にーやんさんの映画レビュー・感想・評価

にーやん

にーやん

映画という「虚構の世界」を楽しみつつ、自分の価値観に近い「リアル」を感じる作品に出会えたらまた更に嬉しい。

只今スコアのMAXは4.3
足らずの0.7は今後の気づきの為の余白。基本ボーッと観てますし、途中で寝てまうし…(-_-;)w

※食わず嫌いはせず、基本何でも観ますが全く詳しかーないのです…😅w
2019.1〜

映画(177)
ドラマ(0)

軽蔑(2011年製作の映画)

3.5

地元ロケ作品3作目は中上健次の遺作の映像化。

「差別」=「軽蔑」

う〜ん…なるほど。原作で描かれる「昭和」ど真ん中の匂いを残してはいるのですが、設定が現在という若干のチグハグさ…スコアが低い一因は
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ハクソー・リッジ(2016年製作の映画)

4.0

「絶対に銃は扱わない 持たない 人を殺めない」そんな男が衛生兵として、自らの意志で戦場へと向かう物語。

沖縄戦を描く戦争映画なのですが、武器を持たずして最前線の戦火の下、負傷した兵士の命をひとりで助
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僕のワンダフル・ライフ(2017年製作の映画)

3.8

この物語は輪廻転生を繰り返す犬の人生ならぬ『犬生』を犬目線で描いた物語。

最近、心から楽しいと思うことや心を動かされるような出来事が少ないように思うのは、実はそれに自分が気づけていないだけなのかも知
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ポエトリーエンジェル(2017年製作の映画)

3.6

今回の地元ロケ作品は田辺・弁慶映画祭第10回記念作品。※若手監督作品の登竜門的なコンペがメインの映画祭です。

まず思ったのは、子供の頃からある風景に標準語が飛び交う違和感がかなり不思議で面白いw
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ライフ・オブ・デビッド・ゲイル(2003年製作の映画)

3.9

なるほど。まんまと掌で転がされたってわけやね…。

「失ったものが多いほど死は希望になる」

死刑廃止論をテーマとした社会派作品としてもサスペンスストーリーとしてもかなりめに上等。視点の切り替わりも凄
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フリーダム・ライターズ(2007年製作の映画)

4.0

冒頭、その地域社会の状況や荒れた生徒達をみて…いやいや、無理でしょ。変わりっこない…と観ている自分が匙を投げたくなりました^^;

人種差別に経済的格差、強盗に無差別殺人が日常にある地域の高校に赴任し
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グッド・ストライプス(2015年製作の映画)

3.7

倦怠期を迎えたアラサーカップル。
ありのままに振る舞う二人には互いの価値観や趣味、友人関係が全く理解できずウマが合わない。これでよく付き合ってきたもんだと不思議にさえ思うのですが、これこそが"倦怠期"
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しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス(2016年製作の映画)

4.3

カナダで最も愛される画家 モード・ルイス の半生を描いた実話に基づく物語。

この映画にはあれこれ言葉は要らないですね、きっと。好きとか嫌いとかでもなく、二人が生きた時間を真っ直ぐに観てほしいと思いま
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バッド・ジーニアス 危険な天才たち(2017年製作の映画)

3.7

学生の青春物語というよりも、完全犯罪を目指すクライムストーリー。

物語自体は至って簡単、カンニングのお話。しかし、その方法がよく考えられていてなかなかスリリングで映画としても面白い。

タイの学歴社
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ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

4.3

いい映画ですよ、これ。
映画の力を凄く感じます。

おおよそ想定の範囲内で物語は進んでいくのですが、まず見せ方が凄くいい。
ひとつの物語を生きる主人公の心象は勿論、それに関わる人達の多方面からの目線や
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ビューティフル・デイ(2017年製作の映画)

