ユースケ10さんの映画レビュー・感想・評価

ユースケ10

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サバイバルファミリー(2017年製作の映画)

3.8

サバイブしていく彼らの行く末。

突如電力がなくなった日本。突拍子も無い設定でありつつ、それをリアルに映像化する事で、日常の中の非日常がおかしくもあり、怖くもあり。

実際そうなったら……というところ
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雨の日は会えない、晴れた日は君を想う(2015年製作の映画)

4.2

解体、破壊、再生。

ギレンホール好きにこれまたたまらない映画ですね。
エリート、仕事仕事で何事ににも無関心、それでいてユーモアがあり、ピシッと決めるとこでは決める。いかにもギレンホールな設定でしっく
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ムーンライト(2016年製作の映画)

3.9

月明かりの下で。


少年〜青年〜大人の1人の男を追う。
自分の抱える問題、それに対する他者からの反応。常に弱者の側にいた彼が変わる瞬間。
それでいて、見た目は変われど、心の奥底にあるものは変わらず
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キングコング:髑髏島の巨神(2017年製作の映画)

3.8

キングコングの迫力は最高。

ある島に調査隊と軍隊が乗り込んでいくわけですが、そこで待ち受けていたのはキングコング及び巨大生物。

コングVSヘリはキングコングの力強さと迫力に圧倒される。
でも、その
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わたしは、ダニエル・ブレイク(2016年製作の映画)

4.0

ダニエルブレイクという男

一見すると偏屈で頑固で嫌なジジイにも見えるが
、そこには自分を曲げない力強さがあり、他人を気遣う優しさもある。

どうしようもない社会の理不尽にも屈せず向かっていく姿は、心
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バーニング・オーシャン(2016年製作の映画)

4.1

オーシャンでバーニング。

石油掘削、海底油田など馴染みの薄い題材ながら、初心者にも優しい作りで入りやすい。
序盤から、文字通り子供にも分かる設定の説明や、展開が進むその都度に、どうなったらヤバイ、ア
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手紙は憶えている(2015年製作の映画)

3.7

おじいちゃん映画。

おじいちゃんは目が醒めるたびに記憶がリセットしてしまう→手紙だけが頼りという設定で、ドキドキの展開を生む。

そして、何せおじいちゃんなもので、動きが遅いw
ピンチの場面でもとて
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ナイスガイズ!(2016年製作の映画)

3.9

凸凹コンビが見せる安定のバディムービー。

武闘派ラッセルクロウと貧弱ライアンゴズリングがひょんな事からタッグを組み事件解決を目指す。

見た目、行動と正に正反対な2人ではあるが、どっちもロクデナシな
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アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場(2015年製作の映画)

3.9

それぞれの、とある1日。

テロリストを追い、空爆を仕掛ける。そのワンシチュエーション、1日を見せる。

追う側はドローンや偵察機を使い画面越しに全く気づかれないまま、テロリストの行動を見張る。
そし
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パッセンジャー(2016年製作の映画)

3.7

絶望の中での選択は…。

他の星へ移住するために5000人がコールドスリープした宇宙船にて、向かっている途中に、目覚めたある1人の男の話。到着まであと90年=到着不可になった男はどのような行動をとるの
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プロミスト・ランド(2012年製作の映画)

3.9

のどかな風景と静かなる勢力争い。

エネルギー会社の営業マン演じるマットデイモンがある田舎町のシェールガス採掘権を買収しにやってくる話。

土地を売って金を得るか、自分達の町や自然を守るため反対するの
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疾風スプリンター(2015年製作の映画)

3.8

てんこ盛りのお腹いっぱい。

自転車ロードレースを題材に男2人女1人の物語を描く。
2人が新人としてチームに入り切磋琢磨しながら成長し、レースに恋にライバルとして戦う、まさに少年漫画的展開はベタ過ぎる
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哭声 コクソン(2016年製作の映画)

4.4

見える恐怖、見えない恐怖。

ある村に連続して起こる事件。それを追う刑事が徐々に物語の中心へと引き込まれていく。

何が起きているのか、最後の最後まで見せずに謎と緊張感を持続させるサスペンスと恐ろしい
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お嬢さん(2016年製作の映画)

4.2

視点と展開の妙。

三部構成、それぞれの視点の展開と転換。
それが起こるたびに驚きのどんでん返し。
同じ物語を見ているのに全く違った印象と感情を持たせる展開は見事。

日本設定もあり、度々登場する日本
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アシュラ(2016年製作の映画)

3.9

悪の道のその果ては…。

悪の道に手を染めはじめた主人公刑事を中心に、巨悪の市長勢力とそれを追う検事達の闘争。

悪の限りを尽くす市長にファンジョンミン。いつもの笑顔やギャグ要素はありつつ、行動は躊躇
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ピクセル(2015年製作の映画)

3.6

レトロゲーム宇宙戦争。

レトロゲームのキャラとバトル、という面白設定ながら、それらのキャラが出る意味、ストーリーも意外としっかりしててビックリw

大きく三バトルあるが、やはり2戦目のパックマン戦が
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GANTZ:O(2016年製作の映画)

3.9

バトルに特化したGANTZ!

GANTZ大阪編の全編CG作品。余計な要素は削ぎ落とし、大阪での一回のバトルに特化!

