ずどこんちょさんの映画レビュー・感想・評価 - 26ページ目

しあわせの隠れ場所(2009年製作の映画)

3.0

前情報なしで見たもので、最後に実話だったと知って驚きました。フィクションだと思って見ている分には、「えらく美し過ぎる話だ」と感じていましたが、実話だとなると話は変わってきます。崇高な映画です。
育った
>>続きを読む

残穢 住んではいけない部屋(2016年製作の映画)

3.5

ホラー苦手だけど、映画館にホラー系見に行くの初めてな気がするけど、ミステリー要素強いって聞いたから、まぁ行けるかと思って行ったのに、ホラー要素割と強いやないかい!!

これまでのホラー映画とは一線を画
>>続きを読む

信長協奏曲(2015年製作の映画)

3.2

連ドラ版から続いて鑑賞しました。別に織田信長に関わる最低限の歴史常識さえあれば、連ドラ未見の人でも楽しめると思います。
豊臣秀吉が私怨を晴らすために腹部をメッタ刺しにするシーンや、冒頭の村が焼き払われ
>>続きを読む

グーニーズ(1985年製作の映画)

3.3

「子供達が海賊船の秘宝を探しに冒険の旅へ!彼らの背後に迫るのは、犯罪に手を染めたファミリーたち!」
これだけでもうワクワクが止まりません。背後からファミリーに追わせることで、子供達がどんなに怖くても引
>>続きを読む

紙の月(2014年製作の映画)

3.5

auビデオパスにダメ元で、「紙の月が見たい」とリクエストを送ったら新作に入ってきて驚きました。
主婦から銀行員になった一見平凡な女が、ダメんずな大学生にのめり込み、浮気の果てに巨額の横領事件を起こすと
>>続きを読む

ピンクとグレー(2016年製作の映画)

2.9

不思議な映画でした。ピンクとグレーの名前の通り、派手で華やかな前半と、地味で薄暗い後半。
まるで全く違う作品を二つ見せられたかのような不思議な感覚。いやぁ〜、私たちが普段見ているドラマや映画で固められ
>>続きを読む

インサイド・ヘッド(2015年製作の映画)

4.5

人の頭の中には感情が生きている。少女は引越しと同時にヨロコビ、カナシミを司令塔から失ってしまいます。夢の世界や、深層心理の世界をさまよう二人は、果たして無事に司令塔に戻って少女を元に戻せるのでしょうか>>続きを読む

天使にラブ・ソングを…(1992年製作の映画)

3.3

ノリノリでした♪♪
とても見やすい映画なので老若男女で楽しめます。殺人事件を目撃してしまった元クラブ歌手が修道院に匿われる中で、聖歌隊を革新的なスタイルに変えていくストーリー。
クライマックスで殺し屋
>>続きを読む

ビリギャル(2015年製作の映画)

4.8

学年一の成績ビリ、金髪でタバコを吸うような「クズ」と言われ続けた少女が慶応大学に現役合格するまで…。すごく良かったです。
少女の可能性を信じられず、見た目だけで切り捨てる大人たちに囲まれて、少女の芽は
>>続きを読む

グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1997年製作の映画)

4.0

若い人は素直になれない。被虐待児の少年は人生や社会に不満を持ち、自分という人間を捨てていました。
人並み外れた記憶力と知識で、大学教授をも圧倒させる頭脳を持ち合わせているのに、それを利用しようとせず非
>>続きを読む

ターミネーター:新起動/ジェニシス(2015年製作の映画)

3.3

これまでのターミネーターが過去から未来へ進んでいく話であれば、新起動したターミネーターは、未来に視点を置いて過去へさかのぼる形。T-1000の走り方とか、かつてのスタイルとそっくりで懐かしかったです。>>続きを読む

真夜中の五分前(2014年製作の映画)

2.9

日中合作っていうのが、とても素敵だと思うんです。映画は世界を超える!間違いなく!
舞台は中国、主演は三浦春馬。生き残った彼女は、僕の恋人である双子のお姉さんの方?それともモデルとして活躍する妹の方?双
>>続きを読む

