ゆっけさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

あの頃。(2021年製作の映画)

3.5

松浦亜弥と出会う冒頭のDVDを観るシーン完璧。なんとなく足りない人生を送っていた主人公が、ここから生活が一変していく瞬間。感動しました。

今回の今泉監督は、得意の「恋愛」ではなく「友情」にフォーカス
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劇場版 アーヤと魔女(2020年製作の映画)

4.0

ロックテイストな魔女いいね。
音楽かっこいい。
ずる賢く生きる、アーヤ好き。
しゃべる黒猫トーマスとのやりとりも。
ストーリーに物足りなさも感じるけど、続きがあったら観たくなる。

明日への地図を探して(2020年製作の映画)

4.0

『恋はデジャ・ブ』『オール・ユー・ニード・イズ・キル』『ハッピー・デス・デイ』のように、同じ日を繰り返す、タイムループ映画。

同じ日を繰り返しているからこそのお決まりのあのタイミングよく動くところが
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ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

4.5

"ヤクザ"という重いテーマの中に、しっかりとその中に"家族"が描かれていて圧巻でした。この世界観を作れる藤井監督はすごいとしかいいようがない。

1999年、2005年、2019年と3つの時代を綾野剛
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透明人間(2019年製作の映画)

4.0

『アップグレード』のリー・ワネル監督。
超絶束縛男から逃げて、戦う女性の物語。ホラーであり、スリラー映画。

途中『ターミネーター2』のサラ・コナーのような展開になります。
低予算ながらしっかりエンタ
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ソウルフル・ワールド(2020年製作の映画)

4.0

人生をふりかえる、年末の今こそ観たい、大人のためのピクサー映画。
たぶん、このテーマは子供は理解できない…

なんというか、ジャジーでビターです。むしろ、もっと年をとってから観た方が感じるものは違うか
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MOTHER マザー(2020年製作の映画)

-

2014年に実際に起きた事件から着想を得た映画ということで、かなり内容がヘビーで救われない話。どうして?と思うことが多く、やるせない気持ちが残ります。

んー、希望がないし、好きにはなれない映画。
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前田建設ファンタジー営業部(2020年製作の映画)

3.5

前田建設がマジンガーZの格納庫を作る話。
空想世界の建物を実際の現実世界で作ることができるのか?という命題に立ち向かう企業戦士たち。

実際にあった話で、見積もりなどリアリティあって面白かった。特に技
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映画 えんとつ町のプペル(2020年製作の映画)

4.0

アニメーションは、STUDIO4℃で、文句なしにすばらしい。キャラクターデザインも素敵。映画鑑賞後、無料で公開されている絵本も読みましたが、ここまでうまく膨らませているのはさすがだなぁと思いました。>>続きを読む

アルプススタンドのはしの方(2020年製作の映画)

4.5

最高に熱くなったし、涙が止まらなかった。

甲子園の1回戦の応援席だけしか映し出されないのになぜこんなに熱いのか?

「しょうがない」と思ってなにかに諦めた人へ贈る映画。
ゆるい会話が続くけれど、それ
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

-

とても好きな映画。
さすが、西川美和監督。文句なしにすばらしい。

ノンフィクション小説「身分帳」を原作に、一部現代風にアレンジされて描かれています。人生の大半を刑務所で過ごした、真っ直ぐな男。その三
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私をくいとめて(2020年製作の映画)

4.0

『勝手にふるえてろ』の大九明子監督と綿矢りさのタッグ。
好きな方はこれは観ないわけには行かないでしょう。

ひとり語りや近所の通行人の方々、ひとり暮らしのアパート(いい具合のおしゃれ感)。そして、感情
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ミセス・ノイズィ(2019年製作の映画)

4.5

騒音おばさんの事件をモチーフにおもしろおかしく描いたコメディ映画なのかなと思っていたのですが、まさかの”家族”の絆を描いたヒューマンドラマでした。

15年以上前の“あの事件”があまりにも衝撃的で、ワ
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ザ・コール(2020年製作の映画)

4.0

タイムパラドックススリラー。
過去 vs 未来。
ハラハラして面白い。

佐々木、イン、マイマイン(2020年製作の映画)

4.0

大切なときに、側にいて背中をそっと押してくれる存在。それが”佐々木”。

でも、“佐々木”自体、完璧な存在ではなくて、不器用で、人間ぽさがあるのが良い。佐々木を演じた、細川岳さん素晴らしい。圧倒的な存
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弱くて強い女たち(2020年製作の映画)

-

東京国際映画祭にて。

ワールドフォーカス部門の台湾映画。
雰囲気が『フェアウェル 』に似ている気がしました。

楽しみに観るというより、なんとなく観て、振り返ってあぁいい映画だったなぁという心地がす
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劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

4.5

最高。

前半は、特にコミカルでユーモアラスなシーンが多い(ほっこりする。禰豆子の頭突きが可愛すぎる)だけに、後半の畳み掛ける展開が熱い。

もちろん、キャラクター、一人ひとりの見せ場もちゃんと作られ
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シカゴ7裁判(2020年製作の映画)

4.0

素晴らしかった!

