morleyさんの映画レビュー・感想・評価

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Winny(2023年製作の映画)

3.6

Winnyの開発者の公判を扱った作品。
先日オッペンハイマーを観た際も同じことを思ったが、技術を開発した者が悪いのではなくそれを利用する側の問題であることは今後も変わらない原理原則である。
にもかかわ
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.6

昨年の夏から公開を楽しみにしていたノーラン監督の最新作。アカデミー賞作品賞も受賞しており期待感MAXで視聴したが、オッペンハイマーの伝記って感じの内容。
ノーラン監督らしい時間を上手く表現した演出も今
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ブリジット・ジョーンズの日記(2001年製作の映画)

3.2

イギリス版タラレバ娘って感じの作品。
タラレバ娘も最後はあり得ない結末だったが、本作も同様。こうしないと作品としては救いがなさ過ぎるからしょうがないよね。
だが現実ではこんなご都合展開はあり得ないので
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オデッセイ(2015年製作の映画)

3.8

ロケ地のヨルダンのスケール感がすごい。
最初はムキムキだったマークが火星脱出時はヒョロガリになっていたのはマットデイモンがこのために20キロの減量をしたとのことで役者魂が素晴らしい。
当時は米中関係が
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正欲(2023年製作の映画)

3.8

原作を読了済での視聴。
多様性とは、という問いについて深く考えさせられる。
今語られる多様性や性的マイノリティについてはごく一部の人々に過ぎず、他人には到底理解できないような趣味趣向の人間がいる。
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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

3.5

女王陛下のお気に入り、哀れなるものたち、とヨルゴスランティモスの作品を観てきてこれが一番意味がわからない。
ストーリー自体は特段目を引くものでもないし…
最後のロシアンルーレット方式の心中方法はシュー
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寝ても覚めても(2018年製作の映画)

3.6

例の事件を知った後に観ると特に唐田えりかの演技は素晴らしい(まあ演技じゃないからね笑)
好きな人を見る女性って目が違うよね。

さて、作品の内容については瓜二つの人っていうのはレアだが、元カレ(カノ)
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レナードの朝(1990年製作の映画)

3.8

アルジャーノンに花束を、を彷彿とさせる展開の作品。
これが実話というのが人類の脳の神秘を感じさせる。
この当時の精神医療はロボトミー手術といいけっこうヤバめのことが行われているが、これらも医療の進歩に
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ナイアド ~その決意は海を越える~(2023年製作の映画)

3.5

とんでもないことに挑戦する還暦過ぎのおばさんがすご過ぎる。
あっさり成功するかと思いきや4回も失敗した後の成功。ナイアド自身の不屈の精神力もさることながら、家を抵当に入れてまでも応援してくれるチームメ
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オクトパスの神秘: 海の賢者は語る(2020年製作の映画)

3.7

動物は本能に従って日々を生きていることがよくわかる。
見慣れない人間であっても自分に危害を加えないとわかると興味を持って近づいてくる。
人間も幼い頃はそのような動物的な振る舞いをするが成長するに連れて
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.8

poor thingsとは誰のことなのか、このことを考えながら鑑賞していたが、若くて美しい女性ベラに翻弄される男たちのことというのは浅い見方だろう。
男性が若い女性の性的魅力の前で哀れな行動をとるのは
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女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

3.6

哀れなるものたちを視聴する前に同監督の過去作品を視聴。

女王に取り入る女たちの争いは血みどろというほどではない陰湿な感じがリアリティを感じさせる。
おそらく男性社会だと普通に難癖付けて処刑や暗殺した
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ジョー・ブラックをよろしく(1998年製作の映画)

3.6

3時間にしてはけっこう早く感じた印象。登場人物は少ないため間が良かったのかも。
恋愛映画としては死神が乗り移る前後のジョーは内面は別なのにスーザンはどちらにも惚れてるため見た目だけで判断しているのか?
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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

3.6

未だに根強く残る黒人差別をB級感ある演出で描いた作品。

白人達がクリスを見るときに感じる違和感の正体は、クリスを1人の人間としてでなくかつての奴隷制の時代にあったように労働力や特殊な才能を活用すると
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パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

3.5

タランティーノ作品ということでワンスタイムアポンインハリウッドみたいな最後に全て繋がる展開。
ただ面白かったかと言われれば…
マフィアの割には全体的に緩いよね

アメリカン・ファクトリー(2019年製作の映画)

3.5

アメリカに投資した中国企業の話。
国による企業文化の違いが明確に出ていて面白い。
中国企業の考え方は今の日本ではあり得ないことばかりだが、30〜40年前までは日本企業も似たような感じだったことを思うと
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猫は逃げた(2021年製作の映画)

3.5

独特の間とワードチョイスが面白い作品。
泥棒猫の猫泥棒はツボった笑
猫も子どもと同様に鎹になれるのだなぁ。
猫飼いとしてはたしかに離婚でどちらが引き取るか決めるとなるとかなり揉めそう笑
最後に、半外飼
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グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1997年製作の映画)

3.6

愛着障害について考えさせられる作品。
類稀なる才能を持つウィルたが、幼少期の親に愛されなかった体験が元で、20歳になっても孤独で捻くれた生き方をしている。
ウィルが変われたきっかけはウィルと真正面から
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浅草キッド(2021年製作の映画)

