ywtさんの映画レビュー・感想・評価

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ジオラマボーイ・パノラマガール(2020年製作の映画)

4.0

再開発中の東京。すれ違ったまま、ほとんど交差することのないボーイミーツガール。高校生にとって大学生はとても大人に見えて、好きな人以外とのキスやセックスはまだ理解できない。

渋谷は少年と少女を少しだけ
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REBEL MOON ー パート2: 傷跡を刻む者(2024年製作の映画)

1.0

終わらんのかーい!

帝国軍の穀物欲しさとその損害の収支が合わん過ぎる気もするぜ。

別にいいんだぜ、PART3作らなくても。次行こうぜ、ザック!

REBEL MOON ー パート1: 炎の子(2023年製作の映画)

2.0

スターウォーズ×七人の侍を紙芝居のような総集編風に。

ここまでサクサクやられると緊張感も没入感もない。ただ、ここまでサクサクやられると体感時間はそれなりに短い。ただ、巨額の予算を溶かすかの如く何も残
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一日の行楽(1919年製作の映画)

3.0

チャップリンは勿論のこと、交通整理のおっさんの華麗なるマンホール落ちよ。思わず巻き戻して見返してしまったよ。からのチャップリンが道路にぶちかまれたコールタールに足元とられてのマイケルジャクソンのゼログ>>続きを読む

サニーサイド(1919年製作の映画)

3.0

今から100年以上前の1919年のサイレント映画。随所に台詞字幕が入るがなくてもわかるくらいわかりやすい。言わずもがなハラスメントなんて言葉が存在しない時代に、チャップリンのケツは蹴られて蹴られて蹴ら>>続きを読む

M(1931年製作の映画)

3.0

犯人VS警察VS他町民全員の幼女誘拐連続殺人事件。

1カット1カットがとても決まっている。ヒトラー政権になる二年前の1931年公開のドイツ映画。最近買ったフィンチャー本を読んでいると、その序章にフィ
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テナント/恐怖を借りた男(1976年製作の映画)

4.0

ほやほやの事故物件を引かされた気弱で律儀な物静かな主人公(ポランスキー監督)が、近隣トラブルをきっかけに生まれる不安から段々と狂気化していく。ポランスキーの平穏なデフォルト状態の芝居の出発点から気が触>>続きを読む

人間蒸発(1967年製作の映画)

5.0

こういう映画がとにかく観たいんだ!

映画に惚れる瞬間がある。映画が放つ熱量に虜にさせられ、最終的に俺たちは一体何を観(魅)せられているんだ!とぐんぐんぐんぐん引き込まれ吸い込まれていくこの感じ。
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ヒッチコック(2012年製作の映画)

3.0

ヒッチコック監督作「サイコ」の完成と成功までの苦悩を描いた現場制作のその裏側の物語。いや、言い直そう。これは「ヒッチコック夫妻」で作り上げた不朽の最高傑作が生まれるまでの物語。

ヒッチコック/トリュフォー(2015年製作の映画)

3.0

「昔の映画(古いフィルム)」。映画は好きでも、昔の映画にはなんか抵抗があり、観てみたいと思いながらも腰が重い、なんて人に一番にオススメしたい監督こそヒッチコックだ(「サスペンス」に一切興味ない人にはあ>>続きを読む

第3逃亡者(1937年製作の映画)

3.0

イギリス時代のヒッチコック初期作であり、お得意の巻き込まれ型サスペンス。さっさと始まってくれる本題に入るまでの導入のテンポってほんとこれくらいが理想。正直、証拠となるコートが見つかったところでなのはあ>>続きを読む

浮雲(1955年製作の映画)

3.0

戦時中に巡り逢い。守られない約束を交わした女と男は、戦後も、時に運命に逆らいながらも、くっついたり、離れたり、最期まで。そんななんてことのない、どうしようもない生身の二人の人間の悲哀に満ちた退廃的な恋>>続きを読む

太陽の墓場(1960年製作の映画)

3.0

盗めるものは盗む。身体に血に戸籍と、売れるものは売る。汗を垂らし、命だけを抱え、今日も生き延びる。一度そこに足を踏み入れたら、二度と逃げられはしない。無法地帯。どん詰まりの大阪の一角ディストピアドヤ街>>続きを読む

