zozoさんの映画レビュー・感想・評価

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イエスマン “YES”は人生のパスワード(2008年製作の映画)

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彼はYESを求めてたけど、

現実世界で、

自分にとっては

NOの方がむしろ貴重。

限りある人生を有意義にする為、

きちんと何かを犠牲にしなくちゃ。

鍵泥棒のメソッド(2012年製作の映画)

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実は結構好きな映画、久々に再鑑賞。

前はあんまり考えてなかったけど、

鍵泥棒の“メソッド”って

そういう意味だった訳ね。

作中で主人公の1人が巻頭数ページしか読まなかったと揶揄された本の著
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虐殺器官(2015年製作の映画)

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主要な登場人物の多くが

個人主義と正反対を突き進む映画は、

人の本質を表しているようで、

酷く胸糞が悪い。

祖国の為、

自分の知人達だけの為、

それでは平和なんて

永遠に生まれないのに
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湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

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無償の愛がどれだけ稀有で高貴で

美しいものなのか、

最近は染み染みと思う。

人間が根本的に利己的な生き物だ。

自分が第一ではないというのは、

ただ臆病な人が口遊む常套句であろう。

他人
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或る旅人の日記(2005年製作の映画)

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コタツに入って、

気づいたら寝ている時のような、

そんな心地の良い感覚になる。

夢の中から目が覚めて、

少し誰かの声が聞こえた気がして、

またウトウトと眠りにつく。

あの時の曖昧な世界。
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鑑定士と顔のない依頼人(2013年製作の映画)

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人間の感情は芸術品と同じで

偽造できる。

喜び

悲しみ

憎しみ

愛さえも。







いい響きだね。

ドリス・ヴァン・ノッテン ファブリックと花を愛する男(2016年製作の映画)

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いいね。

彼は好奇心に囚われた子供みたいだな。

けれどそのくらいの没頭と余裕が、

人生にはあった方が面白いよね。

ハンナ・アレントが言ってた

“人間らしさ”ってやつかな。

その時々の感性の
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つみきのいえ(2008年製作の映画)

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理性を持つが故の哀しさが、
余りにも暖かなタッチで描かれていて、
心の内側に苦しさを覚える。

でも、
だからこそ刹那は綺麗なんだよな。

たったの12分で、こんなにも情緒を揺さぶられる作品を観てしま
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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

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差別批判映画なのかホラー映画なのか、趣旨を透徹してほしいでござる!!
ミステリーとしては少し楽しめるけど、上記の二側面から考えるとどちらとしても中途半端!

うーん微妙!!

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

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いいね、悪くない。

(今は時間無いのでそのうちレビュー書き直します)

きっと、うまくいく(2009年製作の映画)

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この作品の邦題はあまり好きじゃ無かった

“きっとうまくいく”

そういう根拠のない楽観的な考え方はあまり好きじゃないから

けどあまりに評判が良いので、少し気になって観てみた訳だが

そのタイト
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女神の見えざる手(2016年製作の映画)

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どこかプラダを着た悪魔に似てる。

過度な仕事や使命への執着は幾分かの犠牲を強いられるんだろうなどうしても。

その犠牲を伴ってまでも彼女が果たそうとした事、それを思慮すると彼女のイメージは前半のも
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プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)

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何かを成し遂げる為には、何かを犠牲にしなければならない事もある。

こういったジレンマが跋扈する世界を私達は生きている。


その選択を迫られた時に
私達は最善の道を選べるだろうか

或いはそれ以
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仮面/ペルソナ(1967年製作の映画)

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「仮面」


好きな響きだ

いつもつけてる

片時も外した事はない

きっと誰だったそうだ

そして仮面の下に顔はない

あるのは仮面だけだ



この映画の全てが

心の中の

そのもっと深い
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ミニマリズム: 本当に大切なもの(2016年製作の映画)

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自分はよく思う。

「最新機種のiPadやMacBookが欲しいなぁ」って。

事実かっこいいし今でも憧れる。

だけどよく考えた時に、
それらは自分の生活に“必要”なのか?

私達はそれらの何に
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gifted/ギフテッド(2017年製作の映画)

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うーん。結論から言うと期待していた程では無かった。けどこの映画に対する意見は賛否両論だろうな、とも感じた。

娘の育て方に関して、その才能を利用しようとする打算的な考えや過度の英才教育は無論彼女の為
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フォレスト・ガンプ/一期一会(1994年製作の映画)

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“普通”の定義をマジョリティとするなら

彼は“普通”ではない。

そんな境遇の中で

自分の短所の多さに溺れることなく

彼は自らの長所を生かしてみせた。

勿論誰しもが彼の様に自分が輝ける場所
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パターソン(2016年製作の映画)

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単調な私生活を描いているこの映画に

つい心から魅入ってしまうのはなぜだろうか。


他人の私生活を覗く背徳感からか

その生活の単調さへの親近感からか

二人の愛から伝わる幸福感からか

或いは
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地球が壊れる前に(2016年製作の映画)

