数年前から妻が相撲にハマり出したということで本作も。相撲×ヤンキーの相性がいいのは元大関・千代大海のエピソードしかり漫画『バチバチ』の評判等で立証済みだけど、こういう身内の不祥事で頭を下げるエピソード>>続きを読む
相変らずの面白さだけど流石に長い。これまでのシーズンでは最終話を除き1話1時間内に収まっていたのが、本シーズンでは全話1時間以上で合計13時間近く、特に最終話は2時間20分と映画以上のボリュームになっ>>続きを読む
余りにも、あまりにもビターでスイートな物語の結末。6シーズン63話、スピンオフ元の前作と映画を含めれば合計11シーズン126話という長大な”アルバカーキ・サーガ”の完結では、ウォルターの終わり、ジェシ>>続きを読む
キム…ナチョ…!
ジミーとマイクの物語が合流すると同時に、導火線に火が着いたかのような不穏さが爆発するシーズン5。とにかく前シーズン終盤に初登場したラロが怖すぎる。サラマンカ一族の血を継いだ凶暴さと、>>続きを読む
人間ドラマとしての完成度が更に高まったシーズン4。今回はジミーを演じるボブ・オデンカークに終始圧倒されていた。最終話におけるジミーの慟哭は競争社会アメリカに声なき声として蓄積されている、勝者から蹴落と>>続きを読む
面白いというかその完成度にひたすら感嘆していると言った方が正しい気がしてきたシーズン3。余りにも洗練された画面の構図と演出は観ているだけで自分までもセンスが良くなったのかと勘違いしてしまいそう。遂にあ>>続きを読む
中盤ちょっと停滞した気がするけど相変わらず構図やライティングがキメキメなシーズン2。シーズンを通してジミーとチャックの対比が強くなっていくと同時に、チャックの過去や内面を掘り下げることでその陰影がより>>続きを読む
今月からいよいよファイナルシーズン配信ということでやっとこさ観始めたけど、当然のようにバチクソ完成度高くてビビる。
世界最高のドラマとも言われた『ブレイキング・バッド』のスピンオフである過去エピソード>>続きを読む
「略奪の季節」というシーズンタイトルのヤバさもさることながら、EP6 ”テディ・パーキンス”が寓話として完璧過ぎている。エミー賞授賞式における一件も含め、ドナルド・グローヴァーが本エピソードに格別な思>>続きを読む
チャイルディッシュ・ガンビーノ名義で才気煥発な音楽を創造しまくっているドナルド・グローヴァーが、死んだ目をしたダメ男を演じてるってだけで笑っちゃう。過度な説明はダサいとばかりにぶった切っていく構成の妙>>続きを読む
アジズ・アンサリの天才性が爆発しているシーズン2。『自転車泥棒』のオマージュから始まる1話からエピソード毎に違った見せ方を試みながら、その全てがテーマと結び付き演出として成功しているってどういうことな>>続きを読む
ちょうどS1を見終わったタイミングで『ベストセラーで読み解く現代アメリカ』を読んでたら、本作の主演兼制作総指揮官のアジズ・アンザリが紹介されていてびっくり。真面目で優秀なインド系アメリカ人のステレオタ>>続きを読む
キメキメなショットの一つひとつが楽し過ぎる、2020年最高にスマッシュヒットしたNetflixのリミテッドドラマ。とにかく映像と演技、音楽の使い方といった演出が最高で、緑色とチェスをベーシックとした色>>続きを読む
猟奇事件を扱ったずっしりと重い刑事ドラマだけど、もう滅茶苦茶に面白かった。1995年に起きた猟奇事件を2012年の視点から回想するところから物語は始まるのだけど、時系列の入れ替えだけでなく信頼できない>>続きを読む
英国紳士による天使と悪魔の6000年に及ぶ腐れ縁、というかイチャイチャっぷりを堪能する全6話。悪魔クロウリーの自由勝手な積極さに「自分は天使だから…」と奥手ムーブを見せながらも割と乗り気な天使アジラフ>>続きを読む
やりやがったぜこいつら!!!なシーズン2。明らかにキモさ増し増しなホームランダーもさることながら、S2から出てきた新ヒーロー、ストームフロントのヘイトを煽る言動が完全に現代社会の歪みそのままで胸が痛く>>続きを読む
本作でやろうとしていることは「ウォッチメン」と同質だろう。宣伝では過激さを売りにしているけど実際はシリアスで重く、資本主義とヒーローが結びついた世界で人種や腐敗、ドラッグといった現実社会の問題を嫌とい>>続きを読む
S1がかりそめとは言え束の間の自由と抑圧からの解放を享受していたのに対して、S2に通底しているのはどうしたらいいかわからないという混乱とどこにも逃げ場はないのだという倦怠感だ。だからといって重苦しいか>>続きを読む