イントゥ・ザ・ストーム(2014年製作の映画)

3.2

大型竜巻に襲われるパニック映画です。なかなか良かった。
もちろん、竜巻や破壊される街はCGですが、雨も風もあられも本物。ゴルフボール大のあられに撃たれ、激しく撒き散らされる落ち葉や土を全身に被せられな
>>続きを読む

超高速!参勤交代(2014年製作の映画)

3.1

ジャンル的には時代劇・コメディかと思っていましたが、案外、アクション要素も強かったです。
忍者たちの風貌にはちょっと首を傾げてしまう部分もありましたが、コメディ部分は本当に笑えました。面白い映画だった
>>続きを読む

Sweet Rain 死神の精度(2007年製作の映画)

3.1

「あー!」っていう驚きはありません。というよりも、驚く前に気づいてしまいました。だけど、不思議とのめり込んでしまう世界観。金城武さんの演技が、どことなくチャーミングなのでしょうか。
テーマ曲は当時、小
>>続きを読む

ポテチ(2012年製作の映画)

3.1

たった60分超しかない短編映画ですが、そこに伊坂作品の特徴が凝縮されています。
最後に濱田岳が叫ぶシーンが切なくて切なくて感動しました。中村義洋×伊坂幸太郎。いつかまた新作が見たいです。

オー!ファーザー(2013年製作の映画)

3.3

一人の高校生に父親は4人。突拍子もない設定です。
ゆるやかな日常の中にぽつんと小さな事件が現れ、その根をたどると、どんどん複雑になっていく伊坂幸太郎作品の構図が好きです。
今回もそう。最初は同級生の引
>>続きを読む

交渉人(1998年製作の映画)

3.5

サミュエル・L・ジャクソンとケヴィン・スペイシーとか、もうそれだけで二人の色が濃すぎて面白くなること間違いなしなのですが、どちらもプロの交渉人役ということで、そのキャスティングにあっぱれ。
饒舌に相手
>>続きを読む

orange(2015年製作の映画)

3.5

大切な人を喪失した未来の「私」。後悔しないためにと、10年前の自分に手紙を届けます…
大きすぎる彼の心の傷を少しでも軽くしたいから、みんなは彼を救おうとします。体育会でのマット運び、リレーのシーンや、
>>続きを読む

シンドラーのリスト(1993年製作の映画)

4.2

久々に心に響く映画を見たという気がします。たまたまですが『黄金のアデーレ』から立て続けなので、ホロコーストの悲惨さを改めて感じました。
人権侵害や迫害が当然の風潮として拡大していた世の中で、人間として
>>続きを読む

ザ・エージェント(1996年製作の映画)

2.8

あのトム・クルーズが、会社をクビになって人生転落、その上、結婚不適合なのにプライドだけは高く、負けを負けと認めない「痛い男」を演じます。
しかし、転落した先で彼が見つけたのは、スポーツエージェントのプ
>>続きを読む

黄金のアデーレ 名画の帰還(2015年製作の映画)

3.7

ナチスドイツに宝を奪われた一人の女性。半世紀経った現代、彼女はオーストリア版の「モナリザ」と言えるほど重宝された名画の返還のためにオーストリア政府を相手に訴訟を起こす。
彼女が取り戻したかったのは、名
>>続きを読む

悪人(2010年製作の映画)

3.0

なんていうんでしょう、いろんなメッセージが込められていて一概にこういう映画だと言い切れないんです。犯罪者の苦悩、逃走幇助者の胸中、加害者家族の苦悩、被害者遺族の苦しみ……

ただ何が一番の悪人かって、
>>続きを読む

奇跡(2011年製作の映画)

3.2

是枝裕和版「スタンド・バイ・ミー」と表現しても、あまり適切ではないかもしれませんが、子供達が子供達だけである瞬間を目撃するために旅に出るストーリーです。
子供達には子供達の願いがある。悩みや苦しみがあ
>>続きを読む

東京タワー オカンとボクと、時々、オトン(2007年製作の映画)

