zkknさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

zkkn

zkkn

映画(204)
ドラマ(12)
アニメ(0)

都市とモードのビデオノート(1989年製作の映画)

3.0

自分のアイデアやクロッキーが盗まれても、それを実現する技術は我々(あるいは訓練された職員)しか持ってないから完全にコピーはできない、なることを言っていた。アイデアは単なるアイデアであり、形となって初め>>続きを読む

気狂いピエロ(1965年製作の映画)

3.5

難解だがかっこいい。ラストは好き。色彩の暴力。

ミステリー・トレイン(1989年製作の映画)

3.5

ツボは脇役であるが物語をつなぐ重要な役であるホテルフロントの2人の会話と関係性。チップの代わりとして貰った日本からのプラムは食べないほうがよいよと部下に助言して食べないことを断言させてから赤スーツが奪>>続きを読む

2/デュオ(1997年製作の映画)

2.5

金くれよを連呼する西島秀俊。台詞が単調であまり集中できなかった。若い頃は成田凌と雰囲気がすごく似ている。

2022-30

ロスト・イン・トランスレーション(2003年製作の映画)

4.0

相手が外国人だろうと構わず日本語を一方的に話す病院の受付、愛想はいいが全く機能しない通訳、言葉が通じないからと海外スターに対してリスペクトのないクリエイティブディレクター、民放のバラエティで低俗な芸を>>続きを読む

台風クラブ(1985年製作の映画)

3.0

台風の日に裸で中学生の男女が雨の中で踊るシーンからはポジティブな狂気、「ただいま、おかえりなさい」と言いながら少女を襲う少年からはネガティブな狂気を感じた。気持ちの制御が未熟で、鬱憤とした感情を行動に>>続きを読む

ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

4.5

ジム・ジャームッシュのオムニバス物語かなり好きなのに気づく。特に本作は物語に思い出を重ねてノスタルジーな気分にもなったので余計に。

ポルトガルでUberの中に財布を忘れたのだが、重要な身分証明書が入
>>続きを読む

コーヒー&シガレッツ(2003年製作の映画)

4.0

絶妙な空気の悪さが癖になって笑える。マウント取ろうとして失敗した9話目のCOUSINS?が好きだった。ジャルジャルのコントっぽい。

スラムドッグ$ミリオネア(2008年製作の映画)

3.5

お兄ちゃんもそうなる運命だったと結論づけるのは酷。祝福の反対には哀悼があることを突きつけられる。

ダニーボイルは貧困x一攫千金のテーマが得意なんだろうな。インドの社会事情について深めたい。

202
>>続きを読む

T2 トレインスポッティング(2017年製作の映画)

4.0

続編も最高じゃん!ベグビーが息子にお前には俺と違って選択肢があると言い残したのは人間臭かった。
そしてまさか20年後にChoose life台詞で口説くとは思わなかった。

トレインスポッティング(1996年製作の映画)

4.5

前半は見るに堪えない映像、特にトイレのシーン、が続いて目を頻繁にそらしていたが、執行猶予中に実家の一人部屋で苦しみながら幻覚をみるシーンから面白くなって引き込まれた。

映画のラストシーンでこれほど高
>>続きを読む

レディ・バード(2017年製作の映画)

4.0

「愛情と注意を払うことは同じ。」
「もしこれが私のベストだったら?」

海辺のポーリーヌ(1983年製作の映画)

3.5

健康的エロスが漂ってる。
不完全な女にそそられるアンリ、悪事を働きそうな男に夢中になるマリオン、復縁を執拗に迫るピエール。大人たちとは対照的にポーリーヌが一番まともで精神年齢が高くみえた。けどそれは恋
>>続きを読む

アメリ(2001年製作の映画)

3.0

写真集のような映画。特に人物のショットがアップなのが特徴的。内容にのめり込めず、途中でみるのをやめてしまった。

ムーンライト(2016年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

救いようのない暗さで胸が苦しくなった。そして、物語の強度にあまり納得ができなかった。
シャロンの家の壁が皮肉なほど美しい青色だったこと、物語の終盤であるケヴィンのレストランのシーンで黒人以外の人種が初
>>続きを読む

ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

3.0

理想に近づくには、他力本願ではなく己を奮い立たせなくてはならない。暴力を称賛していないことは分かったけど、描写が堪えられず。憎しみを元に金髪男性へ主人公が暴力を振りかざすシーンはツラかった。自分はデヴ>>続きを読む

ノマドランド(2020年製作の映画)

3.0

ホームレスではなくハウスレス。映像美。
バーニングマンに参加すれば、本映画で描かれているような生活を擬似体験できるのかな。

ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

3.0

人殺しと一緒に住むなんて正気じゃないでしょ。終わり方が後味悪いのがいい。

世界の始まりへの旅(1997年製作の映画)

3.0

ポルトガルに来たからにはポルトガル映画を観る。英語字幕での鑑賞、カトリックやスペイン内戦への教養不足により、哲学的対話までついていけず。
過去を辿る旅ゆえ、車窓からの景色は常に後方である撮影技法は面白
>>続きを読む

魔女の宅急便(1989年製作の映画)

3.0

ジジにラジオを点けさせてオープニングが流れる

おもひでぽろぽろ(1991年製作の映画)

2.5

寝台特急に乗って北へ行く経験してみたかったな。小5の思い出を引きずる27歳という設定がうーん...

もののけ姫(1997年製作の映画)

4.0

イデオロギーと舞台の世界観、めちゃ好き。屋久島でロケハンしたの納得。いつか行ってみたいな。そして、家族と人の少ないキャンプに行った時のことを思い出した。夜、テントの中で寝ていると、非常に近い距離で獣の>>続きを読む

緑の光線(1986年製作の映画)

4.0

愛と幸せを求めてバカンスを過ごす頑固な女を描く

バカンスの会話劇が日めくりカレンダーのように描写されるのは、ドキュメンタリーを見ている気分。80年代フランスの休暇の理想の片鱗がみえた。

親密さ(2012年製作の映画)

4.0

ハッピーアワーほどどっぷり浸かれたわけではなかったが、濱口さんの洗練される前の作品を観れてよかった。
・好きとか愛情とか友情とか信頼とか欲望とか。人々のそうした関係性を親密さという言葉でそういえば形容
>>続きを読む

あのこは貴族(2021年製作の映画)

4.0

LINEのお気に入りのリストにはどんな「友だち」を登録してる?自分が深く悩んだり悲しんだりという時に、心から頼りたい、そして受け止めてくれそうな人を僕は登録している。とか言いながら、想定したシチュエー>>続きを読む

夜の浜辺でひとり(2016年製作の映画)

3.5

周囲の人間に褒められるが、心理的な距離があり、愛に飢え、酒を飲んで酔って大声で怒鳴る女。居酒屋に行けば全然いそう。韓国の寒い気候が灰暗い雰囲気を増幅させてた。
同一の場所で、屋内と屋外で会話劇が往復さ
>>続きを読む

偶然と想像(2021年製作の映画)

5.0

「映画館のみんなと一緒に笑う映画」だったとは!コントのような笑い要素がある一方で、感覚を射抜かれる台詞があった。1、2作目のむき出しの欲望とは対照的に、3作目の爽やかで希望が垣間見える仕上がりが僕は好>>続きを読む

アメリカン・ユートピア(2020年製作の映画)

3.5

めちゃくちゃかっこいい!!
概要を知らずに観たので、そろそろ舞台からスイッチして本題始まらないかな〜と思いながら最初の30分鑑賞してたw ダンサーや演奏者が同じ舞台で演技をしているのは、あまり日本でみ
>>続きを読む

ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(1995年製作の映画)

3.5

旅先で出会い、一夜と分かりながら過ごすヨーロッパの舞台はコロナ禍で眩しいよ〜
電車から一緒に降りるための説得は魅力的だった。