ボサノヴァさんの映画レビュー・感想・評価

ボサノヴァ

ボサノヴァ

音楽はボサノヴァ、映画はゾンビ映画が好きです。旅に出たいんだと思います。
評価は3以上は納得。4以上は年内ベストテン級。5は殿堂入りとしたいです。

映画(98)
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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

2.8

圧倒的歌唱力、あらゆる人を惹きつけるカリスマ性を持ちながら、退廃と虚栄に塗れた私生活。また、男性バンドでありながらクイーンを名乗り、さらに自らはパンセクシャルであるという、混沌と矛盾と孕んだ神(あるい>>続きを読む

へレディタリー/継承(2018年製作の映画)

4.6

聞きしに勝る怪作だった。題名どおり、血縁、遺伝に固執しまくった脚本の禍々しさ。
同じく家族を題材とした映画で、今年公開された「聖なる鹿殺し」からは人間をネチこくモニタリングする神の目線を感じたが、この
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A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

4.0

ユニークな造形のゴーストが、時空を超えつつ、ゆらゆらと彷徨う話。癒された。

しかし、ストーリーにはなかなか切れ味があって、油断していると「人は、生きている間に何かを成し遂げたり、何かを後世に残さなけ
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リビング・デッド サバイバー(2018年製作の映画)

3.3

マンション暮らしの人であれば一度は思い描く(偏見)「もしも、ゾンビ・パンデミックになったとき、自分の部屋に立て籠ったら何日持つだろうか」問題。これを、真面目に正面切って描いたのが本作である。

外はゾ
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Z Inc. ゼット・インク(2017年製作の映画)

3.0

ゾンビ映画ではないので、これはタイトル詐欺。ウォーキング・デッドのスティーブン・ユアンをパッケージ全面に出すアルバトロスの戦略にまんまと騙されたが(もう慣れた)、けっこう面白かったので許す。

簡単に
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search/サーチ(2018年製作の映画)

3.8

よく出来てる。目眩く展開とミスリードの巧みさで、ミステリ映画として純粋に最後まで楽しめた。

あとで考えると割とわかりやすい伏線なのだが、鳴り止まないキーボードのカタコト音(心地よい)と、矢継ぎ早に繰
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レイク・マンゴー 〜アリス・パーマーの最期の3日間〜(2008年製作の映画)

3.8

いわゆるホラーモキュメンタリーものだが、音とハッタリに頼りがちなこのジャンルにおいて、かなり異彩を放つ作品。

オーストラリアのとある一家で起きた長女の謎の死と、それに呼応するように発生する心霊現象。
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ハザード・オブ Z(2016年製作の映画)

2.5

愛のない邦題。出涸らしのようなストーリー。

完全POVは目新しかったし、それがちゃんと結末に繋がってくるところも良く、まあ面白かったのだが、基本的にはいつもながらの密室劇と群像劇で、最近はさすがのゾ
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LIFE!(2013年製作の映画)

2.7

アイスランドの、この世のものとは思えない絶景をスケボーで滑走するシーンだけで概ね満足だが、全体的には、センスが良すぎて、逆に何だかイライラさせられるタイプの作品。

時折、話が停滞するので、結末に向け
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ランペイジ 巨獣大乱闘(2018年製作の映画)

2.0

このテの映画は、観る人がいかにモンスターに感情移入できるかがポイントだと思うんですよ。

題名から、最終的に何が起きるかはみんな分かっているわけで、あとはそのお膳立てをいかに積み上げるかに尽きるのに、
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アンダー・ザ・シルバーレイク(2018年製作の映画)

3.3

古傷が疼く。ピチッたTシャツが絶妙に似合うアンドリュー・ガーフィールドに軽く嫉妬しながら、ポップという打算と虚構と自己陶酔の世界を、私のようなダラけた40代の元サブカル達が、あー、わかるわかる、と追認>>続きを読む

スカイライン-奪還-(2017年製作の映画)

