にーやんさんの映画レビュー・感想・評価

にーやん

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今さら言えない小さな秘密(2018年製作の映画)

3.7

もし運命が決まっているとしたら
変える意味はあるのだろうか…


フランスは世界でも有数な自転車の国。毎年7月に開かれる「ツール・ド・フランス」では国民が大熱狂するという。

そんなフランスの南プロバ
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メランコリック(2018年製作の映画)

4.0

〜人生には何度か、一生これが続けばいいのにという瞬間が訪れる

僕たちはその瞬間のためだけに生きてきたんだと思う〜



予定調和に話が進まず先の展開が全く読めない。重めのテーマなのに不思議と緊張感が
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アイネクライネナハトムジーク(2019年製作の映画)

3.8

斉藤和義×伊坂幸太郎×今泉力哉
小さな夜
ベリーベリーストロング♪な絆の話。

フォローさせていただいている方々のレビューでこの作品の存在を知り、自分にも必然的に湧き上がる使命感に苛まれての鑑賞。やっ
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レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ(1989年製作の映画)

4.0

トンガリブーツにリーゼント、民族音楽を武器にアメリカ進出?!

数々の挫折を味わいながらも仲間とともに成功を目指す…などというバンド映画のセオリーを見事に外した脱力系ロードムービー。


…案の定、彼
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霧の中の風景(1988年製作の映画)

3.7

幼い姉弟が父親を求めて旅をする。それは気持ちがちぎれてしまいそうなくらい過酷であてのない旅。


作品全体を包み込む 静けさ が印象に残る作品。セリフも極端に少ないので必然的に映像に気を取られてしまう
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ドリーム(2016年製作の映画)

4.2

正しいことは正しい。

大切なことをシンプルかつスマートに伝えてくれる事実に基づく物語。


人種や女性に対する差別の歴史は知ってはいても、渦中の苦しさは想像を超えるものだったに違いない。それでもポジ
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ビッグ・フィッシュ(2003年製作の映画)

3.7

時に真実よりも真実であり続けようとする 虚構 が美しく愉快で、繊細でもある…虚構と真実を隔てるものは最早ないのかも知れないですね。

自分の人生を物語として眺めること、面白可笑しく生きようとする彼の生
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ステラ(1990年製作の映画)

4.0

貧すれど鈍せず。

軽やかでしなやか、そして強くて深い潔さ。ステラというひとりの女性の生き様を描いた物語。

女手ひとつで娘ジェニーを愛情いっぱいに育てるステラ。これといった教養も品もないけれど、彼女
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グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

3.6

素晴らしすぎるエンターテイメントショー。

物語のいいたいこと、伝えたいことは素晴らしいまでの人間讃歌。スマートに計算しつくされた演出と俳優陣の力強く迫力ある歌声に心を掴まれる。確かに、テンポ良いスト
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リトル・ミス・サンシャイン(2006年製作の映画)

3.8

道中、どんどん黄色いワゴンにガタがくる…それはある意味人生そのものでもある。


カリフォルニアで行われるミスコンに出場するためポンコツワゴンに乗り込んだのはオリーブと一見ぶっ飛んだ家族たち 。その珍
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小さな泥棒(1988年製作の映画)

3.6

「出発よ!」

その行動は大人目線で観るとやはり穏やかではいられない。とはいえ、大人になることしか許されなかった少女ジャニーヌ。その捉えどころのない多感な少女期、哀しくも強い 心の揺らぎ を見事に演じ
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マイ・ドッグ・スキップ(2000年製作の映画)

3.8

犬と飼い主
ではなく
大切な友達として描かれる愛犬スキップ

みせる姿がいちいち可愛い。


舞台は第二次世界大戦中のアメリカ。戦時中でも失われない子供の 無邪気さ と 命の尊さ を押し付けがましくな
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孤独なふりした世界で(2018年製作の映画)

4.0

ゴミを拾うたび
地球のカオスがひとつ減る

沢山の幸せな人々がいたときの方が孤独だった…


人類の終末期、ひとり生き残った男の言葉が心の底の底にじんわりと響く。


死に絶えた町の家の前に白いペイン
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ニセコイ(2018年製作の映画)

3.1

ニセコイの季節到来…ということで笑

まずパケ写を見て愕然…
少し躊躇してしまったけれど…実はそんなに嫌いではない。こんな作風だと無理やり理解してしまえばあとはなんてこたーない!笑

もちろん、原作は
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泥棒は幸せのはじまり(2013年製作の映画)

3.6

詐欺に遭い職を失いそうになるのは家族思いで私利私欲のない真面目な男 パターソン。一方、それを仕掛けたのは自分の過去にトラウマを抱えるメタボな女詐欺 ダイアナ。

そんなふたりが繰り広げる痛快でハートフ
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ある女流作家の罪と罰(2018年製作の映画)

3.8


「自分にはそんな価値はなかった…」

愛すべきダメ男の物語は世の中数あれど、こちらは身勝手な自己中ダメダメ女の人間ドラマ。

絶賛スランプ中の女流伝記作家のリー。本人の人間性はさて置き、ふとした出来
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あゝ、荒野 後篇(2017年製作の映画)

3.6

僕はここにいる
ちゃんとここにいる
だから愛してほしい…

命がけでしか繋がれないふたりの拳。

何も持たない健二の ナレーション が深く胸に刺さる。


膨大な時間をかけて高めたその 純度 に水を指
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あゝ、荒野 前篇(2017年製作の映画)

