タカハラさんの映画レビュー・感想・評価

タカハラ

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15年後のラブソング(2018年製作の映画)

4.1

ドタバタコメディでありながら、自分の人生や生き方への問いかけをさりげなく促してくれる味わい深い作品。
何歳になろうが、リスタートは可能だ、という事を軽やかに伝えてくれる。

目の前にある見えない壁を乗
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ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY(2020年製作の映画)

3.1

マーゴット・ロビーによる「悪カワ」ハーレクインを存分に楽しめるアクション映画。
時間軸を巻き戻したり、アニメーションを使ったり、序盤のスピーディーなテンポは良かったけれど、後半にはやや失速気味。
ただ
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デッド・ドント・ダイ(2019年製作の映画)

3.3

ゾンビ映画への愛と、皮肉やブラックユーモア満載のオフビートコメディ。
名作オマージュや、小ネタが満載。メタ的なネタや第4の壁を越えてきたりと、盛りだくさん。その中で自由に(いや台本通りか)楽しそうに演
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パターソン(2016年製作の映画)

4.0

日常に存在するささやかな発見を促してくれる映画。毎日同じ事を繰り返す=退屈な日常、ではない。という事が、主人公の1週間を使って丁寧に描かれている。
変わるものと変わらないもの。
毎日同じルーティンで過
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アラジン(1992年製作の映画)

4.0

家族で楽しめる、お馴染み名作ミュージカルアニメ。
単純明快なストーリーと、個性際立つキャラクター、キャッチーな歌。全てバランスが良く、飽きる事なく最後まで楽しめる。特にデフォルメされたキャラクターの魅
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アナと雪の女王2(2019年製作の映画)

3.6

家族で楽しめるミュージカルアニメ第2弾。圧倒的な映像表現に驚く。自宅の環境でさえ没入させる映像なので、映画館では大変な事になった事でしょう。
ストーリーとしては、アナ雪の続編というよりはアナ雪を補完す
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FREAKS フリークス 能力者たち(2018年製作の映画)

3.1

超能力SF家族物語。少ない予算でSF映画を作るには、、を考え抜いたストーリーと演出(CG描写も)が見事だった。SFではあるけれど、ある家族が困難を乗り越える物語として捉える事が出来る。SF、ホラー、サ>>続きを読む

アメリカン・アニマルズ(2018年製作の映画)

3.5

ここではないどこか、を求めた若者達の青春物語。それを新しい視点、切り口で描いたクライムムービー。これが実話なのか?と思わず目を疑うような内容。
実話を元に描いたわけではなく、“実話”という点がキーポイ
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コンテイジョン(2011年製作の映画)

3.5

リアルな感染症シュミレーションドラマ。
公開当時に、出演者目当てで鑑賞した時は、豪華出演者の割に地味なドラマだな、という感想だったけれど、今、このタイミングで見る事で、まるで異なる印象に。現実とリンク
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メランコリック(2018年製作の映画)

3.7

巻き込まれ型のクライムコメディ(青春風味)
非日常的な設定の中で繰り広げられる、リアルな描写。そこから生まれるズレの笑いが魅力な作品。
キャラクターと演じる俳優のベストマッチングにより、登場キャラクタ
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レ・ミゼラブル(2019年製作の映画)

3.6

重い一撃を喰らう、クライムドラマ。
負の連鎖、暴力が暴力を呼びこみ、それを見ていた子供達にも伝染していく。
それぞれの立場になれば、それぞれの悩みがあって、全部が全部悪いわけではなくて。複雑に絡み合っ
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魂のゆくえ(2017年製作の映画)

3.6

孤独な男の苦悩、葛藤を描く人間ドラマ。
信じていたものが信じられなくなった時に、どんな救いがあれば、人はまた立ち上がれるんだろうか。
どこまでも静謐に、しかし緊張感が漂う画と音楽に引き込まれた。
ラス
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初恋(2020年製作の映画)

3.2

バイオレンス人情ドラマ(タランティーノ風)
典型的な巻き込まれ型主人公が、ヒロインと出会い、逃走しながらドツボにはまっていく中で出会う、アクの強いキャラクター達が魅力。
もう失われてしまったヤクザ、任
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ハーツ・ビート・ラウド たびだちのうた(2018年製作の映画)

4.1

素敵でカッコいい音楽とハートウォーミングな家族のお話。
夢を諦めきれない、子供っぽい父親と、未来をしっかりと見据えて将来を描いている大人な娘。一般的な立場とは入れ替わっている関係性の妙による可笑しさと
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ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(2019年製作の映画)

3.1

怪獣大集合で大激突!
監督の怪獣愛がこれでもか!と溢れたハリウッド版ゴジラ(音楽やエンドロールまで)
ゴジラは人間側の味方、という打ち出し方と怪獣バトルのカッコ良さは平成ガメラを思い出す(これもリスペ
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前田建設ファンタジー営業部(2020年製作の映画)

3.3

ほとばしる熱いパトスが伝わる、熱血お仕事ムービー!
前田建設のWEBページを元に制作、実写化したという風変わりな作品。
中盤で勢いが落ちたような気もするけれど、制作者達の伝えたい気持ちがストレートに響
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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

3.5

映像は勿論のこと、ストーリー、ファースト&ラストカットに至るまで、全て計算され尽くした戦争映画でありサバイバルドラマ。
時間軸が直線でシンプル、様々な場所に向かい、出会いと別れを経て、目的地へとまっし
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ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

