ユウコリリーナさんの映画レビュー・感想・評価

ユウコリリーナ

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マスカレード・ナイト(2021年製作の映画)

3.9

前作が結構好きだったので、そこそこ期待して行ったら安定の面白さでした
なお原作は未読

複数の疑わしい人が同時進行するのは変わらずだけど、前作に比べて中だるみが少なかったように思います
あと細かいツッ
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ファンタスティック・プラネット(1973年製作の映画)

3.7

シュールで難解というイメージで行ったけど、ストーリー自体は王道でした
ドラーグ族を通して人間のしていることを見せられている感じ
切り絵アニメーションという手法は面白いし
レトロSFな雰囲気と音楽も良か
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アメイジング・グレイス アレサ・フランクリン(2018年製作の映画)

4.0

1972年にロサンゼルスの教会でおこなわれたライブを撮影したドキュメンタリー
その後、技術的トラブルにより未公開となったものの2018年にアメリカで公開、日本では2021年5月に上映されました
私はア
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フリー・ガイ(2021年製作の映画)

4.5

ゲームのモブキャラである主人公が、とある女性に出会ったことから自我に目覚めてプログラムされていない行動を取り始めるお話
ゲーム内世界では日常茶飯事の銀行強盗や略奪等の暴力行為をせず、善き行いで淡々とレ
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ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結(2021年製作の映画)

4.5

テンポよくセンスよく、たくさん出てくるキャラクターもそれぞれ魅力的でめっちゃ面白かった✨
ジェームズ・ガン監督はGotGのロケットやグルートしかり、今作はイタチにサメと、人外を魅力的に描くのがほんと上
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ゴジラvsコング(2021年製作の映画)

3.5

とにかく巨大生物を戦わせたい!という監督の情熱は伝わってきたものの、内容はちょっと消化不良
小栗旬の扱いに関してはそこまでの憤りはない (が、良いとも思ってない) けど、本当にただ巨大生物を戦わせたか
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ジャングル・クルーズ(2020年製作の映画)

3.5

言わずと知れたディズニーの人気アトラクション原作ムービー
個人的にディズニーのスピンオフやアトラクション映画は解釈違いが多いので、期待半分くらいで観ました

結果、むむむむう
つまらなくはないけどハマ
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SNS-少女たちの10日間-(2020年製作の映画)

4.0

成人女性が12歳という設定でSNSへ登録して、何が起こったかというのを検証したドキュメンタリー

いやあ、思ったよりきつかった…

10日間でメッセージを送ってきたのは2400人超
連絡してくるのはお
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PLAY 25年分のラストシーン(2018年製作の映画)

3.5

ある男性の25年間を、ホームビデオで撮った映像をつないで描いた青春もの

着眼点は面白いし、青少年の頃のアレコレとか90年代の出来事そしてミレニアム等、懐かしく観ることはできた
音楽もそれぞれの時代に
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ばるぼら(2019年製作の映画)

3.8

「都会が何十万という人間をのみ込んで消化し、たれ流した排泄物のような女
それがばるぼら」

なかなか衝撃的なモノローグから始まるけど、これは原作そのままなのですね (ちなみに未読、公式読本で知った)
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キーパー ある兵士の奇跡(2018年製作の映画)

3.5

元ナチス兵でイギリスのサッカーチームに加入したバート・トラウトマンの実話を元にしたドラマ
前半と後半で違う印象を受けたのだけど、何だか全体的にボンヤリしている感じ

前半の恋愛パートはマーガレットの態
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ザ・ハント(2020年製作の映画)

3.7

90分しかないのでテンポが良く、ちょいちょい笑えて面白かった

冒頭、主人公が誰かわからない状態で進んでいくのは新鮮だったし
「え、この人どっち??」と思いながら観るのも楽しかったし
エンドロールの役
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異端の鳥(2019年製作の映画)

3.8

ナチスのホロコーストから逃れるために田舎に疎開した少年が、あちこちでたくさんしんどい目にあいながら強く生き抜く姿と
彼の行った先に住む「普通の人々」が少年を徹底的に攻撃する姿を描くロードムービー(個人
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ストレイ・ドッグ(2018年製作の映画)

3.6

ニコール・キッドマンが金髪キラキラを封印し、やさぐれた刑事を演じるノワールもの
冒頭から重苦しい空気で、回想を入れながら少しずつ過去を紐解いていく
個人的にはノワールというより愛する人たちへの贖罪の映
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82年生まれ、キム・ジヨン(2019年製作の映画)

3.5

最初から終わりの方までとにかく心が痛かった
ところどころで泣きながら、うおお、うぎゃーとなりながら観ましたよ
ただ、親世代と男性陣、街行く人の描き方はちょっと取ってつけたように感じてしまったのが残念
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スパイの妻(2020年製作の映画)

3.8

役者と1940年代の雰囲気がとてもよく合っているし映像が美しい✨
何よりメイン3人 (蒼井優、高橋一生、東出昌大) が素晴らしかった
特に蒼井優さん、昔の女優さんみたいな声の出し方や話し方がとても良か
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ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

3.5

結論を先に言うと、役者も映像も音楽もいいのに色々ととっても惜しくて残念でした。
私はね。

役者はみんないいんですよ。
お互い言葉少なでうまくコミュニケーションが取れず気まずい空気とか、思春期特有の瑞
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mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

3.5

BGMや小道具類は確かに90年代を思い出させるし
ちょっと背伸びしてイキりたい少年たちの気持ちもまあわかるし
感傷的でない程度のノスタルジーは感じる
でも私にはちょっとしんどい作品でした
どうしても大
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トランスジェンダーとハリウッド: 過去、現在、そして(2020年製作の映画)

