しょんべいさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

パラダイスの夕暮れ(1986年製作の映画)

3.9

今回のペロンパー様、役柄は残念なんだけど、シャツにジーパンが凄く様になっててかっこいい。
この前見た"コントラクトキラー"での僕にとってのキーパーソンは殺し屋でしたが、今回は圧倒的あのゴミ捨てトラック
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リバー・オブ・グラス(1994年製作の映画)

3.7

ロードムービーはちょこちょこ見てきたけど、こんなどっちつかず(いい意味で)なロードムービーは初めてでした。
逃避行に拘るわけでもなく、青春に拘るわけではなく、悪行に拘るわけでもなく、あくまでニュートラ
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ブラウン・バニー(2003年製作の映画)

3.8

なかなか苦しい映画でした。が、好きです。重苦しいけど、瑞々しい空気は感じる。そんな感じの映画でした。
去年か一昨年バッファロー66を見て良すぎて衝撃を受けたけど、この映画もその空気を纏ってて美しかった
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コントラクト・キラー(1990年製作の映画)

4.2

夜の映画が2本続いたので、せっかくなら3本目!と言うことで夜に合いそうな映画をチョイスしました。(僕の中でパッと思いつく夜っぽい人は、ジム・ジャームッシュとカウリスマキとアントニオーニでした)

この
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鵞鳥湖の夜(2019年製作の映画)

3.9

これまた色と影の使い方が凄く美しい作品でひた。夜のシーンが多くて電飾が多いのもその要因でしょうが、それよりも影が良かったですね〜。
中国の映画はこれまであまり見てこなかったからか、色んなシーンでカルチ
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オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ(2013年製作の映画)

3.8

久しぶりにジム・ジャームッシュの作品を見ました。
2回に分けて見たんですが、途中まで見た翌日、仕事中ずっとアダムとイブの部屋にいるような感覚だった。それくらい世界観にどっぷり浸かれる作品でした。

シンプルメン(1992年製作の映画)

4.0

映画とあまり関係ないですが、僕はステラドネリーってアーティストが好きなんですが、この作品に出てくるボーダーシャツの彼女が、そのアーティストにそっくりなんです。それに惹かれて観ました。

僕は基本的にロ
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大恋愛(1969年製作の映画)

3.8

作品を見る前は割とカラッとして明るい作風かと思いきや、割とブニュエル感のある毒の効いた作風でした。(個人的な印象ですが。)ブニュエルとアニエスヴァルダの中間な感じ。
見ていて幸せに……は僕はなりません
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幸福な結婚記念日(1962年製作の映画)

3.6

この後、長編の大恋愛を見たんですが、内容はそれに匹敵するくらい割と濃いです。この監督はこのタイプの笑いを作るんですね!

あのこは貴族(2021年製作の映画)

3.9

良かったです。
グサっ、グサっと伝わってくる。
逸子の一言一言が良いわ。
個人的には終わり方が好きじゃなかったなあ。
住んだ事ないけど、東京住みたくなくなっちまった。良いところも多いんだろうけどね。

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

3.5

観ている間は、凄い映画かもしれない…と胸を高鳴らせながら観ていましたが時間が経つにつれてどうも後味が悪い。
もちろん辛いし苦しいんだけど、でもこーゆー描き方にする意味がイマイチぴんと来ない。

ワンダフル・フライト(2015年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

仕事帰りに今電車で見たんですが、これは精神的にきますね。
美しい友情、兄弟の愛、母親の希望に溢れた歩み、それら全てが最後の最後の恐ろしい結末に到達する。

苦しいな〜これは。

アデル、ブルーは熱い色(2013年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

かっこいいし美しいし、すごい作品を見た。
エマみたいな人いたら惚れるの分かる。
芝生でのキスシーン、これまで見た映画の中でも最上級レベルで美しかったかも。
凄く前に見たのを思い出して書いてるんですが、
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オーバー・フェンス(2016年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

北海道の夏、オダジョーの雰囲気、鳥の求愛、職業訓練校、全ての要素が組み合わさってミラクルにいい雰囲気作り出してる。

夜の動物園で鳥の羽が舞い落ちてくるシーンと、キャバクラで2人で抱き合うシーンが印象
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メランコリック(2018年製作の映画)

