ゲジゲジさんの映画レビュー・感想・評価

ゲジゲジ

ゲジゲジ

ゴーストワールド(2001年製作の映画)

4.0

最高に面白い。終始シュールで、だけど郊外の町に漂う倦怠感に親しみが湧いて、何度も観たくなる。
スカーレットヨハンソンは小悪魔的に可愛いし、スティーヴ•ブシェミが味のある中年おじさん(自分が女子高生の時
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藍に響け(2021年製作の映画)

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太鼓の音は自分の奥にある衝動や激情を体現する。思春期のどうにもならない気持ちを発散させるのには打ってつけだろうなあ。
ただ、タイトルにある藍の意味付けがよく分からなかった。

鈴木家の嘘(2018年製作の映画)

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なんだろう、この消化不良の気持ちは。
たとえるなら待ち侘びた人が結局こない待ち合わせ場所みたいな、というかそもそもそんな人は存在してなかった、みたいな。

岸部一徳の、実際にいそうな父親らしさと、その
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わたしを離さないで(2010年製作の映画)

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自分の運命が決められていて、選択肢がないことの辛さ。
コピーとして生きるのはどんな気持ちだろう。
寄宿舎での閉塞的な環境が、少しこのコロナ禍の世界とリンクする。
なかなか観るのに体力が必要だけど、この
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なぜ君は総理大臣になれないのか(2020年製作の映画)

4.7

これを観ると、いかに政治の世界が旧態依然としたものかよくわかる。
こんなにも純粋に、だけど政治の根本でもあるべき「世の中をよくしたい」という思いを持つ人を応援したい。
この人を応援したい、という気持ち
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7月の物語(2017年製作の映画)

4.6

2つの短編、どれも瑞々しくて夏のフランスに行きたくなった。

ウィークエンドはパリで(2013年製作の映画)

4.0

友達みたいに無邪気な夫婦がかわいい。あり得ないところも多いけど、お茶目でとにかく微笑ましかった。
何だかんだめっちゃ仲良いやん、てなる。
ゴダールのBande à partのダンスシーンがいい。自分が
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チャイナタウン(1974年製作の映画)

4.0

悪女そうに見えて、なんだか切なさを誘うフェイ•ダナウェイの存在感がすごい。
眉毛のアーチが美しくて、あんな細い眉毛してるのに気品が溢れているのはさすが。
1930年代のロサンゼルスの荒廃した空気が伝わ
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黒猫・白猫(1998年製作の映画)

3.5

声出して笑った

ありえない展開だけどハッピーエンド。
アヒルと猫の持ち方が雑で嫌だった

VIDEOPHOBIA(2019年製作の映画)

4.0

日常の思わぬところに落とし穴があって、その悪意をきっかけにどんどん自分と他人の境界がわからなくなっていく怖さがあった。日常に潜む狂気と異世界を描くのがとっても上手な監督だなと思った。
この監督のこのあ
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ブロークバック・マウンテン(2005年製作の映画)

5.0

友情を超える愛があることを、とてもシンプルに伝えてくる。
今の時代は同性愛が一般に認められる社会になってきたけれど、1960年代のアメリカでは社会的に受け入れられるはずもなく、その愛情を隠さなくてはな
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帰れない二人(2018年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

激動の中国を舞台に交差する二人の17年間。
愛する人のために自分を犠牲にして重い罪を負うことにしたチャンは、どんな気持ちで刑務所の生活を送ったのだろう。
5年間の懲役の末、恋人は迎えにこず、しかも新し
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サイドウェイ(2004年製作の映画)

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マイルスがいい奴すぎるだろ。私だったら絶対途中で帰ってるわと思う。
個人的にはありきたりで深みがなくて、つまらない話だった。ひたすらワインが飲みたくなる映画ではあった。

終わりなし(1984年製作の映画)

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なんとも言えない孤独と寂寥感があって、ステイホーム中に観てずーんとなってしまった...

