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この設定に何を感じるかは百人百様だろうけども、僕は「やっぱり人生って奇跡だよなぁ」と、出会いによる人生の魅惑をより追求したくなった。
この数奇な運命、この歳の重ね方でなければ、出会えなかった人たち>>続きを読む
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これはもう、サンダンス・キッド……
こんなにもロバート・レッドフォードの引退作に相応しい作品はないんじゃないしら。
教訓めいた言い回しも少なくて、良い意味で風のように過ぎ去っていく作品だった。>>続きを読む
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解釈とか考察以前に、ただただタイプな作品。
アコーディオンと油絵の親和性の良さにぐるぐるを付け加えて酔わされる。中毒性の塊。
頭の中では同じことがぐるぐるする。
そこから連想されるものに移ろっては>>続きを読む
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過去の積み重ねを、積み木のように重ねて魅せるビジュアルに心奪われた。
切ないけど温かさの方が強い。
自分も年齢を重ねてきて、親の病気や友人の死など様々な出来事に直面するようになってきました。
若い>>続きを読む
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英雄になった男が、やがて人間らしく様々な天秤に悩み、最終的にただの人間になる。
頂点で終わる物語はいくらでも存在するし、ダイジェスト的に悲しい末路を知らされることはあるけれど、
ここまで深く描ききっ>>続きを読む
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商業主義にカムバックして3作目になっても、相も変わらず毛沢東と資本主義のことを言い続けるゴダール。
考えることを怠けている人間を糾弾したい彼の想いは十分に伝わるのだけど、さすがに厄介もののジジイのオ>>続きを読む
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「あなたを愛したわ
最善を尽くしたのよ」
ジェーンの言葉を聞いて、とても胸が熱くなった。
ショックを受けた一方で、安堵感も感じたんじゃないかな。
背負い続けてきた苦労から解放されたことによって、>>続きを読む
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スコセッシ&ディカプリオの鉄板コンビはやはり強い!
ディカプリオの出演作のすべてに同じこと言ってしまうんだけど、ずっと演技を見ていたくなる。
幻覚に翻弄されていく芝居はもちろんのこと、最も凄みを感じ>>続きを読む
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まぁ、言ってしまえばネーミングとあらすじが一番面白かったというやつでしたw
群像劇が薄くて長い上に、ユーモアがあまハマらなかったんだよなー。もっと無茶苦茶にふざけて欲しかった。
いや、B級映画って>>続きを読む
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ナメたらアカンいじりと岡田君にニヤつく。
いやぁ、安藤サクラの魅力が爆発してた!
ネリというキャラクターも同様に。
ヘルドッグスのように、ダークヒーローにカタルシスを感じていく展開にも惹かれるのだ>>続きを読む
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エロメッセージ後の逢瀬は、さすがにニックの方に同情したわw
ティーンや未熟な若者を演じさせたらヘイリーの右に出るものはいないんじゃないかというぐらい巧い。憎たらしくて可愛いの。
「こんな嫌なヤツ>>続きを読む
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「風と共に去りぬ」と同じ1939年公開なんですね。
清い恋愛物語よりも、人間の醜悪な部分にスポットが当たっている方が、嘘がないように思えて好み。
それもあって「風と共に去りぬ」同様、本作「嵐が丘」も>>続きを読む
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「フェイブルマンズ」で、サミー少年が映画にのめり込んだキッカケとして印象的に使われていて、気になっていた作品。
サーカスシーンを軸としつつ、合間にサーカス設営や心構えなど、ドキュメンタリー調の説明が>>続きを読む
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大好きです。
「幼少期に見た風景」とも少し違う、もっと内面的な部分をアナの視点で想起させてくれる作品。
幼少期は不可逆で、一度世の中を知ってしまえば、それを忘れることはもうできない。
だからこ>>続きを読む
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ソニマージュが深まってきましたね。
ドキュメンタリーと劇映画の融合でしたね。
この頃の氏は光を求め続けてますね。
色々あるんだけど、最終的には「変な奴いっぱい出てきて面白い」みたいなスッカスカ>>続きを読む
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SHOCKの100倍ぐらいあるんじゃないかという階段の一番下まで転がり落ちた時の絶望感w
(実際に計算したら10倍程度でしたw)
全編通してキリングアクションに振り切ってるのが尊くて、特に決闘場所に>>続きを読む
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コメディエンヌとしてのケイト・ブランシェットがいかに優れてるかを堪能できた!