ベトナム戦争に反対する活動家、市民のデモで起きた警察と軍との暴動事件。それを扇動した7人が逮捕され、裁判が行われることから始まります。

アメリカ大統領選挙が来月に控えている中、1
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監視資本主義 デジタル社会がもたらす光と影(2020年製作の映画)

-

💁‍♂️こんな人におすすめ

・Youtubeでおすすめされる動画を観てしまい、気付いたら何時間も過ぎてしまう
・SNSに投稿したいいね数が気になる
・よく知らない人の信憑性のないツイートをRTするこ
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浅田家!(2020年製作の映画)

4.0

ユーモアのある家族の映画。

中野量太監督の描く家族って、みんな素敵だ。こんな家族に憧れます。

「家族写真」がテーマです。コミカルな部分の中に、それぞれの人の人生をオムニバス形式で描くのは『湯を沸か
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フェアウェル(2019年製作の映画)

4.0

とある家族の愛を描いた映画。
中国、アメリカ、日本、3つの国が混ざっているのが不思議。

ガンで余命3ヶ月と宣告されたおばあちゃんにそのことを告げずに、親戚一同が集まる口実に結婚式をでっちあげる。
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TENET テネット(2020年製作の映画)

4.5

理解できない点が多かったけど、面白かった!
とにかく劇場上映してくれてありがとう。。

ただ、『インセプション』とかに比べてしまうと、エンタメ的なカタルシスというか、いまいち盛り上がりに欠けた気がする
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#生きている(2020年製作の映画)

4.0

在宅ゾンビ。

おもしろ!!

密になりがちな、ゾンビ映画だけど、ソーシャルディスタンスを守りながら、いかに外に出ない様に”生き残っていく”かを描いた、サバイバル映画。

とある団地のアパートに住む青
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ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

4.0

音楽・映像がスタイリッシュで、超カッコいい上に、設定も素晴らしい。
これこそ、ニュースタンダード。“現代”を描く、今こそ観るべき学園青春映画でした。

とにかく驚いたのが、多様性のあるキャラクター。学
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mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

-

A24製作、ジョナ・ヒル初監督作品(『ブックスマート』の主演のビーニー・フェルドスタインのお兄さん)

1990年代のロサンゼルス舞台に、13才の少年の成長が描かれます。

これはエモい。スーパーファ
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タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら(2010年製作の映画)

4.0

いいぞ、このノリ。面白い。

仲良しの中年男2人組が別荘を買って休暇を過ごしていただけなのに、猟奇的な殺人鬼だと勘違いされてしまうという、アンジャッシュのコント的な映画。

彼らを殺人鬼と勘違いする大
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2分の1の魔法(2020年製作の映画)

4.5

安定のピクサー映画。一つ一つの描写が後に来て活かされて、後半ドバッと一気に畳みかけて、ラストは涙腺を崩壊させる、そんな魔法(伏線)を持っています。

冒頭からのテンポの良さはさすが。なんで魔法が使われ
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宇宙でいちばんあかるい屋根(2020年製作の映画)

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『新聞記者』の藤井道人監督最新作。
『デイアンドナイト』の清原果耶主演。

14才の少女と桃井かおり演じる、星ばあ。2人が出会うビルの屋上。そこから見える満天の星空がとっても綺麗です。本当に藤井監督の
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ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋(2019年製作の映画)

4.0

いわゆる"シンデレラストーリー"の逆バージョン。
次期アメリカ大統領候補の国務長官と過激なジャーナリストの二人の恋愛を描くラブコメディ。

下ネタ満載ですが、面白いです。
シャーリーズセロン姉さん素敵
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AI崩壊(2020年製作の映画)

-

設定や世界観は良かったけど、後半の展開が....

AIの便利な点や怖さなどSFな要素はグッドだったのですが、エンタメ(パニック・逃走劇)に寄りすぎていて、最初からそちらに振り切った方が面白く観れたの
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ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY(2020年製作の映画)

4.0

こういうノリのアクション最高!!楽しかった。
映画館で観たかったなぁ。。。

『ジョン・ウィック』のスタントチームがプロデュースされたみたいです。通りでスタイリッシュでかっこいいわけだ。ハーレイ・クイ
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カイジ ファイナルゲーム(2020年製作の映画)

3.5

悪魔的に面白いというわけではないですが、カイジ的なノリは満載で面白かったです。

心理戦は期待せず、豪華な役者のみなさんの演技を楽しむのがいいかと思います。

「キンキンに冷えてやがる…!」と言いなが
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のぼる小寺さん(2020年製作の映画)

4.5

小寺さんの純粋な頑張りに、周囲が影響されていく物語。
頑張るっていいなって気持ちを思い出させてくれる素敵な映画でした。

目の前にある壁をのぼる。
将来何になりたいか、自分が何が好きなのか、そんなのよ
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遠い空の向こうに(1999年製作の映画)

5.0

何度も観たい「泣ける映画Best10」に入ります。

シーンを思い出すだけで泣けます。実話だからというのもありますが、感動を押し付けるような感じの演出では決してなく、伝えすぎない感じもあり、観終わった
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SKIN 短編(2018年製作の映画)

-

今観るべき映画。わずか20分で、ここまで考えさせられるとは。
天敵であるかは、肌の色で決まることはない。これ以上悲劇が起きないように。

子供2人の対比が素晴らしい。

ドロステのはてで僕ら(2019年製作の映画)

5.0

設定だけで面白い映画ってありますよね。
みんな大好き、すこし不思議な「SF」映画。

藤子・F・不二雄大先生のまんまのワクワク感。
それを体現した映画。それがこの映画です。

2分後の未来が見えるテレ
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