ZUNCONNORさんの映画レビュー・感想・評価

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グリーンブック(2018年製作の映画)

4.2

「さみしいなら、先手を打たなきゃ」

この言葉がずっと心に刺さって、ずっしり来ます。

ちょっとしたユーモアや伏線の張り方などの脚本の巧妙さが、見てる方を飽きさせず、ずっと面白いです。

目立った特徴
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紳士は金髪がお好き(1953年製作の映画)

4.1

「私たち結婚するの!」
「1対1で?」

序盤からエッジの聞いたジョーク飛ばしまくりで最高!音楽的も良く、見た目もきらびやかで見ていて楽しい!

ただ、終盤の展開に納得しない人もいるかもしれません。僕
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TENET テネット(2020年製作の映画)

3.9

未体験の映像を映画館で。

ちょっと上から目線で話すと、最近のノーランは考えすぎかな、と思います。

映像の凄さと、ノーランお得意の難しい説明が、今回に関してはミスマッチ。

序盤の方で、早く逆行して
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フリーダム・ライターズ(2007年製作の映画)

4.0

最近教育の大切さを痛感することが多いのですが、これを観て改めて感じました。

生徒の能動的な学習意欲をどう掻き立てるか、というのが教師の一番重要な仕事であり、一番難しいことです。

それを痛感している
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ザ・コミットメンツ(1991年製作の映画)

3.8

全体を通してどうかというより、良い点と悪い点が明確かつはっきりと別れているので、評価がしずらい。

ということで、形式化してみました。

キャラクター ×
ストーリー △
映像 ±
音楽 ◎
オチ ○
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愛が微笑む時(1993年製作の映画)

3.6

大衆向けのエンターテイメント映画。

とても観やすいです。金曜ロードShowで放映されても、おかしくないような映画です。

話数に対して上映時間が少し短いと感じるかもしれません。

ストーリーの説得力
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地獄の黙示録(1979年製作の映画)

4.3

今まであまり感じていなかったコッポラの凄さをまじまじと感じた。

哲学的で難解で謎を追うような展開。

だけど、始めから目的を明確にしていることで、作品のバランスが保たれている。

タイトルの「Apo
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ヴィンセントが教えてくれたこと(2014年製作の映画)

3.7

雰囲気は北欧映画。

主人公は決して良いことをしているわけではないと言うのを、観客が倫理的にどう捉えるか、というところが本作の評価の分かれ目ですかね。

個人的には「small deosn't mat
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ニューイヤーズ・イブ(2011年製作の映画)

3.7

はじめは、リア充が年明けと同時にキングスマンみたく爆発していく話を期待していたんだけど、

見終わったときには、そんなことは言えないくらい自分も幸せを感じていた。

むしろ、その恋実ってくれーって心の
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L.A.コンフィデンシャル(1997年製作の映画)

4.4

たまんねーわ。

深夜に観る高級サスペンスはこの上ないですね。

ほんとに90年代後半の作品なのか疑いたくなるような渋さ。

ラストの良し悪しを決めるのは難しいですが、そこも含めて渋いですね。

こう
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ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!(2007年製作の映画)

4.3

めちゃくちゃカッコいいじゃねーか笑。

めちゃくちゃカッコいいじゃねーか笑。

めちゃくちゃカッコいいじゃねーか笑。

めちゃくちゃカッコいいじゃねーか笑。

コメディアクション特有の消化不良もなくし
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ジャンゴ 繋がれざる者(2012年製作の映画)

3.9

タランティーノがやりたい放題。

「こういうのが格好いいだろ?」と言わんばかりのシーンの連続で、悪寒さえ感じたけど、結局自分も格好良いと思ってしまうから悔しい。

人種差別に抵抗している映画でもあるん
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大統領の執事の涙(2013年製作の映画)

3.7

この映画のクライマックスはまだ訪れて無いのかもしれない。

前半のスコセッシ映画感が漂う雰囲気も好きだし、そこからだんだんとガス・ヴァン・サント感が出てくるのも面白い。

本作は決して巧く出来た映画で
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小説家を見つけたら(2000年製作の映画)

3.7

『セント・オブ・ウーマン』の様だとも言えるし、『グッド・ウィル・ハンティング』の様だともいえるが、どちらも越えてはいない作品。

雰囲気はとても好きだし、ストーリーも面白い。

残念なのは、パンチライ
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シンプル・シモン(2010年製作の映画)

3.8

現代の『I rymden finns inga känslor』は「宇宙には感情がない」という意味らしい。

なんか最近の邦画とかドラマのタイトルってこんな感じだよね。

タイトルの通りスウェーデン映
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スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

4.6

間違いなくここ近年の最高峰。

最近脂の乗っている俳優陣を揃えていて、凄まじい演技力を見せつけられました、

「魂が震える」という言葉がとにかく的を得ています。

凄いです。

近年は、やはり誰が正義
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アメリカン・ヒストリーX(1998年製作の映画)

3.9

ファーロング出てきてビックリした。
いつもアイコンに使わせて頂きありがとうございます。

と、そんなことはさておき、、、

洗脳の話

どこまでが洗脳でどこまでが洗脳じゃないかを決めるのはとても難しい
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SKIN 短編(2018年製作の映画)

-

如何に見た目で決めつけているか。

あの白人の父親の性格を深く考えるなら、スタンリー・キューブリックの『フルメタル・ジャケット』を観る/再考するのがいいと思います。

残虐さと幼稚さ

あの父親のよう
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ショート・ターム(2013年製作の映画)