50〜60年代のロックンロールを中心とした、ノスタルジアと苛立ちの入り混じった選曲楽曲が最高じゃん…と思っていたら音楽担当がblurのグレアム・コクソンで超納得。彼のナードで時にエキセントリックな性格>>続きを読む
S2終了後に公開されていた『ストレンジャーシングス大解剖』で満足してしまったため、すっかり放置していたS3。相変わらず子供たちがわちゃわちゃしているのを最高に気持ち良いカットと編集で魅せていく、脚本演>>続きを読む
とんでもないドラマを観てしまった…!という感慨に浸るシーズン5 Part2。ウダツの上がらない父親が癌を契機に、家族のために裏社会に手を染めるというあらすじは、それだけ見ればありきたりなハリウッドムー>>続きを読む
ジェシーって毎シーズンどっかの家に上がって気まずい事になってない?という考えを抱いたシーズン5前半。
スカーフェイスとして完全に悪い顔に仕上がったウォルター、相変わらず彼の思い通りに事が運ぶとムカつ>>続きを読む
ジェシーが丸坊主にしたことで主要男性キャストの大半がハゲor坊主という何とも眩しい事態に。ソウルの前髪は大丈夫なんでしょうか。
後半の盛り上がりが凄すぎて頭おかしくなるかと思った。主人公コンビ以上に>>続きを読む
第10話”fly”の面白さヤバい。前半は偏執狂的にハエを追いかけるウォルターのリアクション芸、後半はジェシーとの2人芝居でこれまでを回顧するだけという低予算話なのに死ぬほど楽しめた。それは本話が物語全>>続きを読む
中盤くらいから一気に面白くなってきたけど、噂によるとここから最終シーズンまで右肩上がりに面白くなるらしい。まじか。
ソウルやガスといった今後も重要となる登場人物の顔見せもしつつ、やはり主役二人の描か>>続きを読む
最終シーズンがギネスで「世界一面白いドラマ」に認定されたという評判が気になり過ぎて。要所要所におけるショットの格好良さや音楽の使い方、時系列の入れ替えによる見せ方の巧さには目を見張るものがあるけど、6>>続きを読む
最初の2話はちょっとダルかったけど、それ以降は相変わらずの面白さ。S1と同様に複数の視点で物語を進めながらも、これまでに構築された関係性を微妙に崩すことによって緊張と対立による奥行きが生まれ、しかし最>>続きを読む
いやー面白い。ウィノナ・ライダーのちょっと駄目な母ちゃん役がハマり過ぎってのもあるけど、トータルの完成度で4話を過ぎた辺りからすっかり魅せられてしまった。
中学生たちの冒険譚、高校生たちの青春譚、そし>>続きを読む
自分の中では5点満点で100万点なくらい最高of最高な終わり方でした。前回の感想でも触れたミゲル・サポチニク監督は今シーズンで最も重要な2つのエピソードを担当し、どちらも80分の長尺をフルに使って「こ>>続きを読む
物語は原作を完全に追い越し、いよいよ終幕に向かっていくこのタイミングで原作のタイトルをシーズンタイトルに持ってくるの最高に伏線回収感あってエモーショナルだし、S7最終話「竜と狼」と見事に対になっている>>続きを読む
とんでもないスペクタクルとカタルシスが増し増しで襲ってくるシーズン6。緻密に作り込まれた世界観は一層の映像美で映し出され、終盤のシーンはひたすらに圧倒されっぱなしだった。血塗られたエピソード9の法則も>>続きを読む
シーズン2以上にもう本当にどうするんだよこれ…って感じで終わったシーズン5。流石に前シーズンのような勢いは薄れ、見る側にとっても試練回だよなーと思っていたら終盤一気に持ってかれた。リアルタイム視聴者は>>続きを読む
やはり今までの展開は序章に過ぎなかったのか!と痛感させてくれるシーズン4。ちょっともう面白さがの度合いが異常というか、これまで積み重ねられ、徐々に変化していく人物の内面とか、2話に1回の頻度で訪れる盛>>続きを読む
家父長制の暴力が吹き荒れるシーズン3。クラスターやウォルダーも大概だが、やはり権力を全て掌握し、父として摂政として全てを意のままにするタイウィン・ラニスターこそ本シーズンの象徴的人物に相応しい。栄華を>>続きを読む
S1は「どうすんだよこれ…」って感じで終わったけど、S2は全編「ほんとどうすんだよこれ…」って感じで終始大変なことになっていた。前シーズン以上に舞台も視点も拡大しながら、いずれも苦境を抱えてなかなか話>>続きを読む
最初の3話ほどは「全然わからん…」って感じだったけど、相関図などを参考にしながら見続けたら滅茶苦茶に面白かった。誰もが一度は想像する中世風ファンタジーを徹底してリアルに作り込んだらこうなります、的な世>>続きを読む