おねげるさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

おねげる

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mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

3.6

予告編でA24だから期待して観なきゃ!と思って映画館へ。しかしスケボー文化が苦手なので、入り込めなかったなあ。映像は好きでした。

マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

マリッジではなくディヴォースのお話。とにかくアダム・ドライバーとスカーレット・ヨハンソンが良かった。ニコールが良いところを書いた紙をどうしてチャーリーもっと先に読んでないん?読むゆうてたやん。というわ>>続きを読む

みかんの丘(2013年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

コーカサス、アブハジア、ジョージア(グルジア)、エストニア、あとロシアについて調べて、やっと複雑な国の事情がわかった。
地理的にいうとロシアの南側、コーカサスは地域のこと。
この映画はコーカサス地方の
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来る(2018年製作の映画)

3.3

お盆に日付が変わろうかという時間から観てしまい、思わず最後まで観ちゃった。終わったのがお盆の丑三つ時という、ホラーを観るにはうってつけ。最後の巨災対のような対「アレ」オールスターズが出てきたあたりから>>続きを読む

イエスタデイ(2019年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

妻と息子と3人で鑑賞。ファンタジーにつべこべ言うのは野暮中の野暮。単純に面白いでしょ。ダニー・ボイルはインド系をよく使うけど、ジャック役はハマリ役だった。エリー役のリリー・ジェームズの可愛いこと。この>>続きを読む

きっと、うまくいく(2009年製作の映画)

4.4

映画の題名は知ってたけど、観るまでには至ってなかったインド映画。お決まりのラジニカーントのムトゥに始まり、バーフバリなんかのマサラ色強めの娯楽大作しか観たことなかった。
きっかけはシソンヌのカレー屋コ
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記憶にございません!(2019年製作の映画)

2.4

記憶にございませんのアイデアのみ。三谷作品当たり外れありすぎだけど、特に面白くなかった。お話の深み、笑かすところ、ディーン・フジオカにがっかり。特に当時の安倍政権への皮肉にもなりきってない。ミキプルー>>続きを読む

ドライビング Miss デイジー(1989年製作の映画)

3.8

BLMの時代にこの映画を観る。デイジーもまた、ユダヤ人の差別を受けてきた背景からすると、ホークに心を開いて行く過程は分かるんだけど、結局はどこかに壁がある。「私は差別主義者じゃありません」。この時代に>>続きを読む

アップグレード(2018年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

これは面白かった。AIと人間、まだこれを笑っていられる世の中はまだ平和。でも自分でもAppleWatchに支配されてるって思う時がある。いずれこうした身体埋め込み系が当たり前の世の中になるのかも。伊藤>>続きを読む

ミッドサマー(2019年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

コロナで休館していた映画館が再開したので、ワクワクしながら観て来た。
アリ・アスター監督のインタビューや観てから読めネタバレに一通り目を通したので感想。
「ホラー映画じゃなくて失恋映画であり家族映画だ
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ピート・スモールズは死んだ!(2010年製作の映画)

2.8

スティーブ・ブシェミのファンに登録してたのでおすすめされて鑑賞。ブシェミとティム・ロスが出ているだけで、内容ははちゃめちゃ。フォールームス2話目の監督なんだ。「ビッグ・リボウスキ」に似ている感もあり、>>続きを読む

ぶあいそうな手紙(2019年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

ブラジル映画ではあるがアルゼンチンとその2国に挟まれたウルグアイのお話。
エルネストのほぼ失った視力(わずかに見えるってところがウマイ)と良く見えそうな大きな目が特徴的なビア。人生を閉じゆく老人とこれ
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はちどり(2018年製作の映画)

4.3

余韻に浸りすぎて、レビューを書きそびれてたけど、この度同じ90年代半ばの「mid90s」を観てきたきっかけで書いてみる。
はちどりもmid90sも兄がおり、前者は受験に追われ妹にあたる、後者はマッチョ
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残酷で異常(2014年製作の映画)

4.3

こういう時系列が入り乱れるのは大好き。登場人物を最小限にして破綻しないような作り、最後に見事に全てを回収。どうみてもさえないおじさんが最後カッコ良かったやんかー。
人を殺しても自殺をしても地獄に行く。
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運命じゃない人(2004年製作の映画)

4.1

低予算でよくぞここまで。練りに練られた脚本。5年ぶりくらいに観たけど、やっぱり面白かった。運命って必然から成り立ってんだよなあ。

わさお(2010年製作の映画)

