gingerさんの映画レビュー・感想・評価

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アンストッパブル(2010年製作の映画)

3.4

無人の暴走列車を何かとてつもなく凶暴なものに見せるのが上手いなぁと思いました。撮り方かな。実話ベースだそうですが、ずっと線路を走り続ける列車の暴走を止めるという一点集中のミッションで100分の作品を撮>>続きを読む

続・夕陽のガンマン/地獄の決斗 4K復元版(1966年製作の映画)

5.0

小学生のとき初めてテレビの洋画劇場で観て以来、半世紀を経て、「続・夕陽のガンマン」4Kを初めて映画館で鑑賞。サッドヒルからラストにかけて大音量のモリコーネ節とともに大画面で観られたのは最高オブ最高でし>>続きを読む

エイジ・オブ・イノセンス/汚れなき情事(1993年製作の映画)

3.4

19世紀の上流社会という閉鎖的な慣習が背景にある中、ふたりの女性の間で心が揺れる男の心情を描いたお話。ナレーションが文芸作品っぽさを演出している。ひたすら男が恋に苦悩する様が描かれ、女性の方は案外理性>>続きを読む

天国の門(1980年製作の映画)

3.1

19世紀後半アメリカの西部開拓時代後期に起きたジョンソン郡戦争が元ネタの実話ベースらしい。自分の利益を守るために移民を排除しようとするアメリカ人。法と秩序がまだ曖昧だった時代ではあるけど、こういう映画>>続きを読む

ナチュラル(1984年製作の映画)

3.4

古き良き時代のアメリカの野球ファンタジー。ロバート・レッドフォード、サウスポーなんや。父から息子へ、息子からまたその息子へと繋がっていくキャッチボール。次世代に希望を繋いでいくキャッチボールが印象に残>>続きを読む

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

3.8

前作は諸事情で劇場で観られなかったけど、これはやっぱり映画館で観た方がいい作品でした。
映像と音響の効果絶大で世界観への没入感が全く違う。長尺のわりにカットされたシーンも多かったのでは?という印象で(
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タクシードライバー(1976年製作の映画)

3.5

なんとなく苦手そうなイメージがあったので今更ながらですが初めて観ました。
終始主人公の精神の不安定さから目が離せなくなるかんじ。鬱屈した気持ちが積み重なって危うい方向に精神が向いていく主人公が気持ち悪
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デュエリスト/決闘者(1977年製作の映画)

3.5

リドスコ監督のデビュー作、ずっと観たかった作品ですが、ナポレオン戦争の時代を描いているので最新作「ナポレオン」鑑賞後に観られたのは良いタイミングだったかも。
70年代作品でデビュー作にして映像は美しく
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ペーパー・ムーン(1973年製作の映画)

3.9

子役テイタム・オニールのクールで大人顔負けの洞察力と賢さを備えた佇まいがこの作品にはぴったりでした。ライアン・オニールの詐欺師だけど、悪人にはなりきれないおじさんとの息の合った相棒ぶりも絶妙なところは>>続きを読む

あなたを抱きしめる日まで(2013年製作の映画)

3.5

おばあさんが元BBCジャーナリストと共に3歳で生き別れた息子を探す旅に出て、その過程で色々な真実や闇が明らかになっていくという展開である意味ミステリーテイストも感じられて、最後まで興味深くみられました>>続きを読む

ナポレオン(2023年製作の映画)

3.5

2時間強で歴史的著名人の一生を描くとなるとどうしてもダイジェスト版みたいになりがちですが、ナポレオンが生涯愛した女性との関わりを軸に描かれていたので、ひとつの物語としてはわりとわかりやすく纏まっていた>>続きを読む

劇場版 あしたのジョー2(1981年製作の映画)

3.8

記録。
81年劇場公開時に映画館で鑑賞。サントラ盤も購入しました。
映画としてどうだったかよく思い出せないけど、いやもう原作大好きだし、出崎、杉野コンビのジョーを劇場版で観られただけで至福だった記憶。

チップス先生さようなら(1969年製作の映画)

3.7

39年版がとても良かったので、こちらもずっと観たいと思っていました。うーん、しかしミュージカル仕立てとは知らなかった。それ故にピーター・オトゥールの相手役の方も本業歌手の女優さんだったんですね。リメイ>>続きを読む

アウトロー(1976年製作の映画)

3.4

南北戦争末期のお話。
西部劇でありがちな復讐劇かなと思いきや、追われる身となった主人公が道中で色々な出自の人々と旅を共にすることになり、心の繋がりを築いていくことが自分の中の戦争を終わらせていくことに
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キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

3.3

人種差別が絡むアメリカの黒歴史は闇が深い。オイルマネーに群がる金の亡者の白人と搾取される先住民という構図が露骨で酷い。かなり頭の悪いダメ男レオ氏と偽善者面したギャングの親玉感満載のデニーロ氏の安定の演>>続きを読む

ワンダーウーマン 1984(2020年製作の映画)

3.1

ダイアナとスティーブのエピソードは良いんだけど、全体的なストーリーの展開がグダグダな感じが。空を駆ける美女は、女性版スーパーマンみたいで凛々しく美しかったです。

モンタナの目撃者(2021年製作の映画)

3.0

別の話がどうやって交わるのかなと思ってみていましたが、山火事はそういう理由で起こすのかと。殺し屋に痛めつけられた女性の反撃が頼もしい。執拗に追ってくる殺し屋以上に火災の勢いも凄まじい。

サン・アントニオ(1945年製作の映画)

