絶対零度さんの映画レビュー・感想・評価

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皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ(2015年製作の映画)

2.5

タイトルが出てくるところで度肝を抜かれる。なぜそれほど思うほど、鋼鉄ジーグ愛が貫かれている。悪役はよい人を据えている。

レッド・スパロー(2017年製作の映画)

3.8

観てよかったという満足度が高かった。
思うに、ジェニファー・ローレンスというメジャー女優と題材のダークさがいい意味で寸法が合っていないためではないかと。言い換えると、なんでこんな体を張った映画にあなた
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22年目の告白 私が殺人犯です(2017年製作の映画)

2.5

藤原竜也のパブリックイメージ(これまでの役柄)をうまく利用。
最近気になる、物語の推進のために使われる暴力などが罪に問われず不問にされる問題がここにも。

女神の見えざる手(2016年製作の映画)

2.8

ジェシカ・チャステインが、ある意味、想定どおりの悪漢ぶりを発揮するが、キャラにはまっていて、観ていて心地よい。敵を欺くにはまず味方から、とはいえ、会議室に一人残った後に取った行動は観客を欺くためのもの>>続きを読む

アシュラ(2016年製作の映画)

3.0

対立関係がはっきりしたエンターテイメント作。市長のえげつなさは本当に日本の某政治家を連想させる。弟分のいきがりを、それじゃまずいんだと苦々しく見ている兄貴分という構図はよかった。
クライマックスシーン
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哭声 コクソン(2016年製作の映画)

2.8

「あ、そうか」と思っても、そのまた後にひっくり返った解釈ができる描写が出てくる。町山智浩曰わく、この映画は「ぴったり全てのピースがはまるという前提を疑え(大意)」という映画らしい。だったら仕方ない、じ>>続きを読む

15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)

4.0

主要登場人物に本人を充てた手法は、今回はその人物的魅力がドハマりして非常によかった。観客にはわかっている最後のクライマックスに向けて、3人のこれまでの関わりが簡潔に、そして、なぜそのような行動をとるこ>>続きを読む

ムーンライト(2016年製作の映画)

3.0

主人公の呼び名「リトル」に呼応するような、繊細で守ってあげないと、と思わせるような映画。

シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

3.0

怪獣、怪人ものマニアの監督によるラブ・ストーリー、というのはわかるのだが、もう少し「大人」色を弱めたらいいのにと(冒頭から)思ってしまった。惜しい。中学生ぐらいの子供と一緒に見られる映画にしてくれたら>>続きを読む

パターソン(2016年製作の映画)

3.0

自分にとっては鏡のような映画だった。身の回りでの人の振る舞い(例えば奥さん)に対して、パターソンは暖かく対応する。自分だったら、おそらく冷ややかになってしまうなと思うところで、パターソンが常に善良性に>>続きを読む

スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

3.5

軽々に感想を書きづらい映画。
母親自身が犯したあるミステイクによって引き起こされた結果に町中が巻き込まれている、という点においては、母親の行動にあまり理がないように、つまり、町の人の反応が真っ当に思え
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ドント・ブリーズ(2016年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

なめてた盲目じいさんが実は殺人マシーンでした的なジャンルものとして見始めたら、予想を裏切って、え、これ、誰の立場で観たらいいの、と混乱。それが作り手側のねらいだろうし、まんまとはまった。
泥棒に「逃げ
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