3.0

時間がぽっかり空いてしまった、平日の昼下がりに鑑賞。

Netflixで、いつ見ても途中で寝てしまう前作と大して変わり映えしない前半は、はっきり言ってツラい。(眠くなるのは、輪郭がハッキリしない敵キャ
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ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館(2012年製作の映画)

2.0

真面目すぎ!それに尽きる。

古き良きゴシックホラーの雰囲気は好感を持てるんだけど、ストーリーの抑揚がなくアクション性も皆無。悪魔というより、睡魔との戦いが凄まじい。また、昔昔の恐怖映画の既視感も強く
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ベター・ウォッチ・アウト: クリスマスの侵略者(2016年製作の映画)

1.0

何のユーモアもない。単に奇をてらっただけの、何も生まない映画だ。観終わったあと結構な怒りを覚えて、しばらく眠れなかった。

犯人による、執拗なハラスメントが続く展開に閉口。もっと他に見せ方があるでしょ
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クワイエット・プレイス(2018年製作の映画)

3.0

予告編や宣伝で勘違いさせるパターン。勇気を持って、最初からモンスター映画だと謳っておいた方が、良心的だったのでは?

というのも、映画の作り自体が案外地味だから。Itを引き合いに出すほどキャッチーな内
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エクス・マキナ(2015年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

2010年代のサイバーパンク誕生。あるいは、森博嗣的世界か。外国映画で先にやられちゃったな〜という印象だが、この映像美とアリシア嬢の真摯な双眸の前には太刀打ちできないでしょう。

紛れも無い第1級のS
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デモンズ(1985年製作の映画)

4.0

死霊のえじき、バタリアンと同じ85年に公開された、ゾンビ映画の歴史を語るうえでは外せない一作。

この映画はそもそも、才能は認められつつも持ち前のセンスの古さにより燻っていた、ランベルト・バーヴァ(ジ
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トランス・ワールド(2011年製作の映画)

3.5

ほぼ毎日、Netflixのトラッシュホラーを観ながら眠る(だいたい開始10分で落ちられる)のですが、たまにちゃんと面白い映画があるのでツライっすね。しっかり寝たい時に限って。

これはかなりの良作で、
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判決、ふたつの希望(2017年製作の映画)

4.0

一見、均衡状態にある事態も、ある一つの出来事をきっかけに脆くも瓦解してしまう事は少なくない。それは、事態が根本から解決しておらず、当事者同士が平穏な日々の営みと引き換えに、それぞれの思いを封印している>>続きを読む

MEG ザ・モンスター(2018年製作の映画)

3.0

実は、サメ映画はあまり得意ではなく(途中で飽きてしまう)、上映が2時間近くもあると聞いて心配していたが、最後まで見ることが出来た。とにかく個性的な登場人物達(主に顔面力)をフル活用し、家族で楽しめるよ>>続きを読む

ゴッホ~最期の手紙~(2017年製作の映画)

3.5

こういうのも観ます。

アート系の少し取っつきにくい映画を想像していたら、思いのほかストーリーが骨太で最後まで楽しめた。

ゴッホの死の謎を追うミステリ仕立てとなっており、素人探偵による聞き込み中心の
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バタリアン(1985年製作の映画)

4.0

ヒマ企画、夏の終わりのゾンビ映画特集のラストは「バタリアン」。ゾンビ・コメディとして有名な本作だが、その数奇な成り立ちを含めて、ゾンビ映画史においては意外に重要な作品である。

そもそも本作は、ゾンビ
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死霊のえじき(1985年製作の映画)

4.5

ロメロ3部作の最後。ナイトが起で、ドーンが承・転だとすると、本作は長い長い「結」である。

「死霊のえじき」こと、デイ・オブ・ザ・デッドは、本来はもっとスケールの大きい作品になるはずだった。押し寄せる
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ゾンビ/米国劇場公開版(1978年製作の映画)

5.0

ある日、ジョージ・A・ロメロが偶然ショッピングモールの建設現場へ訪れた際、天啓の如く閃いたプロットに、当時サスペリアで一発当ててイケイケのダリオ・アルジェントが資金提供を持ちかけて生み出されたのが、こ>>続きを読む