厄介な雰囲気を匂わせつつも、とてもチャーミングでね。
20年前、ジャームッシュの「コーヒー&シガレッツ」で一人二役を>>続きを読む
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名画の光と影を実写で表現すること自体、終わりなき旅のようだよね。
とにかく豪華な女性キャスト陣。
ハンナ・シグラ、イザベル・ユペール、ミリアム・ルーセル……三人とも存在感を見せてくれるんだけど、>>続きを読む
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商業映画復帰作だって。
果たして商業作品……とは?w
ゴダールの難しさを醸成する哲学的な引用が影を潜めていたので、他の作品に比べればかなり見やすいのは確か。
これは間違いなく、アラン・サルドとカ>>続きを読む
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ふたりのミニヴァー夫人が、共に凛としていて素敵。
防空壕の中で、子供の寝顔を見ながら珈琲を飲んで、穏やかに会話する夫婦の姿がとにかく印象的だった。
会話のスピードもゆったりとして切迫感を感じさせ>>続きを読む
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東京のシーンで、私の行きつけの新宿の「やんばる食堂」が映り込んだのはテンション上がった\(^o^)/
車オタク向けに作ってないし、
ゲームを知らなくても何の問題もなく楽しめる。
どっちが優れてる>>続きを読む
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ガムくちゃらせジャクソンや後から到着したボスみたいな警察官のように分かりやすい悪人は、やっぱり裁かれて欲しい。
ただ、問題として厄介なのは、潜在的な差別意識の方なんだよな。
ケネス・チェンバレン>>続きを読む
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喧嘩しても夜になれば車ギシギシしてんのいいよねw
とうとう昼間から始めやがったと思ったら、「あら……君たちだったの?」という裏切りは笑った。
いやー、テーマに反して、明るくてエネルギッシュになれる>>続きを読む
歴史というものは勝者の歴史である。
これが世の常。
搾取される側から見る植民地という視点。
「アルジェリア戦争が起こるまで」を描くという時代の切り取り方。
この作品では、勝者の歴史ではなく、アルジ>>続きを読む
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ゴダール作品の難解さって、そのほとんどは哲学的で抽象的な会話にあると思ってるんですよね。
そう考えると、本作はエンゲルスの社会思想の説明を筆頭に、かなり具体的に語られていて、ゴダールの中ではそうとう>>続きを読む
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グルシンスカヤを演じたグレタ・ガルボだけが、妙に舞台演技というかサイレント演技というか歌舞伎。
グランドホテル形式の始祖ということで興味を持ったのだけど、想像以上に最初から完成されていたんだなと驚>>続きを読む
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「自分の道は自分で決めろよ。
周りに決めさせるな。」
LGBTQ差別、黒人差別、ドラッグ、貧困という様々な社会問題に光を当てている作品ではあるものの、メッセージはこの言葉ひとつに集約されてるのだと>>続きを読む
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いよいよアンナ・カリーナの時代が終わって、ゴダールの毛沢東時代に突入。一気にとっつきにくくなる。
ここまでがっつりと主義・思想の映画になってくると、そもそも共感できないゴダールの考え方が、ダイレクト>>続きを読む
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クライマックスの合戦シーンって、「アベンジャーズ / インフィニティ・ウォー」のワカンダの決戦の元ネタかと思うぐらい重なるなー。
「敵は我らに跪くつもりはないそうだ」
緊張高まる中で仲間を笑わせた>>続きを読む
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1面から4面、4面から8面にワープして、最短時間を狙ったものですよ。
ワープ土管ってあんな風になってたのね。
こんなにも何も考えずに観れる映画は久しぶり!
小ネタてんこ盛りで、マリオ周辺をプレイ>>続きを読む
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まず、配役がわざとだろってぐらい現実に重ねてきてるのが面白くて、女関係で村からハブにされている東出さんなんて、キャスティングだけでニヤリとしてしまうよね。
映画と現実をまたいだ禊なのか。
先日>>続きを読む
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「ライル!」「アルヴィンか!?」
すぐに声が返ってくるところに感動……
長年離れていても、脳卒中で倒れても、弟の声はすぐに分かる。
あの反応の早さは、ライルも自分の最期がそれほど遠くないことを感じ>>続きを読む
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奥さん強い。強すぎる。
彼女に感情移入して泣けてくる。
手術台にくくりつけられて激しく痙攣している様子を見るのは、なかなか耐えられるものじゃないよね。。
自分の家族だったら……と、想像してしまったが>>続きを読む
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まずこのジャケ写、良すぎんか!?
2020年代から見れば、お世辞にもテンポが良い映画とはいえないのだけど、そんなものは超越してた。
サイコスリラーの元祖だとか、クロスカッティングで言葉を繋いでいく>>続きを読む
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ボニー&クライドを思い出さずにいられない!
ヘイズ・コード時代の真っ只中だからこそ、あれぐらいの表現で済んでるとも言えるし、
ヘイズ・コード時代の真っ只中なのに、これほど責めてるのも素晴らしいとも言>>続きを読む
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最後の一枚の花びらが落ちて、家財道具がただの置物へ戻ってしまうシーンに泣けた。。
ポット夫人に向かって飛び込んできたチップが地面に落ちて粉々になりかけたのを受け止めて隣に置いてあげる優しさ、今思い出>>続きを読む