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自分は幼い頃から自然が大好きだ。

小さい頃の夢は自然保護官

身近にいた生物を外来種や人為的な環境変化から守りたい、心の底からそう思っていた。

だけど今では環境保全の本当の意味を考察する様にな
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最強のふたり(2011年製作の映画)

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名作と呼ばれているが、その訳を理解するのは難しくなかった。


愛車のマセラティに乗って
夜の街灯の下を快走するシーン

奏でられるピアノのアルペジオが、あまりにも美しく友情を彩っていて、、、
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シリアナ(2005年製作の映画)

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ヒズボラが話題に挙がった際に、叔父におすすめされて鑑賞


評価が低いのも納得だ

多くのレビューにも同様の事が書いてあるが、難しい議題を取り扱っているにも関わらず展開の起伏は少なく、それでいて情
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アイ・オリジンズ(2014年製作の映画)

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比較的科学主義で思考が理系な自分としては、主人公に強く感情移入が出来てしまったが為に、どこかアンニュイな相手のセリフが、あたかも自分に向けて言われているかのように鋭く心に響いた。

自分には理解でき
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マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

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鑑賞した後にこの映画のジャケ写を見ると、なんだか胸が締め付けられるね。そこに映る家族の笑顔は、紛れもなく本物だった筈だから。



“結婚”

人生において大きな選択だ

相手のどこかに惹かれて、
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100歳の少年と12通の手紙(2009年製作の映画)

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今作品の主人公の1日の重みは10年、
どれだけ1日を濃くしたとしてもあまりに重い、、、。

この作品はフィクションかもしれないが、今この瞬間にも、若くして恵まれない不幸によって余命宣告を受けた人達が
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別離(2011年製作の映画)

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きっつ、、、

観た後にこんなどんよりする映画だとは思わなかった笑

それでいて凄く難しい映画だ。
けれど確実に的確に人間の本性や人間らしさを描いている。




誰かと関わって生きていく私達は、そ
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ガタカ(1997年製作の映画)

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人間の在り方について考えさせられる。

遺伝子を自由に操作できる社会。そして遺伝子が至上の判断基準として扱われる社会。

生物が本来持つであろう疾患や欠点の発現を、生前に限りなくゼロに近づけられるこ
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ものすごくうるさくて、ありえないほど近い(2011年製作の映画)

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ものすごくうるさくて、
ありえないほど近い

タイトルがとても好みだったので鑑賞

近すぎる存在って、ついうるさく感じちゃうよね。それだけ大事に思ってくれるっていう印なのに。



【以下少々ネタバ
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オペレーション・フィナーレ(2018年製作の映画)

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ホロコーストに関する映画だと、「life is beautiful」 や 「シンドラーのリスト」等が有名だと思うけど、関連映画に出てきて気になったので鑑賞。

この映画から自分が最も伝わってくると感
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7つの贈り物(2008年製作の映画)

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In seven days, god created the world. And in seven seconds, I shattered mine.

人生というゲームでは、一瞬の油断や不運
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パプリカ(2006年製作の映画)

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最近観た中で1番衝撃的だったかも知れない。その独特で奇譚な世界観に終始引き込まれる。この作品に気づけて良かった、、、。


登場人物は決して多くは無いが、夢と現実の世界を行き来し、似た描写も数度繰り
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ラッキー(2017年製作の映画)

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死はいつか必ず訪れる

この事実は、少なくとも私達が生きている内に揺らぐ可能性は少ないだろう。

私達も遅かれ早かれ必ず死ぬんだ、、、。

予想打にしない不幸による突然の他界もあるかもしれないが、
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ウルフ・オブ・ウォールストリート(2013年製作の映画)

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一言で言うならお金の力を強く感じさせられる作品。


資本主義社会を生きている私達の生活において、お金と関わらずに生きていく事なんてまず出来ないだろう。

でもお金は手段でなきゃいけない、
目的にな
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ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

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名作だけあって鑑賞後のカタルシスは想像を裏切らなかった。爽快。

ただ全体を通して、自分はこの映画に潔く感情移入はできなかった。

時に理不尽な苦痛を強いられることもある世界を私達は生きているけど、
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ライフ・イズ・ビューティフル(1997年製作の映画)

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ホロコースト、つまりナチス政権によるユダヤ人の迫害及び虐殺は、イデオロギー的な観点からみて、明らかに人類史における負の軌跡だろう。

この暗い歴史を監督は、逼迫した状況でも明るく振る舞う主人公と、陽
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ジョーカー(2019年製作の映画)

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とても話題になっていたので観賞。


この映画の主人公であるアーサーを、
あなたは果たしてただの狂人と思えただろうか、、、

恐らくこの映画を鑑賞した後で、
「はい」
と即答できる人はあまり多く無いの
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