zkty1006さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

3.9

とりあえず、#MeToo が世界中を駆け巡ったきっかけの人、ハーヴェイ・ワインスタインってただのすけべオヤジじゃなくてこんなにヤバい人だったんですね。セクハラパワハラの暴君で現代の映画業界を牛耳ってた>>続きを読む

猿楽町で会いましょう(2019年製作の映画)

5.0

めちゃくちゃリアルな恋愛もの。役者陣ほんとに素晴らしかったです。

特に若き日の恋愛って、きれいなとこだけじゃなくて、どろっとしてるとこもあったり、信じたり信じられなかったり、自分は何者かすらわからず
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夜明けの祈り(2016年製作の映画)

3.7

第二次世界大戦直後、ソ連占領下のポーランドの修道院で実際に起きた悲劇を基に描かれた作品。戦争は兵士と兵士の戦いだけじゃない。これ見て、またまた、まじ戦争だけはやめてくれーって心の底から思いました。

アンロック/陰謀のコード(2017年製作の映画)

3.6

「24 -TWENTY FOUR-」をギュッと凝縮したような感じで面白かった!
特にmomからのTELでテンション爆上がり。メジャースターたちの出演で華やかー、かつ、どんでん返しの連続技で楽しめました
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或る終焉(2015年製作の映画)

3.6

ジャケ写とタイトルから、勝手にとある夫婦の話かと思って見たら全然違っていた。人の生と真正面から向き合う人を描いた作品。事実をただ在るように見る目線。与える、与えられる、失っていく、その事実にただただ寄>>続きを読む

ニュートン・ナイト 自由の旗をかかげた男(2016年製作の映画)

3.9

19世紀、アメリカ南北戦争時代に実在した南軍でも北軍でもない、黒人と白人と共に自由のために戦う反乱軍のリーダー。ニュートン・ナイトという名前、まったく知らなかった。自由の価値をもう一度改めて問いなおさ>>続きを読む

ラスト・フル・メジャー 知られざる英雄の真実(2019年製作の映画)

3.5

戦争を否定するのは簡単だけど、祖国のために仲間のために戦った人への敬意は、戦争の善悪とは別にあるもの。だと思った。このラインってほんと解釈いろいろあってむずかしいけど。実話を基に脚色された作品。042>>続きを読む

TOVE/トーベ(2020年製作の映画)

4.2

ムーミンの作者のトーベ・ヤンソンの自伝映画。はああーここまで自由な人だとは思わなかったー。映画始まりのタイトルバック、彼女がひとりで部屋で狂ったように踊るシーンに、まずはガツンと掴まれてグイグイ引き込>>続きを読む

リリーのすべて(2015年製作の映画)

4.6

素晴らしかった。アリシア・ヴィキャンデル最高。とにかく美しかった美術もファッションも風景も何もかも。映像に関して視覚的なトリミングが芸術的に美しかった。いやーなんでもっと早く見なかったんだろう、ってく>>続きを読む

ヴェルサイユの宮廷庭師(2014年製作の映画)

3.3

それなりに楽しく観れました。17世紀フランストラウマを持つ未亡人かつ職業婦人、しかも庭師という力仕事をこなすスーパーウーマン。現代でもよくあるキャリアドラマもの。マティアス、ロン毛宮廷時代劇。

ザ・ハント ナチスに狙われた男(2017年製作の映画)

4.1

ナチス占領下のノルウェーで任務についた12人のレジスタンス活動家たち。すぐさま捕らえられ拷問処刑された11人、そしてひとり生き残った主人公。彼の決死の逃亡劇。えぐいです。極寒の中。凍ります。そしてまた>>続きを読む

胸騒ぎのシチリア(2015年製作の映画)

3.3

邦題が全くいけてないので見るかどうか迷ったのですが、マティアス・スーナールツ目当てで禁断の2倍速鑑賞。南の島で休養中の有名女性ロックミュージシャンの年下の恋人役。そこに元夫とその娘が合流してきて、、。>>続きを読む

ムスタング(2019年製作の映画)

3.7

囚人の矯正プログラムの一環で、馬の調教に携わることで自分自身を取り戻していく物語。物語はフィクションだけど、最後に実際にこのプログラムに参加した人の写真が出てくる。なんかいい顔してたな。結構好きだった>>続きを読む

君と歩く世界(2012年製作の映画)

3.4

以前鑑賞。えええっと、こんな感じでしたっけ?と記憶のあちこちを勝手に脚色してました。マティアス・スーナールツ演じる男性、あんな荒くれものでしたっけ?笑 一方で、彼の、本質でしか人を見ない考えない部分が>>続きを読む

ラスト・ボディガード(2015年製作の映画)

1.9

不明の病の為、軍に戻れない兵士が要人のボディガードの仕事。夫の留守中、妻子の保護をすることになるが夫が出張先で逮捕。なぜか命を狙われる妻子。これらの伏線は全くほったらかし。そして最後の最後に、なんかよ>>続きを読む

遥か群衆を離れて(2015年製作の映画)

2.0

主人公の女性に全く共感できずに、、、、自立する女性を描いているとしたらとんだ自分勝手女子に見えて辛かったです。マティアス・スーナールツ目当て。それ以外は早送りにて鑑賞させていただきました。。。

潜水艦クルスクの生存者たち(2018年製作の映画)

4.2

軍事演習中に起こった魚雷の爆発事故。地震と間違えるほどの衝撃で全滅かと思われたが118名中24名が九死一生を得ていたという実話。しかしながらここは潜水艦。艦のダメージで浸水はあるし、北極の海の底で極寒>>続きを読む

おもちゃの国(2007年製作の映画)