3.7

『息もできない』の余韻に導かれ、たどり着いたこの作品。只今絶賛鑑賞中。前篇を終えたここまでの感想を少しだけ。

なんと、寺山修司原作の作品なんですよね。寺山さんの映像作品は若かりし日に数本鑑賞したくら
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ジョーカー(2019年製作の映画)

-

なるほど…
これはレビューが非常に難しい。

一線を超えてしまった時、底辺で踏みつけられていた道化師がゲーム外に弾かれ『ジョーカー』になる…


昔から道化師やサーカス、サンドイッチマンに見世物小屋等
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息もできない(2008年製作の映画)

4.6

ん〜なんやろ…
最高なんですけど、これ。


途中で結末に気づいてしまったのに…それでも最後まで目が離せなかった。


暴力の中で生まれ
暴力の中で育ち
暴力でしか自己を表現できない者たちの物語。
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ハングオーバー!!! 最後の反省会(2013年製作の映画)

3.8

このシリーズも遂に完結。

ひとことで言うなれば…キチンと終わらせてくれたことに大満足。


今作はこれまでとは違った切り口のストーリー展開ではありますが、どこまでもくだらないのは相変わらず。

冒頭
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ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える(2011年製作の映画)

3.8

『すまない…またやった』

愛すべきおバカな男たちの二日酔い珍騒動コメディの第2弾。舞台はラスベガスからバンコクに。今回はどんな物語が用意されているのかと思いきや、オープニングからラストまで前作とほぼ
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ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い(2009年製作の映画)

3.8

ホンマに最低
下品極まりない…
けど嫌いではない。


バチュラーパーティーの為、男4人で訪れたラスベガス。酒によって記憶を失くし、翌朝起きてみれば想像を絶する大惨事。散乱した部屋に消えた花婿、バスル
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ゴンドラ(1987年製作の映画)

3.6

『ねぇ、死んじゃうと生きてたことって何処へ行っちゃうのかな…』←棒読み。


ロマンスやド派手なアクション、スリルに謎解きどんでん返し…そのような 面白味 は一切ありません。


自分がもっと若ければ
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運命は踊る(2017年製作の映画)

4.1

『んなアホな…?!』
ラストカットでそんな言葉が思わず口をつきます…


息子の戦死という訃報を誤って伝えられてしまった夫婦と戦場にいる息子がその 運命 に翻弄されてしまう物語。

全編を通してクール
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スティング(1973年製作の映画)

4.2

1930年代、シカゴを舞台に詐欺や賭博で生計を立てる フッカー の波乱に富んだ生活と復讐の物語。

演者に脚本に音楽、どれをとっても一級品。ストーリーが各章ごとに区切ってあるのでより観やすく、テンポの
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ベン・イズ・バック(2018年製作の映画)

4.1

当事者と家族の 痛み と 哀れ 。そしてやるせなさ…


ドラッグがいかに危険で厄介なものかが、この作品を観ればよくわかる。観ている側も最後まで振り回されてしまうのですがだからこそ、そこに リアル が
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最高の人生の選び方(2009年製作の映画)

3.3

元有名大リーガーの父親と現マイナーリーグの選手である息子のロードムービー。

父親と息子の 心の和解 がメインテーマにあるのだけれど、正直、様々な伏線があまりうまく機能していないように感じ最後までハマ
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ぼくのおじさん(2016年製作の映画)

3.6

引力に3センチだけ抵抗しているような ふわふわ と漂う 独特な言い回し とあの存在感。※類似人 満島ひかりさん、渡部篤郎さん、安藤サクラさんなどなど…

お父さんも好きだけどこの長男さんも凄く好き。初
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バーニング 劇場版(2018年製作の映画)

4.2

前を向かずして歩いている若者たちの物語。

鑑賞から数日経った今もまだその カオス に取り込まれているような余韻が残ります。分厚い小説を一気読みで読み終えたような気分。

読み終えた充実感と伏線にメタ
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夜明け(2019年製作の映画)

3.9

全編を通して非常に静かでとても地味。

登場する人物の微妙な 立場 や 状況 を表す 間 が、もどかしくも凄くリアルで…巧いなぁって。答えがみえ隠れしながらも互いの距離が縮まったり離れたり。


希望
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国際市場で逢いましょう(2014年製作の映画)

3.9

父さん、オレよく頑張ったろ?


イデオロギー的に批判するでも主張するでもなく、恨み言をいうでもない。過酷な時代をひたすらに生き抜いたひとりの庶民の生き様と韓国の歴史の一部を綴った作品。

よく 観る
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テルマ(2017年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

冒頭、足元を魚が泳ぐ氷上シーンがとても美しい。けれど…全ての意味がわかるとゾッとする。

作品全体を包む不穏で重たい空気に終始圧倒されながらも最後まで見入ってしまった。


排除される側が実は排除する
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ヘンリー(1986年製作の映画)

3.2

300人以上を殺害したとされる実在する連続殺人鬼 ヘンリー・リー・ルーカスの日常を描いた殺人の記録。

TSUTAYAさんの発掘良品なんですけど、今回のレビューは非常に難しい…。


これといった動機
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スモーク(1995年製作の映画)

4.0

こんな甘い痛みならきっと癖になる…


ブルックリンの街並みを横切る高架鉄道の風景がとても良い。

大きな事件や事故のない日の新聞紙面のように…そんな 退屈 こそが素晴らしい、そんな毎日にも 意味 が
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パウダー(1995年製作の映画)

4.0

この世の悲しみをひとりで背負っているかのような瞳で佇むパウダー。処刑人の彼(ショーン・パトリック・フラナリー)と同一人物だとはどうしても思えない。そのくらいにパウダーとして存在している彼の佇まいが素晴>>続きを読む

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