ナイト・オブ・ザ・リビングデッド/死霊創世紀(1990年製作の映画)

4.0

ナイト・オブ・ザ・リビングデッドの公式リメイク版。ロメロの設立した制作会社に10代で入社後、彼の右腕として頭角を表し、数々のホラー映画で特殊メイク・俳優として参加した才人トム・サビーニが、本作で初監督>>続きを読む

ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド ゾンビの誕生(1968年製作の映画)

4.5

地方の零細CM制作会社の社員たち10人が1人6000ドルずつ集めるところから始まった、この一本のモノクロ(公開当時でも時代遅れだった)映画がもしヒットしなければ、今日のゾンビという概念すら生まれ得なか>>続きを読む

ウインド・リバー(2017年製作の映画)

3.5

奥歯に物が挟まったような、感想になります。好きな所も多いけど、腑に落ちない点もあり。

クライムミステリとしてはかなり秀逸で、少しずつ(本当に少しずつ)明らかになってくるこのウインドリバーという土地の
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ゴースト・ストーリーズ 英国幽霊奇談(2017年製作の映画)

2.7

英国産オムニバス・ホラーと聞いて、お盆に納涼してきました。

ハマープロダクションと幽霊屋敷の国・イギリス!ということで、気品と格調高い恐怖を期待したのだが、実際は、トランシーバーが急にデカい音をだし
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ファンタスティック・プラネット(1973年製作の映画)

4.0

45年も前の作品だが、今でも全く色褪せないアートアニメーションの傑作。諸星大二郎や楳図かずおの世界を通過してきた私にとってはまさに経典で、触手あり巨大生物ありの、整理されたグロテスクを味わえる。
シュ
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ザ・サークル(2017年製作の映画)

3.0

明らかに某米国企業をモチーフにしていると思しき団体を、まるでカルトを扱うように描写していく展開に、まず度肝を抜かれる。
よく圧力がかからなかったな、と心配になるくらいだったが、ストーリーは盛り上がりに
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マーダー・オブ・キャット(2014年製作の映画)

3.3

そそるタイトル。いかしたジャケ。おしゃれなサスペンス物を想像して観たら、本当にネコが死ぬ話でした。

飼い猫を殺された青年の犯人探しなのだけど、この主人公、マザコンで、しかも引きこもり。
とくに前半、
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ジュラシック・ワールド 炎の王国(2018年製作の映画)

3.0

恐竜を勝手に蘇らせて、あかん!管理しきれへん!を延々と繰り広げているシリーズだが、今回はマンネリ打破を狙うも、逆に映画としてマンネリになってしまった感あり。

タイトル詐欺問題はもとより、まずはストー
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

5.0

全てが愛おしい。この映画の中に入ってしまいたい。そんな無邪気な感想を抱いてしまうくらい、何十年かぶりに入り込んでしまった。参りました。満点、差し上げます。

とにかく、興奮と感動のあまり、あれからこの
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犯人に告ぐ(2007年製作の映画)

3.0

トヨエツかっけー、って事で全て良し。
何気なくHuluで見た少し古い映画だったが、思わぬ拾い物だった。井川遥との共演も、半分青くてドキッ。

ただ、日本のハードボイルドもの、特に警察小説ものは、ウェッ
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オール・ユー・ニード・イズ・キル(2014年製作の映画)

3.5

無限タイムリープものは、ひょっとしたらこの世で最も恐ろしいジャンルかもしれない、とさえ考えさせられた。

何せ、死ねないのだ。死=最初に戻されてまた同じ時間を過ごす。しかもそこは、エイリアンとの戦場。
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ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー(2018年製作の映画)

3.2

そもそもハンソロはキャラ薄い説が持論なので、今回のスピンオフは全然納得の出来。
終始軽薄で行き当たりばったりな行動がソロの魅力であり、違和感を感じる人が多いのは、ハリソンフォード=インディジョーンズが
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