詳しい感想はまた書きたいが、結局これってオリヴィア・コールマンの演技一発でもってる映画じゃないの、と思わせるところが彼女の恐ろしいところ。トビー・ジョーンズの哀しみを湛えた演技だけがそれに拮抗しうるか>>続きを読む
一緒に観に行った妻(途中で寝てしまったらしい)が、「結局、一度きりの人生だから好きに生きろ、みたいな事が言いたいの?」と感想を述べていた。そう言ってしまうと身も蓋もないが、逆にたったそれだけのメッセー>>続きを読む
資本主義に対する痛烈な皮肉を込めたブラックコメディであり、その容赦のなさはルイス・ブニュエルの作品を思わせるが、ブルジョアどもにゲロと糞尿を浴びせかけて嘲笑う第二部の先、最終幕の第三部にこそ本作の真価>>続きを読む
いや、良いね!一応は単発でも楽しめるがぜひNetflixでも配信中のドラマ版を見てから臨んでほしい一作。どちらかといえば地味な話だったドラマ版の続編という体裁をとりつつ、ド派手なアクションを盛り込んで>>続きを読む
詳しい感想はまた書きたいが、いやあ素晴らしいね!ナンスプロイテーション映画のツボはきっちり押さえつつ、いかにもヴァーホーヴェン的としか言いようのない、異様なストーリーテリングはさすがの一言!この猥雑さ>>続きを読む
詳しい感想はまた書くつもりだが、そもそもこんな現実とかけ離れた架空世界を舞台にしたら、自由に拡大や縮小が可能というアントマンのウリが消えてしまうと思うのだが。小さくなったとか大きくなったというのは我々>>続きを読む
ここ最近の今泉作品というとやはり『街の上で』が白眉だと思うのだが、若手俳優を揃えどちらかというとインディーズ映画的な佇まいだった同作に比べると、最新作『窓辺にて』は稲垣吾郎や玉城ティナといった有名俳優>>続きを読む
私は映画を観た後にメモを取ったりしないので、鑑賞後すぐならまだしも、時間が経ってから映画の感想を書こうとすると内容を全く思い出せず難儀する事が多い。この『アフター・ヤン』が公開されたのは2022年10>>続きを読む
2023年の1月を既に迎えたが、2022年に観た映画の感想が全然書き終わっていない。とりあえず、それらを全て書き終えてから年間ベスト10について考える事にする。
私は原作小説を読んでいないが、あらすじ>>続きを読む
『新感染 ファイナル・エクスプレス』と共に俳優マ・ドンソクのイメージを決定づけ、一躍スターダムに押し上げた『犯罪都市』、待望の続編である。監督はカン・ユンソンから前作で助監督を務めていたイ・サンヨンに>>続きを読む
石川慶の前作『Arc アーク』が海外SFが原作という事もあって、かなり奇を衒った作りだったのに対し、本作は長編デビュー作『愚行録』にテイストの近い、ウェルメイドなサスペンスである。住宅街で起きた一家惨>>続きを読む
この感想を書こうとしているタイミングで、『RRR』劇中歌の「Naatu Naatu」がゴールデン・グローブ賞で歌曲賞に輝いた、とのニュースが飛び込んできた。『バーフバリ』二部作の圧倒的な完成度で世界を>>続きを読む
これは大傑作!決して長くない上映時間の中に、映画の素晴らしさが全て詰まっている!全人類が観るべき永遠のマスターピース!私もぜひ、もう1度観返したい…というのも、昼飯にラーメンを腹いっぱい食べたのが災い>>続きを読む
本作が監督デビュー作となるヴァルディミール・ヨハンソンは、これまで「ゲーム・オブ・スローンズ」や『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』などで特殊効果を担当していたらしいが、なぜかサラエヴォでタ>>続きを読む
私もポップス/ロックファンのはしくれとして、ザ・ビーチ・ボーイズ の『ペット・サウンズ』と、ブライアン・ウィルソンのソロ・アルバム『スマイル』はCDを持っております。とはいえ、それほど熱心なファンとい>>続きを読む