ドキュメンタリー見てるんじゃないかってくらい、ものすごく自然でリアルだった。
大切なものを失っても止まることなく流れる毎日の残酷さ。そして共有し時間をかけることで得られる癒し。
ダヴィッドとアマンダの関係がメインではあったけど、彼らとそのほかの登場人物との、お互いに心に傷を負い>>続きを読む
伝記映画であるから視覚的な迫力は薄かったけど、映像と音による心理的な迫力があった。自尊心と罪の意識との間で揺れ動くオッペンハイマーの心情を疑似体験できた。
対ナチスの想定で始まったマンハッタン計画/>>続きを読む
親子揃った時にYou’ll Never Walk Aloneが流れたのはアツかった。
インドの貧困から起因する社会問題について学べたし、考えさせられた。
ただ、インド映画特有の少々無理ある展開と誇張した表現はちょっと苦手だなあ。
社会や周りから押し付けられたものではなく、ベラが自分の頭で考えそれによって形成された価値観に従って生きているのがとてもよかった。
他にも強く感じるもの考えさせられたものはあったがうまく言語化できない>>続きを読む
偏見との向き合い方について考えさせられた。
この作品内では、①最初からジョンを受け入れる人々、②ジョンを「奇人」として蔑む人々、③最初は拒絶したものの徐々にジョンを受け入れる人々 の3種類が登場する。>>続きを読む
うまく言葉で表現できないけど、観終わった後の清々しさというか、変な寂しさというか、矛盾した感情と衝撃が残ってる。
映画館で観れてよかった〜
登場人物それぞれの狙いが不明瞭でいつなにが起こるかわからないハラハラ感が楽しかった。
良い悪いではまとめられない人間の内面の複雑さがよく描かれていた印象。
叔父の言うままにインディアン殺しに加担していながら一方でモリーと子どもを愛していたアーネストに、矛盾を抱え一貫性なんてない人間くさ>>続きを読む
差別的意識は、自分の内側から出てくるというよりも周りの影響が強いのでは。
食卓での議論の際、デレクは一見論理的に話しているようだったが実は自分の偏った主張を貫いているだけだった。異なる意見を受け入れる>>続きを読む
自尊心や信念が生み出す狂気。
高い目標を持つことや自分の可能性を信じることは成功する上で必要なのだろうけど、自分のコントロールが効かなくなると周りが見えなくなってしまう。「自分は間違っているかもしれな>>続きを読む
柔らかくて丁寧で、ただ在る生活を切り取ったような作品。
恋人を失った青年がその喪失に向き合う様子を淡々と描く。普通の日々を送る中で、急にその人のことを思い出して悲しくなったり、それにどう対処したらいい>>続きを読む
見終わった後に謎の気分悪さが残った。
だいぶハイコンテキストだったな。
間接的な表現方法が多くて掴みづらかった分、観るたびに新しい発見がありそう。でもシンプルに好みではないかな。
劇場公開盤に比べて、より人生とその切なさに焦点が当てられているように感じた。
犠牲の上に成り立った成功がありながら、手に入らない幸せに執着してしまうところが人間臭くてよかった。
ただ、サルヴァトーレの>>続きを読む
時系列グチャグチャで話追うのが大変だった。メメントとかテネットみたいにその時系列構成に意味があるなら良いんだけど、この作品はただ難解にするためにこの構成になっているように感じた。
また、ノーランはテネ>>続きを読む
スタイリッシュなアクションコメディ。
イギリスが舞台なだけあって、汚い世界に存在する“上品さ”が際立っていてよかった。
あと出てくるおじさんみんなカッコ良すぎた。将来あんなイケおじになりたいなあと思>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
ラストが圧巻。
多層構造でどんでん返しのどんでん返しは美しくすらあった。
全体的に与えられる情報量が限られていながらも、話を見失わない程度は開示されていたところが絶妙。だから飽きることなかったし没入>>続きを読む
個人単位でのアイデンティティともっと大きな意味での「人間らしさとは何か?」という問いがテーマだと感じた。
まず前者。K/ジョーのように「自分は何者であるか」という問いやその中で自分はどこか特別である>>続きを読む
ラップバトルのシーンと”Lose Yourself”で終わるラストがかっこよくて震える。
黒人のカルチャーであったラップで白人のエミネムが認められてるのは並大抵でないことはなんとなく掴めるけど、アメリ>>続きを読む
「体験する映画」としての完成度が高すぎる。
特に序盤は周りから笑われながらも信念を貫き夢を掴むよくあるサクセスストーリーかと思ったけど、レースシーンに入ってからが圧巻だった。レース前の興奮と不安、レ>>続きを読む
煌びやかで華やかなハリウッドの力強さとその裏側にある薄暗く汚い部分を描きながら、映画というものを最大限に讃美しているように感じた。
「演者はスクリーンの中で生き続ける」という演者へのメッセージ、「大>>続きを読む
人を襲い食べるシーンがどうしても無理で飛ばしてしまった。。。
(その他の場面では)生きづらさとそれをひとりで抱える孤独を抱えた若者が出会い心を通わせ支え合う様子が繊細に描かれていた。
人を食べる人物>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
とってもがっかり。
アナリストの絶望的な強さと知的で狂っている雰囲気は敵役としてかなり期待が持てただけに、あっけない終わり方は残念すぎる。
約20年の時を経て映像技術とアクションは確かに進化しているけ>>続きを読む
-次回作用メモ-
・何を信じるか。
・運命、”inevitability”への抗い。対する概念としての目的、選択。
24年も前の作品なのに、古さを全く感じさせない映像とストーリー。
映像技術について詳しいことはよくわからないけど、速さをスローでかつ空間的に表現する発想とそれを可能にする技術がすごい。
ストーリーに関>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
血が繋がっていれば家族なのか、愛情があれば家族なのか、家族とは何なのかを問いかける作品。
血縁関係のある家族に関しては、子どもは自分じゃ選べない。それが愛情に溢れたものなら幸せなんだろうけど、そうで>>続きを読む
余白が多くて雰囲気に浸れる映画。終始夢見てるみたいな気分だった。
ドラマチックな人生の起伏を淡々と描いていて、個人にとって大きな出来事でもそんなのに関わらず時間が流れていく感じというか、生活を切り取っ>>続きを読む
「人間なんてみんなどっかちょっとずつおかしい」って言葉は刺さった。
クソみたいな現実を受け入れて向き合わなきゃいけないよなあと考えるなど。
終戦の日ということで。
たいぶしんどかった。
残虐で非人道的な行為を映す場面もあったけど、実際は映画で到底描けないようなもっと酷いことが行われていたのだと後で調べて知った。想像すると怒りか悲しみかわ>>続きを読む
ただカッコいいってよりはイカしてるがあってるような”cool”な作品。
目元口元に寄るカメラワーク臨場感あってよかったな。
ゆる言語学ラジオで紹介されていたから観てみた。
マイナーを”殺人を犯した犯罪者”という自分とは異質の人として遠ざける周囲に対して、マイナーを犯罪者のレッテルではなくあくまで個人として捉えて歩み寄るマ>>続きを読む