カビリアは、篤志家に明かす本名、聖母マリアへの呪詛、などからマグダラのマリアの設定なのかな。バスルームでの一晩寄り添う子犬=最後のシーンの少年による犬の鳴き真似、が純粋な彼女を唯一慰める。自分もどん底>>続きを読む
小説との差分にリアリティの発現と普遍性の獲得に重きをなす意志を感じられる。何故もっと早く観なかったのかと自分に言いたいw
12モンキーズの関連で観ておきたいと思い鑑賞。この短い時間にこれだけの筋を映像含め納得いく形で纏めるのは凄い。動画シーンどこかなぁ、と構えていたけどやはりドキッとした。
この一瞬一瞬を噛み締めて、怒るよりも、笑おう。Etta Jamesの「At Last」が通底して鳴り響くメッセージ。ついに待ち望んでいたものが、と最期に、のダブルミーニングなのかな。心を洗うのに最適な>>続きを読む
凄いものを観てしまった。この作品の冠となってしまっている、愛の不毛、という感じはそこまでしなかったかな。その愛情・友情の対象(アンナ)の不在によって、そして移ろいゆく街や時代の変化に個々人が押し流され>>続きを読む
やっとご存じになれましたw 後半少し長く感じましたが映画館で観て良かった。シータ役の女優さん素敵。
原作読了済み。省略した部分がありながらドラマ性を失わせず各登場人物の葛藤を素晴らしい役者陣の演技に任せて成功しているように思いました。「本心」にも繋がっていく、他人には窺い知れない、人間を規定する本性>>続きを読む
ドラマシリーズも好きなので素直に楽しめました! 最後はまた期待を持たせてくれる感じで次の展開が楽しみです。
原作読了後に観ると、まったく別物に感じてしまう。なかなか評価が難しい。
2人の演技が流石ですが話は読めちゃうので素直に受け止め難いところもw 人生もっと複雑ですしね。。
たまにはコメディも良いですねw タイトルにある主張もそこまで押し付けがましくなく、映画愛に溢れてて(こうやってレンタルしてたなぁ)、普通に笑えます。
後に通底する社会問題や因習といったテーマを散りばめながら中心に愛について描いた作品、と感じました。原始の人間を思わせるピュアな主人公の青年が周りの偏見や法律に押し流されながらも慰謝料を払うことで相手へ>>続きを読む
後代の監督さんたちは、犯罪王リコ、民衆の敵、この2つを超えるギャング映画をいかにカッコよく撮るか、に燃えてたんだろうな。リコと比べると泥々した感じはないけれど、最後のほうの雨のシーン、表情は凄かったな>>続きを読む
認知症の方の視点ということだがまるでサスペンス映画のような展開。メメント等のノーラン作品に近い印象。
終始居心地の悪さを感じるが、目が離せない。自分の弱さをこれでもかと抉られる。
いわゆるワンシチュエーションのスリラーでしょうか。なぜ高所恐怖症の私が観てしまったのかw 少し展開読めちゃうのが、ね。
聖書がネタなのは分かるとして、細かい謎が残る。広がる血の染み(子孫の状況に反応?) 黄色い薬、とか。ジェニファーさんも色んな「マザー」を重層的に背負ってるのですかね? 地球(マザーアース)、聖母マリア>>続きを読む
選択の余地なく追い込まれていくカップルと、自身の選択で因習から逃れて自己発見の旅に出ている作家志望の若者。どう落ち着くかは見えている話ですがそこにホロコーストを被せて二重構造にして見せているのが人によ>>続きを読む
事前にトランボの話(というかハリウッドの赤狩りの話)を知っていての評価。初見で予備知識無しだとファミリーもの? みたいな印象で終わったと思う。自身の人生に引き寄せてのこの渾身の脚本。全体の構成としてエ>>続きを読む
初見だと気づかない部分も多いですが、単なる伝記ではなく実在の画家カラヴァッジョの人生を借りた創作(しつこいくらいに電卓、雑誌、タイプライター、クルマ、電飾、背広など現代小物を出してくるのでそれを探すの>>続きを読む
初見だと振り回され過ぎて話が追えない。登場人物多く肝心の事件が描写されてないまま進むからなぁ。膝かいたのが可愛いのは印象に残ったけど。3回観ろということかなw
脚本、演技、名作と言われるだけありますね。この設定でこの配役でよく実現したな、と思います。音楽も印象的であれば満点だったかも。いつの時代もフォーマットの変化に追い付けず取り残されるひとはいますし、私も>>続きを読む
前半だけでもかなり引き込まれる展開。そしていくつか伏線が。自分を殺すかもしれない相手に「優しい」なんてね。それはあれで気づいたんだろうけど。サソリとカエルの話は一生忘れなさそうです。