3.5

や〜面白かった。
ツッコミたいっちゃツッコミたい所もあったけど、それ差し置いても面白かったかな。
個人的にはあの彼女可哀想。

勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

どんな感想よりも、ニが苦手すぎる と言う感情が勝っちゃう。あのキャラ、顔、しぐさ、全てが苦手です。本人を非難してるわけじゃないです。

しかしこの主人公、一とは上手くいきそうな気もするんだけどな〜。諦
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ブロー・ザ・マン・ダウン~女たちの協定~(2019年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

凄く好きな世界観でした。
田舎町、水のそば、閉塞感、心地いい世界観です。
基本的に映画は夜観るので、あんまギラギラの映画よりしっとりした映画の方がいいのかも。

この作品はただ犯罪を犯して逃げるだけじ
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リビングの女王(2020年製作の映画)

3.8

短いけれどインパクト大。
瀬戸かほ、衝撃のインパクトw
それぞれが上手い具合に家族をバラバラにする要因を秘めてるんだけど、深いとこでは繋がってるのわかる。

佐々木、イン、マイマイン(2020年製作の映画)

4.0

とにかくとんでもないエネルギーを放出させてる映画です。
懐かしくも熱すぎる画面。
ここまで強烈な人が近くにいたら、いやでも影響受けちゃうでしょう。惹かれる。

マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

4.2

いや〜とても良かった。
永野芽郁、初めて見たんですけどこんな役やるんですね。意外でした。
まりがおか岬のシーンは全部良かった。。

君は永遠にそいつらより若い(2021年製作の映画)

3.0

ホリガイとイノギの関係凄く良いんだけど、作品としてはあっけなさ強かった気がする。肝となると思われるセリフも何だか拍子抜けする様な軽い言葉ばかりだった印象だな〜。

かくも長き不在(1960年製作の映画)

3.8

この作品は僕の母のオールタイムベストだそうです。これと、シベールの日曜日。

見てから時間が経てば経つほど、いい香りを放ち始めるタイプの映画ですね。

誰もがそれを知っている(2018年製作の映画)

3.5

面白かったです。

終始ハラハラドキドキって言うほどの緊張感ではなく、60%の緊張感をずっと保ってラストに繋がるって感じの僕好みの雰囲気でした。
舞台も少し隔絶された田舎町で、結婚パーティも小ぢんまり
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彼女来来(2021年製作の映画)

3.8

いやあ良い空気感。
音楽も空気も少し湿気があって冷たい。
現実と映画の間を取ったようなすごく絶妙な塩梅でした。
なのに紀夫を通して見る世界は凄く人間臭い。

モーテル(2007年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

こーゆータイプの映画って必ず巻き込まれる原因になるやつがいるんだよな。
この夫婦も最後仲直りしてハッピーエンド風だけど、絶対また妻が耐えられなくなる。

沈黙(1962年製作の映画)

4.3

凄い作品でした。
冒頭の列車のシーン、あそこでもう僕の心は鷲掴みにされました。
何故か懐かしく居心地がいい。良くこんな風景や静けさの夢を見るので、懐かしく感じたんでしょうか。見てる間中ずっと夢の中に居
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街のあかり(2006年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

こんなに温かい空気に包まれて、魂ごと吸い込まれるような映画は久しぶりです。ここ最近で見た映画の中で1番良かったです。

静けさや暗さも良いんですが、ラストのラストで見せられるほんの少しの希望が本当に尊
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パーフェクト・プラン 完全なる犯罪計画(2011年製作の映画)

3.3

おお〜そう来たか〜系の映画でした。軽い気持ちで見たけど結構のめり込んで見ました。

ライフ・オブ・デビッド・ゲイル(2003年製作の映画)

3.5

コロコロと展開が変わっていって面白かったです。その度に気持ちも揺さぶられて。

放浪の画家 ピロスマニ(1969年製作の映画)

3.8

この主演の男性の目に惹かれたので観ました。正直この画家のことは知らなかったんですが、映画見ちゃうと好きになってしまいますね。

良かったは良かったんですが、なんか少し展開が短絡的というか、シンプルすぎ
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