Ariochさんの映画レビュー・感想・評価

Arioch

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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.9

このレビューはネタバレを含みます

成長・進歩を童話的に描いた映画。
音響と美術には息を呑む。

体だけ大人の女性が人として進歩していく。性欲が主軸になっているのはリビドー的な発想だろうか。
船での老婆と青年との会話で動物としてではなく
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ハンガー・ゲーム FINAL:レボリューション(2015年製作の映画)

4.0

作品性とエンタメ性がめちゃめちゃバランス取れた面白い映画。
序盤のデスゲームの運営側の理不尽さは政府の理不尽さと繋がっているし、ゲームや戦争の暴力性の落とし込み方も、うまく説教くさいだけじゃなくて物語
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

宮崎駿の自分語り映画。
ジブリの色んな作品のオマージュにも感じられる、さまざまな理解困難な世界が描かれていた。
そしてその作品を引き継げというが、それは悪意である。最終、世界は崩壊する。
監督がこれま
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怪物(2023年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

人は誰しも“怪物”を内包している。
シングルマザーは過保護になる、教師は薄給だから生徒に当たる、みんな言ってるからそうなんだろう、男の子は男らしく。
そんな各々が当然と考えその考え方を相手に押し付ける
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死刑にいたる病(2022年製作の映画)

3.8

阿部サダの不気味さ、ピッタリだったなぁ
面会のシーンの演出はオシャレでした。

TAR/ター(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

とても多義的な映画だと感じました。
ラストは個人的には音楽から与えられる感情は無限大で、全てを得て全てを失ったからこそ音楽の“楽しさ”に気付けたのだと考えました。
途中の聴覚過敏の描写が素晴らしかった
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リズと青い鳥(2018年製作の映画)

4.0

思春期の自我形成においてこういう周りの人との比較が必要で、吹奏楽って特に実力が数字とかで出ないからそれぞれの物差しで測り比較して知る過程がよく起こるのかな〜と感じました。

フルート女子の集まりとかま
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