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インランド・エンパイア(2006年製作の映画)

3.7

ツイン・ピークスとマルホランドで不可解な世界観を娯楽たらしめたリンチさんですが、今作はまさに原点回帰している作品。
不穏な予感しかしない居心地の悪さと、それを振り切るかのごとく皆んなで踊り狂ってる描写
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スウィート17モンスター(2016年製作の映画)

4.0

どこまでも人間臭〜いティーン映画。
お兄ちゃんの家族を見過ごすことが出来ない性格とかお母さんの更年期並みの支離滅裂な部分とか、イケメン生徒の「高校生活が一生の取り柄になるんだろうな〜」みたいな見事にイ
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二ツ星の料理人(2015年製作の映画)

3.6

ブラッドリー・クーパーの牡蠣の殻むきに萌えてしまった時点で、この映画のストーリーに入り込むことは出来ませんでした。
ブラッドリー・クーパー堪能作品というべきなのか、高級スポ根映画というべきなのか。全シ
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