ずどこんちょさんの映画レビュー・感想・評価 - 30ページ目

WOOD JOB!(ウッジョブ)神去なあなあ日常(2014年製作の映画)

3.1

原作を買った直後に、映画化が発表されました。なんだか嬉しくなった覚えがあります。
夢も進路もなかったダラケきった高校生が、浮ついた理由から林業に出会います。始めは世俗から離れ、閉鎖的な田舎生活に嫌なこ
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くちびるに歌を(2015年製作の映画)

4.0

劇場で見たとき、すすり泣きの音で大合唱でした。
アンジェラ・アキの「手紙〜拝啓 十五の君へ〜」を元に書かれた小説が原作の映画ですが、劇中に登場する中学生たちの多くが人生に悩みを抱えています。自分が生き
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HERO(2007年製作の映画)

3.3

超豪華キャストによるお祭り状態も魅力的ですが、終盤で木村拓哉演じる久利生公平が、被害者のことを法廷で語るシーンが好きです。
新聞のたった少しの記事に載っているだけの被害者の人にも、一人の人間としての人
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神さまの言うとおり(2014年製作の映画)

1.9

それほど期待せずに見にいきましたし、原作も未読ですが、やはりもともと少なかった期待値も超えることは無かったです。
というか、続編が決まっていない中で、次がありそうな感じを醸し出す演出が好きではないので
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テルマエ・ロマエ(2012年製作の映画)

2.3

原作は未読です。一言で言い表せます。
「バカじゃないの(笑)」
そんな映画でした。面白いですよ。

言の葉の庭(2013年製作の映画)

2.7

ラストシーン、秦基博さんの楽曲と雨の映像が見事にマッチしていた素敵なシーンでした。
個人的には雨というものをジトジトした陰鬱なものにしか感じていませんが、このアニメで描かれる雨は爽やかで、切ないです。

ハリー・ポッターと賢者の石(2001年製作の映画)

2.9

ハリー・ポッター世代ど真ん中です。
2001年公開当時、原作本大ヒットの流れにちゃっかり入り、ファンとして期待して映画館へ行きました。
ホグワーツ魔法魔術学校をスクリーンで見ただけで大興奮。魔法の夢を
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エイプリルフールズ(2015年製作の映画)

2.8

脚本家・古沢良太さんの活躍ぶりがすごいです。一気に好きな脚本家さんの一人となりました。月9ドラマ『デート』でも光っていた、あの伏線回収テクはこの映画でも存分に発揮されていました。
ところで鑑賞後は確実
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ちょんまげぷりん(2010年製作の映画)

3.7

タイムスリップ系のコメディで、江戸時代の侍がシングルマザーの家に居候するという話ですが、夫婦共働きの壁など、結構社会派な部分もテーマになっています。
女性が育児と仕事を両立させるためには、男性の協力、
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ゴールデンスランバー(2009年製作の映画)

3.9

原作未読のため、ラストのオチには驚愕でした。「うーん、これハッピーエンド……なのかな?」と、悩んでしまいました。まさかそんな着地点になるとは…。

紅の豚(1992年製作の映画)

4.0

カッコいいって、こういうことなんですよね!
とにかく、キャラクターといい、設定といい、セリフといい、音楽や町並みといい、“カッコ良さ”を追求したジブリ作品。
「ブタに国も法律もねぇよ」なんて言い放てる
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ソルト(2010年製作の映画)

3.0

アンジェリーナ・ジョリー姉さんが、ただただカッコよかった!!
オチは複数通り用意されていたらしく、DVDには別パターンのラストシーンも入っていましたが、個人的には本編用のラストの方で良かったです。

怪しい彼女(2014年製作の映画)

3.1

憎まれ口ばかりをたたき人々に嫌われる意地悪なおばあさん。そんなおばあさんが若返ってしまい、失われた青春時代を取り戻す。
愛嬌のある演技を披露したシム・ウンギョンの雰囲気が、どうにも上野樹里に似ていると
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ラブ&ピース(2015年製作の映画)

3.3

エロもグロも一切ないのに、何でだろう、園子温ワールド全開。「俺の魂の集大成だ!」と宣伝文句で語られているだけあって、奇想天外でファンタジックな怪獣映画が作り上げられたと思います。
おもちゃの悲運、人間
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逃走車(2012年製作の映画)

3.7

ほぼ全編、車内搭載カメラからの視点というカーアクションなので迫力はリアルでした。
ラストシーン。裁判所と悪徳警官との緊迫したやり取りは必見です。このラストが良かったです。

駆込み女と駆出し男(2015年製作の映画)

3.6

江戸の独特な言い回しや口調が、時代劇慣れしていないとやや聞き取りづらいところもありましたが、口八丁な信次郎を演じるには大泉洋はピッタリ!そして、じょご役の戸田恵梨香さんも素敵でした。
健気に夫に尽くし
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コッホ先生と僕らの革命(2011年製作の映画)

4.0

ドイツにサッカーを取り入れた英語教師の話。久しぶりに見た、とても「いい話」でした。
当時、規律と秩序をすべてとしていたドイツの愛国教育に、自由の風を取り入れた男は、国の政府高官に反感を買いながらも、子
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キャスト・アウェイ(2000年製作の映画)

2.9

144分という大長編。そのほとんどが無人島でのサバイバル……ということは、映画のほとんどをトム・ハンクス一人が画面を独占していることになります。
しかし、まったく飽きさせずに見せてくれる彼のスゴさ。名
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バクマン。(2015年製作の映画)

