つめけんさんの映画レビュー・感想・評価

つめけん

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DEATH NOTE デスノート the Last name(2006年製作の映画)

3.7

「法律を作った人間が完璧じゃないからな」

デスノート完結編。

原作で言うところのミサ登場〜第一部完まで。今回も原作から大幅に改変して、映画としてうまいこと着地させている。

ヨツバ編はカットして代
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DEATH NOTE デスノート(2006年製作の映画)

3.7

「このノートに名前を書かれた人間は死ぬ」

不朽の名作デスノートの実写版。漫画実写化作品の成功例として、るろうに剣心と並んで名が挙がることの多い映画。

無理に原作を完コピしようとするのではなく、映画
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.0

全部がいっぺんに。

マルチバースを渡り歩いて戦ったり戦わなかったりする話。大変とっ散らかったわかりにくい話なんだけど、多分わざとやってんだろう。そこがね〜鼻につくんだよね〜〜〜。

まず冒頭からして
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ある男(2022年製作の映画)

3.7

「今のお前の家族はさ、俺たちだろ」

自分ではどうしようもないことのために別人にならざるを得なかった人々を扱ったミステリー。「砂の器」みたいな。みたいなというか、現代版「砂の器」と言い切っても良い精神
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MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

3.5

「鳩です」

タイムループ脱出映画、オフィス編。

どういうわけか時間の渦に取り込まれた会社員たちが、抜け出すために色々模索する。
ループに気づく人が段々増えていく感じが楽しい。途中の石破壊シーンが安
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

3.6

「僕は君のドラムを、成長する君のドラムを聴きに来ているんだ。」

ジャズプレイヤー讃歌。

ジャズ全然知らないけど、ロックバンドはやってたし今でもたまにやる。如何せん僕は日曜ロックプレイヤーで、好きな
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犬神家の一族(1976年製作の映画)

3.4

「生卵」

スケベジジイの遺産相続で揉めに揉めまくる話。

犬神家の連中はみんな自分勝手で嫌になる。何故あの環境で佐清がまともな人間に成長できたのか本当に不思議。

そこまで殺るならいっそ全員ジェノサ
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降霊 KOUREI(1999年製作の映画)

3.3

「もう不幸は沢山だ、誰にも邪魔はさせない。相手が人間であろうとなかろうと。」

ホラーと言うよりは、心霊ミステリー。
霊感のある人が渦中にいる殺人事件の話。

「なんでそうなんだよ」っていう無理のある
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呪怨 ザ・ファイナル(2015年製作の映画)

2.0

「ぼく、としお。」

つまらん。怖くもない。
シリーズワースト。黒い少女より酷い。

今作でついに、袴田が呪怨ハウスをぶっ壊す。ようやった。あんま意味なかったけど。もっと早くやんなさいよ。

病院の女
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呪怨 終わりの始まり(2014年製作の映画)

3.6

「明るくて良いおうちじゃなぁ〜い」

昨今のホラー映画にしては、頑張って怖がらせるんだという気概を相当感じた。感心した。

過去作に比べたらストーリーが幾分わかりやすく作られていたので、入門におすすめ
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貞子(2019年製作の映画)

1.0

ウンコ。

なんスか?コレ マジで。

こりゃあひどいぜ……。

よくもまぁこの程度の作品に「貞子」なんて大層なタイトルつけられたもんだなぁ。度胸が凄いよ。重いだろその看板。怖いもん無しか?この野郎。
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リリイ・シュシュのすべて(2001年製作の映画)

3.4

最悪陰湿いじめ映画。

僕の大好きな「人間讃歌」の概念の逆を征く、悪意に満ち満ちた作品。だから僕はこの作品が好きじゃない。

どんな学校なんこれ?治安が終わりきっとる。生徒の殆どがいじめに加担してるし
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感染(2004年製作の映画)

2.5

また佐藤浩一が医者やってる…。

限界の病院で怪奇現象が起きる話。

みんなギスギスしてるし一部の医師と看護師の腕前はあり得ないくらい未熟だし給料は未払いらしいし備品もないしっていう、最悪の病院が舞台
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シュガー・ラッシュ(2012年製作の映画)

3.4

ゲーム版トイストーリー。

ドンキーコングみたいな奴がマリオカートに入っていく話。

なんというか、ほとんど言うことがない。

ヴァネロペがもうまさしくディズニーでっせ〜!!!!って感じの女の子でメチ
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インクレディブル・ファミリー(2018年製作の映画)

3.6

法律を巡ってヒーローが戦う話。

法律がキーポイントなのも、ヒーロー同士で戦い合う感じも、黒幕の動機も、何から何までシビルウォーっぽい。ストーリーはマイルドなシビルウォーと思ってればいい。

14年跨
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Mr.インクレディブル(2004年製作の映画)

3.6

誰がヒーローを監視するのか?

スーパーヒーローが能力を自粛して暮らしてどうのこうのっていう序盤から、THE・アメコミって感じのバトルに展開する終盤まで、ひたすら王道。

お母さんの能力がシンプル故に
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事故物件 恐い間取り(2020年製作の映画)

1.5

事故物件に住む話。タイトルに偽りなし。

でもこれ「怖い間取り」っつーか、「怖い部屋」だろ。間取りは別に怖くねぇよ。

終盤までは普通に事故物件で起きる不思議現象の紹介オムニバスで、呪怨を5000倍に
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貞子vs伽椰子(2016年製作の映画)

3.6

バケモンにはバケモンぶつけんだよ!