4.0

病んだときのセラピー映画として相当な効果がある。

心に寄り添ってくれるような物語は少し重いけど、とても優しくて包容力がある。

ポスターだけ見たらSF映画だけど、内容を知ってからポスター見ると微笑ま
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続・夕陽のガンマン/地獄の決斗(1966年製作の映画)

3.6

ドル箱三部作はお互いが関連性を持たないということで、ファーストチョイスは本作にしてみました。

西部劇は初めてだったのですが、想像していたものと全く同じで、正しいイメージで語り継がれている数少ない名作
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クラッシュ(2004年製作の映画)

3.5

差別って、相手を違う立場の人と認識してしまうところから始まるんだよね。

陰キャ陽キャを区別したり、○○県民はどうだとか普通に言うけど、そういうのって普通に差別してるのと変わらない。

差別しない人な
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ホステル(2005年製作の映画)

4.0

ゲロ怖い。

見終わって汗びっしょり。

ほんとに怖いホラーってこんな感じなんですね。

100回ぐらい観るか迷って、やっと観た映画だったので達成感と満足感がありました。

しかし、この映画のレビュー
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オズの魔法使(1939年製作の映画)

4.2

僕もあんな可愛い娘に道で拾われたい。

ジュディ・ガーランドの現実がどうだったにせよ、この映画において彼女が放つ輝きは凄まじい。

ストーリーもセットも単純なのに、今でも新鮮な気持ちで観れる。

冒頭
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スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

3.9

これまでのスパイダーマン映画シリーズを否定せず、むしろどれも肯定してる世界観が良い!

余談
従来の映画では敵が女性の場合、それを相手するのは女性のヒーローのイメージでしたが、本作では女性の敵をスパイ
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Mommy/マミー(2014年製作の映画)

3.9

これは嘘なんですが、本作はあの米津玄師さんにも影響を与えたそうです。

芸術的で、エモい演出。

1:1のアスペクト比によって、主人公たちの人生から目を背けることの出来ない息苦しさ、苦いレモンの香りを
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ラブ・アゲイン(2011年製作の映画)

4.1

素敵な恋愛ものかと思っていた自分がバカだった。

主人公がスティーヴ・カレルの時点で気づくべきだったのに。

ギャグが面白すぎて、素敵な内容を潰してるじゃねーか笑。

後半とかもうスティーヴ・カレルが
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セブンティーン・アゲイン(2009年製作の映画)

4.0

絶妙なバランス感覚。

僕があまり好きじゃない、近親が絡む話だけど、ガッツリ王道を行ってくれたお陰で耐えている。

サクッと観やすいけど、後半の人間ドラマはゆっくり過ぎない程度に丁寧に描いているのが良
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バーフバリ 伝説誕生(2015年製作の映画)

4.0

アクションの満足感は120点

数年前に話題になった『バーフバリ』。

メガヒットにはストーリー性よりも、人の目を惹き付ける映像のほうが重要だと証明するような作品。

カットの繋がりに違和感があったり
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ミルク(2008年製作の映画)

3.7

ガス・ヴァン・サント作品なので、事実だけを淡々と描くというよりも、詩的な雰囲気に近く、好き嫌いが分かれると思う。

中盤少々分かりにくい部分も多いが、ラストに味わえる感動はこの上無い。

史実からLG
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アルゴ(2012年製作の映画)

4.1

ノンフィクションだからこそ味わえる緊張感と感動。

この映画観ながら、中東って周りの国とかも大変だなぁと思ってたら、日本にも北朝鮮がいるじゃないか!

北朝鮮もそうだけど、イランや中東の情勢を全然知ら
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ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

3.9

前にサンフランシスコでタクシーに乗ったとき、街のおすすめのスポットを運転手に聞いたら、ストリップクラブを勧められた...。いや僕、未成年なんですけど。

そんな実体験を思い出し、始めはタクシーだけでよ
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ドライビング Miss デイジー(1989年製作の映画)

3.6

出川哲朗とデヴィ夫人を観てるみたいな気持ちになった。

表向きは2人が心を通わせていくものだけど、その裏には当時の深刻な差別問題がある。

本作はそういった、間接的に事実を覚らせるような演出が多かった
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ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア(1997年製作の映画)

3.8

ラストシーンが良すぎる。

ただ、あのラストシーンをしっかり味わうには、尺が少し短い or テンポが良すぎる気がしました。

感情移入をする時間がもうちょっと欲しかったです。

あと、画面全体が妙に影
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ウルフ・オブ・ウォールストリート(2013年製作の映画)

4.0

観賞後自分が偉い人になった気がして

「マザーファ***ン需要を作りだす!!!!」

とか、叫んでしまいました。

隣の家の人、申し訳ごさいませんでした。

皆さんもスコセッシ映画には気を付けて下さい
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PK(2014年製作の映画)

4.2

軽快な物語にのせて重要な問題提示をしている。

元々、古代ローマに宗教なんて無かったのに。

そこにキリストが現れてややこしくなったわけで。

物事は進んでいくうちに、人の私利私欲によって本質と別の方
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東京物語(1953年製作の映画)

4.9

「広いもんじゃな、東京は。」

「そうですな。うっかりこんなとこで、はぐれでもしたら、一生涯会わりゃしませんよ。」

なんと個人的過去最高得点が出てしまいました。

しかし、もうこのレベルまで来ると、
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