jumoさんの映画レビュー・感想・評価 - 22ページ目

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シークレット・サンシャイン(2007年製作の映画)

4.2

荒れた庭にも陽が差し込むように、ちっとも好転しない人生でも悪いことばっかりじゃないよなあ

都会出身の見栄、噂がすぐに伝播する怖さ、宗教に入り込む過程、トラウマから周囲の人を攻撃してしまう性など、人間
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バーニング 劇場版(2018年製作の映画)

3.8

田舎町で玄関先に椅子を並べて夕日を見ながら黄昏るって、プレミアム
このシーンのベンのヤバさが露呈するところ、お乳出したり踊ったりしてるわけじゃないのに、圧倒的なやべえやつ感が出ちゃうあたり好きだなあ

ボーダーライン(2015年製作の映画)

3.8

CIAやらFBIやら組織の基本が頭に入っていないので、この手の映画を見ると状況に追いつくだけで30分くらいかかるのですが、序盤はエミリーブラントも全体像がまったく見えてないので、すごく安心して観れまし>>続きを読む

ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣(2016年製作の映画)

4.2

共演したバレリーナたちとおんなじメス顔で鑑賞した、上質な85分間でした
オペラ座の怪人25周年記念公演のハンニバルで、鞭をふるうセルゲイが拝めるとの噂を聞いたので、ケツまくってTSUTAYAに駆け込む
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プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)

3.8

劣悪な就労環境下において、全然性格が違う人間同士が結託する現象が好き。仕事終わりに飲んだり休みの日に遊んだり全くしないのに、お互いそこそこ認め合ってる関係いいよな。戦友とでも言うのかな

昔好きだった
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永遠のマリア・カラス(2002年製作の映画)

3.2

聖子ちゃんだって紅白でキー下げてたし、全盛期通りにいかないことはみんな先刻承知なんだから、やっぱりカルメン公開しようよ〜!

ある女流作家の罪と罰(2018年製作の映画)

4.1

人生を5回くらい歩めるんだったら、こういうウィットに富んだ偏屈で孤独なおばちゃんになってみたいよ(しかも独身で猫と住んでるて!完璧!)
ジャックとのあぶれ者同士の友情も好き。最後の仲直りのやりとりなん
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音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!(2018年製作の映画)

3.1

映画の雰囲気とヘビメタが絶妙に合わなくてザラッとした気持ちのまま始まった。でも千葉雄大がピザ踏んで転んだ瞬間に「あっ、三木聡映画だこれ!」てちょっと安心したよね
韓流にしたかったのか分からないけど釜山
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マイ・ブックショップ(2017年製作の映画)

3.3

決めた!わたし生まれ変わったらイギリスの田舎の未亡人になる!
そして風で髪の毛乱れたビルナイに丘の上で手の甲にチッスしてもらうんだ〜!
あとイギリス幼女とアフタヌーンティーすすりたすぎ〜!

根回しの
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生きてるだけで、愛。(2018年製作の映画)

3.5

エキセントリックな趣里の動きが恐怖心を煽ってくるので割と序盤からドン引きしいたのだけれど、自分の感情と相手の感情の熱量の差が悲しくなることってまあぼちぼちあるから屋上のシーンでようやく追いつけた
趣里
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ファースト・マン(2018年製作の映画)

3.6

無音も含めて音にこだわっているのが伝わってきた
あと失敗してた時はめちゃめちゃ批判してたのに、月面着陸した瞬間に熱狂してるの人間らしくていいよなあ

子供の頃に車の中やホームセンターにいるのがすごく
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レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語(2004年製作の映画)

4.6

全編通して不気味。冒頭のアニメーションからしてトラウマ級(エンドロール後の笑い声〜!)
あーもう!なんで大人は話を聞いてくれないかな!?っていうフラストレーションも去る事ながら、あの年頃の子供たちが両
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レナードの朝(1990年製作の映画)

4.0

実話ベースなだけあって、新薬による回復の先の患者の心理とか副作用について描かれていて、すごく考えさせられる映画だった

レナードのあの目覚めがなかったら「反応がないこと=意識がない」という認識のまま人
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ディザスター・アーティスト(2017年製作の映画)

4.2

結果から言うと大好きだし、The Room の存在は初めて知ったけどぜーーーったい好きなやつだし、ラストの比較動画を公式がやっちゃうところもたまらなく好き


なんだけども、トミーが純粋にやっているこ
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プラハからのものがたり(1966年製作の映画)

3.7

ヤンシュヴァンクマイエル、そんなロックな人だったとは思わなんだ…
今までただの変態かと思っててごめんよ

アルチンボイドについてもちょっと触れててグッド

スターリン主義の死(1991年製作の映画)

3.1

社会からきしだったので風刺してんだろうな〜、という感想しか出ない。はじゅかしぃ〜

肉片の恋(1966年製作の映画)

4.0

肉の音の重厚感と質感が好き
最後のあっさり感もまた良し

石のゲーム(1965年製作の映画)

4.1

このシステム一生観てられる
最初の12時の段階でこころ鷲掴み!

