Tinscowさんの映画レビュー・感想・評価

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ビニールハウス(2022年製作の映画)

3.6

「半地下はまだマシ」という挑発的なキャッチーコピーに惹かれ(笑)

殺す、殺される、自害する、その他衝撃シーンの瞬間をあえてハッキリと映さず、観客に脳内補完させるカットが印象的。

貧困の象徴としてビ
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瞳をとじて(2023年製作の映画)

2.9

4月末期限の優待券が全然使えてないから急いで鑑賞。
長い、とても長く感じた、、苦痛の169分。
途中、物語が動いてるのかどうかよくわからないし、もっとコンパクトにできるんじゃないの?

ラスト10分の
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.6

予想外に法廷劇だったという事前情報があり、あまりそういうのが得意でないので、身構えて鑑賞。
確かに物語の大半が法廷劇ではあったが、テンポよく、程よい緊張感で見やすかった。

夫婦の口論の長尺シーンは、
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ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)

3.5

そもそもスパイアクション映画って、あり得ないことの連続だけど、まあ、これはエンタメ色が強いので、あり得ないツッコミをしだしたらキリがない。

事前情報で、もっとおバカな映画かと思ってたら、裏切り、どん
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52ヘルツのクジラたち(2024年製作の映画)

3.9

期待値を超えてくれました。
主役の杉咲花さん、割と最近なんかで観たなと思ったら「市子」の主演だった。
うん、すごくいい俳優さんだわ。

この後起こる「事件」のフラグが多いので、わかる人にはわかるシーン
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仮面ライダー555(ファイズ) 20th パラダイス・リゲインド(2024年製作の映画)

3.8

まさか放送終了から20年経って正式続編が見られるなんて!
メインキャスト全員集合は叶わなかったけど、それでも充分にありがたい。

何を書いてもネタバレになりそう、、
とりあえず観る前の「なぜ何故?矛盾
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レオノールの脳内ヒプナゴジア(半覚醒)(2022年製作の映画)

3.1

ポスタービジュアルや設定的にもっとぶっとんでるストーリーを期待しちゃった。
B級アクション的な感じはキライじゃないけど。

葬送のカーネーション(2022年製作の映画)

3.3

睡眠不足で観る映画じゃなかった(笑)
荒涼とした冬のトルコの風景が、果てない旅といつか終わりのくる人生を描いているような深みを感じた。

TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー(2022年製作の映画)

3.8

ほどよい緊張感とスリル、テンポもよく、95分にうまくまとまっていた。

欧米の若者達のホームパーティー的なホラーというと、毎度名作スクリームが頭をよぎる。
それを今風の味付けにした感じ。
でもあんなに
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市子(2023年製作の映画)

3.6

突然失踪した婚約者・市子を捜す中で明かされていく衝撃の過去。
過去と現在を、市子に関わるキャラクターの視点を交錯させながら組み立てていく展開。
ミステリー、サスペンス風味がもう少しあれば、もっとのめり
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悪い子バビー/アブノーマル(1994年製作の映画)

3.6

概要を知らないまま観賞すると、けっこう異様な映画だとういう感想になりそうだった。
90年代初頭っぽい空気感、質感、パンクな感じが、初めて観たのにどこか懐かしさを覚える。

主人公バビーはピュアっていう
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マイマザーズアイズ(2023年製作の映画)

3.6

設定とジャケットに惹かれて、待ちに待ったサイコスリラー、サスペンスホラー。

全体的なテンションも高くないし、悲鳴や血ミドロはさほどなく、じわりじわりと迫りくる狂気。メインのキャラクターみんな狂気。そ
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正欲(2023年製作の映画)

3.9

「ふつうではない」キャラクター達がそれぞれの闇やトラウマを抱えて生きている群像劇。
そんなキャラクター達がどんな出来事で交わるのか、群像劇好きとしてはここが重要。

普通じゃない⇒マイノリティ⇒世間か
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ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)

4.0

まさに近未来SF超大作!
AIと人類の闘いという、最近取り扱われることが多いテーマだけど、圧巻の映像がとにかく凄くて、もうこれ以上はないんじゃないかって思えてしまう。

割りと冒頭で、レディオヘッドの
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.1

ハリウッド版ゴジラは、その巨大さと存在感に恐怖したけど、今作のゴジラもそれにひけを取らない恐怖と絶望を感じた。
予告編の期待を裏切らない圧倒的な映像。
戦後復興中のニッポン、銀座・有楽町を破壊する様は
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(2023年製作の映画)

3.8

チラシでけっこう重い映画だろうと期待し、期待通りのヘビー級シネマ。

宮沢りえや、磯村勇斗の綺麗事を一切許さないセリフが、観客に向けられて、自分の日常にはない現実を突き付けられる。目を背けるなと言われ
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スイート・マイホーム(2023年製作の映画)

3.8

予告観たとき、新居に暮らす幸せ家族オカルトものなんかなーと思ってたけど、見進めると、オカルトなの?オカルトじゃないの?結局一番怖いのは人間系なの?どっちなんだい状態。
しかも斎藤工という人気俳優が撮る
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名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊(2023年製作の映画)

