wonさんの映画レビュー・感想・評価

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ダンサー イン Paris(2022年製作の映画)

4.0

ダンスしたことないしプロのダンスを見たことも無いのですが、魅了される人の気持がわかった。

ストーリーとは直接関係は無いけど、フランスらしいな、と思ったのは、弁護士のパパがバレリーナの職を失ったエリー
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.5

面白いか面白くないかで語る映画でもないのかなと思った。
宮崎駿さんが歳を重ねて、この令和の時代を迎えて、良い意味でも悪い意味でも多様性が慮られる時代に生きる重鎮が、誰の評価も気にせずに自分の好きに心を
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怪物(2023年製作の映画)

4.0

先生の評価がガラッと変わった。
「麦野は間違ってない!」と叫んだ先生の声が届いてほしかったなぁ。
「はみ出したら地獄だよ」「まだ子どもでしょ」も、誤植を見つけて指摘する趣味も、避妊具がないのに何度も迫
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愛なき森で叫べ(2019年製作の映画)

2.5

全員死んで終わって欲しい映画だった。解釈によってはみんな死んでるのかな?
なんで男はみんなバージンが好きなんですか?バカバカしい。高校からヤリマンだっつーの。←これには大きく頷きました。園子温は女性を
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サマーフィーリング(2016年製作の映画)

3.0

アヌシー湖すごく綺麗だった。

夏に紐付けされた喪失感を抱える人達の周りを過ぎていく夏の話だった。
でも 作中でロレンスの友人が言った「進み続けて欲しいんだ」という言葉を思い出すと、季節が通り過ぎてい
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千年女優(2001年製作の映画)

4.0

物語としてどうこうというより、ラストシーンが全て。世の中の女って私を含めて大抵そうなのでは? 女に限らないかも。そういう人間の強かさを思い出していた。

猫は抱くもの(2017年製作の映画)

3.0

実家の猫を思い出した。
私が大学を受験する時も、就職で上京する時も、帰省した時も、3年働いた職場を辞めて実家に帰った時も、新しい会社の面接を受ける時も。
いつも、変わらずゴロゴロしてて、猫は、ある程度
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スラムドッグ$ミリオネア(2008年製作の映画)

4.0

インドの現実と栄光。過去と現在。
規格外な世界。
見終わった後の余韻で インドに幸あれと思ってしまうのがインド映画のすごいとこだね。
イギリス映画らしいけど、ムンバイが舞台ということで。

きっと、うまくいく(2009年製作の映画)

4.0

最高におもろくて夢があった。
「何をやっても 何になっても良いんだよ」って言わせるまでが長かったのは、それを認めることがどんなに難しいことか、それを貫くことがどんなに厳しいことか、それでも本当はそうす
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オリエント急行殺人事件(2017年製作の映画)

3.0

正義って何だろう。
最後のポアロの選択は正しくないと思う。
でもそう思わされることが作者の思いどおりになるみたいだ。
観客の正義を問う話だよね。これって。

ゴッホ~最期の手紙~(2017年製作の映画)

4.0

絵をぼぅっと観ているだけでも充分濃厚な映画だなと思った。ストーリーももちろん楽しいのだけれど。
死んだ人に毎日花を届ける人がいる。それを美しいと思う。「生あるものは全て美しい」と彼が感じたように。

パーフェクト・レボリューション(2017年製作の映画)

5.0

面白かった。これだから映画は楽しい。

何度も夢の甘さと現実の厳しさを繰り返して、打ちのめされる。結果、ふたりはやっぱりそうなるんだ…と見せかけてからの、あのラストシーン!
そうじゃないと!
この作品
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パターソン(2016年製作の映画)

3.0

何かが起きる気がする。
毎日のルーティンの中に通り過ぎるそんな予感や、前兆や、偶然。
でも平和で、確かな愛があって、それを掛け替えのない大切なものであると思うから、言葉にしたいんでしょう。あるいは映画
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そうして私たちはプールに金魚を、(2016年製作の映画)

3.0

女子高生という無力で無敵な時代の話
その不安とか退屈とかって 一生終わらないからね。

光りの墓(2015年製作の映画)

4.0

ところどころ眠りながら観た記憶がある。

目を覚ますと眠る人がスクリーンに。
シンクロしてる~って思った。
私たちは眠りの中に何かを持っていく。
置いていかれるのは実質。

置いていかれた実質側の女性
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ディスタンス(2016年製作の映画)

3.5

家族にコンプレックスがない人間はいないんじゃないかと思う。

そして 人は案外 それでも家族を愛している。その人なりに。

はるねこ(2016年製作の映画)

3.0

よくわかんないけど 人が抱えている寂しさは 持ってても確かにしょうがないんだけど でもそれを手放したら終わりなんじゃないかな。

そういう人がきっと森の中に行くんだわ。

(500)日のサマー(2009年製作の映画)

4.0

運命なんて信じない。
って人でも変えちゃうくらいなんだから 当然 運命って激しい。そして呆気ないくらい突然、簡単に出会ってしまう。

そんな運命の人が私にもいればいいな~
って感じの映画。

運命を信
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お嬢さん(2016年製作の映画)

