妙に痛快なブラックコメディ。ひねりの効いたストーリー展開と、二匹の"トカゲ"の暴れっぷりに最後までハイスピードで引き摺り回されました。
ストーリー展開はとことん予定調和で浅くても、このタイプにはホント弱いw 音楽だけでも泣けるので、もうダメw
評価はあくまで映画作品として。事実に基づくストーリーだけに、もっと金子勇氏を軸に人間模様を掘り下げても良かったのかな、という印象。風化させてはいけない事案なのは間違いないが。警察の裏金問題も関連性はあ>>続きを読む
ダメなやつが沢山出てくる西川さんの作品。いつも、必ず、自分の触れられたくない部分を、抉ってくる。自尊心ゆえに人の好意をまともに受け入れられない主人公が、人生において依って立つ、「あるもの」を見出して、>>続きを読む
スタイリッシュなバンパイア・ロマンスを期待すると裏切られる。ジム・ジャームッシュ自身を投影しているであろう、成功者と見做されて久しいバンパイアの、厭世、孤独、プライド、冷酷さ、懐古主義、そして切羽詰ま>>続きを読む
役所さんの演技が素晴らしいのはもちろんなのですが、実話をもとにしていながらも、現代に通ずる不寛容や生きづらさを描き切った良作だと思う。「セカイ」が冷徹に見下ろす理不尽と、「セカイ」を真摯に見上げる願い>>続きを読む
途中まで良い感じかなと思ったけどまとめ方がもやるなぁ。。ちょっと違うけどカリートの道みたいなイメージで締められたらもう少し好きになれそうだったが。
ちょっとクドいけど(もう少し短くできそう)ストーリーは楽しめました。テーマ的には古い男性目線への、、みたいなところでしょうか。最後はどっちでも取れる感じかなぁ。
観たかったやつ。しかしこれが1928年か。カット等古さを感じない。英雄を英雄視しない演出もそもそも今っぽくて好き。
予想通りといえば予想通りの展開。象徴的な卵型のイメージ、小道具の連関、が効いていて、まるで仕方なくことが進んでいった様が怖ろしい。
とにもかくにもお蔵入りしなくて良かったw 北野節の皮肉の効いた笑いもあり、容赦ないバイオレンスもあり、らしい作品でした。成功の証たる「首」に執心し、他人を押し除けてでも必死に自尊心を保とうとする人々の>>続きを読む
ひとまず終わったのかな?w どうとでも取れる含みを持たせてるので続けて欲しい気もするが。アクションありきで組み立てているのに、飽きることなく最後までこの緊張感と疾走感保つのは凄い。現代の西部劇としては>>続きを読む
コメディなんだけど、真剣にメタル。ストラトヴァリウスのメンバーが関わっているだけある。メタル好きならクスッと笑える箇所も随所に。メタル好きでなくとも、音楽×ロードムービーのジャンルが好きなら、意外と気>>続きを読む
気にはなってて観れていなかった作品。前評判通りの救いのなさですが、終始不穏な展開の中、それを「観てるだけ」の我々に、お前もゲームに加担してるよな、と突きつける演出が心憎い。スマホの向こうで起きる様々な>>続きを読む
俳優陣は豪華。ストーリーは予告編でもある程度読めてしまう。おじさんはAI子役に最後気持ち持ってかれるのですが。ブレードランナー×ターミネーター×スターウォーズって感じですが、純粋SFというよりは SF>>続きを読む
今更ながら。予想通りに伏線回収しながら進む後半が気持ち良い。タランティーノだね。
新作への期待からピックアップ。これもタイトルで過小評価されている作品では。。そこまで過激では無いけれど、政治や人間社会への皮肉が効いている。最後テレビ画面(視聴率?)を栄養として吸っているような表現も>>続きを読む
纏まりがない印象。手の怪我とか、奥さんの浮気を疑うくだりとか、同僚に結婚勧めるところとか、何かの伏線になってたのかな? 伏線なんだかどうなんだか分からないストーリーが多い気がする。パラフィンワックス浴>>続きを読む
執念と無念。当時リアルタイムで触れていた事件なので何故無期懲役なのか腹立たしかったのを思い出します。
娘に誘われ鑑賞。広島出身の自分としてはこのエピソードのところは何だかこそばゆいが楽しく観れました。漫画よりセリフの強弱がわかりやすくなるものですね。
様々な理由で「負い目」を抱えた人たちが「矩を踰える」痛さよ。
イラン映画は制約があるからこそ名作を生み出し続けている気がします。狂言回しの弟くんの演技が素晴らしい(子供好きな人はねw)。次はミュージカルを撮りたいということみたいですが、弟くんを除く人物がほとんど>>続きを読む
確かに当事者意識の欠如している人間同士のリアルな会話劇という感じですね。怖い。監督の舞台も観に行きたくなりました。しかし「ほつれる」というタイトルも絶妙ですよね。解放と破綻が同居している感じ。
出張の夜に鑑賞。紫夏のところは、もう少し時間掛けるかと思ったけど、、そして龐煖はあの人か!
皮肉っぽい笑いも含めてのしつこくないコメディ。様々な男女の饒舌で噛み合わないやりとりが続くのに、あまり長さを感じない。光の当て具合は表情と本音のコントロールスイッチのよう。印象的なシーンも多く、忘れら>>続きを読む
原作への忠実度とそれでもコンパクトにまとめている脚本・編集が良い。やっぱお父さん最高。
今更ですが鑑賞。新宿の109シネマズプレミアムは初めて訪問したけどホテルの中に映画館があるような体験が出来て、たまには良いかもw
中国近代史のうち1924〜1976年まで、軍閥、日本軍占領、国民軍>>続きを読む
なぜロードムービーに惹かれるのだろう。この作品には、実年齢の拗らせた女性を演じる菊地凛子の凄みを抜きにしても単なる「再生」の焼き直しに陥らない棘がある。詳細はご覧頂きたいですが、多層的で家族ものに止ま>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
一見の価値はあるが、受け手にそれなりの前提知識がないと難しくないですか? 日本神話とキリスト教(というかダンテの神曲)なんですよね。最後伝えたいメッセージは分かるものの、この設定であるべきなのか。子供>>続きを読む
良作。
"I’m not talking about making a living. I’m just talking about living."
老境に差し掛かる、とまではいかない自分だと思>>続きを読む
サスペンス要素は抑えめで、アクションに次ぐアクション、全部盛。が、話は進んだような気がしないので、パート2もすぐ観たい、ってなるよねw