ずこやまさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

宇宙からのツタンカーメン(1982年製作の映画)

3.0

昔、映画秘宝のムックで読んでうわーつまらなそうって思ってた映画がU-NEXTで9/9までだから悩んだ末に鑑賞。うん、ムックで読んだまんまだった笑 いろんなことが一気に起こって理解が追いつかない衝撃のラ>>続きを読む

フルチ・フォー・フェイク(2019年製作の映画)

3.0

フルチ監督自身の人となりがわかる資料性の高い映画。フルチファンは必見。しかし超傑作デモンズ95の監督ミケーレソアヴィがサンゲリアのゾンビ役で出てるとは知らなかった!

ルチオ・フルチのザ・サイキック(1977年製作の映画)

3.5

冒頭、崖から飛び降りた女性が岩肌にぶつかって顔が削られるのをアップで見せるシーンでフルチやなーと思ったものの、ゴアな見せ場はそこだけであとは普通にストーリーの面白さで引っ張る!幻視の謎を解いていく過程>>続きを読む

ショッカー(1989年製作の映画)

4.0

予知夢高校生vs電気型憑依系殺人鬼!映画5本分くらいの超自然現象が出てくるが細かい説明はせずどんどん進むのが潔い。前半はホラー映画、中盤の憑依ラッシュはブラックコメディ、クライマックスはやりたい放題な>>続きを読む

悪魔のサンタクロース/惨殺の斧(1984年製作の映画)

3.0

クリスマスに暴れ回る殺人サンタの映画。トラウマてんこ盛りの主人公が気の毒すぎる。。U-NEXTが高画質で配信してくれて感謝だけど、ゴアシーンカット版なのが残念。てか、昔サンタの格好をした殺人鬼がショッ>>続きを読む

墓地裏の家 4K レストア版(1981年製作の映画)

3.5

冒頭、早速のゴアで期待値上がるも、投げっぱなしの伏線や明らかな説明不足でストーリーに入り込めず笑 が、多用される眼のドアップ、中盤の🦇襲撃シーン、クライマックスの展開、例のアレのデザインや不気味な雰囲>>続きを読む

ただ悪より救いたまえ(2019年製作の映画)

3.0

凄惨で救いのない物語だと思ってたけどよくあるウェットな韓国ノワールだった。「子供を救う事=堕ちた男に残った最後の人間性の象徴」ってのは分かるが、そもそも自分の子供だから意外性もなく。拷問→情報入手→移>>続きを読む

プレデター:ザ・プレイ(2022年製作の映画)

4.0

コマンチ族vsプレデターってコンセプトは1作目で描かれなかったビリーvsプレデターを彷彿とさせて良き!もともと人間狩り映画はイニシエーション的な要素があるけど、今回もそれをキチッとやった感じ。90分で>>続きを読む

グレイマン(2022年製作の映画)

3.5

ジョン・ウィックとかボーンみたいなスパイアクションかなって思ってたらいつの間にかコマンドーになっている、そんな映画。クリエヴァが口髭&あみあみ柄でピチピチな服を着てるのもコマンドーオマージュかな笑 同>>続きを読む

護送車の中で/クラッシュ(2016年製作の映画)

3.0

限定空間で思想や価値観が違う人達がぶつかり合う系の物語。歴史的背景がわかればもっと楽しめたかも。中盤の夜間の独特なライティングのシーンが印象的。ムーンナイトの監督に抜擢されたのは単純にエジプト出身だか>>続きを読む

ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022年製作の映画)

3.5

ワンダはいいかげん幸せになって欲しいなあ。。不憫すぎる。F4の伸びる人がクワイエットプレイスのお父さんだったり、あのキャラ登場(アニメ版のあの曲のフレーズも流れる!)といろんなサプライズがあるけど、ブ>>続きを読む

シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

3.0

シン・ゴジラ的な「コンセプトを新たにしたリブート」ではなく、大まかな設定はそのままのリメイクなので、シンゴジを期待して鑑賞するとちょっと肩透かしかも。何度も出てくる実相寺アングルは食傷気味だし、コアな>>続きを読む