愛に関する短いフィルム(1988年製作の映画)

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一方的な愛情でも、心を打たれる瞬間がある。
恋や愛を蓮っ葉に見ている大人の女性が、自分の部屋を毎日覗き見している男の子に遊び半分で近づくんだけど、取り返しがつかない展開になっていく。
やってることはス
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気高く、我が道を(2019年製作の映画)

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女性が踊ることが禁止されているイランで、40年ものあいだ女装をして人前で踊ることを続ける男性のドキュメンタリー。
この映画を観ることができてよかったと心から思う。
彼の飼っている牛や、自分の奥さんや息
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南極料理人(2009年製作の映画)

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美味しそうに食べる人を見るのはいい気持ち。
こんな極寒の地で暮らすことになったら、そりゃ食べることが楽しみだよね。
食事の時間って楽しいよねってしみじみ思える映画。そして堺雅人にごはん作ってもらえたら
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百円の恋(2014年製作の映画)

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ボクシングを始めてから、安藤サクラがどんどんいい目になってくのがいい。
新井浩文と安藤サクラのタッグ、二人の雰囲気が合っててめちゃくちゃいいな

82年生まれ、キム・ジヨン(2019年製作の映画)

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日本の社会とかなり近いものを感じた。
親が子を思う気持ち、娘が自分の気持ちに蓋をして我慢するところなど見てて泣けてきた。けどもう二回目は観ないかな。なんだか食傷気味になる

花様年華(2000年製作の映画)

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不誠実だけど美しい
抑圧された恋愛感情がこんなに画になるとは。目線で成り立つ感情のやりとりに痺れる...練習のシーンも好き。
トニーレオンの美しさに惚れ惚れし、マギーチャンの妖艶さにうっとり。
キュー
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麦秋(1951年製作の映画)

4.5

折に触れて見返したい映画。
同居する兄夫婦の、子どもの視点がいいなと思った。老人も子供も独身女性も妻に先立たれた夫も、みんな等身大で登場していて、誇張もなく偏見もなく、ただただ並列に映画のなかに登場し
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勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

4.2

最高におもしろい。
先に原作を読んでたけど、小説を超えてくる作品になってるな〜と思った。
主人公を演じる松岡茉優がとにかく上手で、二も原作に忠実なんだけど、それを超えてくるような魅力とリアリティがあっ
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マイ・プライベート・アイダホ(1991年製作の映画)

4.0

リバーフェニックスとキアヌリーブスの美しさにやられる。
焚き火のシーンはスタンドバイミーを思い出した。
リバーフェニックスって何であんなに寂しそうなんだろう。短命だったことと関係しているのか、わからな
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花とアリス(2004年製作の映画)

4.6

高校生の女の子の垢抜けないかんじ、だけど二度とない瞬間の切れるような輝きがとっても丁寧に描かれてて、泣けてくる

公開当時、映画館で中学の女友達3人で観たことも思い出した。
あの頃は花もアリスも高校生
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PERFECT BLUE パーフェクト ブルー(1998年製作の映画)

3.8

とにかく怖い
ずっと気になってたマッドハウスの作品、初めてがこれで度肝を抜かれた...
ところどころリンチ映画を思い出すような、夢のシーンとどんどんおかしくなってく心理描写にゾクゾクした

フォー・ルームス(1995年製作の映画)

4.0

大晦日のホテルで起きる、ベルボーイのとんでもない一夜が最高におもしろい!

4人の監督のオムニバスムービーになってて、ベルボーイ役のティムロスがどのストーリーにも魅力たっぷりに登場してる。
話を追うご
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ミュージカルなんだけど、それを忘れるくらい現実に近い展開に引き込まれた。
観ているこっちが置いてけぼりをくらうんじゃなく、思いがけず物語に没頭して都度考えさせられちゃう。

登場人物の表情が絶妙に冷め
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ジョアン・ジルベルトを探して(2018年製作の映画)

4.5

ボサノヴァの神様と呼ばれるジョアン・ジルベルトを追うドキュメンタリー。
観る前は、本人インタビューのある音楽映画みたいに思ってたんだけど、予想外に推理小説みたいな展開があって引きこまれた。
ライブ映像
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ロスト・イン・トランスレーション(2003年製作の映画)

4.0

東京の夜は寂しいかも。
って、この映画観ててすとんと腑に落ちた。
自分が外国人だったとして、東京に旅行に来たらこんな色合いで夜の街が光ってるんだな〜って新しい発見でもあった。
青と赤のネオンが綺麗。こ
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サバイビング・デザイアー(1991年製作の映画)

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ドストエフスキーの授業しかやらない偏屈な大学教授と、ベリーショートが似合う知的でかわいい生徒の恋。
音楽がいい。ダンスのシーンはゴダールのはなればなれに思い出した。
監督はゴダールを意識したのかな?

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