しぇんみんさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

鉄男 TETSUO(1989年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

モノクロの映像から溢れだすエナジー!

その映像が発する得体の知れないパワーに浸食される!

平凡なサラリーマンである「男」。

ある朝、出社の身支度を整える「男」は、自分の頬に金属のニキビが出来てい
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アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン(2015年製作の映画)

3.4

マーベル・ヒーローズ第二期『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』

お馴染みのヒーロー達が一同に会す、お祭り映画の二作目。

冒頭のヒュドラ基地の攻撃シーンから興奮必至。

アベンジャーズのヒー
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マイティ・ソー(2011年製作の映画)

3.7

壮大な親子喧嘩に兄弟喧嘩。

雷神トールと無敵のハンマー。

地球にとっては、神々の世界「アスガルド」。

そこには新たな王として戴冠式を迎えたオーディンの息子ソーが居た。

王たる印であるハンマー「
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キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー(2014年製作の映画)

3.8

ウィンター・ソルジャー=帰還兵。

前作ラストで現代に蘇ったキャプテン・アメリカの活躍を描く、シリーズ第二弾。

あの『アベンジャーズ』の戦いから2年。

スティーヴ・ロジャース(=キャプテン・アメリ
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キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー(2011年製作の映画)

3.8


「君は弱い。だから力に敬意を払うし、その価値を知っている。」

旧き良き正義(アメリカ)の体現者。

舞台は、第二次世界大戦中のアメリカ。

体格的にはひ弱だが、頭脳明晰で類稀な正義の魂を持つスティ
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スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)

4.0

"ぼくのそばにいて欲しい..."

物語を作る才能がある内向的で真面目なゴーディ。
家庭に問題があり将来を悲観してはいるが正義感に溢れるクリス。
父親に虐待を受けているがその父を愛する眼鏡のテディ。
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エクス・マキナ(2015年製作の映画)

3.8

"Deus ex machina"=「機械仕掛けの神」。

人工知能とロボット技術の進化の先にあるものは?

大手IT企業「ブルーブック」でプログラマーとして働くケイレブ。

彼は抽選により社長である
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ロスト・バケーション(2016年製作の映画)

3.2

浅瀬の岩場での攻防。

限られたアイテムの上手な使い方。

主人公は医学生のナンシー。

彼女は休暇を利用し、今は亡き母がかつて訪れたビーチに辿り着く。

父と幼い妹の世話、勉強漬けの日々から解放され
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セッション(2014年製作の映画)

4.0


『Whiplash』

原題になっているジャズの名曲(らしい)「Whiplash(=鞭撻)」は、まさに物語の本質を端的に表している。

主人公アンドリュー・ニーマンは偉大な音楽家を目指して名門音楽大
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アデライン、100年目の恋(2015年製作の映画)

4.0

アデラインの年齢...世代...。

誰もが願う永遠の若さ。

アデライン。

29歳のとき、彼女が落雷による電磁圧縮作用で得たのは、1日たりとも老化しない体。

100年の時が経ち、孤独に苦しめられ
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最強のふたり(2011年製作の映画)

3.8

触れ得ざるもの。

障碍者と人種への偏見。

若いころの事故で首から下が麻痺した大富豪フィリップ。
そのフィリップの介護人となったスラム街出身の黒人青年ドリス。

そんな二人の友情を描く物語だ。

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アイズ(2008年製作の映画)

3.0

臓器に宿る記憶。

悲しい能力を持つ者。

ヴァイオリニストとして活躍するシドニーは、幼いころ事故で視力を失ったが、自立して快活に生きる女性だ。

そんな彼女が、姉の勧めもあり、角膜移植手術を受ける。
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トレマーズ(1990年製作の映画)

3.9

荒野の地中を驀進する巨大生物「グラボイズ」。

軽妙な掛け合いの心地よさ。

舞台はアメリカ西部の小さな田舎町。
そこでは最近小規模な地震が多発していた。

何でも屋のバルとアールは、調査に来た地質学
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フィフス・エレメント(1997年製作の映画)

3.8

四元素の石柱と五番目の要素。

「愛は地球を救う」

数年に1回は観たくなる作品。

過去の映画で観たことあるようなシーンばかりのいいとこ取り感はある。

...だが面白い。

物語は単純明快。
未来
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ミッション:15(2013年製作の映画)

2.4

15番目の事象。

アフガン帰還兵の女性大尉、軍曹、上等兵。

彼らはワシントンDCの軍医療施設でPTSDのカウンセリングを受けている。

診療の帰り際、3人が乗り合わせたエレベーターが突然停止。
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フラッシュダンス(1983年製作の映画)

3.4

「夢を捨てることは死ぬことと同じ。」

ダンスと音楽と爽快感。

昼は溶接工、夜はバーのダンサーとして働くアレックス。彼女にはプロのバレエダンサーになるという夢があった。

恋愛と友情...。様々な困
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パニック・フライト(2005年製作の映画)

3.5

深夜フライト[RED EYE]。

緊張感と駆け引きと勇敢さ。

マイアミの高級ホテルでマネージャーを務めるリサ。彼女は、郷里テキサスで祖母の葬式に参列し、その帰りで深夜フライトに乗り込む。

機内に
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ボディ・ハント(2012年製作の映画)

3.5

通りのはずれの一軒家。

殺人事件の真相とは。

両親の離婚により、郊外に母と二人転居することなった女子高生エリッサ。

転居先の貸家は格安で、隣家で殺人事件が起きた曰く付きの物件。その隣家には、事件
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パフューム ある人殺しの物語(2006年製作の映画)

