ざわわさんの映画レビュー・感想・評価

ざわわ

ざわわ

イエスタデイ(2019年製作の映画)

3.5

ビートルズの消えた世界を描くことで、ビートルズの偉大さを描こうという発想が面白い。
展開も会話のテンポも軽やかで、退屈しない画面構成が楽しかった。

ちょっとだけメランコリックで、普通にしていてもどこ
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

3.7

「ワンオクとか聴くのか?」
「聴けます」
この問答がとても象徴的。
天竺鼠、今村夏子や穂村弘、長嶋有、きのこ帝国・・・こういう固有名詞抜きでは彼らの個性は語れない。周りの人に「拗らせた」って言われそう
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罪の声(2020年製作の映画)

3.4

【罪の声】
35年前の未解決事件を追うミステリー。ヒューマンサスペンスと言ったほうが適切なのかもしれないけど。
地道な取材を繰り返して事件の真相に近づいていくという、映画にするのは難しいようにも思える
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生きてるだけで、愛。(2018年製作の映画)

3.6

【生きてるだけで、愛。】
邦画の良さって、こういうところだよなあ。

物語は淡々と進むが、見終わってからじわじわ心にくる(これは勧めてくれた友達が言っていた)
日常の中にもドラマがあるとはよく言うけど
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彼女がその名を知らない鳥たち(2017年製作の映画)

3.6

「愛」について描いた物語は腐るほどあるんだろうけど、多分これは誰も見たことがない愛の話。
画面は終始薄暗く、登場人物達はどこかネジが外れたような様子に見える。生活感がしつこいほどリアルで、「気味が悪い
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手紙は憶えている(2015年製作の映画)

3.9

めっちゃ面白かった。クリストファー・プラマーが、名演も名演。
90歳のゼウは、前日の記憶もままならない重度の認知症。そんな彼が、ただ一つ忘れられないのはナチへの怒り。同じくアウシュビッツの生存者である
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タイタニック(1997年製作の映画)

4.6

自分の部屋の小さなパソコンで見てたけど、一瞬たりとも退屈せず、エンドロールの最後の文字が消え、音楽の余韻がシンと消えるまで、1mmも動けなかった。それくらい感動した。

今まで観てこなかったことを勿体
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ジョーカー(2019年製作の映画)

4.2

壮絶。見ていて苦しい映画は沢山あるけど、この映画は別格だった。
純粋で心優しい一人の人間が、狂気的な殺人者に堕ちるというのは、どれほどことなのか。最悪の犯罪者であるジョーカーに、救われて欲しいと願わず
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天気の子(2019年製作の映画)

3.7

見て楽しく聞いて楽しい、ハイクオリティなエンターテイメント作品。
‬ 壮大かつ緻密な映像美に、ストーリーの1部と言えるほど映画に馴染む主題歌。
‪新海誠の映像美とRADWIMPSの曲の世界観が最大
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バタフライ・エフェクト(2004年製作の映画)

4.1

文句無しに面白い。
構成もさることながら、音や質感の使い方、演出が素晴らしい。
初めの2分で引き込まれ、最後まで目が離せなかった。圧倒的なエンターテインメント作品。
ポスターに映るのは、虚ろな目をした
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明日、君がいない(2006年製作の映画)

3.6

淡々としていてえげつない。弱冠19歳の監督がこの作品を作ったのは驚きだと多くの人は言うが、多分これは、大人には作れない作品だと思う。
音楽が秀逸。ホラーでもサスペンスでも無いはずなのに、高校のありがち
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雨に唄えば(1952年製作の映画)

4.1

流石名作。ミュージカル映画のバイブルって感じなんじゃないかな。
全体的にコミカルで超ハイセンス。歌やダンスは勿論、俳優さんの身のこなしが純粋にすごい。軽やかでリズミカル、体重を感じさせないタップダンス
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インターステラー(2014年製作の映画)

4.6

インターステラー

もうめちゃくちゃ面白かった。本格SF、サスペンス、ヒューマンドラマ、ユーモアの各要素を華麗にまとめあげたストーリーテーリングに感服。映像美も圧倒的だった。
「2001年宇宙の旅」の
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ジュリエットからの手紙(2010年製作の映画)

3.8

『ジュリエットからの手紙』
「美しいイタリアを観た」って感じ。
綺麗な街並みは勿論、何よりも田舎の風景が素晴らしい。広大な葡萄畑をどこまでも走っていく車の映像に、風すら感じるような気がした。
イタリア
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私の中のあなた(2009年製作の映画)

3.9

良い話でした。
この映画は、白血病の姉を救うために両親に作られた子供である妹が、自らの人生のために、姉への臓器提供を拒否する所から始まる。とてもヘビーな内容に思えるけど、この映画のテーマは、姉妹愛の歪
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オデッセイ(2015年製作の映画)

4.0

誰にでも勧められる映画。ストーリーが非常に面白い。そして登場人物が皆めちゃくちゃ格好良い。火星に1人取り残された絶望的な状況下で、諦めない心とか前向きさは勿論だけど、その前向きさを支える彼の絶対的な知>>続きを読む

メッセージ(2016年製作の映画)

3.4

『メッセージ』‬
‪一風変わったばかうk…SF映画。焦点を当てているのは、ただ「宇宙人とどう話すか」ということだけ。SFでありながら、この話の根幹を成すのが言語理論であるというのが面白い。
もし、地球
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ハクソー・リッジ(2016年製作の映画)

