ぽんずぼんさんの映画レビュー・感想・評価

ぽんずぼん

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骨なし灯籠(2023年製作の映画)

3.4

試写会にて観賞。

熊本県山鹿市を舞台に人々の再生を描いてゆく話。
山鹿の伝統である灯籠がベースになっているため、実際に行ってみて文化や風景を肌で感じたくなる。
正直見る前は殆ど知らなかったが、山鹿の
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恋は光(2022年製作の映画)

3.8

公開当時から観たかった作品。

これは本能だと思うが最後まで飽きずに観られる。
恋愛経験の少ない2人の「恋の定義」から始まり、自らの実体験を通して恋の本質を追求してゆく。
正直、この映画で恋の理解が深
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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

3.6

三宅唱監督の作品を観たくて観賞。

とても優しくて心が温まる映画でした。
現実にあんな世界は存在しないのかもしれないけれど、映像作品としては落ち着いていて好きです。
PMSやパニック障害に関わらず、生
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.6

役所広司さんの演技を観たくて観賞。

トイレ清掃員の日常と非日常を描く心地良い作品。
幸せの尺度や人生の価値観は人それぞれで、無意識に生活の正解を求める社会は苦手だし生きづらい。
トイレ清掃員だろうが
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あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。(2023年製作の映画)

2.6

2024年初映画館。

これは脚本が原因なのでしょうか。
主人公百合の行動原理と全体的な時間の流れが全く理解できず、所々の話に付いていけませんでした。
まず、百合がなぜあそこまで彰を愛し、なぜあそこま
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ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(1995年製作の映画)

4.2

上白石萌歌さんが話していたので観賞。

めちゃくちゃ好きなタイプの作品。
2人の会話で物語が展開されていて興味を唆る。
出会いは偶然だけれど、人のことを好きになる過程が丁寧に映画になっていて、とても共
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市子(2023年製作の映画)

3.4

杉咲花さんの演技を観たくて観賞。

ハマれなかったのが正直な感想です。
確かに設定はとても興味深いし、観賞中は「罪の声」や「ある男」を思い出してワクワクしました。
ストーリーが進むにつれて真相が明らか
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ほかげ(2023年製作の映画)

3.8

趣里さんが出ていたので観賞。
塚本監督の舞台挨拶付きでした。

エンタメ感が少なくて終戦後の雰囲気がストレートに映され、生きることがどれだけ大変かが伝わる。
焼け野原で辛うじて残った家で身体を売る女性
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正欲(2023年製作の映画)

3.8

おすすめされたので観賞。

「観る前の自分には戻れない」
少し大袈裟なキャッチコピーだと思っていましたがまさにその通りで、多様性の考え方が変わる本作。
社会にはマイノリティの枠としても括られていない人
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キリエのうた(2023年製作の映画)

3.6

人生で2回目の岩井俊二監督作品。

圧倒的な雰囲気に飲まれた3時間。
石巻、大阪、帯広、東京を舞台にして、小塚路花、小塚希、潮見夏彦、一条逸子の歩みを描いてゆく。
アイナ・ジ・エンドの歌が幾度となく響
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アナログ(2023年製作の映画)

3.4

おすすめされたので観賞。

毎週木曜日にピアノ集合。
どちらかが来なければ予定が入ったと思えば良い。
スマホでいつでも連絡を取れる時代だからこそ、週一度がより貴重な時間に感じるような気がします。
水島
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福田村事件(2023年製作の映画)

3.6

100年前の実話。

今観ることに意義があるように感じた。
この映画を映画館で観られて良かった。

「朝鮮人なら殺してもええんか!?」

サバカン SABAKAN(2022年製作の映画)

4.4

昨年見逃していた作品。

徐々に涼しくなって来て夏の終わりを迎えている頃に、とても夏らしさを感じる映画を観られました。
「子供が初めて見る実写映画に!」
まさにその通りで、子供の時分に経験すべきであろ
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殺さない彼と死なない彼女(2019年製作の映画)

2.6

小林啓一監督、気になったので観賞。

ダメだ。終始苦手な映画でした。
八千代君と撫子ちゃんは観られたものの、メインの2人の会話を観続けるのは正直なかなか厳しい。
たしかに彼女にとって彼の存在が大きくな
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夕方のおともだち(2022年製作の映画)

3.0

藤原季節さんがおすすめしていた作品。
廣木隆一監督の作品は「彼女の人生は間違いじゃない」しか観たことがなく、2本目の観賞です。

開始早々のシーンで観る気力を無くしましたが、何とか2日に分けて115分
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MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

3.6

タイムループを観たくなったので観賞。

気持ちはめちゃくちゃ分かる。
最近気づいたら金曜日が来てしまうし、可能ならば1週間をまたやり直したいと思う時ばかり。
楽しみな予定があるならもちろん未来に進みた
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リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

4.4

話題になっていたので観賞。

良すぎました。映画館へ観に行けて良かった。
「ドロステのはてで僕ら」にはあまりハマれなかったのですが、今作はめちゃくちゃ好きです。
タイムループの設定を各々がすばやく受け
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時をかける少女(2006年製作の映画)