3.5

北野武さんの自伝的作品。
ツービートとして成功をおさめる以前の下積み時代の話。
師匠と弟子の成功と転落の対比が面白い。
成功するには時代の運も必要だが、時代に合わせた変化を恐れない心も大事。
だが、師
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パワー・オブ・ザ・ドッグ(2021年製作の映画)

3.8

ピアノレッスンのカンピオン監督の作品。
あらすじだけで想像していた展開だとフィルがローズに惚れるのかなぁと思っていたが、途中でフィルがゲイだとわかるためこれは違う。
それならばピーターに惚れる展開かと
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アメリカン・スナイパー(2014年製作の映画)

4.0

2024年初映画はイーストウッド監督作品の中でも1、2位を争う本作。

小説「同志少女よ、敵を撃て」を読んだ後でスナイパーの作品を観たくなった。

9.11の惨事を見て祖国や家族を守るために戦場に身を
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

3.0

豪華キャストを使って何がしたかったのかよくわからない作品(後で調べたらマーゴットロビーが演じたシャロン・テートの殺害事件という実話を元にしたのか)。
往年のスターが時代に合わず落ちぶれる内容はよくある
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プライベート・ライアン(1998年製作の映画)

4.0

スピルバーグの傑作。
戦争映画として戦闘シーンが素晴らしい。
本当に戦場にいるかのようなカメラワークと予算をかけた爆発シーンの数々に3時間があっという間だった。
一兵卒を見つけるために8人の兵士が駆り
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プリティ・ウーマン(1990年製作の映画)

3.5

金持ちエリートと風俗嬢のシンデレラストーリー。
日本で言うところの水揚げ的な話だが、現在お金持ちはパパ活をやっているだろうからこちらの方があり得そう。
だが実際にパパ活嬢がパパと結婚できる可能性はかな
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フォーリング・フォー・クリスマス(2022年製作の映画)

3.3

クリスマスイブに視聴。
クリスマス作品らしいノンストレスストーリーでこれでいいんだよ感があった。
娘や義母が父(娘婿)の再婚に協力的なのが意外だったが、父の人生を考えるとそうだよなと思う。

アメリ(2001年製作の映画)

3.6

かなり前に視聴して以来の再視聴。
一目惚れの原理が面白い。
顔見知りの2人を意識させるように仕向ければ自然とくっつく理論は確かに的を射ていると思う。
以前の日本ではお節介おばさんが年頃の未婚の男女をお
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幸せのレシピ(2007年製作の映画)

3.8

姉が亡くなって姪っ子を引き取る展開は違国日記を彷彿とさせる展開。
子どもができるとこれまでの生き方を否が応でもでも転換させることになるため、ゾーイを引き取ることがケイトにとっては転機となった。
タイト
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終わらない週末(2023年製作の映画)

3.5

現代におけるコスパの良い戦争について一般市民の目線から描いた作品。
視聴者も登場人物たちと同じように何も知らない状況で様々な攻撃に右往左往する面白い構成になっている。


ただ現実にはウクライナ戦争や
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ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

3.5

バカバカしすぎるコメディ映画。
何も考えずにツッコミながら観れる。
野生動物も肉食べてないと美味しいからヴィーガンも美味しいという発想が面白すぎる。
過激なヴィーガンに向けた皮肉を感じる。
疲れた時に
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ベルファスト(2021年製作の映画)

3.5

紛争や戦争で突然に日常が破壊され、故郷を去る者、そこに残される者の苦悩について描かれた作品。
日本においては災害などで故郷を去らねばならない事態は起こり得る。
生まれ育った故郷を捨てることで地域コミュ
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恋愛適齢期(2003年製作の映画)

3.5

若い子が好きな中年オヤジが同年代の女性との恋愛に目覚める話。
性的な魅力は若い女性の方があるため、いい年したオヤジが若い子に目が行くのは生物的には当然の行動といえる(レオ様とかね)
しかし、実際に付き
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セブン(1995年製作の映画)

3.8

フィンチャー監督の代表作とも言える本作。
ストーリー構成がしっかりしており、自首からの計画完遂までの流れが素晴らしい。
終始画面暗いのと音楽のためか作品にのめり込みやすくなっていた。
2時間があっとい
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バグダッド・カフェ(1987年製作の映画)

3.5

序盤は独特の間とカット割りで良くわからない展開が続いて退屈したが、中盤以降のジャスミンとバグダッドカフェの面々が仲良くなっていくところはテンポもよく面白かった。
演劇みたいな作品だった。

すばらしき世界(2021年製作の映画)

3.6

犯罪加害者の更生後の人生の生きづらさを描いた作品。
三上さんの周りには支えてくれる人がいたので紆余曲折ありながらも社会復帰を果たすことができた。
だが現実には犯罪加害者は孤立していることが多く、貧困や
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イエスマン “YES”は人生のパスワード(2008年製作の映画)

3.6

「YES」は人生を楽しくするキーワード。
この作品のように都合のいいことばかりは起こらないかもしれないが、普段から誘いを断ってばかりの人よりフットワーク軽くいろいろなことにチャレンジする人の方が人生楽
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tick, tick...BOOM!:チック、チック…ブーン!(2021年製作の映画)

3.5

ミュージカルに造詣が深くないためRENTのことも知らずに視聴したが、夢を追う人の葛藤についてミュージカルを通して知ることができた。
30歳を目前にし何も成し遂げていないことに焦るジョン。
結果的に舞台
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