Peterさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

Peter

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ONE PIECE STAMPEDE(2019年製作の映画)

2.9

ワンピースの映画を観るのは何気にこれが初。
ファン満足のオールスター物。ハンコックが活躍して私も満足。

活きる(1994年製作の映画)

3.4

中国の文化大革命の激動に翻弄された一家、決して暗いままで終わらず、まさにこの時代の人間の『活きる』逞しさを見せつけられる快作。

パターソン(2016年製作の映画)

3.2

変わらず続く日常の中で、日常を過ごすアダムドライバーを愛でる映画。

バベットの晩餐会(1987年製作の映画)

3.6

どこを切り取っても泣きたくなるぐらいに名画。
キリスト教的な敬虔さと慈愛に溢れた、人生の酸いも甘いも詰まった名作。登場人物のみならず、視聴者までもが物語の終盤に向かって心が浄化されていく。

インターンシップ(2013年製作の映画)

2.8

めちゃくちゃ題材は面白そうなのに、ここまでこじんまりした内容で収まってしまうのは非常に残念。見終わってみると、別にGoogleじゃなくても良かったじゃんっていう。この2人よりも世界一の大企業のイカれた>>続きを読む

バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)(2014年製作の映画)

3.5

ワンカットでひたすら主人公の目線を追いかけることで現実と妄想の境界線を曖昧にしたり、BGMを使わずにドラムで心情を表現したり、一般的な映画の撮り方からは脱構築した映画。
この撮り方が一種のスリリングさ
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マネー・ショート 華麗なる大逆転(2016年製作の映画)

3.2

背景の知識が全くないので雰囲気で追ってたが、登場人物のキャラがどれも立ってて思いのほか楽しめた。ここまで難解なテーマを単純に映画として面白く纏めるのはなかなかな力技だなと。

ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

3.3

起承転結の転が2回続くような、そうくるかという展開。男女のドロドロした愛憎の物語で、関係性が何度も変わる構成が面白い。

祇園囃子(1953年製作の映画)

3.3

2人で華々しい祇園祭に向かうラスト、その一方で逃げ場のない立場や境遇がこれでもかと描かれた、明暗の際立った作品。

近松物語(1954年製作の映画)

3.4

男女の悲恋の物語も、溝口監督に撮らせるとここまで格調高く美しいものになるのか。
白黒の映像に浮かび上がる、人間の愚かさや欲望や情念。機会があればまた見返したい。

フリークス(怪物團/神の子ら)(1932年製作の映画)

3.1

ドラスティックな題材のわりに物語は勧善懲悪もので入り込みやすかった。
ルッキズムに対するカウンターが90年も前にあったとは、さすがに理解もされなかっただろうが、主張は真っ当だし今はさらに評価されてしか
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激動の昭和史 沖縄決戦(1971年製作の映画)

3.7

岡本監督の映画を撮る才能がありすぎて、戦争の悲劇性よりも映画の面白さが勝ってしまってる気がし、それは果たして良いのか悪いのか。ともあれ、戦争映画でこれに並ぶものはそうないだろうと思わされる。
終盤、島
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真実(2019年製作の映画)

3.3

大好きな是枝監督に大好きなイーサンホークが出演する俺得映画。派手さはないが、会話や表情によって描かれるもの人間ドラマはやはり魅力的。

我等の生涯の最良の年(1946年製作の映画)

3.2

たまたま知り合った軍人3名が退役後に直面する苦悩、そしてそれを乗り越える為の物語。
終戦の翌年にここまで冷静かつ客観的な視線で映画を作り上げたのも驚異的だし、反戦映画としても人物ドラマとしても、間違い
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高地戦(2011年製作の映画)

3.2

泣かせるための演出が若干くどいが、それでもやはり物語終盤の展開は圧巻。大義の見えない戦争による救いなき結末。

ボーン・コレクター(1999年製作の映画)