3.3

ベネチアの亡霊というだけあって、これまでの作品の中でもサスペンス・ホラー色強め。

ファルコン・レイク(2022年製作の映画)

3.3

甘酸っぱーーーい!
切なーーーい!
自分の中学時代を懐かしんだ。

(2021年製作の映画)

3.5

少女の儀式により、骨に肉がつき蘇生される。
肉体が滅びていくのとは真逆の生の蘇生のなんとも言えない不気味さは、ストップモーションならでは。たった10分余りの強烈なホラー体験。

「オオカミの家」の前座
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オオカミの家(2018年製作の映画)

3.7

チリのストップモーションアニメ。
いやー、禍々しい。
まさに悪夢のようなヤバい映像体験をさせてもらった。※子供が見たらトラウマ必至。

壁や天井、床の平面と、立体的な人形を、毒々しい色彩が流れる。突然
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ランガスタラム(2018年製作の映画)

3.8

ダンスあり、ロマンスあり、家族愛あり、笑いあり、サスペンスあり、インド映画のエンタメが詰まった3時間。

ただ、戦いのシーンはアクションではなく、バイオレンスだったな。だからこその主人公の感情と、サス
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イビルアイ(2022年製作の映画)

3.3

展開とかラストとかけっこう好きなんだけど、(既視感要素もまあまああって真新しさはないが)唯一にして最大のマイナスポイントが過剰な効果音。

脅かすシーンでそんなにでかくて激しい効果音必要?
そんなにト
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イノセンツ(2021年製作の映画)

3.7

無邪気な子供がする残酷な悪戯。
誰しもが大小経験があると思うけど、自分の子供の頃の出来事が脳裏に浮かんで、胸をえぐられた気分。

終始陰鬱な雰囲気の中、静かに不気味に次々と起こる事件に、息を呑む緊張感
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ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

3.7

クルマ、バイク、鉄道、すべての陸路アクションがすごかった。
バイクのシーンが予告などで取り上げられるから、あのシーン見るのが楽しみだったけど、実際見たら鉄道アクションがもっとすごかった。

間一髪ギリ
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リボルバー・リリー(2023年製作の映画)

3.1

大正末期の第一次世界大戦を背景にした舞台。
時代背景やストーリーは重いけど、東映のこれまでのドンパチものと、ヒーローアクションを楽しめる。

まあ、ツッコミ所は多々ありますが、それをいちいち言ってたら
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映画 王様戦隊キングオージャー アドベンチャー・ヘブン(2023年製作の映画)

3.5

本編のスピンオフ的なストーリーが良かったです。
これまでならロボットの派手な巨大戦もあるところ、それが全くないのも好印象。

ただ、劇場版30分の尺の制限時間があるから仕方ないが、敵のやられ方のあっさ
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リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

3.7

タイムループものいろいろあるけど、2分間だけタイムループときたか!
登場人物全員タイムループして、記憶も引き継ぐ設定は、「Mondaysこのタイムループ~」と同じで面白い。

何度も繰り返す2分間がワ
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M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

3.4

ストーリーの起承転結はベタなので、こういう系が好きな人はそれなりに楽しめるかと。

AIものは、所謂シンギュラリティを超える瞬間がゾワポイントなんだけど、これは割りと初期段階でシンギュラリティ超えして
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探偵マリコの生涯で一番悲惨な日(2023年製作の映画)

3.0

エキセントリックな設定に、エキセントリックなキャラクター。
新宿で巻き起こる壮大な物語は、エキセントリックな愛に溢れていた。
-自称映画評論家 珍スコ夫-

⻘いカフタンの仕立て屋(2022年製作の映画)

3.3

モロッコの風景とゆっくりと流れる日常。
そこに映える青いカフタン。
ストーリーの起伏はたいしてないけれど、丁寧に描かれる登場人物たちの感情に想いを馳せて。

2000年代のルシネマで上映されてそうな雰
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怪物(2023年製作の映画)

3.4

主要人物それぞれの視点で描かれるストーリー。一つの事象に対して、見え方、捉え方が異なり、真実が複数ある。多角的に物事を見ないといけないなーと、自分の日常に落としこんで反省しながら鑑賞(笑)




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苦い涙(2022年製作の映画)

3.2

ゲイのおっさん映画監督の恋。
アルモドバルのような美しい男子同士の恋愛でもないから、画的にちょっと。。 
恋する乙女になってたところは、面白かったけど、おっさんずラブがちらつくw
最後、ほろ苦い。
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ゴダールの決別(1993年製作の映画)

2.7

80年代以降のゴダールってほんと難解なんですね。
台詞が詩的で何が起こっているのかよくわからない。
93年にしては映像がもっと古い感じがする。

ソフト/クワイエット(2022年製作の映画)

3.2

私は胸糞映画が好きですが、それでも好みがある。こういう人種差別系の胸糞は嫌いです。

「ホステル」みたいな映画じゃないとあり得ないホラーよりもよっぽどこっちの方がリアルな分、胸糞が悪いし、吐き気がする
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