1.0

このレビューはネタバレを含みます

田舎のダメなところがだいたい出てる映画。エンドロールにも何人か知人がいます。大変申し訳ない。まず伏して私からお詫びを。

東京タワーの俯瞰から、次のカットで犬がなぜ弘前の土手町を歩いているのか。
お母
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愛の渦(2013年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

正直に言いますと門脇麦だったんですが、それにしてもお話として深みがなさすぎる。あんなにお行儀良いもん?自己紹介すんな。愛が渦巻いてないじゃん。暗い2人もただ暗いだけじゃん。セックスシーンも特段物凄い訳>>続きを読む

ウインド・リバー(2017年製作の映画)

3.7

ネイティブ・アメリカンの問題を理解ある白人がやっつけるという、ちょっと都合良すぎる気もする。サスペンスを期待してたけど、本質はそこじゃなくて、実は社会派の映画でしたってとこが肝で、主人公がバリバリのネ>>続きを読む

ザ・ギフト(2015年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

一滴も血が出ないけど、人生壊された人間の復讐が一つ一つ達成されていく、そして復讐された側は地獄しかないという。胸糞だけど、成功者だと思ってたサイモンの本当の姿がわかるにつれ、ゴードン頑張れってなるのが>>続きを読む

パターソン(2016年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

アダム・ドライバーは良い。けど、ウェディングストーリーの方が良かったな。良い人過ぎる。いかんせん最後がクソ。永瀬正敏いらない。台無し。永瀬正敏を使うのやめましょう。日本の詩人?要らない。

ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

「ヘル!ペイモン!」怖!

最後わけわからなかったという人は、「ヘレディタリー 考察」でググることをオススメ。

アニーは夢遊病で、ピーターとチャーリーを過去に殺そうとしたと述懐する場面があるが、もは
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

3.1

むむむ…。正直そんないいか?という感想。ポン・ジュノは予習したつもりで行ったし、脱出して階段降りるところはキアロスタミだ!と思ったけど、絶賛するほどではないかなあ。ソン・ガンホ良い人過ぎたな。期待値を>>続きを読む

アイリッシュマン(2019年製作の映画)

4.3

デ・ニーロよりもアル・パチーノとジョー・ペシの映画だった。3時間長すぎるなと思ったが、流石に飽きなかった。しかしホッファが死んでからのくだりは必要だったのか?

フランシス・ハ(2012年製作の映画)

3.2

マリッジ・ストーリーが良かったので、バームバック作品鑑賞。「私、生きてゆく」系の映画は苦手なんですが、グレタ・ガーヴィグが良くて面白かった。
感想こんなもんでおわります。

MAMA(2013年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

正直、ギルレモ・デル・トロじゃなければ観なかった。パンズ・ラビリンスに比べたら「うぬぬ…」としか言えない。脚本もイマイチだし、日本のホラーっぽいゴキゴキ音と変な関節のママ。ホラーともファンタジーともど>>続きを読む

サーミの血(2016年製作の映画)

4.5

「血」。この映画の題名でもあり、テーマでもある。自らの出自を隠してまで都会に憧れる姉。その姉を理解しつつ、サーミ人として残る妹。どちらも強く、固い。血とは生まれもったものであり、変えられない。14歳の>>続きを読む

バスターのバラード(2018年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

コーエン兄弟らしい映画。もうちょっとバスターのバラードぽいのがずっと続くのかなと思ってたけど、開拓時代のアメリカを舞台にこういう不条理さを描けるのはさすが。四肢欠損のストーリーテラーが誰だろうと調べた>>続きを読む

タクシードライバー(1976年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

モヒカンになってから、最初に大統領候補のパランタインを襲撃しようとしたってことは、そもそもアイリスを助けようとは思ってなくて、それこそヤケクソ。弾が残っていれば、アイリスの前で自分で死んでたはずだし。>>続きを読む

謝罪の王様(2013年製作の映画)

2.7

井上真央は「八日目の蝉」が最高でしたが、まあ誰がやっても同じかなぐらいの。阿部サダヲがいい感じなのに、脇毛ボーボーで無理やり終わらせる感じ。マンタン王国編が風呂敷広げすぎて回収不能な感じが。嶋田久作に>>続きを読む

万引き家族(2018年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

演技が全て。リリーさんのクソっぷりも、安藤サクラは朝ドラじゃねんだよ、100円の恋とかこっちなんだよ、子役の演技も素晴らしい。けど、樹木希林さんの入れ歯を外したふがふがしたおばあちゃんにはかなわない。>>続きを読む

クワイエット・プレイス(2018年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

どんなホラーかと思ったらSFで、あんな高周波で倒せるんだったら、とっくに駆逐してない?ってのが感想。おとんが殺られる時がせつない。