ワイズマンとのピクニック(1968年製作の映画)

3.7

ヒエーー!序盤ののどかなシーンもずっといたんかいなー!と思ってもう一回観た

ヤン・シュワンクマイエル短篇集(1965年製作の映画)

3.8

オテサーネクとアリスを観てたので、てっきりロリコンおじさんなのかと思っていたのだけど割と違った!風刺の人なのか〜

短編の後にヤンシュヴァンクマイエルのドキュメンタリー?が入ってて、80分間やばい短編
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エブリデイ(2018年製作の映画)

4.2

肉体を持たないけど、毎日一日だけ同い年の人間に乗り移れるっていう設定よ
異種間恋愛大好きマンだけども、まだまだ知らない種がいっぱいいてわくわくすっぞ!
願わくばAが団塊世代でありますように!

アレク
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滝を見にいく(2014年製作の映画)

4.0

おばちゃんって一括りにしてもいろんなおばちゃんがいるし、大自然の中でどんどん無邪気になるおばちゃんたち可愛かった
最後のトラクター、詰めれば絶対に黒田大輔も乗れたと思うよ。わざとかな

わたしも寝れな
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マッチポイント(2005年製作の映画)

3.6

指輪が手すりで跳ねた瞬間のタイトル回収に胸踊ったけど、想像してた結末と違う方向に転んでびっくりした!
ラブコメのようでちゃっかり人を殺す割に、犯行時の手際の悪さがやっぱりコメディ

若き日のユエンブレ
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亀は意外と速く泳ぐ(2005年製作の映画)

4.7

ラーメン屋さんが最後に教えるレシピ、そこそこの方なんかーい!ってかれこれ40回くらいツッコんでる
家族で好きになった数少ない映画

無作為に日常を切り取ったように見せて意外と無駄がない作り
伏線を張っ
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ベルベット・ゴールドマイン(1998年製作の映画)

3.8

トッドヘインズ、ボウイのことめっちゃ好きだったんだね…監督の失恋昇華映画のようで切ない
リビングで飛び跳ねながらテレビの中のブライアンを指差して、「これ僕だ!これ僕だ!」と叫ぶクリスチャンベイルってい
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耳をすませば(1995年製作の映画)

4.2

もうだって天沢聖司って名前からしてチートじゃないですか!天沢ってだけでもかっこいいのに聖司にしちゃう?
しかもそれを声変わりする前の高橋一生が声あててるんでしょ?そんなんロイヤルストレートフラッシュじ
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ミュウツーの逆襲 EVOLUTION(2019年製作の映画)

3.2

冒頭でガラスパリーン!やって出てきたミュウツーの身体にまとわりつくミュウツー溶液を見たときに、ああ2019年にエボリューションする意味めっちゃあったわと納得
サトシの髪の毛のファサ感とか帽子の生地感と
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ライフ・アクアティック(2004年製作の映画)

4.5

登場する人間もいきものも全部かわいくて、どんな善行を積んだらウェスの頭の中の世界に行けるんですか?
ノーギャラのインターンでもいいので、なんなら単位もいらないので行き当たりばったりな航海に連れてってよ
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ネバーランドにさよならを(2019年製作の映画)

3.4

まだ物事の良し悪しを知らない子供が性的虐待を受けるとこうなるのか、と
虐待を受けていた幼少期のつらさよりも、ずっと黙りつづけていることの苦しさと自分の子供を持ってからの影響が強いように見受けて、心の傷
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女と男の観覧車(2017年製作の映画)

3.1

39歳なのに4歳だけサバ読んだり(明かし方がまた闇)、夫のへそくり盗んで愛人につぎ込んだり、でも重すぎてそのプレゼント受け取られなかったりジニーが危うくてヒヤヒヤした
お酒をガブガブたばこをプカプカや
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Love,サイモン 17歳の告白(2018年製作の映画)

4.2

隠そうとすればするほど要らない嘘が重なってドツボにはまる様が見てられなかった〜!素直が一番だけど、なかなか簡単に伝えられる真実ばっかりじゃないから参っちゃうな!

カミングアウトして受け入れてもらえる
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The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ(2017年製作の映画)

3.9

あの女性たち、好奇心はあったけども間違いなく善意に基づいて最良の選択をしていたし、マクバニーが逆上して悪魔呼ばわりしてなければ最後の決断はきっとなかったと思う
しかし最後の晩餐の雰囲気は間違いなく悪魔
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台北ストーリー(1985年製作の映画)

4.0

トーンが低めな上に単調で600回くらい寝落ちしたけど、アジンがちっとも好転しない自分の人生を認めるラストが超よい!!
人間関係の綻びとか日常の気まずい空気感とかを説明なく会話で映せるの天晴れ!

アリ
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帰ってきたヒトラー(2015年製作の映画)

3.8

人の感情の機微にクローズアップするドキュメンタリー風なゲスなカメラワークが好きなので、はしゃいで観てたけど途中から全然笑えなくなった…ラスト怖…

家へ帰ろう(2017年製作の映画)

3.7

簡単に人を食い物にするアブラハムが、ポーランドに近付くにつれて余裕がなくなっていく様が切なかった

国名も口にしたくないくらい辛い過去があったのに、結局アブラハムの家はピオトレクがいるポーランドのあの
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