河志麻二十日さんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

河志麻二十日

河志麻二十日

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対峙(2021年製作の映画)

3.7

静かな映画に耐性のない私でも楽しめる映画でした。というのも、音楽はなく、ある一室で淡々と4人の会話が進められるだけ。
加害者の親と被害者の親が、対話を通して互いに許しと癒しを求める物語。
俳優さんたち
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何がジェーンに起ったか?(1962年製作の映画)

3.7

ベティ・デイヴィスの時折見せる幼い表情がすごい!演技がどうこうじゃなくて、本当にそう見えてしまうんです。

SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

4.0

 ただ事件の真相を追うジャーナリズムの話だけでなく、社会的、法的な問題などか絡み合い、いかにしてあのような悲劇が繰り返されてきたのかも丁寧に描かれています。だから男女関係なく、物語に共感できます。
 
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神々の深き欲望(1968年製作の映画)

3.9

とてもエネルギッシュで圧倒されました。
古い因習と近代化が対比されています。しかし、我々が生きる現代にも、行事としてはなくともマインドとして少なからず因習と呼べるようなものが存在し、我々の中を流れてい
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幸福の黄色いハンカチ(1977年製作の映画)

3.5

いい意味で何でもない映画。
高倉健が出所してから家に帰るまでの話といえばそれまでですが、この一言で言える何でもないストーリーなのに、それが面白いんだからいい映画なんだと思います。

Shall we ダンス?(1996年製作の映画)

3.9

全くの初心者に、一から社交ダンスの何たるかと素晴らしさ、面白さを説明し、それでいて映画としての面白さを兼ね備えています。当時、社交ダンス人口が急増したというのも納得です。私もかじってみたくなりました。

レバノン(2009年製作の映画)

3.9

実際に徴兵されて、訓練を受けて、戦地に送り込まれずとも、戦車乗りの兵士の1/1000くらいのストレスを体験できるんじゃないかと思います。
それくらい、息が詰まる時間でした。目を背けたくなりました。いっ
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あの夏、いちばん静かな海。(1991年製作の映画)

4.0

派手なことは無いし、転がるように進むテンポでも無いけれど、じっと見入ってしまう映画。

たけし映画に共通して言えることではありますが、常に緊張感があります。定点の長回しなどで、何か起こるかもしれないと
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太陽を盗んだ男(1979年製作の映画)

3.5

日本人離れした映画でした。

戦争映画、とりわけ原爆を扱った映画にも関わらず、こんな形で原爆を描けてしまうのが凄いです。しかし逆に言えば、あのようなバックグラウンドを持つ監督だからこそ撮れた映画である
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.5

都会は綺麗、田舎も素敵に描いてくれるのは、地方出身者として嬉しいです。

「ルージュの伝言」って、やっぱりいい曲!

青春の殺人者(1976年製作の映画)

3.7

若さって何だろうと考えてしまいます。
何も怖くないから何でもできるけど、後になって怯えだすと、全てが怖くなる。

人殺しも、「じゅんちゃーーーーん」って追いかけることも追いかけられることも、共感はでき
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