さがす(2022年製作の映画)

4.0

期待値マシマシで鑑賞したけど、まったく予想しなかった展開で驚いた!ミステリー・ユーモア・問題提起的なテーマのバランスの絶妙さと主演3人の確かな演技力で1秒も飽きない超絶おもろ映画。西成の雰囲気が韓国ノ>>続きを読む

ハロウィン KILLS(2021年製作の映画)

3.5

オリジナル版のあいつやこいつも再登場して同窓会状態だが、それぞれが抱えたトラウマを克服するために街をあげてのマイケル狩りっていう展開は良き 怒涛のボディカウントを誇る本作だけど、クライマックスのイメー>>続きを読む

シージャック(2012年製作の映画)

4.0

「偽りなき者」「光のほうへ」の脚本家トビアス・リンホルムのデビュー作目。作風は処女作から全くブレず。状況に翻弄される船員たちの心理的な動きと、自信家ゆえ自ら身代金交渉を仕切ろうとする社長サイドの物語が>>続きを読む

mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

4.0

スケーター文化とかわからんけど、自分のやりたいこと・居場所を見つけたあの高揚感はよくわかる。キャラクター全員の印象が最初と最後でガラっと変わってるのは良い映画の証拠。ラストも最高。いろいろあったけどあ>>続きを読む

ザ・スイッチ(2020年製作の映画)

3.5

中身は女の子なヴィンス・ボーンが最高笑 キスシーンは無理があるやろと思いつつも爆笑
殺人描写も凝ってるし(テニスラケット!)、仲良し3人のわちゃわちゃ感も楽しいし、成長物語としても普通におもろ。安心の
>>続きを読む

ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!(2020年製作の映画)

3.0

まさかの続編。うまいことまとめたなぁって感じ。キアヌ七変化が楽しい(推しは刑務所ガチムチキアヌ)。あとロボットがフリーザ第三形態にしか見えない

ドント・ブリーズ2(2021年製作の映画)

2.5

ストーリーが微妙だし、盲目って設定もほぼあってないようなものだし、前作にあったフレッシュさもなく、なんともがっかり続編。いい話風にしてるけど、普通に誘拐だからね。犬推しなのは良き

プロポジション -血の誓約-(2005年製作の映画)

4.5

10年以上ぶりの再鑑賞。19世紀末のオーストラリアを舞台にした西部劇。オールロケの美しくもザラついた映像や、脚本も兼任するニック・ケイヴによる叙情的な音楽、大量のハエ描写などが印象的。登場人物たちの価>>続きを読む

ザ・ハント(2020年製作の映画)

4.0

何も知らないで観たほうが絶対おもしろいやつ。観るまでは豚マスク被った殺人鬼が出てくるスラッシャーものかと勘違いしてた笑 ゴアあり、ブラックな笑いあり、アクションあり、物語もツイストがあり飽きさせず、社>>続きを読む

ドラゴン危機一発'97(1997年製作の映画)

3.0

ドニー・イェンが観たくて鑑賞。やりすぎな早回しで見せるハイテンションアクションシーンはすごい!を通り越して唖然。。ストーリー展開がトリッキーなので??なとこもあるけど、クライマックスのヒロインの×が×>>続きを読む

地獄の血みどろマッスルビルダー(2009年製作の映画)

4.0

マッスルビルダー(無職)が己の筋肉を武器に死霊のはらわた的なスプラッターバトルを繰り広げる60分!登場人物4人!舞台は一軒家のみ!観る前は正直舐めてたけど、演出や編集は普通によく出来てるし、バリエーシ>>続きを読む

ル・アーヴルの靴みがき(2011年製作の映画)

4.0

無感情・無表情のキャラクター達しか出てこず、物語もヘビーなのに劇中はなんどもフフっ笑ってしまい、ラストまで観たあとの多幸感たるや。。独特なテンポ感・色彩感・音楽の使い方は唯一無二のカウリスマキ作品印。>>続きを読む

かちこみ! ドラゴン・タイガー・ゲート(2006年製作の映画)