4.3

14分ショートフィルム。YouTube。
仲良しのユダヤ人の友だちが行くというおもちゃの国に一緒に行きたい少年。どうにかして一緒にいこうと企む子供の無邪気さ、切ない。

テッド・バンディ(2019年製作の映画)

3.3

人間の自己矛盾の極み。テッドはリズに何を求めていたんだしょねえ。リズと他の女性との違いはなんだったんでしょうかね。彼女からの目線で描かれたこの作品では彼の残酷さはそこまで描かれてないとして。テッドもの>>続きを読む

さよならのとき(2014年製作の映画)

4.1

アンドリュー・ハキュリアック初監督作品。だ、そうです。恐るべし。
合間に挟み込まれる心象風景も素晴らしく、間合いも、映像の焦点の当てどころも実に有機的で美しい一瞬が切り取られており、いやーもはや映像を
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すべてが変わった日(2020年製作の映画)

3.7

以前、途中離脱したことが嘘のようにグイグイくる展開。(鑑賞時のメンタル影響大か笑) 嫁の再婚相手に不安を覚えた矢先に彼らが無言で引越し、心配で孫を取り返しに行くというそんなんアリですか!?って物語。あ>>続きを読む

わたしは生きていける(2013年製作の映画)

3.8

初恋と戦争。
こじれ系女子がNYの都会から従兄弟たちの住むイギリスの田舎にやって来てひと夏の青春映画かと思いきや、なんと戦争始まってしまうという、日常からの陸続きな感じが実に巧妙で非常にリアルに戦争の
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ドント・ウォーリー・ダーリン(2022年製作の映画)

3.8

フローレンスピューがまたまた素晴らしい。

一見幸せそうな50年代風の笑顔いっぱい何不自由ない暮らし。そこに潜む違和感が徐々に紐解かれていく。監督のオリビアワイルド曰く「トゥルーマンショー」を参考にし
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ラビング 愛という名前のふたり(2016年製作の映画)

3.5

白人男性のリチャード、黒人女性のミルドレッド。二人は幼馴染から互いにかけがえのない存在に。やがて妊娠がわかり、婚姻することになるが、この時代アメリカには異人種間結婚禁止の法律が二人の仲に立ちはだかって>>続きを読む

ウェンディ&ルーシー(2008年製作の映画)

4.2

まずはミシェル・ウィリアムズの演技にぐいぐい惹きつけられる。旅の途中ではぐれてしまった犬を探す物語。そこに貧困や他人に寛容になりきれない世の中、自分の居場所がある人ない人映し込まれていて、一人で生きて>>続きを読む

カムイ外伝(2009年製作の映画)

3.0

クドカン脚本だったとは‼︎

通りすがりに観てしまった。ちゃんと原作読みたいと思った。プロローグの漫画そして山崎努ボイス痺れます。

カムイ世界を表現するに2時間程度では難しいんだと思った。松山ケンイ
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アレクサンドリア(2009年製作の映画)

4.0

何度目かの鑑賞。
また観たくなったと思ったら即配信があってちら見するつもりが最後まで観てしまった。

主人公の女性天文学者ヒュパティア、魅力的すぎる。続きのレビューはまた後日に追記更新しますー

あのこは貴族(2021年製作の映画)

4.4

これ好きだったー。一見二項対立のようにみえてそうでなく、、。
自転車のニケツシーン、ジワったああ。しなやかな素敵な女子たち!
どんなとこに生まれようが、自分の人生自分で切り拓いていくしかないよね。美し
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レディ・マクベス(2016年製作の映画)

3.3

ミッドサマーのフローレンス・ピュー。彼女の存在感が圧倒的。存在に重心があってまったくブレない。夫の馬とテディのシーンはやるせなかった。
とりあえずフローレンスの存在感がドーーンと際立つ作品でした。
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ベルファスト(2021年製作の映画)

3.9

映像が美しくかった。モノクロが時代を感じさせつつ人間に集中させるのにとても効果的だった。愛に囲まれて育つ映画好きの少年が、突然の紛争によって日常が切り裂かれていくストーリー。序盤の、日常がぶち壊されて>>続きを読む

愚行録(2017年製作の映画)

3.7

人間の多面性がリアルにしっかり描かれてて、共感とともにゾッとする。
序盤のバスの件、なかなかの胸糞。キャラクター構築がえぐい。
こういうディティールが丁寧なところに深みとえぐみが出てくるんですねえ。こ
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チェチェンへようこそ ーゲイの粛清ー(2020年製作の映画)

5.0

登場人物すべてが命がけのドキュメンタリー。顔をCGで別の顔を重ねての出演。
その恐ろしさがいやが応にも伝わってくる。チェチェン首長のあっけらかんとゲイを正面から真っ向否定したインタヴュー映像にまた背筋
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サウスポー(2015年製作の映画)

3.7

役者ってのはほんとに何にでもなれるんだなとジェイクの肉体と身のこなしを見て思う。たまにこういう熱めが見たくなる。傷ついて立ちあがる。こんなにドラマチックではないけれど日々の中に立ち上がるための力が欲し>>続きを読む

マルクス・エンゲルス(2017年製作の映画)

3.6

たまたまラジオでこの二人の特集をしていてこの映画のことを知った。カール・マルクスとフリードリヒ・エンゲルス。天才マルクスの才能を、真に理解できた才人エンゲルス。運命の二人の出会い。その人物像にほんの少>>続きを読む

アウトロー・キング ~スコットランドの英雄~(2018年製作の映画)

3.7

スコットランド独立運動を描いた作品ブレイブハートが好きで、それを突き動かした先導者ウイリアムウォレスが好きで、その流れでロバートザブルースに興味があって鑑賞。確か、一度、ウォレスを裏切っていたはずなん>>続きを読む