4.1

気取っていない、ポップな味付けが特徴のミステリー。ジャンル(ミステリー、サスペンス、スリラー、合間にコメディ)を横断しツイストしながらミステリーに戻ってくる。
複雑な構造ではあるけれど、見やすく面白い
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おいしい生活(2000年製作の映画)

3.2

クライムコメディ。
軽いタッチで、気軽に楽しめる。
ありえないくらいにおマヌケな登場人物達だけれど、みなイキイキと楽しそうに生きている。
思わず笑ってしまうような行動も、ふと自分の事を省みるきっかけに
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億男(2018年製作の映画)

3.0

お金って、なんなんだろう。
かつて、これほどまでにお金についての問いかけをした邦画エンタメ作品は無かったように思う。
お金は変わらない、自分が変わったんだ。というようなセリフが印象に残った。
観賞後、
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

3.6

社会風刺とギャグを織り混ぜて描くジュブナイルストーリー。イマジナリーフレンドは、自分の中のダークサイド。ラストシーン、己に向き合い、弱さを乗り越えての本当の意味での自由、自由への意志のささやかなダンス>>続きを読む

フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

4.5

白熱&臨場感溢れるレースシーン、モータースポーツを取り巻く闘い、挑戦、友情、家族の絆、多くの要素が入った激熱人間ドラマ。又はバディムービー。
2時間30分を超える長さを感じさせないストーリー構成と緩急
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トイ・ストーリー4(2019年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

3部作だと思われていた、トイ・ストーリー。あのエンディングの先を描くとしたら、、批判も覚悟の上で新しい物語に挑戦したピクサーは凄い。
おもちゃが自分の心の声に従って、自由に動き出したら。おもちゃってな
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ポン・ジュノ監督特有のジャンル分け不可能映画。
計画的に潜入する家族スパイ物のように軽快に始まり、あっと驚く展開。ミステリー、ホラー、家族物語、社会風刺と目まぐるしく変化していく。そして、どのジャンル
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マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

4.0

結婚物語という名の離婚物語。監督のユーモアがタイトルにもストーリーにもふんだんに。重い題材ではあるが、随所に笑えるシーンもあり、物語の緩急がうまい。あとは、2人の距離感が絶妙。
とにかく主演2人の演技
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イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたり(2019年製作の映画)

2.9

ポスタービジュアルにあるような、爽やかな冒険譚というよりは、壮絶なサバイバル物であった事にビックリ。
前人未到の領域に踏み出す事は、並大抵の覚悟ではないという事が伝わった。
気球の飛行時間をグラフで見
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スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(2019年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

面白くテンションが上がる場面はあったけれど、長きに渡るシリーズの最終作としては物足りない。3部作ならではのクライマックス、盛り上がりがなかった点が残念。

●良かった点
カイロ・レンの葛藤。心の動き。
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メアリと魔女の花(2017年製作の映画)

3.2

ジブリから独立した2人が新しく設立したアニメスタジオで製作する1作目。事前情報として、記事を読んでいると、アニメスタジオ設立の思いや、この作品を作る意味を語っていて、とても期待が高まった。
しかし、こ
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ブルーに生まれついて(2015年製作の映画)

4.3

チェット・ベイカーを演じた、イーサンホークがとてつもなく良かったです。演奏シーンにシビれます。
間違いなく彼の代表作になると思います。
ジャズマンとしてのカッコよさや、音楽への真摯な気持ち、その一方で
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

4.1

夢についての映画でした。
夢と言っても、大きな目標ともいえる未来の夢や、あの時に、こうしていればと想像する過去の夢、色々とあります。
この映画では、どちらの夢も、素晴らしいものとして、きらびやかに描い
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サバイバルファミリー(2017年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

矢口監督の作品という事だったので、もっとコメディ寄りかと思いましたが、しっかりとシリアスで、ヒタヒタと忍び寄る見えない恐怖を感じました。コメディ要素もあるけれど、全体を覆う、音のない世界、先の見えない>>続きを読む

雨の日は会えない、晴れた日は君を想う(2015年製作の映画)

3.5

妻が死んでしまったのに、何も心が動かない。というシチュエーションは、『永い言い訳』を思い出す。
そこからの再生を描いた映画だけれど、こんなにも違う描き方があるんだ、と思いました。良い意味で、日本では考
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たかが世界の終わり(2016年製作の映画)

3.4

凄く、実験的な新しい映画。
あるシチュエーションにおかれた家族の感情の動きや関係性を丁寧に描いている。演劇的な映画だなと思っていたら、戯曲を基にしているとか。
音楽の使い方がカッコよく、オープニングは
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ドクター・ストレンジ(2016年製作の映画)

3.1

ストーリーとしては、王道だけれど、キャラクターの魅力と映像表現のド派手さで楽しめました。
ひねくれているけど、どこか憎めない主人公をカンバーバッチが魅力的に演じてます。
魔術発動のプロセスや、意思のあ
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MILES AHEAD マイルス・デイヴィス 空白の5年間(2015年製作の映画)

3.2

どこまでがフィクションで、どこからが事実なのか、そのあたりはあやふやになっている。
マイルス・デイビスを演じたドン・チードルには帝王の迫力を感じた。そして、マイルスへの強い愛も。
映画としては、沢山の
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何者(2016年製作の映画)

3.3

就職活動という、限定的で短い出来事を描き、その中に人間ドラマを見い出す。心理劇でもあり、会話の中に緊張感を感じました。
この物語を描こうと思った、原作者の視点に感銘を受けました。
映画は、演劇的な表現
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