3.7

類稀なる嗅覚。

愛情と狂気と官能。

18世紀フランスのパリ。主人公ジャン=バティスト・グルヌイユには、類稀なる嗅覚の才能があった。

孤児として育った彼は苦労の末、老舗の香水店の店主に拾われる。彼
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ヘイトフル・エイト(2015年製作の映画)

3.8

斬新なマカロニウエスタン。

ろくでなし8人。

舞台は南北戦争後の雪山。

駅馬車で雪道を街へと向かう賞金稼ぎと賞金首の女。その道すがら、別の賞金稼ぎと街の新保安官を拾う彼ら。

吹雪に見舞われた4
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遊星からの物体X ファーストコンタクト(2011年製作の映画)

3.5

雪と氷に閉ざされた地。

疑心暗鬼。

南極大陸のノルウェー観測隊が氷の中であるものを発見した。

考古生物学者ケイトは、その太古の昔に死んだと思われる生命体の調査のため南極へ向かう。

しかし、"そ
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グリーン・ランタン(2011年製作の映画)

2.8

宇宙警察機構<グリーンランタン>

無敵の指輪と充電器。

主人公ハル・ジョーダンは、お調子者だが腕は確かなテストパイロット。そんな彼が、何者かの導きにより不時着した宇宙船を発見したことから、物語が動
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世界にひとつのプレイブック(2012年製作の映画)

4.0

再起に向けての指南書。

過去の傷、現在の人間関係、希望ある未来。

妻の浮気現場を目撃し、浮気相手に暴力を振るって精神病院に収監されていた元教師パット。

夫を事故で失ったショックから職場の全員(男
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トランセンデンス(2014年製作の映画)

2.7

このレビューはネタバレを含みます

人間は理解できないものを恐れる。

全てを掛けて愛したものでも、理解できなくなると恐怖するものなのか?

最先端の人工知能の研究者であるウィルは、その技術を恐れる過激派テロリストの襲撃に合い、余命僅か
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ステップフォード・ワイフ(2004年製作の映画)

3.0

妄想を現実とすることの恐ろしさ。

TVプロデューサーとして活躍していたジョアンナ。

だが、彼女が企画した番組のせいで事件が発生し、退職を勧告されてしまう。

気落ちした妻の身を案じ、夫のウォルター
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グラン・トリノ(2008年製作の映画)

4.2

守るべき誇らしい財産。

自分が犯した過ちへの、正しいケリのつけ方とは。

妻に先立たれ、自分も余命僅かだろうことを自覚した男ウォルト。

頑固おやじと見做されている彼は、息子たち家族とも疎遠で、独り
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テルマ&ルイーズ(1991年製作の映画)

3.7

メキシコへの道のりは遠く、行きつく先は断崖絶壁。

不条理な現実。

不運の積み重ねで運命が一変してしまうことは、誰にでも起こりうる。

冒頭の会話シーンだけで彼女たちの性格や親密さ、置かれた状況が自
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レヴェナント:蘇えりし者(2015年製作の映画)

3.7

「おれはもう死を恐れない。一度死んでいるからだ。」

舞台は開拓時代のアメリカ。

罠猟師グラスは、息子を連れ、毛皮を求める仲間らとともに長期の狩猟に出る。

先住民の襲撃を何とかやり過ごした彼らだが
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マイ・インターン(2015年製作の映画)

3.8

人生のサプリメント。

ファッションサイトを経営する会社のCEO、ジュールズ。
その会社にシニアインターンとして、70歳のベンが入社することになり...

「歳下の上司」と「歳上の部下」の友情が、様々
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10 クローバーフィールド・レーン(2016年製作の映画)

3.2

共通点は「巨大な何かに夜襲われる」。

恋人とケンカ別れし夜道に車を走らせるミシェルは、何かにぶつかりクラッシュする。ミシェルが目覚めると、適切な治療をされ見知らぬ部屋に手錠でつながれていることに気付
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クローバーフィールド/HAKAISHA(2008年製作の映画)

3.0

自由の女神って『猿の惑星』以来、災難続き。

市販のハンディカメラで撮影した感じの映像は、臨場感があって非常に楽しめた。でも、手ぶれ補正機能が重要って気付かされる。

映像や臨場感は良いのだが...
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アイアムアヒーロー(2015年製作の映画)

4.0

「映画秘宝」の記事で注目。

久し振りの邦画だが、非常に楽しめた。
有名コミックの実写化なので不安な予感もしたが、全く問題なし。

原作は未読。

主人公・鈴木英雄は、30過ぎても芽が出ない売れない漫
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世界侵略:ロサンゼルス決戦(2011年製作の映画)

3.5

状況説明も無くいきなり戦闘が展開されるが、臨場感バリバリで興奮必至。

その戦場にはSF感は無く、戦場ジャーナリストが撮った戦地の記録映画といった感じ。

また、エイリアンが地球外生命っぽくない。
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アイアン・フィスト(2012年製作の映画)

2.7

古き良きカンフー映画や、日本の少年漫画が好きで創ったんだろうなぁ。

制作側の愛情は感じられるが、色々なキャラを登場させた上、それぞれの物語を描き切れていない。

観客が置いてけ堀なので、同人映画の域
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11:14(2003年製作の映画)

3.0

複数の短編。

それらがうまい具合にリンクしており、ラストに向けて「ほほぉ、なるほど」と思わせてくる。

でも、各話の内容が他愛も無いことであり、狭い1つの町で起きた出来事のせいか、うまぁくリンクすれ
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ザ・セル(2000年製作の映画)

3.0

「CELL」を辞書で引いてみる。

「細胞」「脳」「地下室」など、意外と系列の異なる意味があるのだ。

この物語のいろいろな側面を表現しているのだろう。

他者の精神世界にダイブする内容は興味をそそる
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