3.5

東京タワーは、連続ドラマ、スペシャルドラマ、映画……と様々な形で実写化されていますが、それらの中ではダントツで「オカン」役が適任だったのが、この映画版の樹木希林さんでした。
あの激動の時代を駆け抜けた
>>続きを読む

陰日向に咲く(2008年製作の映画)

3.9

劇団ひとりをお笑い芸人という括りで見るのは惜しいと思います。笑いあり、涙あり、人情ありの優しい人間ドラマです。
人と人が関わりあって、すれ違って生きていく。小説でも泣けましたが、映画でも結構泣けました
>>続きを読む

包帯クラブ(2007年製作の映画)

3.6

人は皆、痛みや傷を抱えて生きている。痛みや傷は救えると信じて始まった不思議な活動。
その活動は、悲しみに閉じこもっていた人々の心を癒していくのでした。

心があったかくなる10代に見て欲しい作品です。
>>続きを読む

マンマ・ミーア!(2008年製作の映画)

2.5

ミュージカル映画の中でもこれはまたガヤガヤワイワイ楽しく、ハッピーになれる作品でした。結婚式前日の高揚感が伝わってくるほどに、キャラクターたちがハイテンション。ベッドの上で跳ね上がるメリル・ストリープ>>続きを読む

X-MEN:フューチャー&パスト(2014年製作の映画)

3.0

ついにX-MENシリーズと、ファースト・ジェネレーションの世界が交差しました!
新旧ミュータントのコンビネーションバトル!迎え撃つは史上最強の兵器・センチネル。
センチネルの破壊力はあまりにも強くて、
>>続きを読む

ミッション:8ミニッツ(2011年製作の映画)

3.3

奇妙なシチュエーションで起こるサスペンスアクション。列車爆破テロの犠牲者の意識へ潜り込み、事故発生8分前から犯人と爆発物の捜索を行うミッションを課せられた陸軍大尉。彼はなぜ、謎のミッションを課せられて>>続きを読む

もらとりあむタマ子(2013年製作の映画)

2.8

たま子がモラトリアムになったのはなぜなんでしょう?明確な理由は明かされませんが、両親が離婚したことや、なんだかんだ言っても父親のことを見捨てられないこと、単純に就職意欲が低いことなど様々な想像ができま>>続きを読む

百瀬、こっちを向いて。(2013年製作の映画)

2.4

美しく、透明感のある映像でした。青春の輝き、初恋の切なさを感じられる透き通った雰囲気。ほとんどすべてのシーンで吹いている風が、百瀬の髪をなびかせ、スカートを揺らします。爽やかな風が百瀬と相原の間を通り>>続きを読む

ホワイトハウス・ダウン(2013年製作の映画)

3.9

ホワイトハウスを舞台に繰り広げられたテロリストたちとの戦い!
緊迫感と迫力あるアクション映画でした。少女が旗を振るシーンには思わず感動が。そうか、彼女、6週間も旗振り練習したんだもんね…。エメリッヒ監
>>続きを読む

白ゆき姫殺人事件(2014年製作の映画)

2.7

SNSやインターネットの口コミ、実況、拡散等の現代に起こる独特な現象を利用した本格ミステリーです。情報が溢れるこの社会で、私たちは情報から取捨選択する力を養わなければいけません。
ところで、井上真央さ
>>続きを読む

イントゥ・ザ・ウッズ(2014年製作の映画)

2.0

大人向けのダークな童話です。「ディズニーキャラクターだぁ!」「ミュージカルだぁ!」と安易に子供に見せないでください。きっと泣きますよ。
食い意地の張った泥棒赤ずきん。
小悪魔系の小賢しいシンデレラ。
>>続きを読む

ビューティフル・マインド(2001年製作の映画)

3.0

天才数学者を襲った数奇な出来事。これはノーベル賞受賞者の本当にあった話です。
彼は彼の世界の中で生きていました。彼の天才たる奇行は、彼の世界を確認するための手段でした。
彼の苦難の努力が、ノーベル賞受
>>続きを読む