芹沢由紀子さんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

芹沢由紀子

芹沢由紀子

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MINAMATAーミナマター(2020年製作の映画)

3.5

ジョニデが主役だとどの映画も同じような感じになってしまうんだろうか?
「グッバイリチャード」とこれ、わかりやすい落ちぶれキャラを連続して見てしまったせいか。
やる気のないダメ親父な感じで前半はおっさん
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LION ライオン 25年目のただいま(2015年製作の映画)

4.5

YOUTUBEの縮小版(20分くらいに短縮したもの)をみて、内容はほぼ把握していたんだけど、やはり本編は見る価値があったと思う。

なにより前半のインド部分の子役が素晴らしくかわいい。
施設での、仲間
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歓びのトスカーナ(2016年製作の映画)

4.2

最近、アメリカの作るものばかりを観すぎて、毒されているなと感じているので、あえて他国の映画を選んでいる。こちらは正解。
子供のいる女性には刺さる内容じゃないだろうか。
ベアトリーチェは嫌われ者で、うざ
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永遠の門 ゴッホの見た未来(2018年製作の映画)

3.7

観た!とても好きだった。
ゴッホの絵が好きなのもあるけど、いい映画だった。
家族との絆。ゴーギャンとの友情。
村人たちとの交流。
ウィレアム・デフォーなんだけど、だんだんゴッホに見えてくるんだよ~
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ムーンフォール(2021年製作の映画)

3.0

う~ん、普通。
アメリカよ、毎度地球の危機を救ってくれて本当にありがとうな話だよ。

マティアス&マキシム(2019年製作の映画)

4.6

観てからしばらくたつけど、打ちのめされてしまってなかなかレビューをできなかった。
なんか、モノを作ってるはしくれとして、すごい打ちのめされたの。
自分がほんとうにただの凡人だと思い知らされてしまって。
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孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

3.0

1作目がとてもよかっただけに、期待しすぎてガッカリしてしまった。
どうしてオリジナル脚本にしたのだ。原作に忠実に作ってくれたらまだましだったろう。

松坂桃李くんを急成長させるなら、時期尚早過ぎたと思
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人魚の眠る家(2018年製作の映画)

3.2

怖すぎた。
東野圭吾の作る話はどれもゾッとする。ミステリとすれば秀作なんだろうけど、毎回趣味が悪すぎる。
自分にも年の近い娘がいるので、ただ事じゃない思いで没入した。
2度ほど、声をあげて嗚咽してしま
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ジョン・F・ドノヴァンの死と生(2018年製作の映画)

3.2

この監督さんは天才だと思っているし好きだけど、この作品に関してはとっ散らかっていた。評価が難しかった。

大して重い内容ではないのに、これから起こることを大げさに煽り大騒ぎしすぎ。

進行をなぜインタ
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グッバイ、リチャード!(2018年製作の映画)

1.8

面白くなかったし、見なくてもよかった。ジョニー・デップのファンしか喜べない作品だと思う。
特にどの人物にも感情移入できず、応援したくもならず、衝撃も癒しもなく退屈だった。
裕福な白人中年男性の(ジョニ
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空白(2021年製作の映画)

3.0

好きではないけど、やたら迫力のある作品でした。なんでこれを撮ろうと思ったのかな?
あまり誰も救われない気がした。

でも作る意義がある作品だったのかな。

監督のインタビューでは、古田新太さんをキャス
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草原の実験(2014年製作の映画)

4.2

これも、核実験とか調べてる延長で鑑賞。
率直に言ってすごくよかった。
あまり多くを語りたくない。とにかく見てほしい。

カザフスタンの村がモデルなのだと思われる。30~40年前に、ソ連がめちゃくちゃ核
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Fukushima 50(2019年製作の映画)

3.5

最近放射能とか原発を調べていたので、こちらも観てみました。
10年もたつと、当時のことだいぶ忘れていてショック。

原発のことをよく知らない頃は、東電を悪の親玉みたいに思っていたけど、もう人類が核を保
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はるヲうるひと(2020年製作の映画)

3.0

佐藤二朗さんの演技えぐいし怖い。でも彼が脚本で監督だから、すごくやりたかった役なのでしょう。

山田孝之と仲里依紗の演技は大げさすぎてこっちが引いてしまうが、なぜか新人の女の子をはじめとした4人の売春
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BLUE/ブルー(2021年製作の映画)

3.3

これ、2021年度の日本映画の中で、ダントツに評論家さんたちに人気の作品なのです。
評価がとても高かったので、気になって鑑賞してみました。
大人が好きそうな感じの映画でした。

吉田恵輔さんって、「ヒ
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バーレスク(2010年製作の映画)

3.5

アギレラちゃんの長めのプロモーションビデオです。
まあ、劇場客のために、シェールもおまけで出しておきました、という感じ。平和な話で、目に楽しかったです。

ただ毒々しさや、闇、痛み、そういったスパイシ
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ジェーン・ドウの解剖(2016年製作の映画)

4.2

「少女架刑」吉村昭の小説、ヴィジュアル化って感じで好きでした。
吉村昭の短編も素晴らしいけど、こっちも素敵だった!