3.8

初めて観賞。

圧倒的な青春感に加え夏の始まりに最適な作品。
こんなにも儚くて、学生の頃の淡い気持ちを思い出させてくれるストーリーだとは思わなかった。
有名作品が映画館で上映しているからとりあえず観に
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君は放課後インソムニア(2023年製作の映画)

3.0

ポスターで気になったので観賞。

インソムニア(不眠症)。
小さい頃は寝れなくて悩んでいた時もあるので、目が覚めてしまう辛さには共感をしつつも、毎晩不眠と闘っている彼らの気持ちは計り知れない。
また一
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憧れを超えた侍たち 世界一への記録(2023年製作の映画)

3.8

この時代に野球ファンで居られて良かったです。
それぞれの想いや覚悟が映像から伝わりました。

鳩の撃退法(2021年製作の映画)

3.4

観たい気分だったので観賞。

先の気になる展開でワクワクさせられるのだが、恐らく小説の方が面白さを感じられる気がする。
話が上手く繋がっているだけと思えてしまった。
それでも、少し頭を使うミステリー映
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怪物(2023年製作の映画)

4.0

久しぶりの是枝監督作品。

是枝裕和×坂元裕二×坂本龍一の贅沢な2時間。
視点によって変わる見方に、各所に散りばめられたメッセージ性と、それらを上手く補える音楽。
とてもレベルの高い映画を観られました
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映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ(2016年製作の映画)

3.6

石井裕也監督なので観賞。

恋愛の違和感と社会の諸問題を横並びにする感じ、完全には理解が出来ないけれど好きでした。
恋をしている傍ら、日本では地震や凶悪な事件が起きるし、世界ではテロや戦争が勃発してい
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名探偵コナン 天国へのカウントダウン(2001年製作の映画)

3.8

久しぶりの観賞。
少年探偵団が全員活躍するから素晴らしい。
この頃のコナンはまだ現実感があった。

名探偵コナン 銀翼の奇術師(マジシャン)(2004年製作の映画)

3.6

久しぶりの観賞。

評価は低いけど嫌いじゃない。むしろ好き。
飛行機に乗って旅行したい。

ロストケア(2023年製作の映画)

3.6

予告で気になり観賞。

「PLAN75」や「護られなかった者たちへ」においても、いわゆる弱者は描かれており、本作での着地点が気になったので映画館へ行きました。
現在はまだ介護とは縁のない生活をしていま
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名探偵コナン 天空の難破船(ロスト・シップ)(2010年製作の映画)

3.8

久しぶりに再観賞。結構好きな作品。
コナンが一網打尽にするシーンが最高に良い。

名探偵コナン 迷宮の十字路(クロスロード)(2003年製作の映画)

4.2

久しぶりの再観賞。

コナンの映画で一番好きな作品です。
犯人の動機以外は文句の付けようがない。
コナンの映画はミステリー×恋愛×アクションのバランスが大切だと思うのですが、すべて良い。
ミステリーは
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名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)(2023年製作の映画)

3.2

毎年観ているので観賞。

面白い部分も勿論あったが満足度は薄い。
灰原が組織に攫われた時が一番アツくて、その後はあのカーチェイスを超えるシーンがなかった。
最近のコナンファンに寄せている演出が多くて、
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哀愁しんでれら(2021年製作の映画)

3.4

公開当初から観たかった作品。

今まで観た映画の中で最も鬱展開だったと思う。
途中から何も上手く進まなくて観ていられない。
土屋太鳳さんが出演を何度か断ったことも納得。

おすすめは出来ないけれど満足
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ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー(2023年製作の映画)

3.8

続編待ってました。

2人の迫力のあるアクションとゆるっとした会話が堪らなくて、ずっと観ていたくなる作品。
今回も日常の生きづらさが絶妙に表現されていてコントのような暮らしがとても面白かった。
殺しを
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.0

映画館で観なければと思い観賞。

熱量に圧倒されました。
ジャズの知識は全くないですが関係なかった。
仙台からサックスを片手に東京へやって来た大、親の影響で幼少の頃からピアノ漬けの雪折、大の姿を見てジ
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少女は卒業しない(2023年製作の映画)

4.2

中川駿監督なので観賞。

卒業式までの2日間の物語。
4人の少女それぞれの卒業とそれに向き合う姿が描かれていて、交わるようであまり交わらない。
山城まなみは卒業式で答辞を任され、後藤由貴は彼氏との距離
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ちひろさん(2023年製作の映画)

3.6

今泉力哉監督作品なので観賞。

強く優しく生きるちひろさんの話。
過ごし方は自由だし、人を年齢や肩書で判断せずに対話して向き合う姿は憧れる生き方に感じた。
確かに風俗嬢の仕事はそうなのかもしれないけれ
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生きててごめんなさい(2023年製作の映画)

3.6

穂志もえかさんを観たくて観賞。

穂志もえかが穂志もえかしてて良かった。
端的に言うとこれです。
「少女邂逅」のミユリや「街の上で」の雪と同様に、今作も抜群にハマっていて、穂志もえかさんが役者として出
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