最初に言っておくけど、全然ホラーじゃないです。

エイリアンvsプレデター、ゴジラvsコング、フレディvsジェイソン等と同じ志の作品。異種格闘技世紀の一戦。

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呪怨 白い老女(2009年製作の映画)

2.6

バスケババア誕生秘話。

今作にも伽倻子は出ない。あの家も出てこない。トシオは1カットだけ出る。

怪談新耳袋の「姿見」というエピソードで、バスケットボールを持ったお婆さんがこちらに走ってくるという強
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呪怨 黒い少女(2009年製作の映画)

2.5

これ呪怨か???

呪怨シリーズお馴染みのあの家も伽倻子も出てこない。トシオはちょっと出てくる。この時点でもう、どうした?って感じなんだけど、さらに良くないことにこの作品、霊能者が出ます。
霊能者出た
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呪怨2(2003年製作の映画)

3.0

あの劇場版呪怨が〜!帰ってきた〜!Foo〜!!!
呪怨2〜〜〜!!!!

ホラー番組を作ってたらマジで呪われてしまったという話。

15年くらい前に友達の家でキャッキャ言いながら見た。今回見返すにあた
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呪怨(2002年製作の映画)

3.6

あの呪怨が〜!帰ってきた〜〜!Foo〜!!!
今度は劇場用にパワーアップ!

ビデオ版より好き。

初代リングと並んでJホラーの金字塔的な作品だと思う。

今作の伽倻子は、布団の中、トイレの個室、洗髪
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呪怨2(2000年製作の映画)

3.0

スーパー事故物件、再び。

前作の方が怖いし印象にも残る。

前作に引き続き驚かしとドギツイ画の連続だけど、今作はちょっとやりすぎ。面白くなっちゃってる。
妻にネチネチ小言言ってたらフライパンでぶん殴
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呪怨(1999年製作の映画)

3.4

スーパー事故物件。

ロクでもない一家が暮らしてた家があって、そこにちょっとでも関わった人はみんな死ぬ という理不尽極まりない話。

伽倻子の所業は理不尽すぎて憤りすら覚える。一応ルールに則って呪いを
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リング0 バースデイ(2000年製作の映画)

3.4

「永遠に沈むその祈りに 答えもなく水面が揺れてる」

呪いの女王、貞子の誕生秘話。
生まれつき曰く付きだった貞子が酷い目にあって更に曰く付きになってしまいましたという話。死後強まる念的な。

今作も別
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リング2(1999年製作の映画)

2.5

「しょうもんばかりしてると、ぼうこんがくるぞ」

もうひとつのリングの続編。
怖くも面白くもない。

小日向文世が エネルギーがどうたら浸透率がどうたら、水がどうたらってムカつくくらいわけのわからんこ
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らせん(1998年製作の映画)

2.9

Jホラーの傑作「リング」の続編。

1ミリも怖くない。

貞子の呪いを科学的に解明しようって筋の話なんだけど、もうこの時点で無粋ではある。夢を壊すな。

原作と違ってあんなにもオカルティックだった映画
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フルメタル・ジャケット(1987年製作の映画)

3.0

「私を撃って」

前半後半でテイストの違う話が展開される。

前半は変な語彙での罵倒がいつまでも続く訓練校の話。ここを面白がれるか否かでこの作品の評価は分かれる。鬼教官ハートマンの罵倒があまりにも変と
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スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

3.7

「必要なのは愛だ」

物語終盤までは「怒り」の物語で、主要な登場人物のほとんどが怒りに任せた暴挙で周囲を傷つけていく。

息子の友達を蹴って黙らせる母親とか、友達を窓からぶん投げる警察とか、母親に掴み
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ノロイ(2005年製作の映画)

2.5

「多分ねぇ、もう全部ダメなんだよ。」

モキュメンタリー。
ほん呪の長編みたいな。

最初に言っておくと、全然面白くないし別に怖くもない。

手持ちカメラの映像で話が進んでいく関係で、終始画面ブレが凄
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涼宮ハルヒの消失(2010年製作の映画)

3.6

「ありがとう。」

ひとりパラレルワールドに送り込まれた主人公が自問自答を繰り返しながら元の世界へ戻ろうとする話。

時間を移動して過去の人物たちとアレコレする様はBTTFのイメージで、文句ブーブーだ
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SAND LAND(2023年製作の映画)

4.0

「悪魔よりワルだなんて許されると思うか?」

まず原作が大好き。勧善懲悪の童話的なお話ながら、かつてあった戦争の痛みを匂わせる要素が深みを与えている素晴らしいストーリーに、派手さには欠けるものの嫌味が
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エスター ファースト・キル(2022年製作の映画)

3.4

最悪ロリババア再び。

途中で明かされる衝撃の事実を一本軸として展開していった前作。そのネタが上がってる状態で続編作って、しかも前日譚と来たもんだ。こんなん面白くなるのか?と思ったら、まさかの工夫で面
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劇場版 鋼の錬金術師 シャンバラを征く者(2005年製作の映画)

3.5

「手を伸ばし掴んだ夢はそっと崩れゆく砂の城」

旧アニメ版ハガレン完結編。
異世界に飛ばされたエドが元の世界に帰ろうとする話。

扱われてる異世界ってのが我々の現実世界。実在の映画監督フリッツ・ラン
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The Witch/魔女(2018年製作の映画)

2.6

中学生が作ったんか?

既存の「研究所で作られた超人兵士」設定の漫画や映画を全部混ぜて平均値抽出したみたいな作品。

ストーリー展開からキャラクター、台詞回しまで、何もかもがあまりにも古臭いどっかで見
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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

2.5

全然面白くない。期待外れ。

映像がスゴイのは認めよう。
褒めるとこそこだけ。

あまりにも展開遅くて死ぬほどイライラした。

ストーリーがとにかく緩慢。
「スパイダーバースだ!スパイダーマンの夢の共
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