美しい若い女性を、バラバラにこわしていくという、センセーショナルな前半部分から、興
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ELI/イーライ(2019年製作の映画)

1.8

えーっと、だめな映画です。
こんなにお金をかけ、素敵なキャストを投入してもこのつまらなさなのか・・・
小学生向けのオカルト番組の第1話目、次回に続く。という感じだった。残念だ

ひとつ見どころを上げる
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僕と頭の中の落書きたち(2020年製作の映画)

3.8

このダッセー邦題何とかならないか

映画はお洒落でテンポよくポジティブで楽しめた。
中高生に見せたい真っ当な健全さだった。

ただ、統合失調症という病気の生きづらさよりもむしろかっこよく美化されてて「
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ヘイター(2020年製作の映画)

4.3

ポーランド映画よいね!
「フリオザ」も好きだったけど、こちらも好きだ。

貧しい若者が、頭脳とハッタリだけで、己の王国を築いていくまでのお話。青春映画。

主人公の目とか表情だけで複雑な感情を表現して
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Furioza/フリオザ(2022年製作の映画)

4.2

すごい好きなやつ~、最近はポーランド映画をよく見てる。
とくにこれはよかった。
すきなやつやった。アタリ!

主人公は坊主になってからが真のイケメンぶりを発揮。ずっと見とれてた。
ヒロインも美人で、ヒ
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赤ずきん(2011年製作の映画)

3.1

こちらも「シンデレラ」同様アマプラオリジナルで無料だったので、子供といっしょに観ました。
ゲイリー・オールドマン、「ドラキュラ」で観たばっかりだったので、まーたこの人は人間じゃない役がほんとにハマるな
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シンデレラ(2021年製作の映画)

3.0

可もなく不可もなく。大衆に媚び媚びしすぎ感が否めない。
魔法使いを黒人のドラアグクイーンにしてるとか、王子様の妹をリベラルで前衛的にしてるところとか、たぶん20年後にこの作品を観たらダサすぎてつらいと
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GEDO/外道(1999年製作の映画)

2.5

ヴィクター・リバースさん目当てで昔見た記憶が。
松田聖子の大根役者っぷりしか記憶にない。
ヴィクターさん、どうしてこの作品に出たのかな?

THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

3.5

フォロワーさんがいっぱい見てる人がいて気になっていた。
私は好きだった。
短いスッキリした尺の映画が好みなので、まさにちょうどいい感じ。
ワンシチュエーション・スリラーというのでしょうか?
一か所から
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マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016年製作の映画)

3.9

アマプラ?かな、レビューと評価がとても高かったのでチョイス。
だけど・・・・


重かった。

予想以上の闇にやられて、ダメージを食らってしまった。

物語も映画の撮り方も、地味。
ずーっと目線と同じ
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劔岳 点の記(2008年製作の映画)

3.5

浅野忠信さんが、ひたすらずるいなあ、という感想です。
SLに乗っててもサマになり、山を登っててもサマになり、大空をバックにたたずんでいるだけでサマになる。
もちろんしゃべればもっとかっこいい。声も雰囲
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家へ帰ろう(2017年製作の映画)

3.9

これは猛烈に良かったなあ!

最近観た「ペコロスの母に会いにいく」と構成も作りもストーリーも似ていたけど、完全に老人が主人公なこの作品は、大陸横断ロードムービーなこともあり、重厚感があった。

以下に
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万引き家族(2018年製作の映画)

3.6

何だろう、ラストに向かって物語が進むにつれ、とんでもない秘密がどんどん明かされていく。

是枝監督の「だれもしらない」と同じで、悲惨極まりない家庭環境を、限りなくピュアに、「この特別な瞬間を切り取って
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ポンペイ(2014年製作の映画)

3.0

ううん、うん、うん。
自然災害映画が好きです。これも「へえ~、火山が噴火するとこうなるのね」という感想しかない。
でも最初から、ラストのオチがわかっているから、そこに向けてただ見るだけの単純作業、とい
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東京島(2010年製作の映画)

2.8

木村多江が美しすぎました。
もっとおばちゃん臭い人でやってくれたら、生々しさが増してよかったのだと思う。誰かって言われたら、難しいけど、もっと体形の崩れかけた生っぽい人。
昭和って感じの人が脱いでくれ
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残穢 住んではいけない部屋(2016年製作の映画)

4.0

あまりJホラーを観ないわたくしですが、これはなんか「どえらい怖い」と聞き、がんばってみました。
これは怖い。

大島てるとかに、リアルにありそうで、自分のほんのお隣でも起こりうる現象ばっかりで、この作
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ドラキュラ(1992年製作の映画)

2.8

30年近く昔の映画、びっくり仰天。

キアヌ、ウィノナ、アンソニー・ホプキンス、ゲイリー・オールドマン、監督はコッポラなので、こっちは期待満マンで挑んだんですけど、なんか原作に忠実?すぎて、どうにもこ
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第三夫人と髪飾り(2018年製作の映画)

3.7

いろいろ話題になっていた女性監督の出世作。
ミーハー心で鑑賞。
流れ的には「ラマン」とか「青いパパイヤの香り」と同じような、イメージ先行型のロリータ映画。

ベトナムが舞台で、行ったことないけど、むわ
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ランペイジ 巨獣大乱闘(2018年製作の映画)

3.0

たぶん子供がいなかったら、絶対観てない映画。
子供と一緒に観られる超健全超大作、有難い。

小難しい理屈が何もない。非常に見やすくわかりやすく、ロック様はこういうファミリー映画にいっぱい出てくれて有難
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解夏(2003年製作の映画)

2.5

「ペコロスの母に会いに行く」と同じ長崎が舞台だったなあ~と、思い出してレビュー
なぜかこの作品を劇場に観に行ったんですけど、スカされました。
ぜんぜん中身がなかったです。スカスカです。
石田ゆり子の真
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