ぎこちない場面もあるが、どっかの実写版とは違ってCGのクオリティも高く、戦闘シー
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新しき世界(2013年製作の映画)

4.4

潜入捜査×権力闘争!そして…。

警察官がヤクザ企業に潜入捜査!とよく聞く設定にも思えるが、物語全体を包み込む恐怖と緊張感の持続、展開と深みが素晴らしい。

冒頭から彼らの恐ろしさ全開のエグみのある拷
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マグニフィセント・セブン(2016年製作の映画)

3.8

この男たち最高だな〜

出てくるキャスト、そのキャラクターと、最高なヤツらしか出てこない!
ストーリーは数で勝るワルーイ奴らに7人の精鋭達が立ち向かう単純明快だが、キャラの魅力でグイグイ惹きつける。
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オクジャ okja(2017年製作の映画)

3.3

現実世界の普段見えていない一面。

序盤はスーパーピッグのオクジャと少女の交流が描かれる。オクジャは豚というよりカバな見た目でそんなに可愛くはないw
でもそこでの交流はトトロ的な雰囲気を感じた。

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殺人の告白(2012年製作の映画)

4.1

アイデアとアクションで勝負!

日本版鑑賞後にこちらを鑑賞。
大元となるアイデアは同じであっても味付けがかなり違う。日本版がシリアスで骨太なミステリーな路線に対して、こちらはアクションコメディー寄り。
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プリデスティネーション(2014年製作の映画)

4.2

全ての話には意味がある…。

このジャケット雰囲気からして、時空を飛び回ってドンパチする時空警察的なのを想像していたら全くそんなことはなくw
ストーリーとその仕掛けの妙を楽しむかなり頭を回転させながら
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ターボキッド(2015年製作の映画)

3.5

自転車マッドマックス!

荒廃した近未来…(ヒーロー物でよく見る採掘場跡地)
鎧を身にまとった少年…(キャッチャーのプロテクター)
その荒野を疾走する車…(BMX自転車)
吹き出す血しぶき…(大量に出
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22年目の告白 私が殺人犯です(2017年製作の映画)

4.2

謎解き、展開、映像と楽しめる一本。

冒頭からの曽根崎が顔を見せるまで、時代背景や事件の見せ方など、素早いカットの切り替えや大胆に省略しながら重要な情報を的確に見せていくテンポよさに一気に掴まれる。
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メッセージ(2016年製作の映画)

4.5

未知との対話の先に。

謎の生物とのファーストコンタクトの部分をクローズアップ。全く違う言語を使う同士がどうやって意思疎通を行うのかが丁寧に描かれていてとても興味深かった。

淡々と進む物語と不安を煽
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アウトロー(2012年製作の映画)

3.8

トムにハズレなし。

トムの新たなキャラクター、ジャックリーチャー。
頭はキレるし、戦闘シーンでも動きはキレがあるのに、ゴロツキからパンチもらってたり、後ろからぶん殴られたりちょっと抜けてるかわいらし
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス(2017年製作の映画)

5.0

最高過ぎる映画体験。

何度も見返してしまう最高な前作をも大幅に上回る最高さ。良かった所全てを大幅に強化した今作。

始まってすぐのワンカット風のタイトルバックでの戦闘&ダンスシーンから楽しすぎて興奮
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もらとりあむタマ子(2013年製作の映画)

3.5

タマ子の日常を垣間見る。

ニートなあっちゃんがひたすらダラダラと日常を過ごします、春夏秋冬を。最早演技なのかもわからない絶妙具合。

特に何が起こるわけでもないけど、こんな一面誰しも持ってるよなぁと
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日々ロック(2014年製作の映画)

3.8

がむしゃらな力強さ。

冒頭からいきなりの衝撃シーン。これがありな世界なんだと設定ラインも分かり、そこからたまに出てくるファンタジー的シーンも楽しめた。

前半はライブハウス周辺だけの出来事が多いが、
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親切なクムジャさん(2005年製作の映画)

3.3

親切の裏にあるものは…

前半は復讐への下準備が現在、過去が混じりながら、次々と人物を移し描かれる。独特な映像表現も相まって話の道筋を完全に見失う。

ちょいちょい挟まれるブラックな笑いは好きだが、復
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オールド・ボーイ(2003年製作の映画)

4.6

復讐心の先にあるものは…。

理由もわからず監禁されたオトコを巡る復讐の話。
起こっていることのわからなさがあり、主人公も観客も同じレベルで知らされていく為、見ていて感情が乗っていく。

復讐に目を向
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トランボ ハリウッドに最も嫌われた男(2015年製作の映画)

3.7

あの名作達の裏には…。

トランボという脚本家の人生を通し、当時のアメリカ社会、映画界の内情を知れる。勉強不足な自分にはこの辺は為になるし、興味を刺激される。

彼の人柄、仕事っぷり、家族。

これを
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アスファルト(2015年製作の映画)

3.9

フランスの「団地」話。

あるフランスの団地で起こる3組6人がメインの話。
日常を描いているようで、どこか可笑しみのあるテイスト。序盤は多くを語らず各パートのストーリーがドンドン展開していくので、理解
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シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

4.0

MADE IN JAPAN。

ゴジラが東京にやって来る!ってのを現在の日本の状況と照らし合わせて描く。
序盤から目と耳への情報量の多さに圧倒される。

前半の伝言ゲームような様と、やるぞやるぞ…やら
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ザ・ギフト(2015年製作の映画)

3.5

嘘と疑惑の心理戦。

序盤の何が起こるかわからない中で進んでいく辺りは面白い。ゴードのつぶらな瞳とどこかひ弱そうな雰囲気も相まって謎の部分を色々と推測したくなる。

度々来るホラー定番のドーン!の驚か
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イレブン・ミニッツ(2015年製作の映画)

3.3

それぞれの11分間とその後。

次々と現れる登場人物達の波。
17時からの11分間の行動が次々に展開。
所々に不穏な映像と効果音で不安を煽る。
徐々にわかってくる人物造形。
何かが起こりそうで起こらな
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