3.8

独特の映像感覚や色彩に富んだ心理描写で、全てを可能な限り映像言語で伝えようとしているのでかなり難解に感じます。

例えば、時系列を無視するかのように過去のいくつかの出来事が記憶の洪水のように主人公の胸
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ジーサンズ はじめての強盗(2016年製作の映画)

3.6

「はじめてのおつかい」ならぬ『はじめての強盗』に挑むは3人のジイサン達。老人特有の自虐ネタを織り交ぜ、人生の終盤における現代社会の問題を提示しながらも家族や仲間との絆を温かく描いている作品。

仮にも
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ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

3.8

持病の耳鳴りがあり、それを軽減するため日々音楽が欠かせない主人公 ベイビー。白いイヤホンで聴いている音楽がそのままなんと物語のBGMとして同期するのです。つまり、主人公と観客が同じBGMを共有すること>>続きを読む

ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!(2007年製作の映画)

4.1

リアルな刑事ものを描きながらも内容はコメディというチグハグな感じが素晴らしく面白い、クライムサスペンス&アクションコメディ。

超優秀な警察官 ニコラス・エンジェルは、その有能さ故の妬みから長閑な田舎
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デトロイト(2017年製作の映画)

4.0

目を覆いたくなる、耳を塞ぎたくなるような社会の不条理をリアルに突きつけられる作品。1967年、実際に起きたデトロイト暴動におけるモーテルでの殺人事件。差別主義者の白人警官、それに犠牲になってしまった人>>続きを読む

スイス・アーミー・マン(2016年製作の映画)

3.6

いやいや、ある意味問題作ですよね、これ😅ww

なんとなく、無人島でのサバイバルの話がメインで進んでいくのかと思いきや…ダニエル・ラドクリフの死体が暴走します😅w

死体を有効活用しようとするブッ飛ん
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ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)

4.0

細かい事はさておき、この映画、一瞬にして惹き込まれ気がついたらエンドロール…そのくらい面白かったです。できれば多くを語らず胸の奥にしまっておきたいようなそんな夢み心地。そして、あとに残る不思議な多幸感>>続きを読む

ボブという名の猫 幸せのハイタッチ(2016年製作の映画)

3.9

人を支えるモノは人によって違う。
家族や恋人、友達に仕事、趣味がそうだという人だっている。この物語で彼を支えるのは 野良猫のボブ。

薬物依存のストリートミュージシャンと偶然転がり込んできた猫のボブと
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オーロラの彼方へ(2000年製作の映画)

4.1

うん、いい。^ ^

今までにないような面白い展開というか、発想が素晴らしい!
SFファタジー+クライムサスペンス+親父と息子の絆の物語。

オーロラの影響でアマチュア無線の電波障害が起き、30年の時
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告発(1995年製作の映画)

3.9

正直、酷すぎるとかそういうレベルの話ではないだろう…

実話に基づき忠実に描かれるその描写が生々しくもリアリティがあり、観続けるのが辛かった。


世間を敵に回しながらも正義を貫くスタンフィルと彼によ
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天才スピヴェット(2013年製作の映画)

3.8

天才的な頭脳を持つ発明好きな少年スペヴェットの自分の居場所を探すロードムービー。

絵本をめくるような映像が美しくファタジーといえばそうだし、少しダークな奥深いメッセージ性も込められたヒューマンドラマ
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レナードの朝(1990年製作の映画)

4.1

投薬から30年振りに脳炎から目覚めたレナードと、完治に向けて献身的に努力を重ねる精神科医セイヤー。物語は静かに展開されていきますが、そのインパクトは想像以上でした。

長年閉ざされていた意識が開放され
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グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1997年製作の映画)

4.0

人格や人間性というものは多面的であり、相手との距離感や付き合いの深さ、それを照らす光の角度によって様々な表情をみせるものです。
でもそれは、人との関わりでしか人間は自己を存在させられないというどうしよ
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ドライヴ(2011年製作の映画)