3.1

途中までサスペンス物として緊張感があっただけに、犯人が判明してからの展開が残念すぎる。。

パーティで女の子に話しかけるには(2017年製作の映画)

3.0

イギリスにB級映画を作らせたらここまでカルトでフェチズム満載に振り切れるんだなと。独特の世界観があって嫌いではない。

約束 ラ・プロミッセ(1999年製作の映画)

3.3

フランス映画で描かれるこういう友情、なんかいい。ウィットに富んで、可愛げがあって。

黒猫・白猫(1998年製作の映画)

3.4

最初のほう微妙かもと思ってたけど、尻上がりに面白くなった。登場人物はみんなクレイジーなやつしかいない。

2人のローマ教皇(2019年製作の映画)

3.3

ノンフィクションではないけれど、一つのありえたかもしれない物語として面白かった。相反する考え方や性格の2人の掛け合いが楽しい。

ROMA/ローマ(2018年製作の映画)

3.1

思っていた以上に渋い映画だった。
映像は綺麗だし、言わんとするテーマは分かるが、それ以上の感動は自分にはそこまでなかったかも。

映画 聲の形(2016年製作の映画)

3.2

原作の空気感を壊さない素晴らしい映像と音楽、限られた尺度のなかでストーリーを纏めていて、映像化としてはほぼ満点だと思う。(原作読んだ身からすると削られるのが勿体ないシーンもあるが)

FYRE: 夢に終わった史上最高のパーティー(2019年製作の映画)

3.1

巻き込まれた人たちはもちろん可哀想だとして、第三者としては純粋に興味深かったし面白かった。これが反面教師として活かされれば良いけれど。

マイ・ガール(1991年製作の映画)

3.1

ジャケットからポップでキュートな恋愛ものと思ったら意外に重たかった。。

マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

3.4

登場人物の演技が何というか、もう素晴らしい。あまりに生々しくリアルで、良質なドキュメンタリーを観ている感覚になる。終わり方も現実的で、あるべき形に自然に収まったという感じ。

ビハインド・ザ・カーブ -地球平面説-(2018年製作の映画)

2.9

一見非合理的にも思える地球平面説、それでも信じる人が絶えないのは、なぜ(Why)信じるかの「なぜ」の部分が、論理的理由ではなく動機によってなされてるからのように感じた。事実はその人にとって都合が良いか>>続きを読む

岬の兄妹(2018年製作の映画)

3.4

重たい。。別にグロいシーンがあるわけでもないが、観るのが辛く、何度も再生ボタンを止めた。ただそれだけ作品としての強度はかなり強い。

1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

3.1

ワンカットは確かに凄いけど、それが面白さに繋がってるかというと、うーん、、
ただ映画館で観るとまた違うのかもしれない。

イット・フォローズ(2014年製作の映画)

3.2

こういう意欲的なホラー映画は好き。
冒頭はあまり面白くないけどルールが分かってきてから盛り上がるし、考察を読むと意味深なシーンにもきちんと意味があるのかなと、ちゃんと考えられた脚本であるように感じた。

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

3.2

ラストの熱唱は確かに素晴らしかった。けれどそれはクイーンの音楽自体の魅力が多分にあって、映画として文句なしの傑作かというと。。
まあ面白かったけど期待値が高すぎたのか、映画館で観たらまた違ってたのかな
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名探偵ピカチュウ(2019年製作の映画)

2.8

ポケモンの世界観を映像化!というわりにあまり往年のポケモンファンを熱中させる要素がないような。
贅沢な素材があるのだから、世界観がもっと魅力的に描けていればと思う。

ザ・エージェント(1996年製作の映画)

3.0

トムクルーズ、こういういけすかないイケメン役にはむっちゃハマるな。ストーリー自体はあまり特筆することはなく。

めぐり逢えたら(1993年製作の映画)

2.8

時代臭さが強くて、今あえてこの作品を観る理由はあまりないかもしれない。ただ終わり良ければ全て良しとばかりに切り捨てられた婚約者が可哀想だなと。