3.3

どちらかというと愉快な方面に振ってる西部劇。素のおちゃらけ感が滲み出てるほうのフリン。陰謀もあるし、相棒殺されるし、銃撃戦もあるけどあまり深刻にならない作風で歌にダンスにコミカルな要素のほうが印象に残>>続きを読む

ミセス・ハリス、パリへ行く(2022年製作の映画)

3.6

全編ハッピーな気持ちで観ていられる大人のお伽噺でした。真面目に働き、倹しい暮らしをしている人の夢が叶えられ、行いが報われるのは良いものだ。
「ハリスおばさん」シリーズ、ポール・ギャリコの原作も読んでみ
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Summer of 85(2020年製作の映画)

2.8

80年代に撮られた映画かな?くらい80年代の空気感はありました。
10代のひと夏の恋、夢想からの幻滅、そして儚く消える展開は結構ありがちな気がする。

地獄の天使(1930年製作の映画)

3.3

ツェッペリンが撃墜されて炎上するまでの経緯と後半の敵味方入り乱れての空中戦はCGではないぶん見応えがありました。ドラマパートは散漫な印象はありますが、対照的な兄弟の言動を通して、当時の若者の戦争に対す>>続きを読む

ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

3.5

物語の形式は古典的な王道ミステリーで、謎の安心感がある。容疑者が嘘をつけない体質という設定がポイント。お屋敷に何故鉄の玉座があるのか謎だけど、伏線は回収されて小道具として活躍してました。結構楽しめまし>>続きを読む

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

3.5

世界観と状況の説明が半分くらいあるので、辛抱強く観ないと冒頭からしばらく退屈ですが、中盤から後半は面白くなってくる。でも物語的には序章なので、続編に期待。砂漠の描写はハンスジマーの音楽と合わせて劇場で>>続きを読む

ワンダーウーマン(2017年製作の映画)

3.4

期待値低めでしたが思いの外良かったです。善と悪の境界線がはっきりしているアメコミの世界の様に、人間の世界は割り切れないし、複雑で厄介であると戦争を通じて描こうとしているところに好感が持てました。アマゾ>>続きを読む

キング・アーサー(2016年製作の映画)

3.0

CG満載の派手なアクションのアーサー王物語で、個人的にはコレじゃない感が強かった。アーサー王の時代にナポレオンの馬?の話が出て興ざめ。
(悪役ジュードロウと射手エイダンギレン加点でかろうじて評価3)

ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

3.1

海外の人が頭の中でイメージする異世界ニッポンを舞台にしたバイオレンスアクションコメディ漫画かな?くらいの気持ちでさらっとみるのがちょうどいいかも。登場人物もマンガっぽかった。

ベルファスト(2021年製作の映画)

3.7

ケネス・ブラナー監督の自伝的作品。
北アイルランド紛争に巻き込まれた故郷ベルファストに暮らしていた9歳の少年視点の物語。周りの環境がどんな困難な状況にあっても、愛情深い家族に育てられた子どもの少年時代
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テリー・ギリアムのドン・キホーテ(2018年製作の映画)

3.2

ドン・キホーテの原作は読んだことが無かったんですが、騎士道物語を読み過ぎて、現実と物語の区別がつかなくなってしまったというお話なんですね。
まさにそのドン・キホーテに取り憑かれた老人に巻き込まれて、リ
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ウォーターワールド(1995年製作の映画)

3.0

評価が低かったのと、あまり興味がなかったので公開当時から観るのを避けていた作品だったけど、そこそこ楽しめました。
昔、USJのショーを見ましたが、これだったかと映像を観ながら今更気付きました。

シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

3.2

ウルトラQやウルトラマンを子どもの頃リアルタイムに観ていた者にとってはこの映像は、この音は、と懐かしい小ネタもあってそれなりに楽しめました。
カラータイマーが無いのが残念。

大人は判ってくれない(1959年製作の映画)

3.5

両親に邪魔者扱いされ、学校でも彼を理解してくれる教師もいない。彼の周りにはろくな大人が居ない。そんな環境で何処にも居場所がない12歳の少年が少しぐらいグレたりするのは致し方ない。でも親友が居てくれたこ>>続きを読む

遠い空の向こうに(1999年製作の映画)

3.3

自分を貫いて夢を叶える若者も素敵ですが、クリス・クーパーさん演じる自分の仕事に誇りを持っていて、息子のことをなかなか認められない頑固な親父っぷりが最高でした。

イングリッシュ・ペイシェント(1996年製作の映画)

2.9

舞台は壮大で、長時間の大作、作風は悪くないけど、伝わってこなかった。
恋愛が主題の作品は特に登場人物に感情移入出来ないとだめですね。

「ルイス警部」のケヴィン・ウェイトリーさんが出てました。

ファーザー(2020年製作の映画)

4.0

これは秀逸なドラマ。
認知症のアンソニー主観で物語が進むので、視聴者の感覚としては、ミステリーをみているような錯覚に陥る。アンソニーの頭の中の迷宮を疑似体験しているよう。
サー・アンソニーの困惑と恐怖
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デヴィッド・ボウイ ムーンエイジ・デイドリーム(2022年製作の映画)

3.8

IMAX視聴だったのでライヴ映像は1番感動ポイントだった。ドキュメンタリーだし、映画的演出はいらないんで、もう少しライヴ映像あっても良かったような。でも60年代から時代とともに変化し続けたボウイを堪能>>続きを読む

素晴らしき戦争(1969年製作の映画)

3.3

タイトルからもわかるように皮肉たっぷりなイギリス式反戦映画。
元々は舞台で上演された作品みたいなので、見せ方が舞台演出っぽいミュージカル仕立て。

劇中に出てくる歌が替え歌になっていて、聞いたことがあ
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