3.5

王道文化系青春映画でした。
プロジェクションマッピングを使った演出や、エンドロールの小粋な感じが好きです。
さらに細かいところで言うならば、体育館で高校生の日常を眺めながら、二人が何かネタがないか困っ
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34丁目の奇跡(1994年製作の映画)

1.9

サンタクロースは実在するのか?を争った法廷ものですが、心がほっこりする映画です。子供と一緒に見るというよりも、大人が子供の気持ちを取り戻す映画だと思います。
意外なアレで裁判の判決が下されましたが、な
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ヒミズ(2011年製作の映画)

3.2

染谷将太のファンになりました。
親の愛を知らず、泥まみれになりながら、地べたを這いずり回りながら、「こんちくしょう」と生きている少年少女たち。染谷将太と、二階堂ふみのフレッシュながらも安定感のある演技
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くちづけ(2013年製作の映画)

3.4

重たい。
実に重たいです。
これだけ科学技術やロボット技術が進化した現代。知的障害者が、たった一人の力で生きていく世界は訪れないのでしょうか。

イニシエーション・ラブ(2015年製作の映画)

3.3

映画化前から原作を読んでいただけに、これを実写映画化すると聞いて驚きました。「本当にできるのか?」という不安は、堤監督の驚くべき手腕によって綺麗に払拭されました。
まさか、こんなに鮮やかな手段で映像化
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アナと雪の女王(2013年製作の映画)

3.1

ディズニーの歴史が変わりました。これまで多くはプリンセスと王子様のラブストーリーが主軸だったディズニーが、姉妹愛を主軸に置きました。王子様がいるのに。
それが、ディズニーの歴史を変えたような気がします
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脳内ポイズンベリー(2015年製作の映画)

3.8

脳内あるある炸裂で面白かったです!記憶改ざんとか、笑えました。
そして、いちこが選んだ結末が、またリアル!その後の早乙女の反応もリアル!しかし、なぜか感動を呼ぶ爽快なラストでした。
余談ですが、女子高
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Little DJ 小さな恋の物語(2007年製作の映画)

3.9

純愛物が社会現象となり、それがようやく落ち着いてきた頃、遅れてきて登場した本作。雰囲気はセカチュー。でも、もっと切なく、もっと微笑ましいです。
幼い二人の初恋と、別れと。ラストシーン、劇中で鍵となる曲
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グレート デイズ! 夢に挑んだ父と子(2014年製作の映画)

2.6

映画としてのクオリティは低めです。ありきたりなセリフ、「こんなことでお父さんトライアスロン引き受けちゃうんだ!あんなに反対してたのに!」と驚いてしまう展開。演出。
ですが、アイアンマンレースのシーンを
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パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

4.7

かなり良かったです。
基本的に各章でしっかり起承転結が作られていましたが、「転」に至るまでのマフィア同士の会話が平和過ぎて、そのギャップがかっこいい。
劇中でヴィンセントとミアが立ち寄った店“ジャック
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アパートの鍵貸します(1960年製作の映画)

3.7

もはや半世紀以上前のラブコメなのに、良作というのは、時が経過してもまったく色褪せないものなのですね。
道ならぬ恋に溺れるフランに想いを寄せるバクスター。彼女を助けたいと思う反面、彼女のベクトルは所帯持
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魔女の宅急便(1989年製作の映画)

3.4

どうして行ったこともない架空の街なのに、旅してみたくなるのだろう。ジブリ映画の不思議なところです。
見習い魔女のキキが一人前の魔女になるために修行の場所に選んだ港町が素敵。慣れない宅配業務に辛くなる時
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ミスト(2007年製作の映画)

4.0

これほど「衝撃のラスト」が蔓延した現代映画の中で、久々に本当に衝撃だった作品。
初めて見た当時、まだグロ耐性も強くなかったため、「うわぁ…」と思いながら見ていましたが、ラストシーンの余韻が強烈すぎて、
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エミリー・ローズ(2005年製作の映画)

1.8

年に一、二度見たくたるホラー映画。
覚悟を決めてホラーコーナーにあったこちらの作品を手に取りましたが、後半からはどちらかといえば法廷サスペンスでした。
悪魔払いをテーマにしているので、オカルト要素はあ
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イングロリアス・バスターズ(2009年製作の映画)

2.9

“刺激”という娯楽を追求し続けた映画でした。長時間もあっという間。
もちろん、ただグロいだけではありません。細かい所ですが、フレデリックとの会食の席でショシャナがハンスと再会するシーン。実に印象的でし
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凶悪(2013年製作の映画)

2.9

ある番組でリリー・フランキーさんが、「凶悪の役は素でやってる。役作りとかしていない」と告白してました。妙に納得しました。
リリー・フランキーの人間を人間と思わない殺人鬼ぶりが恐ろしいです。実際の事件を
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冷たい熱帯魚(2010年製作の映画)

2.6

残忍で、狂気的な連続殺人を描いた作品ですが、実際に起こった事件を基に作られていることを知ってちょっと引きました。
グロ耐性の無い人にはまずもって、鑑賞を薦めません。血の量も、バラバラ殺人の様子も残忍極
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フォー・ルームス(1995年製作の映画)

2.7

クエンティン・タランティーノが才能溢れる3人の監督に声をかけて作ったオムニバス作品です。第3話「ROOM309 かわいい無法者」が好きでした。
一応ジャンルはコメディですが、大笑いして笑いが止まらない
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