4.0

凄まじい戦争映画。これを映画館で見ていたら果たして画面を直視し続けられただろうかというほどの、圧倒的な臨場感。

前半の楽しそうな会話、厳しくもやる気に満ち溢れた志願兵の訓練シーンがゆっくりと描かれて
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ムーンライト(2016年製作の映画)

4.2

とてつもなく繊細な映画。こだわり抜いた色彩、揺蕩う光の使い方、カメラワークに本当に感動した。大人になる過程で揺らぐ神経質で不安な心、漠然とした怒りや悲しみ。全てがこの方法でしか表現出来ないのではないか>>続きを読む

ホテル・ルワンダ(2004年製作の映画)

4.0

衝撃。この映画が1994年に実際に起こった虐殺を描いたものであるという事実が、重く心にのしかかる。映画としての評価だけではこのルワンダ内戦については語りきれないとは思うが、目を逸らしたくなるような過去>>続きを読む

そして父になる(2013年製作の映画)

3.9

「万引き家族」が素晴らしかったことを機に鑑賞。とても良い映画だった。万引き家族に比べてテーマが明瞭で分かりやすい。

娘ではなく息子、母ではなく、父であることに焦点を当てている所が面白いと思った。息子
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言の葉の庭(2013年製作の映画)

4.2

こんなに美しい映画は他に無い。この映画を観て、私も雨の日が嫌いでは無くなった。三ヶ月前に始めて鑑賞したが、今回は梅雨なので二度目の鑑賞。もうね、何から何まで上質よ。音楽も素晴らしい。
この映画を見た直
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万引き家族(2018年製作の映画)

4.3

見終わって3日、ずっとこの映画を表現する言葉を探していた。これはすごい。評価が高い理由が分かる。淡々としているからこそ、心が揺り動かされるような、映画自体は何も語らないのに、否が応でも考えさせられるよ>>続きを読む

この世界の片隅に(2016年製作の映画)

4.2

素晴らしい映画だった。

朗らかで鈍臭く、ありきたりな女の子が戦争を通して変わっていく様が丁寧に描かれている。戦争映画ではあるが雰囲気は終始可愛らしくて柔らかい。戦争映画では辛く貧しく悲しい部分ばかり
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127時間(2010年製作の映画)

3.8

自伝で実話でサスペンス。非常に恐ろしかった。ブルージョンキャニオン崖の間、登場人物は身動きの取れない男一人。その空間だけで一つの映画が完成することに驚いた。画面の使い方も面白いので目が飽きない。
男の
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はじまりのうた(2013年製作の映画)

3.9

とても素敵な話でした。音楽に心地よく馴染む街の喧騒、ストリートの輝き、夢と音楽を通して自分取り戻す二人。ストーリーから雰囲気まで、とても“NYらしい”映画だと思った。NY住んだことないからイメージだけ>>続きを読む

大統領の執事の涙(2013年製作の映画)

3.7

見て良かったなぁ。
当時の黒人の中では、ある意味非常に恵まれた地位である「大統領の執事」という立場から黒人差別の時代を描く、その視点が面白かった。
人権を求め、差別に抵抗し、力強く我慢強く闘った多くの
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秒速5センチメートル(2007年製作の映画)

4.1

ただただ美しい作品。後からせつなさが募る。エンドロールでじわじわと胸が締め付けられた。これは切ない。
光を反射する日常の景色の全てを美しく描く、光彩陸離な映像が醍醐味の新海さんの作品。誰にでもある眩い
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レ・ミゼラブル(2012年製作の映画)

4.6

表現する言葉が見つかりません。すんごい作品です。名作中の名作。
過去の罪、贖罪に救済と、込められてるメッセージは結構キリスト教的だけど、私たち日本人にも捉えやすい描き方をされていると思う。人は変われる
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恋におちたシェイクスピア(1998年製作の映画)

4.0

まさに、劇のような映画だった。絢爛豪華な衣装、情熱的な演技、ロマンチックなストーリー。「ロミオとジュリエット」がテーマの映画だが、この映画自体には喜劇的な部分も多く、とても楽しく観れた。
それこそシェ
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シャッター アイランド(2009年製作の映画)

4.1

こーれは面白かったですわ…絶対1回見とくべき。1回見たら2回見たくなるけどね。
途中のストーリーも面白いが、オチが素晴らしい。うまいこと出来てる。アンドリューの最後の台詞がこの映画をめちゃくちゃ深くし
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パンズ・ラビリンス(2006年製作の映画)

4.2

余韻がすごい。文字通りのダークファンタジーなんだけど、この映画の面白いところは、お伽噺と内戦直後のスペインの情勢という現実を上手く交えて描いているところ。なるほどシェイプ・オブ・ウォーターのギレルモ監>>続きを読む

アメリカン・スナイパー(2014年製作の映画)

3.6

戦争の英雄を通して戦争の恐ろしさを描く映画。戦場の描写がリアルで、全体を通して緊張感が支配する。
アメリカ史上最強のスナイパー。彼の照準器を通して見る人間は玩具のように小さく、自分が引き金を引くだけで
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

4.3

素晴らしかった〜!
全体的に映像がハイセンスで見ていて楽しい。思わず身体でリズムを取ってしまうようなダンスや音楽は勿論、心躍るような色彩使いが何より好きだった。補色、差し色、ビビットカラーや無彩色の使
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