3.6

車の修理工をする傍ら映画のカーアクションのスタントドライバーをしている顔と、強盗犯の逃走を請け負う「逃し屋」という裏の顔を持つ孤独な男がこの作品の主人公。

ライアン・ゴズリング演じる劇中の彼は寡黙で
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バティニョールおじさん(2002年製作の映画)

3.9

戦時下のフランス。主人公は肉屋を営むバティニョールおじさんはどこにでもいるような普通のおじさん。しかし、ホロコーストが背景にある暗い時代のお話です。

色鮮やかな自然と控えめな音楽、淡々と事実を見せて
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ファーゴ(1996年製作の映画)

3.6

悲惨な事件を扱った作品なのに、雪に覆われる町の美しさと滑稽でもある人々の平凡な日常を対比させることにより、不思議な奇怪感が全編に広がっている。

いきあたりばったりで人が死んでいくのに、危機迫った感が
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希望のかなた(2017年製作の映画)

3.8

アキ・カリウスマキ監督。
このヘンテコリンな名前を知ったのは片桐はいりのエッセイだ。『かもめ食堂』からの〜エッセイ読破😁w

是非観たかった「ル・アーブルの靴みがき」が近くのTSUTAYAさんには置い
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ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

4.0

あなたは何者で本当は何がしたいのか?なんの為に生きてるのか?

アクションものだと思いきや、人間の心理の奥底にある包み隠された部分を大胆にもさらけ出し表現された作品。

現代社会という虚構をぶっ潰す!
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ショート・ターム(2013年製作の映画)

4.3

ハッピーエンドには、やっぱりならなくて…
終わりのない毎日の繰り返しがただあるだけ、が凄くリアル。

心に深い傷を負った子供たちの為の保護施設。大人は勿論、未来さえ信じることが出来ない子供たちの表情か
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モリー先生との火曜日(1999年製作の映画)

4.0

難病ALSを発症したモリー教授とかつての教え子ミッチー。16年振りの授業は毎週火曜日。

「いかに死ぬかを学べば、いかに生きるかを学べる」

人間の死亡確率は100%。
死ぬということがわかってくると
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イーグル・アイ(2008年製作の映画)

3.7

あれこれ考える暇もないくらい流れるようなストーリー展開に最初から最後まで続く緊迫感。観ているうちに少しずつ謎も解けていき、良きタイミングでど派手なアクション。抜群のカメラワークで最後まで飽きることなく>>続きを読む

ヘルプ 〜心がつなぐストーリー〜(2011年製作の映画)

4.1

人種差別の問題を扱った作品は多数あるけれど、これくらい軽快に描かれた作品に出会ったのは初めてです、多分。

法的に人種差別が許されていた時代が終わる少し前、アメリカ南部における黒人差別を家政婦目線で描
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ウォルター少年と、夏の休日(2003年製作の映画)

4.0

そのタイトル通り、少年と老兄弟のひと夏の交流を描いた物語。

ぶっちゃけ、とても映画らしい映画です^ ^

破天荒な兄ハブと冷静沈着な弟ガース。
この爺さんたちの一筋縄ではいかないキャラクターの濃さが
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グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

3.8

登場人物とそれを描く独特の演出、全てにおいてのこだわりが強く感じられます。

差別問題や家族の問題、戦争や残虐な殺人など内容は重いものだけど、ファンタジー的な映像と個性的なその色合い、確かな愛情があち
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シング・ストリート 未来へのうた(2016年製作の映画)

4.2

うん、良かった。
まずバンドを始めるキッカケが良い^ ^
青春ですなw

ご都合主義の幼稚なドラマかもしれませんが、人間の成長と変化はこんなにも面白い…そんなことをわかりやすく魅せてくれる良作だと思い
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ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ(1998年製作の映画)

3.9

クールでスタイリッシュ、コミカルで爽快にして罪深い犯罪映画。

どんだけ出てくんねんっ😅w
冒頭から様々な場面に沢山の人物が登場してくるのですが、それぞれのストーリーをひとつに集約させてゆくシナリオ力
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