5.0

すごく面白い。私が映画に求めるストーリーや映像や夢が詰まっていた。

女の神聖さ、美しさを凝縮している。
でも、男も格好いいんだぜ。愛する女のためなら。って感じのラストだったよね?意外とキザなんだね。
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エゴン・シーレ 死と乙女(2016年製作の映画)

4.0

道徳より美。
愛や 絶望よりも。

二年前に訪れたウィーンのセセッション。
階段で地下に降りて 見上げていたクリムトの壁画を思い出す。
あの まばたきの音すら聴こえてきそうな静かな空間のこと。
もう一
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たかが世界の終わり(2016年製作の映画)

3.0

いろんな家族の形があると思うけど おおかたの人間は家族に何らかのコンプレックスを持っていると 私は信じている。

この映画はサンプルかな。

映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ(2016年製作の映画)

5.0

東京で ありふれた恋と失敗を繰り返している 今この時にこの映画を見ることが出来てよかった。

都会で女として生きていくなかで 嫌でも与えられる痛みとか 孤独感とか そういったものに傷つきながら 案外平
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牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件 デジタル・リマスター版(1991年製作の映画)

3.0

作中、2度ほど「私を変えたいのか?」と憤る人物がいたと思う。
それくらい、人を変えようとする傲慢さと、それが相手にもたらす怒りは大きいということ。
そしてそれが分からないほどの感情。

誰もが抱えてい
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ムーンライト(2016年製作の映画)

4.0

何気ないワンカットが本当に美しい。
映画監督には詳しくないのでどんな作風の人か知らないけど、なんて繊細な感性なんだろうと思う。
映像も、ストーリーも、まさにムーンライトに照らされて現れた肌のように美し
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モン・ロワ 愛を巡るそれぞれの理由(2015年製作の映画)

3.5

恋とか愛とかって 時に病的で、恋煩いとはよく言うけれど それは可愛い言い方で 結局は病んでいる。お互いに病みあっている。
平気で相手を傷つけるのに、失えば、本気で取り戻そうとする。

最後のカメラワー
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

3.0

六本木にて、エクストララージシアター?だったか、大変大きなスクリーンで観ました。
キラキラして それでいて静かな夜の六本木の 大きな映画館の 大きなスクリーンで こんなに壮大な夢のストーリー。
観た、
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ANTIPORNO アンチポルノ(2016年製作の映画)

5.0

園子温の映画は悪趣味だと思っていて、面白いんだけど、どうしてもこれが好きだ、この監督が好きだと言えなかった。
アンチポルノも 前情報で 主役の女の子が元アイドルだと聞いて、園子温はまたそういう女にめち
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ブラインド・マッサージ(2014年製作の映画)

3.0

目が見えなくても、視覚以外の全てで感じて、欲する。
欲するままに求める。
何の匂いかわからないのに嗅ぐ、じゃなくて、何の匂いかわからないから嗅ぐ。
本当にそうだね。

本当ならこんなふうに人を好きにな
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ネオン・デーモン(2016年製作の映画)

3.5

この監督のことは知らない。
ドライブとかいう前の作品も観てない。
だから作風も何も知らないけど、この監督は園子温みたいに、美しい女が振り乱して、さらけ出して、死んだり殴ったり走ったりしているのが好きな
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この世界の片隅に(2016年製作の映画)

4.5

戦時中でも日常はあったということ。
少しずつ侵襲を受けながら、それでも日常を守り抜こうとしていた人たちがいたということ。
それでも、あまりに唐突に、簡単に奪われる日常があったということ。

遠い地で戦
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シング・ストリート 未来へのうた(2016年製作の映画)

4.5

やっぱりジョン・カーニーのつくる映画が好きだ。

16歳の男の子が、一人の女の子と接点をもつために始めたバンド。
思春期に起こす行動のきっかけなんて、案外そんなものだったりするよね。
みんな単純だもの
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好きにならずにいられない(2015年製作の映画)

2.5

これが“北欧らしさ”なのかな~
ってかんじの色合いの映画だった。

薄青色の光に包まれている。
その中で徐々にフーシという存在が熱をおびていく。

どんなに傷ついても、彼は人を愛するということを知った
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リップヴァンウィンクルの花嫁(2016年製作の映画)

3.0

岩井俊二の映画を好きな人ほど 私は岩井俊二の映画を知らないし 別にファンでもなんでもない。そういう人間が観た感想。

七海が泣くシーンが出るたびにイライラしてたけど、住み込みメイドを始めた以降の七海が
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恋人たち(2015年製作の映画)

4.0

理不尽だったり、期待はずれだったり、苦しかったり、ヒリヒリするような何ごとかに、すっかり疲弊してしまって。
どんな言葉も響かないぜってくらいかたくなに最低な生活の中で、ふとした、ほんのいっときの人との
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Doglegs(2015年製作の映画)

5.0

「僕らはこうしてリングにあがってハンデをもらわないと健常者に勝てない。だから生きてる限り、リングにあがり続ける」

うろ覚えだけど、こんな言葉があった。衝撃だった。ラマンが言ったんだ。
リング上でやり
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エール!(2014年製作の映画)

3.0

①泣くほどではないけどイイ話。
②清々しい。
③フランス人の下ネタはえぐい。

かな。
シンプルな映画だったから感想もシンプルに。

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