4.7

俳優、映画製作者、歴史家等々、さまざまな人が自分の体験やエンタメ内でのトランスジェンダーの扱われ方、人種・性差による差別に対して語るドキュメンタリー。
兄弟で性別を変えた「マトリックス」の監督(妹の方
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写真家 ソール・ライター 急がない人生で見つけた13のこと(2012年製作の映画)

4.0

NYで活躍した写真家ソール・ライター
彼が亡くなる2年前、2011年に撮影されたインタビューメインの記録映画です

彼の写真はどれを見ても構図も色彩もとにかくセンスが良くて
どの1枚からもドラマが感じ
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グッバイ、リチャード!(2018年製作の映画)

3.6

ガンで余命半年と宣告された大学教授のお話
久しぶりのジョニー・デップでとても楽しみにしていた作品

こういう雰囲気、服装、最高に似合うし
今の年齢だからこそ出せる悲哀や諦念も良かった
お話も重すぎずう
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軽い男じゃないのよ(2018年製作の映画)

3.5

日頃から女性を見下しているプレイボーイ(死語?笑)の主人公が、ある日頭を打って目覚めると男女の立場が逆転した世界だったというフレンチコメディ
男女の立場が逆転した世界という着眼点、これでもかと見せつけ
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オールド・ガード(2020年製作の映画)

3.8

とにかくシャーリーズ・セロン様がかっっっっっこいいいい
字幕もいわゆる女性的な言葉 (「行くわよ」とか「そうね」とか) をほぼ使ってないのが好感度高し
仲間たちもそれぞれ個性的で、とてもフラットに描か
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今宵、212号室で(2019年製作の映画)

3.7

当日は7/14だったのでフランス映画が観たいと思って観賞しました🇫🇷笑

浮気が夫にばれて距離を置くため、自宅の向かいにあるホテルに泊まった主人公。
すると20年前の夫が現れ、さらに夫の初恋の人や今ま
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ダークナイト(2008年製作の映画)

4.5

152分と長丁場ではありますが飽きることなく、その間の私は完全にゴッサム市民の1人でした。
悪とは、正義とは?自分が市民だったら彼を支持するか?あのフェリーに乗っていたらどうするか?
観終わった後、心
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ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!(2007年製作の映画)

4.2

クライムアクションコメディかつバディもの、という、私の好きな要素だらけの作品
「ミッション・インポッシブル」のベンジーでお馴染みサイモン・ペグが、めっちゃデキる真面目な刑事を演じていてビックリ
彼はコ
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カセットテープ・ダイアリーズ(2019年製作の映画)

3.7

音楽メインの青春映画かと思いきや、移民に対する差別問題や家族内の問題が結構直球で描かれていて、意外と社会派な作品。
主人公の心情がブルース・スプリンググティーンの歌になぞらえて描かれますが
普通のBG
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ヒア アフター(2010年製作の映画)

4.3

死を体験した女性、双子の兄を失った少年、死後の世界と交信できる青年。
それぞれが抱える苦しみを、少しずつ癒していく再生の物語です。
パリ、ロンドン、サンフランシスコと別々の場所で別々の人生を送っていた
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はちどり(2018年製作の映画)

3.8

90年代韓国を舞台に、中学生の少女の日常を描いた作品。
監督の実体験も入ってるとのことで、実際に起きた出来事も織り交ぜながら淡々と進んでいきます。
終始淡々としているので、退屈に感じる人はいるかも。
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ドクター・ドリトル(2020年製作の映画)

3.5

原作は未読、エディ・マーフィ版も未見なので、ふんわりと「動物がたくさん出てくる作品」程度の認識で観ました。
内容は子供も大人も楽しめる王道エンターテイメント
ちょっと偏屈なドリトル先生と動物たち、押し
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最高の花婿 アンコール(2018年製作の映画)

3.8

前作同様フランスらしい、シニカルな笑いがたくさん。
お父さんがとにかく保守的な愛国者で、悪気なく差別的な発言や行動をするのは見ていてヒヤヒヤするけれどつい笑ってしまう。
そしてそのあとに自分の中にもあ
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グッド・ボーイズ(2019年製作の映画)

3.6

好きな女の子がくるキス・パーティに参加して彼女と初めてのキスをするために、色々と奮闘する小学生男子のお話

全体的にお下品で、子供にそんなセリフ言わせる?!そんなもの見せる?!?!?!と思うものの、演
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ANNA/アナ(2019年製作の映画)

3.5

リュック・ベッソンによる殺し屋の女性の話、と聞くと「またかい」となりますが
そうなんです、「また」なんですw
でも面白かった!
ベッソンは本当にこういう女性好きねえ

アナを演じたサッシャ・ルス、実際
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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

4.0

4姉妹みんなかわいいし、お母さんがローラ・ダーンで伯母さんがメリル・ストリープって強すぎる家だし、シャラメにはドキドキしたし
衣装や景色やキャストがみんな美しくて眼福でした

原作は幼いころに読んだき
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ルース・エドガー(2019年製作の映画)

3.8

人種に対するステレオタイプなイメージや偏見、大人が知らない思春期の子供たちの行動、「そこ」から抜け出すために、逆に型に嵌めてしまう窮屈さ
一概に正しいとか間違ってるとかではない、人間は多層的にできてい
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デッド・ドント・ダイ(2019年製作の映画)

3.7

ジム・ジャームッシュによる、淡々としたゾンビ映画。
ゾンビものとはいえパニック描写はほぼなく「うわーたくさんいるなあ」程度の感覚。
こんな淡々としたゾンビ映画は初めて見た笑

前半はまったり、中盤以降
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