愛のコリーダ(1976年製作の映画)

4.0

無修正版の鑑賞を強くお薦めする。これほどまでにモザイクが作品を破壊する映画はないとも言える。

※NetflixやU-NEXTに現段階で上がっているものは修正版。輸入版のBlu-rayなどを購入すれば
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死霊のはらわた II(1987年製作の映画)

4.0

以下、PART1を基準に……

特撮マシ、ダークファンタジーマシ、主人公のジムキャリー感(一人芝居・顔芸)マシ、テンポマシマシ、血のりマシマシ、勇敢度マシマシ、ラストのスペクタル度チョモランマ。

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PARKS パークス(2016年製作の映画)

4.0

人物も部屋も街も音楽も全てが色鮮やかに生きていて愛おしい。学校の自由研究を共にしているようなハンドメイドなメタファンタジー。ナチュラルな橋本愛の魅力爆発!

ハロウィン(1978年製作の映画)

3.0

世界に衝撃を与えたスラッシャー映画の原点。現在でも世界で最も愛され続ける殺人鬼マイケルマイヤーズ。ジョンカーペンターの作曲家としての才能にこそ中毒性の秘密があるとも言える。

フレンジー(1972年製作の映画)

3.0

安定のヒッチコック。刑事の奥さんの料理が魔宮の伝説級に恐ろしい。犯行の瞬間を見せずにゆっくり外観まで引いていくカメラワークにうっとり。

死霊のはらわた(1981年製作の映画)

5.0

二十歳そこらの新人監督が撮ったとは思えない圧巻のクオリティとエネルギー。この場においては、クオリティとはけしてリアリティと結ばれる言葉ではない。手間暇かけた1カット1カットの力強さたるや。何から何まで>>続きを読む

13日の金曜日(1980年製作の映画)

3.0

世界で最も有名なフランチャイズスプラッターホラー「13日の金曜日」シリーズの第一弾であり、80年代ホラー幕開けの記念碑とも呼べる作品。人はめちゃくちゃ死ぬが、実は肝心なジェイソンが出てこない本シリーズ>>続きを読む

エルム街の悪夢(1984年製作の映画)

3.0

全く役に立たない大人たち!事件は夢の中で起きている!少女が勇敢に立ち向かう、80年代が生んだある種のインセプションスラッシャーホラー!

悪魔のいけにえ(1974年製作の映画)

4.0

素晴らしい。今から100年後にもまだ観られているだろうし、200年後にもまだリメイクは作られているだろう。本作での逃げるヒロインはきちんと転ばず走ります。レザーフェイスも体格の割にはスタミナあります。>>続きを読む

冷たい水(1994年製作の映画)

3.0

たった一瞬の躊躇いが、遅すぎる返事となった。引くことのない人物だけを追い続けるカメラワークは、そこが学校なのか、警察署なのかもわからない。ここから抜け出したい思い。冷たくて、寂しくて、ざらざらした青春>>続きを読む

ひらいて(2021年製作の映画)

4.0

ただの胸糞恋愛映画にさせない山田杏奈の混沌とした若気の苛立ちと透明感。今、日本で最も今後の活躍が楽しみな俳優の一人である。

スクリーム(1996年製作の映画)

2.0

リアタイ以来の再見。OPのドリュー・バリモアのシーン以外1ミリも覚えてなかった。90年代産スラッシャーホラーの代表作。

2024/04/09 再鑑賞

ロストガールズ(2020年製作の映画)

3.0

映画として盛り上がらないのは、警察が無能過ぎるからである。この未解決事件の続報はWikipediaにも多少掲載されているので、興味のある方は「ロングアイランド連続殺人事件」で検索を。

羊たちの沈黙(1990年製作の映画)

4.0

サイコホラーの金字塔であり最高傑作。

本作をきっかけに原作者のトマスハリスはヒロインのジョディフォスターにガチ恋し、クラリス愛を爆発させた続編のハンニバルを書くが、ジョディフォスターにドン引きレベル
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ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ(2016年製作の映画)

3.0

マクドナルドの真の創業者(マクドナルド兄弟)から、「創業者」の肩書きごとごっそり全てを乗っ取ったのは、平凡なミキサー売りのセールスマン男だった……という胸糞実話。

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