3.0

ドニー・イェンが観たくて鑑賞。日常生活に支障が出るレベルの長さの前髪をファサりながらのキレキレアクションが楽しい。マンガ原作らしいけど物語が荒唐無稽&駆け足すぎてなんだかなぁ。。

少林寺木人拳(1977年製作の映画)

3.0

冒頭、真っ暗な空間で説明無しでいきなり始まりひたすら続く格闘シーン。香港映画らしい大袈裟な効果音やカメラワークもあって前衛的すぎる。。と思ったら急に終わって普通に物語が始まった笑 整形前のジャッキーの>>続きを読む

イップ・マン 完結(2019年製作の映画)

3.5

シリーズ完結編。イップ師父の終活物語。少林サッカーのGKがブルース・リー役なのは嬉しい!ヌンチャクアクションや「アウトサィド!」とか有名な記録フィルムも再現しててリスペクトに溢れてる。てか、うちのおば>>続きを読む

イップ・マン 継承(2015年製作の映画)

3.5

前2作と完結編にある「中国人のアイデンティティを背負った戦い」というテーマから離れて、物語も締まりがなくなった感。。が、対マイク・タイソン戦の圧倒的なパワー描写(ピーカブースタイルで超接近してくる!)>>続きを読む

イップ・マン 葉問(2010年製作の映画)

4.5

不利な条件でボロボロになっても亡き友人や中国武術の誇りを背負って戦うイップ師父の姿に涙。。熱量の凄まじいラストバトルや、トリッキーな対サモハン戦・中盤の超集団戦など、体感で10分に一回はアクションシー>>続きを読む

ネズミゾンビ(2006年製作の映画)

4.0

ジム・ミックルデビュー作。ネオンぽいライティングや丁寧なキャラ描写はデビュー作から健在。前半の話運びはややゆっくりだけど、日常からほんの一瞬で地獄のようなゾンビパンデミックに切り替わる中盤の演出は鳥肌>>続きを読む

スパイの妻(2020年製作の映画)

4.0

普通におもしろい歴史ミステリー。ほんとに「お見事です!」。NHKが関わってるからかルックが朝ドラっぽくなってるのは良いのか悪いのか。。某映像の禍々しさはさすが黒沢清監督、だけどそろそろ久々にホラーを撮>>続きを読む

HYDRA(2019年製作の映画)

3.5

ベイビーわるきゅーれのアクションコーディネーターの監督作。ドライヴ(もしくは傑作ゲームのホットラインマイアミ)から影響受けたと思しきタイトルデザインや音楽・ビジュアルが良き。正直ストーリーや演技は微妙>>続きを読む

イップ・マン 序章(2008年製作の映画)

4.0

久々の再鑑賞。いつもニコニコで品格を失わないイップ師父が、旧日本軍の弾圧にも耐えに耐えるものの、遂に立ち上がり10人を相手に瞬殺する展開と、中国人としての誇りをかけて戦うラストバトルのカタルシスは異常>>続きを読む

バクラウ 地図から消された村(2019年製作の映画)

3.5

不穏すぎ&謎要素満載の前半からのあの後半はまったく予想できなかったものの、大好物なバイオレンスな展開なので満足満足。全裸老夫婦最強。事の終わりにはみんなでちゃんと掃除しつつ、残すものは記録・記憶として>>続きを読む

処刑山 -デッド・スノウ-(2007年製作の映画)

3.0

死霊のはらわたinノルウェー。マジメなホラーかと思ったらコメディホラーだった笑 アグレッシブなナチスゾンビとスラプスティックなゴアが楽しい。ゾンビが走るとき、ゾンビ役の人が足元の雪を気にしてる素振りを>>続きを読む

ある戦争(2015年製作の映画)

3.5

「偽りなき者」「光のほうへ」の脚本家トビアス・リンホルムの監督作。戦場で極限の選択を迫られた主人公と、その結果のはなし。ざらついた映像、実在感のあるキャラクター、ほぼ音楽なし、観る人の倫理観を揺さぶっ>>続きを読む